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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ユメ十夜 一応夏目漱石原作。映画もそれを大きく見出しに打ち出しているが、内容はもう原型を留めていないものが多い。原作からインスパイアされて製作されたオムニバスという感じ。原作が原作だし、あれをそのまま映像化しても面白くなるとも思えないので、話をアレンジするのはいいが、正直言ってあまり良質にアレンジされたものが見当たらない。妙にホラーチック、グロテスクにアレンジされたものが目立ちます。単純に面白くないものが殆どなんですな。こんな中に市川崑監督が参加していることにちょっとびっくり。彼の映像化したものはかなり原作に忠実。この話を選択したのは最良だったでしょう。他には、宮籐官九郎の運慶の話が面白かった。一応ユメの順番は原作と同じなので原作と対比して楽しむことも出来る。が、残念ながら楽しめる出来ではありません。[CS・衛星(邦画)] 2点(2009-09-01 05:37:17)(良:1票) 2. 油断大敵(2003) 《ネタバレ》 子供のためばかりを思って配置換えまでしてもらうような子煩悩刑事がひょんなことで捕まえるに到ったベテランの泥棒との交流を描いた映画。ベテランの泥棒と刑事の交流は結構楽しくて良い。しかし子供が親の結婚を喜ばないという展開がどうも理解出来ない。相手が自分も懐いている先生なのに、それでもダメなのでは一体どうしろってんだ。それでいて、自分が自分の夢の為に親元を離れようとするときに反対されると「これは私の人生なの」と突き放す。親の人生を潰しておいてお前がそれを言うかね。ここはやっぱり逆に父親が「これはお前の人生なのだから」と躊躇する娘を送り出す形にしなくては、筋としておかしいのではないか。[DVD(邦画)] 5点(2007-09-29 22:55:27) 3. 雪に願うこと 話がベタでもいいけど、これは設定から展開、演出にいたるまで妙にわざとらしさを感じてしまう。もともと淡々とした作りで眠気を誘うのに、人間ドラマとしてもゆるゆるではさらに眠い。同じシーンで光の加減が大幅に変わるシーンがあったりして、雑な印象も受けます。小泉今日子が従業員のおかみさん的な役どころで出ているが、個人的にはミスキャストにしか映らないです。これが東京国際映画祭4冠とは信じ難い。ちょっとおばかな感じの同級生が良い味で唯一評価出来る。[DVD(邦画)] 3点(2007-07-31 21:54:33) 4. Uボート 最後の決断 《ネタバレ》 出て来る人間、どいつもこいつも頭が悪い。描写センスも悪く、観ていてこれはギャグなんだろうかと疑うほど。最後の山場も状況の作り方が強引過ぎる。敵駆逐艦がいると知りながら「裏切り者は許さん!」って突っ込んでくるアホがいるわきゃない。アメリカこそ正義な作りにも仕方ないとはいえ、うんざりだ。[DVD(字幕)] 0点(2006-05-09 10:03:38)
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