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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. 忘れられた人々
《ネタバレ》 弱肉強食のようなメキシコ貧民街が生々しい。不良少年が障害者を何の容赦もなく襲うのが衝撃的。
クソガキ代表のようなハイボはどうしようもないが、子分扱いのペドロは同情の余地がある。盗難ナイフの罪をペドロに擦りつけようとしたハイボの策にはまり、必死で無実を訴えるペドロの言葉を母はまったく信じようとしない。子を顧みない母親の愛を健気に求め続けたペドロが哀れ。
ただ、ろくでもない大人達ばかりではなく、ペドロをちゃんと人として扱い、ペドロに大金を預けてお使いを頼んだ感化院の院長のような人もいた。その慈悲と信頼に応えようとしたペドロを、またもハイボが踏みにじる。まさにクズ中のクズで、殺意が湧くほど。
こんな疫病神のようなハイボも、社会の犠牲者と言えるかどうか。大きな要因ではあるんだけど、恵まれない生い立ちや劣悪な環境の中でも真面目に生きている者はいるので。
ブニュエル監督の描く、最後まで救いのない世界。暗い気持ちになってしまうが、一見の価値はある。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 08:20:40)《改行有》
2. 悪い種子
《ネタバレ》 ヘイズ・コードのせいで、原作のラストが変えられて緩くなっているのが残念。
あまりにも後味が悪かったせいだろうけど、そこは検閲のないほうが怖さが際立ったはず。
雷に打たれて天誅にあったり、カーテンコールの興ざめな小芝居で、サイコパス少女の恐ろしさが台無しに。
銃で自殺したはずの母親も生き延びるという不自然さ。
他の作品は知らないが、本作に限っては表現の自由を侵したマズい規制で作品の完成度がずいぶん損なわれてしまった。
雨の中をなぜ湖に向かったのかわからなかったが、DVDの解説でメダルを拾いに行ったとわかって納得。
自分が欲しいものはどんなことをしても手に入れなければ気がすまない。
その執着に加えて、犯罪や人を傷つけることへの罪悪感が皆無となれば、ああいうモンスターが出来あがる。
悪の権化のような美少女の存在感が光る。[DVD(字幕)] 6点(2014-11-07 00:55:39)《改行有》
3. ワーロック(1959)
《ネタバレ》 クライとモーガンの愛憎入り混じったやりとりが見ものだけれど、モーガン役がどうもしっくりこない。
アンソニー・クインの見るからに悪役面なのはいいのだが、クライをも凌ぐ早撃ちガンマンには到底見えない。
ヘンリー・フォンダと早撃ち勝負の場面で、アンソニー・クインが撃った瞬間にド素人のように目をつぶって少し顔を背けていたのには苦笑してしまった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-19 19:54:28)《改行有》
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