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1. 恋愛小説(2004)
いやこれ大好きだ。久しぶりに映画見て、ああいい時間過ごしたと思えた。
登場人物が少ない分、画面とか時間の動きがゆるい。そのゆるい中に込められた叙情がなんというかすべて絵画的。会話も、モノローグも、風景も。その絵画が、うつくしい。主要キャスト含めて。
その中で、からみあう感情と思いだけで話が進むので「だからどうなるんだよ」的な見方するとたるいかもしれない。だが、異常な運命を前提として、愛する事の意味と限界とその先を静かに突きつけてくる主題を、玉木と小西はよく演じている。この2人の演技が兎に角いい。終わり方も自分的には文句ない。ほどよい珠玉といった感じの上品な作品。[DVD(邦画)] 8点(2007-02-17 14:08:39)《改行有》
2. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
ここまでばかすか人が死ぬ映画を見たのは初めてなわけで、当然前作も見てないんだけど、それがよかったのか爽快に単純に楽しめてありがとうという感じ。
ストーリーは単純だし、何も考えないでばかどんぱちを楽しんでいればイイ映画というものはこんなに楽しかったのか、というのが正直な感想です。
バンデラスの正統派アクションは手抜きがなくてイイ!けれど、夕日とBGMを背負った哀愁は笑いのツボにしかならないわけで。やはりサンズの破綻したキャラにおいしいところをもっていかれた結果、監督がジョニ―にばかり肩入れし始めたあおりで、作品全体がバランスを崩した感ありですね。
でも、そのジョニ―の魅力を堪能したこっちとしては、監督ありがとう!!というしかないや~。8点(2004-03-08 09:28:48)《改行有》
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