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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ラウンド・ミッドナイト 実在のサックス・プレイヤーが架空のプレイヤーを演じるジャズ映画。 タヴェルニエが60年代フランスに流出した米国ミュージシャンの中のピアニストをモデルに描く。 デクスター・ゴードンの棒読みと枯れ声に驚くも、役者ではないし慣れると味ともなり。 パリで酒びたりの彼を再びステージに立たせたデザイナー、フランシスの献身的な友情は得がたく、不安定でありながらどこか飄々とした雰囲気が「バード」とは違って重苦しさは少ない。 復帰後NYに戻って娘との会話、「歌詞は?」「音楽にかならずしも歌詞は必要ない」 歌と切り離せぬポップ・ミュージックしか聴かないであろう少女への返答は「インストゥルメンタルの演奏だけで、音楽そのもので感動を与えられるものでなければ」との思いがこめられて、同感。 ロネット・マッキーが歌う"HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON"は情緒あるが、彼には声も楽器、歌詞はムーディな飾りかもしれず、またそれでよいのだろうと思う。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-11 15:52:53) 2. ラスト・レター(1980) 当代きってのアイドルに秘かに憧れを抱く難病の少女。ダイアン・レインが挑戦したアイドルらしからぬ役は、彼女の10代の作品の中では一番印象的なものかもしれません。エルビス本人は登場しませんが、彼の知られざる一面が垣間見られる貴重な作品でもあります。「ダブ」のデボラ・ラフィンは助演ではありますが、患者への思いやり深い看護師はこの作品で欠くことのできないものです。(S誌とRS誌の俳優の表記の違いはSが独自のネーミングを使っていたために生じたことですが、RSが今年廃刊になったことを思うと懐かしく思えますね)[地上波(吹替)] 7点(2009-10-17 02:31:41) 3. ラ・ブーム ブームってリセアン、リセエンヌのプチ・プロムみたいなもの。ソフィー・マルソーがこの日のためにお部屋でファッション・ショーする場面はティーンの女の子らしくって。ヴィックをとりまくのはBFマチューに両親のブリジット・フォッセー(ポーレット♪)とクロード・ブラッスール(数年後ソフィーと夫婦役になるのはちょっとショック)、エリック先生(「ビリティス」のベルナール・ジロドー)、話のわかるプペットおばあちゃん。「愛のファンタジー」流れるラストは、C´est l´esprit de France.[映画館(字幕)] 6点(2009-08-23 00:02:21) 4. ラビリンス/魔王の迷宮 子供っぽい普段着のジェニファーも、銀のドレスに身を包み黒髪に銀糸這わせば、たちまちボウルルームのお姫様。魔王ボウイの‘Undergound’もよいけれど、ファンタジーとしてはかなりお子様向け。[映画館(字幕)] 6点(2009-05-17 06:13:17)
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