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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ミンボーの女 《ネタバレ》 これもまた凄い映画です。今までの伊丹監督の映画にもヤクザは出てきましたが、本作は伊丹版ヤクザ映画でしょうか? 昭和の時代、芸能界とヤクザは切っても切れない関係だったと聞きます。だからかどうか解りませんが、ヤクザ映画は邦画の一大ジャンルを占め、そこに登場するヤクザは、入れ墨してて怖いんだけど、男気があってカッコイイ主人公が多いんですよね。ある意味、ヤクザのイメージアップに貢献していたんじゃないでしょうか。鶴田浩二や高倉健、菅原文太に憧れて、その道に足を踏み込んだ若者も、少なくなかったことでしょう。 一方、本作のヤクザは弱いものから金を巻き上げる、怖くて悪いだけのヤクザです。しかも人を騙し、弱みを握って、罠に嵌めて、恫喝して金を巻き上げる、手口も汚いし、お世辞にもカッコイイとは思えないヤクザです。ヤクザ映画と伊丹映画。実際に私達の周りにいるヤクザって、どっちなんでしょうかね? 怖いヤクザの化けの皮を一枚一枚剥がし、恫喝は出来ても、そう簡単に暴力は振るえないヤクザの実態を丸裸にしてみせます。映画を観る私達も、セキュリティ対策の鈴木と若杉のように、まひるから対策を学び、「もうヤクザなんて怖くない!」とまで思わせる力量は見事です。集団でホテルに来たヤクザの一団を、鈴木がホテルマンたちの先頭に立って、涼しい顔で撃退するシーンは本当にスカッとします。 伊丹監督が、ヤクザを敵に回す覚悟があって本作を制作したのかは疑問です。脱税、宗教団体&地上げ屋ときて、今度はヤクザの実態を暴くハウトゥを映画にしてみようか…。なんて具合に、単に娯楽としてスタートした可能性は否定できないですよね。 前作『あげまん』が思いのほか公開後の評判が良くなかったためか、本作は伊丹監督らしいスタンダードな仕上がりとなっています。 ただ当時は、こんなにクオリティ高いのに、マルサと同じようなジャンルが続いてしまい、“伊丹監督ってこういうのしか面白く撮れないのかな”なんて、マンネリ感を感じてしまっていたように思います。今思うと贅沢な考えですよね。 公開直後の伊丹監督襲撃事件は、却って監督を本気にさせてしまったのかもしれません。いわば襲撃も、映画を見た観客のレスポンスの一つ。自分が暴こうとした真相に近づいた証拠!くらいに思っていたのかな?なんて。 今となっては真相は解りませんが、映画業界が持ち上げたヤクザのイメージを、地の底に突き落とす力を持った映画なのは、間違いありません。[地上波(邦画)] 8点(2024-06-18 22:18:56)(良:1票) 《改行有》

2.  ミザリー 《ネタバレ》 -Misery- 架空の小説の主人公。意味は“惨めさ”だって。嫌な意味だな。ミゼラブル(miserable)で“惨め”。 キング原作の映画で、原作の持ち味そのままに上手に映画化されてて、原作も映画も両方とも大ヒットした初めてのキング作品かもしれない。 アニーを演じたキャシー・ベイツ。ミザリーの一番のファンだという喜びの笑顔。豚のマネをする可愛らしさ。ライターオイルを足元に掛ける静かな怖さ。怒りをぶちまけるガチな怖さ。そんな喜怒哀楽に振り回されての投げキッスの怖さ。アニーの怖さを引き出す演出が見事。 ほとんど動けない主人公、変化の少ない舞台にも関わらず、希望と絶望、恐怖が交互に起きる展開が素晴らしい。役に立たなそうでいて、徐々に真相に近づいていく、実は凄腕の保安官。策を練って仕込んだワインが偶然こぼれてしまう絶望感。静かで手に汗握る展開、ストレスが沸々と沸く展開が続き、それらが最後の反撃にドカンと結びつく。 軟禁生活で書いたミザリーの続編が出版されるのはしたたかで良いと結末だと思う。事件が解決してからもアニーのトラウマに悩まされるのも納得。それくらいキャシー・ベイツは怖かった。 小説の方の話をチラッと。あとがきでヒヤッとさせられます。 古本屋に行く度、カバーの下に遊び心がある単行本版を探してるんだけど、見つからないんだよね。[ビデオ(字幕)] 8点(2022-06-18 18:07:00)(良:1票) 《改行有》

3.  ミッション:インポッシブル 《ネタバレ》 -MISSION: IMPOSSIBLE-“任務遂行不可” 『往年のTVシリーズを現代のセンスと映像技術でリメイクする映画』の走りであり、成功例の筆頭だったと思う。スパイ大作戦は一度も観たことがないけど、このテーマソングと「自動的に消滅する」テープ。「おはようフェルプス君」って言葉はこち亀なんかで読んで覚えていたっけ。導火線とともに流れる印象的なテーマソングを、余計なアレンジを加えずに、絶妙にアップデートして使っているのがカッコいい。 東西冷戦が終わり、スパイが大活躍する場を失った時代に作られたこの映画。あの当時とは世界が変わったってことが実感できる。機密書類を小型カメラで撮影し、マイクロチップに隠す時代から、パソコンからMOディスクにコピーする時代に…こう書いてると、あぁもう四半世紀も経つのかって実感。コワモテ顔の大柄な黒人が名ハッカーって、ハリウッド映画あるあるな設定は、この映画から始まったと思う。 かつてのリーダー・フェルプス君も歳を取って登場。主役級のエミリオ・エステベスがカメオ出演。このチームも時代を跨いで活躍してきたんだろうなって感じさせる。そこでいきなりチーム全滅という、シリーズのお約束をぶち壊す意外性。一方で徐々にスケールが大きくなる構成は、TVシリーズの映画版らしく、私のように初見の者でも予備知識無しで楽しめる。 イーサン・ハントの宙吊りシーンは映画史に残る名シーン。地面スレスレの“あのシーン”を初めて雑誌の写真で見た時は、トムが何をしてるのか解らなかったけど、実は予定外のピンチに陥ってるシーンだった事実。CIA本部侵入は素人考えでも不可能に思えるところ『ハイテクにはハイテクで勝負』かと思いきや“人力で宙吊り”という案外ローテクで対抗する意外性。メガネを伝う汗の一滴にあれ程の緊張感を持たせる観せ方。火薬の量の大小だけがアクション映画の迫力・スリルと比例しないことを観せてくれた。イーサンに銃を撃たせないのも斬新。 全体的にアクション映画としては地味めだけど、スカッと派手なTGVの高速アクションを最後の山場の持ってくるのはアクセントとして効果的。そして〆はスパイ引退を決意したハントに届けられるビデオテープ。TVシリーズのフェルプス君から映画版のハント君に、一本の映画で世代交代。単体映画として完結しているし、このクオリティならシリーズ物として続くことも期待できる。観終わった後の満足感が凄い。 余談だけど初見時、フェルプスが撃たれるのが自作自演ミエミエで、生きてたことに一切意外性を感じなかった。これは友達数人も同意見だったわ。当時は撃たれるシーンの銃の角度が変。あとイーサンが見る悪夢で出してしまったのも…って結論だったけど、もう一つ、TVシリーズを意識したオープニング(本編のシーンを高速で流す)で、橋でフェルプスが撃たれるまでに出てないシーン(服装も違う)が、脳内に無意識にインプリンティングされた結果かもしれない。[映画館(字幕)] 9点(2022-04-10 13:27:17)《改行有》

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