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プロフィール |
コメント数 |
565 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。 ※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。 ※管理人様、お世話になっております。 ※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。
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1. 酔いどれ天使
《ネタバレ》 もちろん酔いどれ天使の志村喬さんは良いのですが、やはり三船敏郎のギラギラとした感じが凄まじく、これ以降、黒澤映画の主役として圧倒的なスター性を放ち活躍することになるのも頷けます。黒澤監督もきっと三船のシーンの方が撮っていて面白くなってしまったのではないかと思わせるほどです。例えば、最後に岡田の所へ殴り込み行くシーンが素晴らしく、実際はそう長くない?廊下を長く使って見せ、乱闘の末にペンキでベトベトになって物干し場で事切れる松永の姿は強く心に残るものがあります。あの場面が素晴らしいあまりに、その後にあるエピローグの部分が全くの蛇足に見えてしまうほどです。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-04-06 18:27:56)
2. 夜までドライブ
《ネタバレ》 男っぽい題材を得意としたラオール・ウォルシュ監督ですが、作品にはしばしば魅力的な女性たちが登場します。長距離ドライバーという男臭い世界が舞台である本作においても、主役はジョージ・ラフトではなくアイダ・ルピノに見えます。ここでのアイダ・ルピノは悪女…というより精神の脆弱な悲劇的な役どころなのですが、特筆すべきはその美しさです。当然、どのシーンでも美しく撮ろうという配慮がなされていて、服装においてもナイトガウンに到るまでピカピカでキメていますし、殺人を犯す場面での彼女の表情の変化は素晴らしいです。またアイダ・ルピノだけではなくもう一人のヒロイン、アン・シェリダンも初登場のカウンター越しに現われた瞬間から目を奪う美しさで、ラストの都合の良過ぎるオチも彼女が一計を案じることによるものであり、彼女のウィンクで幕が降りるあたり、男はいずれにせよ女の掌で踊らされているようです。[ビデオ(字幕)] 9点(2009-12-22 18:18:51)
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