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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946) 最初の方は、ニコルソンみたいな味の濃さがなく地味な映画かと思っていたが、どうしてどうして後半は緊迫感のある緻密なサスペンスだということがわかった。それにしても頭脳的犯罪と偶然性が絡み合って進むところなど、リアルで実におもしろい。また後半の検事と弁護士のかけひきもなかなか。ところで、意味不明だったタイトルに意味を持たせたのはどうだろうか。多少どころか強引なこじつけに思われるが・・・。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-17 07:42:34) 2. 郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942) ジャック・ニコルソンの映画を先に見ていたので、随分雰囲気が違うと思った。米国映画とイタリア映画の違い、カラーとモノクロの違いだろうが、こちらの方が純然たるサスペンスというか心理劇という感じ。製作当時のイタリアは日本と同じ戦時中の混乱の時代だったのだ。フィルムが悪いのも無理はない。後半はカットされた部分があるようで、ストーリーが飛んでいるような気もする。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-13 21:06:07) 3. 幽霊と未亡人 《ネタバレ》 美しきマーサ(天国は待ってくれる)のジーン・ティアニーがここでも健在、8歳の娘を持つ美しき未亡人ルーシーを演じる。対するグレッグ船長はレックス・ハリソン、頑固で怖い幽霊かと思いきや、ルーシーのひるまぬ態度に彼女に尽くす幽霊となる。 前半のややコミカルな展開から、フェアリーが登場し別方向に進み出す。ところが相変わらずジョージ・サンダースの役柄はうわべだけの男、船長の幽霊が出てこなくなったあたりが映画も中だるみ。 幽霊との恋ではどうにもならないと思っていたところ、見事な結末。天国は待ってくれるならぬ、幽霊は待っていた。このラストシーンには思わず涙。終わりよければ全て良し。 ところで、娘アンナの子ども時代は、ナタリー・ウッドだったんですね。三十四丁目の奇蹟とどちらが先だったんだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-11 10:01:03)《改行有》 4. 幽霊紐育を歩く 《ネタバレ》 「天国から来たチャンピオン」の方を先に見ていた。といってもずいぶん昔の話、細部はほとんど忘れていた。オリジナルのこの映画を見て、単に記憶が蘇っただけでなく、リメイクではわかなかったことまでもがはっきりして良かった。 特に前半部が良く、外見は変わっても中身はジョーのままだということや、映画視聴者にはジョーのままでも、周囲の人間には別の人間に見えるということ、この映画の基本的なことだがこれがはっきりしていた。 それとベティ・ローガンを演じたイヴリン・キースの美しさにも惹かれた。この人は「風と共に去りぬ」のスカーレットの妹だったのだ。それと原題の「Here Comes Mr.Jordan」の名前のように、ジョーダン氏の存在感も大きい。困ったときのジョーダン頼みも冗談ではなかった。(洒落のつもり) ところが後半のボクシングの試合から終盤にかけては、何かうまくいきすぎて空々しい感じさえした。実に残念である。ラストシーンと見た後の爽快感はリメイク版の方が圧倒的によいと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2011-06-07 07:30:31)《改行有》
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