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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. リバー・ランズ・スルー・イット 下の【ゆき】さんの素晴らしいレビューの後に書き込むのは酷く残念な気持ちになりますが仕方ありません。 録画再鑑賞。昔見た時は若かったせいもあり、ひどく退屈な映画に思えました。ほぼ30年、大人になって見返してみてもやっぱりひどく退屈な映画でした。これは私が未熟なせいもありますが、私が日本人的過ぎて生き方とフライフィッシングに関連性を見つけられないせいもあるかもしれません。 この作品は映像や音で気持ちを表現することが多く、そういった意味ではモンタナの雄大な風景とダイナミックなフライフィッシングの動きがよくマッチしていて美しいです。しかしその反面「本当に助けが必要な人に限って助けを拒む」というセリフに代表されるように、全体的に洗練されたセリフが散りばめられていて、当たり前の事象を正確な言葉として表すあたりにもこの脚本には深い知性を感じます。 知的で真面目な兄と、知的なのに破滅的な生き方を選択する弟のコントラストは素晴らしいものの、私にはイマイチよく響かず、終盤も何となくわかったようなわからないようなふんわかした感情に包まれます。純粋なアメリカ人が見たらもっと感銘を受けるタイプの映画なのかもしれませんが、(日本人の)私には少し難しい感覚がある作品だと感じました。 名作といわれる作品ですが見る人を選ぶかもしれません。しかし風景はとても美しく、釣りのシーンもリアルで素敵ですので1920年代前後、世界恐慌前後のアメリカが好きな人には何とも素敵な時間が楽しめる重厚な作品です。[地上波(字幕)] 6点(2024-07-30 17:33:27)《改行有》 2. リプリー 太陽がいっぱいは未見ですが以前から気になっていた映画です。フィルムライクな映像とジャズの調べが映画の質感を高めています。最初から地中海のさわやかな景色と対比されるようにリプリーの陰湿な雰囲気が目立ちますが、製作側が意図したとおりのカラーに仕上がっているものでしょう。とにかくリプリー役のマット・デイモンがキモい、これはハマリ役です。 ジュード・ロウが出ている前半部は洗練された感じですが後半部分はリプリー色に染まってゆき、映画全体も陰湿で野暮ったい感じが深まってきます。バレそうでバレない絶妙なハラハラ感は見事ですが、見方によっては陳腐な流れともいえます。解決をみないラストは賛否ありそうですが、昔の映画ぽくて良いのではないでしょうか。サスペンス好きな方はぜひお試しください。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-02-01 15:27:41)《改行有》 3. リーサル・ウェポン4 なんというか、リーサル・ウエポンという題名とは一切関係ない映画です。(パート3からすでにそう) ですがパート4はなかなか面白かったです。パート3のグダグダ感っていったいなんだったんだ??そう思えるほどの出来栄えです。 パート4ではほとんどのシチュエーションが面白いですね。無駄なシーンも全てかなり面白く仕上がっています。「家族」というキーワードが頻繁に出ますが、まさにそういった一体感があるが故の仕上がりだと思います。(個人的にはバターズがツボでした) このシリーズ、全体的に子供っぽいところが目立ちますが、コメディとしては非常に面白いですね!(個人的にはパート1-2-4の三部作で締めて欲しかったです)[DVD(字幕)] 5点(2014-10-01 17:39:31)《改行有》 4. リーサル・ウェポン3 パート2でストップしとけばよかったものを・・ という第一印象でした。映画としては安定してるんですが、更に「軽い」んですよね。他の方も書かれていますが、とにかくただの馴れ合いじゃれ合いになっております。更にリッグスの彼女まで出てきて本格的に骨抜きになっています。 正直、パート4を3作目にもってきて、三部で終わらせればもっとスマートだったと思います。言っちゃ悪いがパート3は無くて良かったレベルです。[ビデオ(字幕)] 3点(2014-10-01 17:33:20)《改行有》
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