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1. 酔っぱらった馬の時間
イラン映画はその誠実さは伝わるものの堅苦しいところがちょっと苦手なのですが、この作品はマジッド・マジディに代表されるようなイラン映画とはかなり趣が違います。やはりクルドとイランは全然違うんだなぁ(当たり前か)。なんとなく昔見た「路」と言うトルコ映画を思い出しました。グッとこらえた感情が、それでも全身からにじみ出る子供たちの姿はまさにドキュメンタリーのよう。兄弟たちの為に必死で働くアヨブですが物理的に子供にはできないことってあるんですよね。厳しい自然と共に生きるのは彼らの宿命。だけど、紛争や地雷で親を亡くし、子供が急いで大人にならざるを得ないのは納得できません。厳しい生活は見ていてツラい。でもその感情は同情とは全然違うんです。誇り高く美しい彼らの顔を見て、毎日文句たらたらで生きている自分を恥じ入ってしまった映画でした。8点(2004-09-08 14:16:47)(良:1票)
2. 夜になるまえに
この映画を見た翌日友人に「映画よかったよ。『生きる』という行為の持っている、エネルギーについて考えさせれられました。音楽も映像も美しかったです。」とメールしているからそれが映画見た直後の率直な感想だと思う。もちろん同性愛とは切っても切れない話しではあるけど、その事より、と言うかその事もひっくるめて、どんな状況にあっても自分の存在を表現して行くことの艶っぽい熱気みたいなものが伝わってきて「私ももっと真剣に生きなきゃだめだよな」って感じた。作品中挿入される彼の詩も、同性愛云々と言うより感性の源っちゅうーかもっと根元的な柔らかいもので、感銘を受けたッス。昨日TVでやっていたので再見したけど、見ながら寝ようと思っていたのに最後まで見ちゃったからなぁ。キューバ情勢全然知らないけど充分楽しめたし、多分私にとっては趣味にあった映画なんでしょうね。8点(2004-04-15 14:30:25)
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