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プロフィール |
コメント数 |
706 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録) |
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1. ローズマリーの赤ちゃん
《ネタバレ》 昔見たハズですが覚えていませんでした。個人的にはロマン・ポランスキーもミア・ファローもあまり好きではないのですが、本作に関しては苦手感覚をあまり意識せず楽しめました。(髪をカットする前のミア・ファローがかなり可愛いです)
1968年公開という古臭い映画ですが普通に楽しめたのは扱っている題材が普遍的で、表現方法も奇をてらわず王道に徹した点が良かったと思います。見せすぎない演出も素晴らしく、おかげで観客もローズマリーと一緒に薄ら気味悪い雰囲気、どうにもやり場のない不安感を共有できるようになっています。悪夢をうまく表現できている悪魔との例のシーンもリアルで、これが悪夢なのか現実なのかよくわからない感じが本当に素晴らしかったです。スマホやSNSが無ければ今でも普通に通用しそうな普遍的な怖さがありました。
題名も素晴らしく「原題:Rosemary's Baby」をそのまま「ローズマリーの赤ちゃん」とした点は素晴らしい。そしてのその赤ちゃんを一度も見せなかったセンスも素晴らしいです。最初から最後まで割と正しいチョイスがきちんと行われている奇跡の映画です。
ラスト、ローズマリーが恐怖におののく顔から反転、静かにゆりかごをゆすり始める流れが最高でした。今も色あせない名作だと思います。難点としては、引っ越し前のシーンから非常に丁寧に描かれていて序盤40分は少々退屈します。その点を考慮して少し点数を下げておきますが、限りなく8点に近い7点です。[地上波(字幕)] 7点(2024-08-22 15:42:20)(良:1票) 《改行有》
2. ロリータ(1962)
1997版(エイドリアン・ライン版)を見たいがため、しょうがなしにキューブリック版を先に見ました。やはりこちらは古いだけあって冗長としか言いようがない仕上りだったと思います。公開された時代背景もあろうかと思いますが、大切なことはほとんど語られない&見られないのはやはりつまらなかったです。
そもそも私とキューブリック監督の相性は最低最悪で、唯一バリーリンドンだけは最高傑作だと感じますが、それ以外はまるで良いと思える映画がありません。本作に関してもいったいどこが良いのか全く理解できませんでした。スー・リオンは非常に可愛いのですが女子大生にしか見えず、ロリータのイメージとは程遠い印象です。本作のラストも全く意味不明なエピローグがくっついただけで、極めて雑な仕上がりだったとしか思えませんでした。
エイドリアン・ライン版が存在しなければ並程度の評価だったのかもしれませんが、エイドリアン版を見てしまうとどうしてもこの点数を付けざるを得ない残念な映画でした。[インターネット(字幕)] 3点(2019-09-19 14:10:24)《改行有》
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