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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ロゼッタ 《ネタバレ》 これはまた撮影泣かせな映画ですね…。まずファーストショットから度肝を抜かれます。画面から迸る熱気、まるでカメラなんて存在していないかのように振舞う俳優たちの荒々しい演技。常に新鮮さを感じます。特に少女が池に放り込まれるシーンでは、こっちまで池に突き落とされたような衝撃を受けました。互いに反目し合っていても、最後には手と手を取り合って立ち上がる希望的なラスト。情け容赦無くも優しいダルデンヌ兄弟の一面を垣間見たのでした。それにしてもベルギーではやっぱりワッフルって人気なんですね、何だか無性に食べたくなってきたので自分は冷蔵庫にあった冷凍タイ焼きで我慢します(泣)。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-11 17:56:38) 2. ロッタちゃんと赤いじてんしゃ 《ネタバレ》 道行く人々が皆自分のことを知っているという小さな世界観が良い。ロッタちゃんのわがままっぷりとお姉ちゃんの色気が全開な(爆)本作ですが、個人的にはロッタちゃん以上に何をやっても駄目なお父さんのキャラクターが好きです。お気に入りという割に地面に叩き付けられ、溺れさせられ、自転車から吹っ飛ばされる人形のバムセが笑えますが、ロッタちゃんがぎゅうっと抱きしめて再開するシーンは見事ツボにはまりました(バムセ可愛い!!)。一つ気になったのがこの手の映画にしては珍しくスリリングでやや卑猥なシーンなども出てくること。それにしてもお兄ちゃんの自転車乗りテクは相当なものですね、初心でいきなり乗れるロッタちゃんはもっと凄いけど。やはり只のガキんちょではありませんな。7点(2005-01-03 14:13:54) 3. ロッタちゃん はじめてのおつかい あれは演技じゃなくて絶対に怒っている、そうに違いない!そうとしか思えない。きっとリンドグレーンは豊かな心を持った子供が大好きな素敵な人なんだろうなぁ。8点(2005-01-03 14:03:29) 4. ロスト・チルドレン 《ネタバレ》 これってある意味かなり悪趣味な映画ですよね。冒頭、クリスマスのサンタさんがやって来た~♪と思っていたら、どんどん増えていって…。しかも出てくるのは常識では有り得ないような人たちばかり。最初観たときは正直あまり好きにはなれなかったのですが、最近「デリカテッセン」を観てから再見したところすっかりこの映画の虜になってしまいました。一体どこから湧いてくるのか?という奇想天外なイメージの数々に、物語を包み込む圧倒的なダーク・ファンタジーの世界。そして何と言ってもこのCGの凄さ!95年って言ったらちょっと一昔前じゃないですか、それにしてこの壮絶なまでの完成度を誇るSFXの描写。どれを取っても完璧、やはりジャン=ピエール・ジュネ&マルク・キャロの最高傑作は個人的にこれだと思わざるを得ません。8点(2003-09-15 15:04:50)
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