|
プロフィール |
コメント数 |
2254 |
性別 |
男性 |
年齢 |
77歳 |
自己紹介 |
団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?
1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。
ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。 |
|
1. わが道
東北出身の出稼者が行き倒れ、身元不明人として勝手に医大の解剖実験材料にされるというとんでもない事件が起きた。どこにどういう責任があったのか、思いこみやいくつもの見落とし、怠慢が裁判を通して明らかにされる。弱者は救われないのか、お役所体制は改善できないのか、いくつものことを考えさせられる映画。多くの人に見てもらいたい。[DVD(邦画)] 8点(2013-12-24 21:25:51)
2. わが青春のフロレンス
《ネタバレ》 若い頃たくさん見た映画のひとつ。幼いときに両親を失った若者メテロが故郷のフロレンスに戻り、かつての父の同僚らとともに労働運動に関わっていく。その過程で巡り会う女性たち、未亡人ビオラ、妻となるエルシリア、隣の人妻イディナ。イディナに関しては誘われた浮気だったが、ビオラは彼が服役していたときエルシリアを助けてくれた。
またかつての労働運動の闘士を父に持つ妻エルシリアは、メテロの心情をよく理解し助けていく。彼女が夫の浮気を知ったときも、彼をたいしてとがめようとはせず、イディナを叩き出すというまさに良妻中の良妻。こういう女性は大事にせにゃあかん。
この映画は初めとラストが釈放された夫を妻が出迎えるシーンは同じ。しかし冒頭の母親は身も心も疲れ果て亡くなってしまうのに対し、エルシリアは強い女性である。息子がたとえ父親と同じ運命をたどったにしても、立派に支えることだろう。
待望のDVDが出て、改めて鑑賞。やはり良い映画だ。また哀愁を帯びたモリコーネの音楽も実にすばらしい。[映画館(字幕)] 7点(2011-08-31 08:06:32)《改行有》
3. 若者の旗
《ネタバレ》 シリーズの最後を飾るのにふさわしい。今まで目立った活躍がなかった末男が、大学受験失敗後、モーレツ社員に変身し社長の姪に恋する。
例によって会話が多く、それが激論になり、ちゃぶ台を引っ返したり物を投げたりの喧嘩に発展するが、本音と本音がぶつかり合うところにこの映画の魅力がある。
若者たちが自分自身の生き方を求めて歩み続ける姿が、シリーズを通じての主題曲「空にまた陽が昇るとき」によって綴られ、心にしみ渡る。[DVD(邦画)] 7点(2011-07-23 08:51:15)《改行有》
|