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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. リトル・ヴォイス 【かーすけ】さんにはドンピシャのツボだったみたい(【かーすけ】さん、今どうしてはるの~?)ですが、私は「痛かった」「いたたまれなかった」ですわ~。なので、実は2004年頃に初めて見たとき途中で挫折。次に、昨年CSを録画して見始めたのですが、また途中で挫折。今回、3回目の鑑賞でやっと最後まで見終えてのレビューです。いたたまれなさの原因は絶賛する人も多いキャスティングそれぞれに微妙に感じてしまう「違和感」だったかも。見終わってしまえば「これもありか~」と思いましたが、私が演出するなら(図々しくてごめんなさい)、マイケル・ケインはもっと情けなく、ブレンダ・ブレッシンはもう少しかわいく、LVとユアンはもっとさらに素朴なキャラに演出するがなあ、と思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-07 10:49:25)《改行有》 2. リトルマン・テイト レンタルショップに並び始めた当時、仕事仲間から勧められて見た。ジョディ・フォスターが初監督作品として天才ゆえの悩みを描きたかったのは、自分がその孤独感を切実に感じてきたからなんだろうなあ・・ということはよくわかる出来栄えだった。だが、天才ではない私は共感にまでは至らなかった。ま、それは当然として、けっこうKYなとこもあった彼女が、この映画の何に感動して私に勧めたのかは、いまだにナゾのままだ。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-06-05 18:38:57) 3. リング(1998) 怖いか怖くないかで言えば、あまり怖くないような気がするが、近年の邦画の中ではかなり丁寧な作りこみに好感を持ちました。私ってマヌケなので、オチは耳にしていたものの、意味がよくわかっていなかったから、新鮮な気持で観られたし面白かった。怨念の描き方は昔だったらもっと湿っぽかったと思うのですが、ラストの描き方も含め、ほどよくて、今っぽい。BSで偶然に始まるところだったので「たまにはこんなのも・・」くらいの気持で見始めたので、案外ひろいものをした感じです。新感覚和製ホラーというジャンルに多くの人がはまった理由も、遅ればせですがよくわかりました。でも、個人的にはこれからも一応「私はホラーは苦手」ということにしておこう。でないと、あれも見なくちゃこれも・・と忙しくなりそうで困ってしまう・・。(後から皆さんのレビューを読んだら、原作ファンの方にはおおむね評判が悪いですね。私も原作を気に入ったものはたいていがっかりすることが多いからなあ・・。映画しか観てない私から見たら、映画という独立したものとして観れば、そこまで酷評しなくてもいいじゃないですか、と思ってしまうが、「同じ名前を名乗らないでよ~」みたいな気持になるのは、よくわかる。いやはや・・。こればっかりはどうしようもないですけどね・・。) 7点(2004-01-09 18:23:56) 4. リチャードを探して 思い切って尊大に言っちゃいますが(でも実は気が引けてる・・私もそう大して知識があるわけじゃないからねえ・・)、それにしてもシェークスピアものを見るときの(かつての、ないしは国際的な、かな?)常識や基本を知らない人が多いなと、このサイトでそのことにはいつも愕然としています。ここのレビューが翻訳されてほかの国でも読まれている、ということを、管理人のたかさんの更新記録で知りましたが、いやあそれを考えると、外国のROMの人たちに対して、ちと恥ずかしい。本作はエンタテイメントとして面白いわけではないし、またシェークスピアものの制作の裏話としては、スタンダードではなくむしろ実験的なものだと思いますが、シェイクスピア作品の面白さの一端を知るには、マニアにも初心者にもうってつけだと思います。シェークスピアものには色々な解釈や研究がされてきたこと、またそれは今後も続いていくであろうこと、たとえば現代に置き換えての潤色などは、単なる思い付きなどではなく、解釈を推し進めていった中での表現方法の1つなのだということ、シェークスピアものはそんなふうに、いじられてもいじられても面白い、だからこそ英国にとどまらない、人類共通財産の1つなのだということ。色々な側面を、これからシェークスピアものを見る映画好きサンたちにも、知ってほしいものだと思います。それとねー、シェークスピアはそりゃ英文科出身の人たちは原作も読んでるでしょうけど、実はあまり「読まれている」シロモノじゃないのよね。あまりに有名なものが多いから、みんな実は「知っている」気になっていて、自分勝手な解釈をしてることに気づいていない。こんな話も実は多くの人からささやかれていることで、私が思いついた話ではないわけですが。ところで、本作は、【チャーリー】さんがおっしゃるように、アル・パチーノも「シェークスピアに触れる機会の少ない若者たちに観てもらいたい」と考えたんでしょうね。私自身は、パチーノってあまり好きな役者じゃなかったんですけど、ちょっとだけ好きになりました。 7点(2003-12-13 09:57:53)(良:1票)
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