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1. モーリス
ヒュー・グラント、苦手~と思いこんでいたのですが、これに出てたとは! 後で気づいてびっくりしました。役者は、あくまでその映画の世界に合っているかどうかが最も重要、という典型例ではないでしょうか。あまり大きな声では言えないけれど、根本的なところで恋愛至上主義の私にとっては、この世界観は実はきらいじゃないのダ。・・と思ったら、最近のレビュワーの皆さんの採点、辛いんですねえ。こういうダラシない人たちがいたっていいじゃない、って、私は思ってしまうんだけどなあ。どうせ人生なんてあっというま。いわゆる刹那的であろうがなかろうが、刹那ですよ。7点(2004-03-27 00:25:12)
2. モスキート・コースト
人間とはこっけいなもの・・と思い起こさせる作品でした。こういうにがーい味のハリウッド映画ってめずらしいけれど、とても貴重な映画だと思います。野蛮人と蔑む人から実は助けられているにもかかわらず、さらに貶めようとする愚かしさ・・かなり比喩的な話ですね。演出次第ではもっと名作になりえていたかも。惜しいです。ハリソン、あなたはヒーロー以外もできる人だったのね、と思いましたが、全体には、
リバーの映画という感じでした。多感な時期にこうした映画に出たことが彼にどんなインパクトを与えて、そして死に至ったのか・・まったく関係がないとは思えませんでした。死生観に影響を与えたんじゃないでしょうか? ユニークないい映画だとは思いましたが、映画とは罪深い一面も持っているような気もしてなりません。 6点(2003-10-31 22:35:04)《改行有》
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