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プロフィール |
コメント数 |
811 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
今年は映画見れてないです。 |
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1. ラビリンス/魔王の迷宮
《ネタバレ》 素晴らしいファンタジーです。
自分はファンタジーが好きでありながら、こんなに素晴らしい作品があるなどと今まで知らないで生きてきました。
この作品も、いくつかのファンタジー映画の例にもれず、見るものに夢を与えてくれる作品となっている。
ユニークなキャラクター達は滑稽であるが、イカしている。
ゴブリンという言葉には邪悪なものを感じてしまうものだが、この作品によりゴブリンに対する印象がいくらか変わった(ような気もします)。
ファンタジー世界の住人達は夢をたくさん与えてくれるが、最後は主人公が大人になるためにも、彼女が現実に戻るためにも、彼らとはお別れしなくてはならない、それがファンタジー世界のルールなのだと思う。
こういう設定は他のファンタジー系の映画でも多いと思う。
この作品でも鏡に映る妖精たちは少女にお別れをいいに来る。
その場面でかなり寂しくなるのだ、見ている側は。
でも、もし自分が必要とすれば、彼らはいつでも自分に会いに来てくれる。
たとえ目に見えなくても、だ。
それでもいいではないか。
「そんなものは存在しない」といった瞬間、その言葉は(自分の中の)迷宮を破壊し、妖精を殺すのだ。自分の可能性を萎縮させ、つまらないものにするだろう。
デビッドボウイ様はお美しい。今までそんなに美しいと思わなかった。写真ではその美しさが気づきづらかった。
しかしこの作品を見たら彼の美しさに気づいたし、彼の歌声がこんなにもセクシーだったなんて気がつかなかった。
[DVD(字幕)] 8点(2011-02-03 02:31:24)(良:1票) 《改行有》
2. ラストエンペラー
《ネタバレ》 うん、難しかった。
(前半で)中国の美術品や装飾がとても美しく、それだけで自分は満喫できた。
僕には、「墨を飲んだおじさん」が可哀想でならなかった。
皇帝から堕落していく様はとても孤独を感じた。
靴の紐を結ぶとか身支度とか全てを家来がやってくれていて、それが無くなったときの彼はとても小さく孤独な一人の男でしかない。それが悲しい。
最後は哀愁が漂っていて淋しそうだったけど、その皇帝の王座に歩んでいく彼の、子供の様に無垢な姿にとても感動した。
背の曲がった老人が「立ち入り禁止」を乗り越えて(自分の昔いた場所が立ち入り禁止になっているのも哀愁)、かつて自分のいたところに向かって歩いて行く。地位とか人目とか関係なくて偉大だ。感動する!というか考えさせられる。
庭師でも偉大な帝王だ。彼の人生はまさに激動!という感じ。偉大な作品を観ると、「生きるのって恐ろしく大変だな」と感じる。
中国の楽器、音楽は素晴らしいですね。
なんか偉大な作品です。もう10回は観たいかも。
(じゃないと自分には理解できないから)
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-09 02:24:25)《改行有》
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