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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 眼には眼を 《ネタバレ》 ラストの俯瞰ショットにはマジでやられた。 これは凄い作品だ。 凄いというしか表現のしようがない。 冒頭で、ドクターが手を洗うシーンがある。 手を洗った後も、水をとめない。 私は思った。 「なんで水をとめないんだ?水がもったいないじゃないか。」 と。 この冒頭のシーンに、深い意味があるとは知らず、そう私は思った。 本作は、「巻き込まれ型サスペンス劇」だ。 そしてそこに復讐劇の要素も加わっている。 最愛の妻を殺された男は、復讐をする。 愛というものは、ここまで人間を狂気にする。 愛というものが、人にとってどれほど大切なものか。 それが痛烈に伝わってくる傑作だ。 細かいことを言えば、所々でリアリティを欠く部分があるにはある。 だが、それは「最愛の女性を殺された男が、復讐という想像を超えるパワーを身につけた」と解釈すれば、納得することも可能だ。 しかし、主人公のドクターだが、直接には女性を殺していない。 なんで部下である担当医が狙われずに、このドクターが復讐の的になったのか? そこが納得いかないと言えば納得いかない。 だが、これほど面白ければ、そんなことを気にする必要はないであろう。 あー、面白かった。 本作を沢山の人に勧めたい。 あ、そうだ、水を飲んでおこう・・・[ビデオ(字幕)] 9点(2008-04-28 01:03:55)《改行有》 2. めし 成瀬作品の中では比較的評価の高い本作ではあるが、個人的にはそれほど抜きん出ているとは感じなかった。 それはただ単に、主演の原節子という女優がそれほど好みではないという理由だけかもしれないが。 それよりも、杉葉子がますます好きになった。 とにかく表情が明るい。 彼女の笑顔を見ていると、明るい気持ちになれる。 夫役の小林桂樹に嫉妬した。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-03-23 00:40:05)《改行有》 3. めまい(1958) ミステリー的な部分に着目すれば出来は完璧。 ただ特別に楽しいとは思えなかった。 めまいの演出がすごいすごい!と前評判を聞きすぎていたせいであろうか・・・[DVD(字幕)] 6点(2007-09-11 05:34:04)《改行有》 4. 夫婦善哉 『猫と庄造と二人のをんな』の森繁と同じノリの森繁が見れた。 間寛平の様なシャベリ方に、渥美清の様なキャラクター。 何とも愉快だ。 そして森繁は紛れもなく天才である。[DVD(邦画)] 6点(2007-09-03 15:02:32)《改行有》 5. めぐり逢い(1957) 《ネタバレ》 「歩けないこんな私じゃ、あなたの負担になるだけだから、あの日交通事故にあって待ち合わせ場所に行けなかっただなんて言えない」 いやいや、そこは本当のことを言おうよ! 彼を待たせてしまった訳を伝えた方がいいだろ! 彼は約束を破られたと思ってるんだぞ、裏切った訳ではなく行きたかったのに行けなかったと伝えてあげなきゃかわいそうじゃないか! と、ムキになっても意味がなく、これは悲劇を盛り上がるための意図的なストーリーなわけだからね。 普通に待ち合わせに間に合っていたら、話として盛り上がらないことになるのかな? だとしたら、なんかわざとらしいストーリーなんだよな。[インターネット(字幕)] 5点(2024-06-08 18:34:20)《改行有》
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