みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. わたしは、ダニエル・ブレイク 《ネタバレ》 当時のイギリスの状態がどのようなものだったのか知らないので、どの程度事実に迫っているのかわからないが、訴えたい事は理解できる。ただし、この種の告発系の映画はドキュメンタリーを乗り越える必要があるのだが、映画らしい見せ場はスプレー缶ぐらいしかなくて、物足りなさは残る。全体的には単調なのでもうちょっとドラマ性が欲しかった。他方、フードバンクで食べちゃう場面は過剰演出に思えるし、ラストで主人公を殺してしまうのもちょっとヤリスギな気もしてバランスの悪さも感じる。申し立ての場で本人が堂々と訴える方が、伝わるものが大きかったのではないだろうか。[地上波(字幕)] 6点(2020-09-03 12:18:59) 2. わたしのハワイの歩きかた 榮倉奈々目当てで見たんだが、容姿はよくても話の中身がしょうもない。ただし、海外在住日本人の勘違い感はそれなりに表現できていたような。[CS・衛星(邦画)] 4点(2017-05-31 08:44:46) 3. 私だけのハッピー・エンディング ありきたりな話なんですけど、万人に共通する重大な話なのでもっと丁寧に描けばいい作品になると思うんですけどね。死を宣告されないと生き方を見直す事ができない人間の愚かさは伝わってきますが、医者と患者がデキちゃうってのも安易だし、主人公がちょっとカッコつけててサラリとしているので、もっと葛藤が欲しかったかな。[地上波(吹替)] 4点(2017-02-01 11:55:33) 4. ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 ゾンビより飛行機爆破しちゃうブラピの方が怖いわ! <追記>7年ぶりに再見。内容はあまり覚えてなかった。オチの付け方がこんなに強引だったとは。[地上波(吹替)] 5点(2016-04-08 12:48:37)《改行有》 5. わが母の記 《ネタバレ》 井上靖については殆ど何も知らないのと、認知症介護の体験もないので、多少バックボーンが弱いのですが、母息子に留まらず家族の物語としてテンコ盛で消化不良になりそうなぐらい(さすがに作中に『東京物語』を引用するのはやりすぎかと)。作家というのはもっと頑固で偏屈なハズだし、家族も善人ばかりなので、この辺は映画化でかなり美化されてるのかな?という気もしましたが、名家でかつ経済的余裕のある上流階級ってホンキの善人が多かったりもするので、原作未読だし、どこまでホントなのかはわかりません。母息子の物語は総じてマザコン系になりやすいのでその点を懸念していましたが、幼少期からの確執や姥捨て山もベースにもあり、安易なマザコン話にならなかったのは自分の家族を題材に小説を書く作家の冷徹な視線が寄与したのかなと。長いスパンでの家族の成長と共に相互理解していく脚本はキレイに収斂していくし、各役者はそれを上手く演じていたと思います(特に宮崎あおいはスバラシイ)。古きよき昭和の大家族でしかも金持ちの話で現代ではリアリティーがなく感情移入し難い所はありますが、実話がベースになっているのでそういうモノとして見るしかないのかと。[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-09 13:41:35)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS