みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. リチャードを探して 《ネタバレ》 今でこそ史劇も見られるようになりましたが、 実はこの映画が見てみようという興味を持たせてくれたきっかけなのです。 映画というよりはドキュメンタリー作りなのですが、 舞台出身のパチーノはやはり史劇がよく似合う。 気品と凄みと悲壮感、この3つがそろってるんです。 考えれば私がホラー好きなのもこの条件があるから・・ リチャード3世をパチーノが演じてるんですが、 いきなり「ね、3世をやらないか」みたいな感じで、 すごい俳優をスカウトするくだりから始まる。 アル・パチーノ、アレック・ボールドウィン、アイダン・クイン、ウィノナ・ライダー、 ケビン・スペイシー、ペネロープ・アレン、ハリス・ユーリン、エステル・パーソンズ・・ すごいわかりやすく道案内してくれて、舞台劇とシンクロさせる作りはうまいです。 パチーノ、また史劇に出てくれないかなぁ・・ [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-07 07:48:13)《改行有》 2. リトル★ダイナマイツ/ベイビー・トークTOO まあまあだったんですが、どうも第二子誕生の後のドラマがありきたりで。妹があまりかわいくないのと、声が面白くない。お兄ちゃんはかわいい。オマルのシーンなんかよい。まあ二人ともかわいい兄弟ってそういませんが、マイキーがかわいすぎてなんか・・トラボルタのダンスと、パイロット姿が見れたのはよかった。精子の突入は二作目になると、もういいわってしらけた。新鮮衝撃さが売りのテーマ。 個人的というか日本人的には、父親が違うところを、シリアスでちょっと感動できるエピソードが作れたのではと思いました。4点(2004-01-03 19:27:25)《改行有》 3. 隣人は静かに笑う 主役はジェフ・ブリッジズですが。コレは日本でもドラマ化されたのかな?割と有名。二転三転して、ラストもホラーっぽい続編作るぞ!的な終わり方です。最後のどんでん返しがよいですが、まあ楽しめる程度で、佳作ではありますが、秀作ではない。やっぱりテレビドラマっぽいところがある。ティム・ロビンスは、悪役より善人のほうがよい。でもおちおち気軽に引越しできん、引越ししたての方が見たらすごい怖いかも。後味はよくないです。都会の疎外感というか、誰とも話さないほうが安全みたいな。6点(2003-12-07 13:08:48) 4. リバー・ランズ・スルー・イット 《ネタバレ》 この映画は、3度見て3度泣きました。しかも同じシーンで・・もう、その場面が来るのはわかっててもダメですね。たぶん今見てもそうでしょう。それほど美しい叙情的なくだり。最高に好きな場面だから、実は全編中だるみな箇所もあり正直たいくつなんですが、その場面のために忍耐でした。あらすじは簡単で、兄弟の兄は優等生で、弟は気ままで楽天家。この弟をブラッド・ピットがやってるんですが、この頃が一番美しい。監督のレッドフォードの若き頃と激似ということです。これは実話をもとにしたヒタヒタくる静かな感動作。美しい河で無邪気に笑う弟の笑顔のあとの結末は残酷で、そのシーンを映像にしなかった監督の趣味のよさが静かに続きます。もう弟は天国で釣りができないとこぼす父、弟の手は砕かれていた。何年かたち一人になり、美しい河に釣り糸をたれる老いて指も震える兄の姿。人生は流れる川のようなもの・・とセリフが流れ出すともう号泣もの。地味で静かな優等生的な映画です。でもこの映画は否定できない。 10点(2003-12-07 11:13:43)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS