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プロフィール |
コメント数 |
811 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
今年は映画見れてないです。 |
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1. ワイルド・アット・ハート
《ネタバレ》 リンチのワイルドなラブストーリーでした。
でもそこはデイビッド・リンチ監督の作品なので、普通ということはありません。
彼の作品の中でブッ飛び方が一番に凄いとは思しませんが、
リンチ監督ならではの異様な雰囲気が随所に漂っています。
非常に神秘的な体験をしたような不思議さは、デイビッドリンチ監督作品ならでは。
この作品ではなんだか炎が利いてます。
いろいろな意味がありそうなんですが、あの炎は何だか男の心を熱くさせる効果も数パーセントはありそうです。
変な人が沢山出てくるのもまたリンチ監督らしい。
裏側の世界で謎の人たちが繋がり、大きな闇がありそうです。
謎が残ります。
謎解きは苦手なんですが、快感です。
変さがやっぱ強烈です。
残酷なグロ描写に光るものがあります。
一瞬驚かされるように衝撃的です。
ラブストーリーとしてもやっぱ変です。
音楽はツインピークス風に渋く決まっているシーンもあれば、ロストハイウェイなどのように音楽で奇抜な演出をするものもあって面白いです。
メタルみたいのもありましたがこれがまた効果的。
リンチ監督は他の監督ならば到底描かないであろう所まで描き出し、観客に何か気づかせます。
この映画でニコラスケイジがとてもセクシーであることに気が付きました。
女優ローラダーンさんは他のリンチ作品にも出てましたが、
まだ何年か前は「変な表情だな」と受け付けない感じでしたが、今では映画の中で最もセクシーな女性の一人かもしれません。
いろいろ不思議体験な映画でした。[DVD(字幕)] 8点(2012-05-19 01:25:39)《改行有》
2. 忘れられない人
《ネタバレ》 とても悲しいラブストーリーでした。
片思いは悲しいですが、両思いになっても悲しかったです。
ただ相手を愛することと、そしてその相手から愛されることが素晴らしいことであるということは映画を観ていて伝わりました。
愛に包まれた二人は素晴らしかったです。
この男の片思いはちょっと異常に思えて、一歩間違えばこれは犯罪なんですが、
しかしうまい方向に働いてそれが愛にまでなったのだと思います。
”愛から逃げる男”と”愛を求めた女”はお互いに一方的で相手を思いやることを忘れた者同士だったのかもしれませんが、
一方的だった二人がお互いの足りない点を補い合ってイイ感じの恋人同士になってゆきます。
男は不器用な感じですが女を危険から守り、女は男に人間の心(ハート)を与えた。
作品中にヒヒからもらった動物の心臓の御伽噺があります。
彼の中では漠然とした動物の心(ハート)のままで戸惑っていたものが、
女の胸のハートに触れて男は彼自身のハートの位置を知ることで、
動物の心臓だと思ってた彼の心臓は人間の心へと変化したのだと思います。
この映画では一方的な愛の恐ろしさとしてレイプとストーカー行為が出てきましたがあまりにも動物的で、
「愛」とはその真逆のことであるとでもいってるかのようです。
またもし人間が「愛」というものを心に抱けなければ、それは動物となんら変わらないとでもいわれたかのようで手厳しいです。
僕もまた動物の心臓から人間の心へと生まれ変わりたいです。[DVD(字幕)] 8点(2011-12-22 03:52:40)(良:1票) 《改行有》
3. ワンダー・ガールズ 東方三侠
《ネタバレ》 なかなかイイ感じにB級香アクション。
最初は香港ならではのギャグテンションの高いB級かとも思ったが、
ドロドロとして暗いところもちゃんと出てくるんですね。
しかしなんというか、この古い感じがいい。
昔のハリウッド映画でも見ているかのようで。
テーマソングもなかなかノってくる。
戦う女性って美しいと感じた。別に美人と感じたわけではないが(何を偉そうに)。
アクションもなかなかだし。
ターミネーターが出てきちゃいますが、ほんとCG具合といい、動きのぎこちなさといい、まんまだと思った。
可も不可もないです。
見て損も得もしなかったですね。
ビデオでもまあ良い感じでしょう。[DVD(字幕)] 5点(2010-12-28 03:55:14)《改行有》
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