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プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  眼には眼を 《ネタバレ》 アンドレ・カイヤットはヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を二度も受賞した存在であるが、最近まで彼の存在は忘れ去られていた。 フランス本国やアメリカでもカイヤットの名は余り聞かない。 知る人ぞ知る存在にすぎなかったカイヤットだが、TUTAYAからもDVDが出たし、今最も再評価が進む作家の一人だ。 というより、非常に日本人好みの映画なのかも知れない。 この「眼には眼を」は一言で言うと、“逆恨み”を極限まで高めた究極とも言える映画である。 復讐者も意地っ張りだし、それに対峙する医者もどうしようもない頑固者。意地と意地のぶつかり合いだ。 「あんたが殺したって言ってんだろ!!」 「あれは事故だっつってんだろうがっボケェ!!」 馬鹿VS馬鹿。 人々の葬儀の様子からはじまるファースト・シーン、画面は病院へと移る。 医者たちの淡々としたやり取りが、やがて壮絶な意地の張り合いへと発展していく。 不幸な偶然が重なり起こる“死”。 助手の「先生なら助けられた!」という一言も妙に突き刺さる。 それと同時に医者の周りで異変が起き始める。 冷たくなった女の顔、その顔が移った写真、 無言電話、 無言で何かを語りかける車、 時々姿を見せるサングラスの男の不気味な影・・・。 アンリ=ジョルジュ・クルーゾーのような徐々に緊張感を高めていくスリルだ。 撤去した筈の車が元通りになっているのもゾッとする。 120kmが空耳で300kmと聞こえた俺は病院行った方がいいのかも知れない。 翌朝よそよそしくなる妹も怖い。 それにしても、長くいて現地語を殆ど覚えていない医者も医者だけど。 ま、密室で付きっきり、通訳もいればそんな気も起こらないだろうか。 それにしたって通訳を連れて来なかったのはおかしい。 せめて帽子くらいは被ろうぜ・・・。 ナイフ投げのシーンやゴンドラの異様な緊張。 医療器具を落としたのも絶対“ワザ”とだろう。 復讐者の変質的な嫌がらせもエスカレート。家族もいるのにこの男は・・・酷い野郎だ。 砂漠の様な場所を延々と歩き続ける。 出血多量になろうがそれすら演技にしてしまう恐ろしさ。 復讐者の体力も凄まじいが、医者も気力でふんばる。 動物の死骸が腐っていく様子が恐ろしい。 医者は余りに絶望的な“良い旅”へと出掛けていく・・・。 [DVD(字幕)] 9点(2014-11-01 00:43:11)(良:1票) 《改行有》

2.  めまい(1958) 《ネタバレ》 ヒッチコック作品の中でも「サイコ」とこの「めまい」は毛色が違う作品のようだ。 螺旋を象ったオープニング、印象的な“眼”、ジェームズ・ステュアートが“めまい”の恐怖に捉われる経緯を語る一瞬の銃撃・死・恐怖で構成されたファースト・シーンから一気に引き込まれる。 とにかくこの映画、ひたすら“落ちる”。 冒頭からステュワートが落ちそうになるし、ノヴァクは水に飛び込むわ夢の中まで落ちて落ちて落ちまくる。 かつての婚約者であるミッジの家でのやり取りもそそる。 ステュワートがイスを登るだけでもスリルが発生する凄さ。窓の外を見た瞬間の、あの血の気が引く感じ。 ヴェラ・マイルズの「めまい」も見たかったけど、やはり本作のキム・ノヴァクの存在感は圧倒的。 彼女を車でジリジリと追跡する瞬間の異様な緊張感。 下手に車を猛スピードで走らせるよりも、こういう慎重かつ徐々に敵を追い詰めるようなスリルの方が何倍も怖い。「恐怖の報酬」しかり、「探偵学入門」しかりしかり。 突然ノヴァクが消える瞬間も息を呑む。 この間一斉セリフが無いのも凄い。映像だけで一切退屈させずに観客を引き込むのだ。 「セリフの入らない映画こそ本物」なのだろう。 ステュワートが出会う彼女は得たいが知れない上に「カルロッタ」の記憶とやらを引き継いでいるらしい。彼女の混乱は観客も混乱させる。ノヴァクの夫も何か臭う。 デヴィッド・O・セルズニックと組んだ「レベッカ」も亡き人間の亡霊が人を操るような演出だったが、このヒッチコック“による”「めまい」は生存する人間が亡き人間の亡霊を操る。 ヒッチコック本人は死んだ人間の真似をする事を「屍姦」と言ったらしい。 生前の人間とそっくりの格好、そっくりの仕草をしてその女性の名誉を辱めようとする行為だからだろうか。 まあ、「カルロッタ」との長々しい接吻、何度もブッ“殺す”結果は死姦に等しい行為なのかもな。 セコイアの木は「ラ・ジュテ」や「12モンキーズ」でも引用される。 この作品はまるでタイムスリップするような感覚を登場人物が語るが、後年の上記2作は本当にタイムスリップしちゃうんだから凄い。 終盤のどんでん返し、明かされる真実、ステュワートまで狂気に染まる怖さとアニメーション、蘇る「カルロッタ」、衝撃的な“オチ”…賛否はあるだろうが、とても好きな映画。[DVD(字幕)] 9点(2014-10-06 20:08:01)(良:1票) 《改行有》

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