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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. リッチー・リッチ 細分化されてない単純明快で子供だましな世界観が、意外にも楽しい。登場人物もストーリー展開も全てがステレオタイプで適当。そんなかなり幼稚な作品なのに、何だかとても楽しかった。何も考えずに楽しめる能天気で可愛い作品でした。この時点ですでにマイケル・ジャクソンの鼻ネタが出て来ているというのにはびっくらこきました。7点(2004-09-18 23:13:04) 2. リバー・ランズ・スルー・イット この作品の時のブラッド・ピットは、「かっこいい」という言葉よりも「美しい」という言葉が似合う。兄=真面目・堅苦しい・親の期待を背負う・融通が利かない・優等生、弟=奔放・明朗・わがまま・自由人・不良系…という図式は映画でも現実世界でも結構類型化しているし、周りを見ても頷ける(まあ、十把一絡には言えないけれど、一応医学的根拠も心理学的根拠もあるらしい)。こういう作品は、自分達を重ね合わせながら観るような方も多いのでは。6点(2004-05-25 22:00:50) 3. リトル・ヴォイス 《ネタバレ》 ハリウッド映画的なストーリー運びを想像して観た方はかなり肩透かしをくらうと思う(つまりリトル・ヴォイスが歌手として成功して、みんなと上手くいって、大スターになる、というような)。しかしこれは立派なイギリス映画。現実なんてこんなもんさ、というリアリティ。最初と比べて別に何も得ていないけれど、何だか最初よりはいいかな、こんなものよね、というリアリティ。閉塞性の中でのそれなりの幸せ。実にイギリス的な人生の機微。5点(2004-05-23 19:53:39) 4. リング2 「リング」の続編は「らせん」だろ、何で2が出来るんだ、どうなんだ、とやけに気になり映画館まで行ったけれど、今考えるとなぜ観に行ったのかさっぱり分からない。製作者の思うツボだったと非常に反省する。前作の人気に味を占めて作ったのが見え見えの適当な作品で、作る必要性などまるでないと思った。ただ深田恭子の顔はかなり印象的だった。一緒に観に行った友人の1人が、よほど気に入ったのか、映画の終了後に何度も何度も挑戦していた。誰も相手にしなかった。3点(2004-05-22 17:28:37) 5. リング(1998) 原作は出版後から何年もカルト的(今となっては嘘みたいな話)に支持されていて、その頃に、一体どんなものなのだろう?と読んでみたら、本当に怖く大変に良く出来ていて、相当に感心した。あの独自の怖さとカルト臭が好きだったのに、えらく商業レベルを狙った映画化作品ではその味が失われてしまっていて残念。そつなく受け入れられる為に色々いじっちゃいましたね。というか何だか根本から変わっているような…。駄目だ、私は原作が念頭にあるので、フェアな判断は無理だ。4点(2004-05-22 17:27:01) 6. リアリティ・バイツ 痛い。22歳の時に観たけれど、自分を見ているようだった。現実は厳しい。まだその現実と折り合いを付けて行ける程の器用さも老練さもないのに、「子供だから」と甘えられる年齢でもない。社会で大人としての見識を持って行動することを要求されながら、同時に子供扱いされる。厳しい。痛いです。こういうのは普遍的なテーマで、「セント・エルモス・ファイアー」でも描かれている。いつになっても淘汰されないメッセージ性というものはある。「ジェネレーションX」の映画、一種の時代もの、と言い切ってしまうのはとても惜しい。この作品のテーマには普遍性があり、今にも通じる。これはおそらく観る年齢によって感想が変わってくる作品なので、若い方は大学卒業後などの22、23の時に観て欲しい。7点(2004-05-17 22:47:00)(良:1票) 7. リプリー ジュード・ロウは美しかった…。マット・デイモンは…。うーん…やっぱりジミーちゃんにしか見えない。彼の徹底的にイモっぽいあの海水パンツ姿が目に焼きついて離れない。あれはかなりの衝撃映像ですよ。目に来ました。何でアメリカではあの人がハンサムと言われるのでしょうか。さっぱりです。監督が来日時、「日本人は『太陽がいっぱい』のことばかり聞く!私は『太陽がいっぱい』のリメイクではなく、小説『リプリー』の映画化をしたんだ!」とご機嫌斜めだったということだけれど、「太陽がいっぱい」を超絶高評価しているのは日本だけだという話はやっぱり本当なのかな。私は未見。6点(2004-05-17 22:22:48) 8. 隣人は静かに笑う ハリウッド映画史上、本質的に最も後味の悪い作品ではないか、と個人的には思っているのだけれど、逆にあそこまであのテンションを貫かれると何だか爽快な気もするので、別に気分は悪くないです。こういう作品がほとんど作られず、観客が受け入れないというのはアメリカの国民性でしょうか。これも公開延期になったらしいですからね。まあ、今後数年こういう作品がアメリカで製作され、公開されることは1000%有り得ないでしょうね。6点(2004-05-17 22:15:54)
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