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プロフィール |
コメント数 |
330 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
評価の基準は、自分が何回も見たいと思うことと、他の人にぜひ見てほしいと思うことです。8点以上は、ほぼ全部2回以上見ています。画像の豪華さは評価にあまり関係なく、脚本重視。アニメとコメディに若干甘いかも。それと、昔見た作品を記憶でレビューすることはしていません。原田知世版の時をかける少女は、当時の評価なら10点ですが、今の若い人に見てほしいとは思わないので、レビューしていません。 漫画レビュー始めました。映画と違って、つまらない作品は途中で投げ出すので、基本、面白い作品しかレビューしません。そのため、レビューの平均点は高くなります。 |
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1. 夜のピクニック
かつて「夜の~」と聞けば、それだけでドキドキしたもんだった。
映画だと「夜の診察室」とか。
でも、本作のレビューを一通り見たけど、本作のタイトルに違和感を持った人はいないようで、なんか寂しかった。
余計なことはこれくらいにして、レビュー。
まず、この映画の原作は、珍しく既読。
原作と同じく、「24時間で80km歩行」という設定に最初から疑問を感じながら鑑賞することになった。
運動選手ならともかく、一般女子高生には無理だと思うから。
サポートがついてただ歩くだけならともかく、ずっと荷物背負って仮眠も食事休憩もあり。
さらに1000人が公道を同時歩行という条件。
絶対無理とは言わないが、歩ける時間帯は、少なくとも6km/h前後のかなりの速さが必要なはず。
そうすると「ピクニック」という呑気な雰囲気じゃないはずだ。
でも、スタート前もスタート後も全然緊張感ないし、歩く速さはせいぜい3~4km/h。
自分、「24時間で80km歩行」にこだわりすぎかなあと思うけど、しょっちゅう「××地点、あと○○km」って表示が出るから、気になってしょうがない。
原作では、この疑問が最後まで消えず、満足できなかった。
ところが映画では、後半で友達の弟が現れてから、なぜか全く気にならなくなった。
高校生らしく、気になる異性、つまらないこだわり、助け合う友達。
こういったテーマが一気に納得できてくる。
主人公二人が、本当に高校生らしかったのも大きい。
結末を知っているのに、素直に「いいなあ」と思えた。
前半はグダグダの出来でも、後半締めてくるっていうのはうれしいなあ。
あまり期待せずに見たんだけど、思いがけずいい映画だった。[DVD(邦画)] 7点(2010-08-14 23:16:43)《改行有》
2. 容疑者Xの献身
テレビドラマ(未見)からの映画化ということで、さほど期待せず見た。
テレビドラマの延長なのか、捜査側はコミカル。しかし、犯人側と演出はシリアスという変な作り。映画は映画なんだから、シリアスならシリアスで通してほしい。
興行としての失敗を避けるために、テレビの構成を持ち込んで、映画作りに大きすぎる制約になっている。ちょっと嫌な風潮だ。
見ている方としては当然、シリアスな方を応援してしまう。だから、ラストは納得いくものじゃなかった。映像に映らなかった娘さんの幸せを祈ってしまった。
途中途中は手に汗握れるのに、惜しいなあ。[映画館(邦画)] 7点(2008-11-02 21:12:39)《改行有》
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