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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  わが母の記 《ネタバレ》 母親が80歳、物忘れが出だした頃から、89歳で亡くなるまでを描いている。 観ているとどうしても自分の母親(まだまだ元気だけど)と重ねてしまって、これから先、いつ起きるかしれない認知症と、私だったらどう向き合うかとか、ついついそんなコトを考えながら観てしまった。 樹木希林の演技とは思えない熱演がスゴい。洪作の家から自分の家に帰ろうと暴れる怒ったような困ったような顔。懐中電灯を手に徘徊する真剣な顔。息子の書いた『おかあさんと渡る海峡』を詠むときの遠くを見つめる目。 自分のことを息子だと理解してくれない母親に、あくまで優しく接する洪作が、ずっと抱えてた心の引っかかり。捨てられたと思いこんでた過去をぶつけるシーン。育ての母を悪くしか言わない八重に「息子を置き去りにしたんですよね」と、涙を浮かべて問い詰めるシーンがヒリヒリと痛々しい。ここから先は大泣きしてしまう。 奥さんからアッサリと母の秘密が話されるのも、洪作の人(自分の家族)の話を聞かない性格が出てたと思う。空回りといえば空回りだけど、受け入れるのに必要な時間というのも、あったのかもしれない。 昭和な空気も気持ちよくて、誕生会で泊まるホテルの案内板。八重さんが徘徊する食堂の麻雀卓も懐かしさを感じる。夜中の居間に浴衣姿の家族がみんな集まってる画も、なんか良い。 最初まだ学生だった琴子の成長を描くことで、ゆっくりとしていて、それでいて確実に過ぎていく、9年という時間の表し方も上手い。[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-11-26 01:38:57)《改行有》

2.  わたしは生きていける 《ネタバレ》 -How I Live Now-“今の私の生き方”。 他人とのコミュニケーションを拒絶する少女が、自然と隣り合わせの環境で暮らす従兄弟たちとの交流で心を開く。そこに第三次世界大戦が勃発し…って感じだけど、背景の戦争の状況がよくわからない。 最初の空港シーンからライフル持った兵隊がガヤガヤ居たり、家までの道のりに軍用車がたくさん出てきたりと、開戦直前の不穏な空気はよく出来ていたと思う。核の表現(強い風とズンッという重い音、死の灰、その後の雨。)は、アレはアレで怖かった。けど、その後は人体にも街や森にも核の影響がなく、世界規模の核戦争なのか、ロンドンだけたまたまテロに遭ったのかも解らない。水が飲めないのは放射能ではなくテロリストが汚染したって。検問でのユルい銃撃戦、旅客機の墜落現場、訓練基地?で袋詰めの死体。一貫性のないチグハグな戦争描写から、どこのどんな組織を相手に戦争しているのかが全く見えてこない。戦争から連想されるインパクトのある映像(ただし低予算)を詰め込んだだけに思える。いくら子どもたちだけが主役のドラマだからって、ニュース映像を増やすとか、新聞記事を差し込むとか、大人同士の会話から連想させるとかして、世界観の骨格・背景はしっかり作ってほしかった。 だけど幼いパイパーが可哀想で。エディーに会いたい気持ちから、パッパカパッパカ先に行くデイジーに頑張ってついていく。休みたいといえば怒られ、汚染のせいで水も飲めず。靴擦れで血まみれの足を黙って拭いて、泣き言を言わずに歩きだす姿がなんとも健気。 シアーシャ・ローナンの表情の変化が素晴らしい。冒頭のロック好きな少女の時は、全ての事が退屈そうで不機嫌さを隠さない表情を。従兄弟たちと打ち解け、エディーを好きになってからは、年齢相応な喜怒哀楽がはっきり伝わる表情を。収容施設のような強制労働(…と言うには自由度は高い)の最中は感情を抑えて、まるで空気みたいな表情を。サバイバル生活では“家に帰る”という強い意志を感じさせる表情を。家に帰ってからはエディとパイパーを守って生活を再建させる、母親のような表情を見せてくれる。それぞれでメイクが違うのもあるけど、状況に合わせた彼女の演技力を堪能する、イメージムービーのような気がしないでもない。 恋愛描写は古典的というか、ラノベ的と言うかアニメっぽいと言うか。お互いに怪我をした指を舐めることで、相手への感情が戻る表現は世代を問わずわかり易いと思う一方、頭の声とか土に埋められたエディーの夢とか、この超能力みたいな表現は最後まで説明がなく、どういう意味だったのか判らなかった。 この作品はティーン・エイジャー向けな映画なので、肝心の若い人がこの映画を見て、戦争は怖いなとか、人を好きになるって良いなとか、そう思ってもらえたら成功だろうから、いい年した大人がモチャモチャ言うモンじゃないって気もする。[インターネット(字幕)] 4点(2022-01-08 19:10:47)《改行有》

3.  若おかみは小学生! 《ネタバレ》 千と千尋を観て、そう言えば去年録画したこの作品、シチュエーションが似てるかもな?と、改めて観ることにした。 結構グッと詰め込まれた感。絵は丁寧で綺麗だし、アングルも工夫されていて人物も活き活きと描かれている。 もう何と言ってもピンふりの魅力に尽きる。衣装や存在の面白さが目を引くけど、同級生たちが煙たがりつつも認めざるをえない才能と、ひたむきな努力。彼女は小学生ながら、自分の高級ホテルだけでなく、花の湯温泉郷全体の今後を考えている。 ついついトゲのある言い方をするけど、それは自分の真剣さの裏返し。 花の湯に来て数ヶ月のおっこと春の屋旅館が、旅行通が好みそうな雑誌に取り上げられたけど、嫌味や妬みの一つも言わない大人なピンふり。 ピンふりはおっこよりもっと先に、じゃらん的な浮いた雑誌に取り上げられるべき名物女将になっても不思議じゃないと思う。でもきっと、派手な見た目に反して、裏方的な控えめな努力をしてきたんだろうな。最後の客のエスコートの仕方に、客と春の屋、そしておっこに対する最大級の気配りが感じられた。 両親を亡くしたおっこが、ピンふりやグローリーさんと触れ合いながら、小さな旅館の女将として成長していくドラマか。巻数の多い児童文学が原作だそうだから、きっと私のイメージ通りの作品なんだろう。 原作とかTV短編とか、きっと面白いんだと思う。ただこの映画の構成がどうも引っ掛かってしまう。 出だし、ほのぼのしたお祭りとおっこの家族団らん。神楽の最後、不気味さを見せる狐面…神様の舞なのになぜ不気味に?その直後、全てを奪い去る交通事故…予想外過ぎて心臓がパクパクしたわ。 グローリーさんとのドライブで急に事故のフラッシュバック。それもかなり細かい描写で…えぇ~このタイミングで入れてくるの? そして最後の客が事故の当事者。これは、小学生の女の子には、というか遺族には残酷すぎる。 最初と最後と中間に両親の死を挟む。これが万が一にも実話なら納得だけど、あくまで人が作った物語。長い作品(原作)の1エピソードだったら解らなくもないけど、90分くらいの短編映画の主題としてこのエピソードを選んだ訳で…なんか水曜日のダウンタウンのドッキリ企画並みに悪趣味に思えた。 事故から1年も経ってないのに、峰子女将は息子夫婦を死なせた相手の名前を忘れて予約を受けたのか。事故の加害者の妻は被害者の葬儀に行くだろうし、そのときの喪主はお父さんの母である関峰子になると思うけど、加害者のこと気にしてなかったのか? 加害者夫婦も、唯一の生き残り、小学生の女の子が、その後どこに行ったのか気にしなかったのか。花の湯温泉方面から家に帰る高速で事故が起きたのに、なぜ加害者夫婦は花の湯温泉を選んだのか? 雑誌にはフルネームでなく“おっこ”って出たとか、女将が宿帳で気がつくとかあったけど、もうこの映画のメインが“おっこを容赦ないトラウマに向き合わせてみた。”に思えて、他のほのぼのした魅力的なエピソードが吹っ飛んでしまった。 そうなるとまた、余計なものまでが色々目に付いて、例えばおっこが1人で、誰もいない家を出ていくシーン。親族とか近所の人とか誰も手伝わないの?友達は見送らないの?小学生が独りで花の湯温泉まで行くの? うり坊とかみよちゃんとか鈴鬼とか、精神的にショックを受けた子が創り出した、いわゆるイマジナリーフレンドなの?とか。 そうなっちゃうともう、子供向けにしてはグローリーさんの入浴セクシー・ショットが多すぎない?とかまで… う~ん…皆さんの高得点も納得なんだけど、この作品を好きな私と、この構成を嫌いな私が出てしまう。[CS・衛星(邦画)] 4点(2021-08-12 02:40:22)《改行有》

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