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プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  未知との遭遇 《ネタバレ》 スピルバーグにしては少し退屈な映画だったが、あの宇宙船のインパクトは凄い。 キューブリックで言えば「2001年宇宙の旅」とも言える最も退屈な部類の映画であり、最も魅力的な一篇と言える。 ハワード・ホークスとクリスティアン・ナイビイが組んだ「遊星よりの物体X」を思い出すセリフやシーンがある。 ジョン・カーペンターは「遊星からの物体X」として地球外生命と戦う映画を継承したが、スピルバーグは「遊星よりの物体X」で研究資料として我が物にしようとする・・・いや、地球外生命との相互理解の可能性を模索したキャリントン博士の心持でこの作品を撮った。トリュフォーは正にキャリントン博士。しかし、劇中のトリュフォーは「話せば解り合える」という面持ちでコンタクトを試みる。まるで「野性の少年」と心が信じると最後まで願ったように。 「Watch the sky」のセリフも「遊星よりの物体X」に因む。 今までファースト・コンタクトを描いた作品の人類は、大抵襲われ、戦う事になる。 ロバート・ワイズの「地球が静止する日」ですら戦いは避けられなかった。 だが、スピルバーグはこの作品と「E.T.」で戦いの無い、“旅人と現地人の平和な交流”を描く事を選択する。こんなにも意味あり気に盛り上げておいて、ハッピーに終わらせるファーストコンタクトものはこの映画くらいか。 「蜘蛛巣城」を思い出す序盤で砂漠の中に現れる謎の物体。 「十戒」も「五戒」まで、この映画を「未知との遭遇寸前」まで見れた人間はけして多くないだろう。 ホラーテイストで未知の脅威を描いていく様子はスピルバーグのB級魂を強く感じる。 というより、B級とされる娯楽映画を超A級に押し上げたのはまぎれもなくスピルバーグです。 俺に言わせりゃジャン・ルノワールやハワード・ホークスといったアメリカ映画の傑作群の再評価を推し進めたのは、ゴダールやトリュフォーといったヌーヴェルヴァーグよりもスピルバーグやジョン・カーペンターの影響の方がよっぽど強いと思うのだけれど。 そんなトリュフォーとスピルバーグが組んだ同人的映画がこの「未知との遭遇」である。 UFOを追うトリュフォーの同人クラブ。 ファースト・コンタクトのシーンを見るだけでもこの映画を見る価値があるぜ。本当にデケえ。 「激突!」や「ジョーズ」で散々見えない恐怖を描いてきたスピルバーグが、この映画ではあっさりと映してしまう。[DVD(字幕)] 8点(2014-10-27 18:59:09)《改行有》

2.  ミツバチのささやき 《ネタバレ》 再見。 ルイス・ブニュエル「ビリディアナ」のようにフランコ政権を批判しただとか、そんなことは俺にとってどうでもいい。 ただありのままに友達たちと映画に興奮し、怖がったり、悲しくなったり、家族と触れ合う暖かい様子を拝めているだけで幸せな気分になってしまう。 とにかくアナが可愛いのですべてがどうでもよくなりそう。 分裂した家族が紆余曲折を経て希望に照らされるまでを描くこの映画は、移動映画がアナたちの通う学校に来る場面から始まる。 ジェームズ・ホエール「フランケンシュタイン」を見る子供たち。 笑みを浮かべたり、驚いたり、怖さに両手で顔を覆ったり、じっと凝視し続けたり、みんな好奇心に満ちた表情で食い入るように見る。俺も子供の頃は純粋に物事を楽しんでいたのを思い出す。あの頃の自分に戻りたい。 アナはフランケンシュタインの行動に疑問を持ちイザベルに尋ねる。ませたイザベルは「これは作り物だから大丈夫よ」とシビアに返す。アナにとって天使か悪魔のささやきか。 アナとイザベルは仲の良い姉妹だが、イザベルは騙されやすいアナをからかって愉しんでもいる。 夢見る少女が好きだからこそ、からかいたくなる現実的なイザベル。そんなイザベルに憧れに似た気持ちを持ちつつ、見守るというより少し距離を取ったりもしてしまうアナ。それでも彼女は“夢”に出会いたいと諦めない。 イザベルが次に何をするか楽しかったりちょっと怖かったりするのが面白い。 自分の血で化粧をするように唇を染め、早く大人になりたそうな、何かに目覚めたような視線、床にブッ倒れてみたり、黒猫の首をギュッと締めてみたり(すぐに離しはするものの)、火遊びだってやっちゃったり。スリルを味わいたいお年頃。 姉妹のドタバタを耳でこっそり聞くお母さんの姿も微笑ましい。 養蜂家の父は、アナとイザベルをミツバチのように大切に育ててきた。 彼が日記を付ける様子に、アナたちとミツバチの姿が交互に映される。家の扉まで蜂の巣の模様。でも奥さんとの仲は微妙なところ。奥さんは車内から覗く若い異性をマジマジと見ちゃったり、何処か影のある様子も。影絵、ピアノ、古いアルバム。 ミツバチが籠の中で這いずり回り時々外を飛び交うように、アナとイザベラもじっとしたり遊んだり、小高い丘から競争するように駆け出し、広い原っぱに飛び出していく! 線路に耳を当てて接近するものの振動を感じ、黒い煙をもうもうと吐き出して徐々に近づく物体にドキドキし、間近で自分たちの横を通過する列車を見届ける。 そこにはビクトル・エリセが好きなジョン・フォードを初めとするアメリカの広大な西部劇を思い出すような光景が拡がっている。 何処か懐かしい、怖いけどワクワクするような気持になってしまう夢が詰まった大地。だだっ広い空間を無邪気に突っ走るだけで心が躍るではないか。 探検した一軒家の廃墟が新たな出会いを生むとは思わなんだ。 運命的な出会い、アナにとっての「フランケンシュタイン」が電車から飛び降りてくる。どうやら男は命を狙われているらしい。ドアから恐る恐る入り、壁の影に隠れ、穴から覗いてみたり、徐々に距離を詰めていく。 映画でフランケンシュタインに接近した少女への憧れと恐れ、差し出したリンゴが縮めるもの。 アナの心の中に芽生える初めての感情…しかし、彼女の淡い想いは闇夜の閃光によって掻き消される。止まった時計と、岩に残った血痕が顛末を知らせる。 アナが家出した森で見る幻想。 父に言われていたキノコはアナが会いたがっていたのか、あるいわ会いたくなかった者の姿をアナに見せる。水面に映るアナの顔は、フラケンシュタインのように映る。 アナにとってのフランケンシュタインは去ってしまったが、その代わりアナの家族は希望に満ちた朝を迎える。 アナもまた、イザベルに言われたように最後まで精霊に呼びかけ続けるのかも知れない。[DVD(字幕)] 9点(2014-03-19 21:30:37)《改行有》

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