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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 色々なジャンルがあるが、私は人を楽しませる映画を創るのが一番難しいと考えている。ただ今日まで監督はスピルバーグだと思っていた。ロバート・ゼメキスとう監督は「2」の原作もやっているようで改めて敬意を表したい。凄い所はすべて辻褄を合わせてくる点。伏線がしっかり張り巡らされており、しかも其処にユーモアを絡めてくるという凄さ。タイムスリップの場合、絶対に矛盾が出てきてループに陥るのだが、それすら野暮だと思ってしまう。出てくる登場人物も皆すべて魅力的。マイケル・J・フォックスの病気は本当にショックだった。一番親しみの持てる素晴らしい役者である。[DVD(字幕)] 10点(2008-12-20 02:49:30) 2. 風の谷のナウシカ 最高の感動作。銃の前に無防備で立ちはだかるシーンにぐっときた。原作を見れば、宮崎駿の最後に残されているのは戦争物ではないだろうかと思う。子供向けで無いのは分かるが、未だに続編を期待している人が多いと思う。10点(2003-11-24 15:13:27) 3. ポリス・ストーリー/香港国際警察 ジャッキーの最高傑作。これを境に現代物が増えるのだが、ジャッキーの1人よがりばかりが目立ち、方向が変わったように思われる。これほどの作品が作れたのだから、アクションよりまず脚本をしっかりして貰いたいものだ。少なくともハリウッドはやめたほうがいい。10点(2003-11-02 06:49:48) 4. 狼/男たちの挽歌・最終章 はまりまくった作品。私にとってこれ以上のアクション作品は出ないであろう。10点(2003-10-15 12:15:12) 5. ランボー/怒りの脱出 前作とはガラッと変わって娯楽アクション映画として生まれ変わった作品。ガキだったので単純に楽しめたのと、当時ビデオが普及しだした頃で何度も観たという思い入れもあるのでこの点数。本作の最大の目玉といえば”爆弾付き弓矢”であろう。基本ナイフと弓矢という原始的な武器を操るのがこのシリーズの面白い所。本作だけ薄いが恋愛があるのも好きな理由の一つ。敵とは言え流石に殺害しまくりの感があり、最後は敵に同情すらしてしまう。ラスト自軍に敵を創ることによって問題提起するのも秀逸。[DVD(字幕)] 9点(2009-02-16 23:06:36) 6. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 《ネタバレ》 ハードルがもの凄く高いにも関らず、本当に良く出来た続編である。当時公開時に周りの者も絶賛の嵐だったのを思えている。今度は未来という事で、一つ間違えれば陳腐になりがちなのだが、今観ても全くそうは思えない。(後数年で車は飛びそうに無いが)兎に角、浮くスケボーという単純なアイテムだけで実に爽快に描いてくるのである。過去に戻り「1」とリンクさせるあたり本当に安心して観れる。残念なのは恋人のジェニファー役が変わってしまった点。「1」の子は抜群に可愛かったのに。[DVD(字幕)] 9点(2008-12-20 02:45:31) 7. 復活の日 《ネタバレ》 オープニングのジャニス・イアンの曲で体が震えた。映画でこれ程の衝撃を受けたのは初めてである。角川映画が絶頂期だったこともあるが、これ程のスケールのものが良く日本で創られたと思う。草刈正雄、オリビア・ハッセーの美男美女ぶりにも見とれるばかりであった。時代の古さが返ってリアルさを生んでおり、細菌の蔓延に成す術がない人類、数少ない生き残った人類の選択と実に生々しく描かれている。終盤の、地震による核ミサイル発射という所から、おかしな方向へと行ってしまうのだが、それもハッピーエンドに繋がるので良しとしたい。こういう力作こそもう少し脚光を浴びてもいいと思う。9点(2004-06-26 04:33:09)(良:3票) 8. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 あの子役が素晴らしすぎる。私にとっては子供時代が最高潮で、その後の展開も良いのだが、あまりにも終わり方が悲しすぎた。老人に結局再会せずにいたことや、失恋を引きずっている態度に、他人の人生とはいえ、子供時代を見せられているだけに何とかならなかったのかと思う。映画の歴史や音楽が最高にマッチした傑作であることは間違い無い。 9点(2004-01-03 03:58:21) 9. 男たちの挽歌II 香港ノワールにのめり込む切っ掛けとなった作品。その後チョウ・ユンファ作品は全て借りた。常識を越えた銃撃戦、ベレッタの二丁拳銃はもはや伝説である。香港のパワーを最も感じた時代であった。9点(2003-12-28 04:26:36) 10. 魔界転生(1981) 柳生十兵衛は千葉真一しか考えられないし、あの豪華なキャスト陣は今では絶対に不可能であろう。中でも若山富三郎の殺陣は背筋が震える迫力があった。昔、ゴールデン洋画劇場で高島が言っていたが、最後の壮絶な炎の中での戦いのシーンは、灼熱の中ただ役者が我慢して撮ったものらしい。最近のCGに頼った、明らかに違和感しか残らない日本映画は見習うべき点があるのではないだろうか。先人がこれだけの傑作を創った後で、よくあのくだらないリメーク版を発表出来たものだとつくづく思う。 9点(2003-11-30 17:34:40) 11. 座頭市(1989) 勝新太郎恐るべし。ブルース・リーに影響を与えたとも言われる座頭市の集大成がここにある。残虐この上無いので好き嫌いは分かれる所だろうが、有無を言わさぬ殺陣は一見の価値有り。9点(2003-10-18 11:31:47) 12. ランボー 当時「金曜ロードショー」でよく放映されていたと思うが、何度見ても鳥肌が立つようなものを覚えている。兎に角、サバイバル方法など創り方が本当にリアルである。スタローンは「ロッキー」だけでなく此れも脚本を書いており天才と思ったものだ。20年ぶりに復活したとはいえ、当時まさかあそこまで落ちぶれるとは思わなかったが。根本にベトナム戦争の帰還兵という問題がある。ランボーが上官に弱音を吐くシーンは何度観てもグッとくる。シリーズの原点であり一番好きな作品で本来10点を付けたいが、残念な事に最後だけいただけない。無関係のガソリンスタンドや火薬店を破壊するシーンである。 [DVD(字幕)] 8点(2009-02-16 23:08:53)《改行有》 13. レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》 冒険アドベンチャーの最高傑作であり原点というべき作品。スピルバーグが一番油が乗っている時期という事もあり、全体から躍動感のようなものを感じられる。本来10点でも良かったが、当時子供ながらに最後のSFだけは余りに呆気無さ過ぎて不満だったのでこの点数。今観れば、その結末で仕方ないのは分かるのだが。ヒロインはスペイン風で実に魅力的である。ハリソン君もバリバリであった。 [DVD(字幕)] 8点(2008-11-16 17:57:17)《改行有》 14. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 《ネタバレ》 「魔宮の伝説」といったら”トロッコ”に”カンフーキッド”に”猿の脳味噌”。トロッコのシーンはその後幾度もゲームなどにも応用された程の名作。ヒロインと子供が今回パートナーであるが、毎回違ったパターンでやり取りを楽しめる。「失われたアーク」よりコメディー路線が強くなったが、アクションはノンストップで休む暇も無い。スピルバーグ映画で一番の特徴である「楽しい」というのを最も感じる作品の一つである。ゲテモノ料理だけは本当に参った、原型ばかりだし流石にクドイ。[DVD(字幕)] 8点(2008-11-16 17:55:55) 15. 必殺!Ⅲ 裏か表か 《ネタバレ》 「必殺」の最高傑作。これはテレビドラマの映画化で成功している数少ない作品である。松竹映画なのだが、工藤栄一が監督ということで、実に東映色が強いハードな内容になっている。金融集団が敵ということで、これは現在に通じる部分があり恐怖を身近に感じた。算盤で迫力を出す演出には脱帽である。必殺シリーズの型にはまったストーリー展開では全く無いので、終始緊張感が有り、暗殺集団との戦いも何時誰が死んでもおかしく無いという壮絶なものであった。中村主水がこれ程の立ち回りを見せてくれると誰が想像しただろうか。鶴瓶のさらし首は余りにも強烈で、結局それが一番印象に残った。8点(2004-07-19 03:57:32)(良:2票) 16. 愛と復讐の挽歌 ロングコートにオールバックのチョウ・ユンファがハマっている。チョウ・ユンファの風格をみた場合、今回のマフィアの親分というのは当に適役で、今まで少なかった家族や部下とのドラマが一番の見所である。最後もターミネーターもまっ青の火器の登場で、ジョン・ウーファンでも納得出来ると思う。「愛と復讐の挽歌・野望編」という本作の前編に当たるの作品があるので、興味のある方は是非こちらを先に観て頂きたい。ちなみに私は逆に観てしまった。 8点(2004-01-12 01:12:48) 17. 天空の城ラピュタ 初めてビデオレンタルした作品。内容は文句無く面白いし、傑作には間違いない。あくまで私の印象なのだが、エンディングの木が上っていくシーンで寒気がするような感じを受ける。全体からみても洞窟、嵐、結構惨い死など暗い場面があったからかとも思うが、今でも謎である。8点(2003-11-24 14:05:53) 18. 里見八犬伝(1983) 子供のころ一番好きだった映画。確かにチャチな所があるが、全体からみれば微々たるもの。今観ても志穂美悦子と岡田奈々の美しさが際立っている。8点(2003-10-15 12:28:35) 19. ランボー3/怒りのアフガン 《ネタバレ》 何故か評判の悪い本作、「ランボー」は歴史背景を踏まえるのがお決まりだし娯楽アクションとして楽しませてくれるのだから十分の出来である。今回はソ連そのものが敵だという事で敵の戦力も凄まじい、特に武器を満載させた攻撃ヘリは今見ても存在感がある。そのヘリをランボーは4機も落としてしまうのだが。ソ連特殊部隊とのゲリラ戦も無敵さを発揮する。全体的に間延びに感じるのと、ラスト戦車で突っ込んでリアリティーも糞もないのは不満である。アフガニスタンを見ると、本当に時代の移り変わりというのは惨いというが矛盾を感じる。此れを見ても分かるように当時アメリカが支援していたのだから。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-16 23:05:22)《改行有》 20. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 《ネタバレ》 どの映画も3作目はガタッと落ちるものだが、このシリーズは本当に期待を裏切らない。ショーン・コネリーという超大物を抜擢し、下手をすれば変な色に染まってしまうのだが絶対にそうはならないのだから凄い。ヒロインも今回は敵方で正解。クスっと笑えるネタが多いのも特徴。不満というとナチが出てきた映画で此れほど恐ろしくないと感じた映画は初めてであった点。ストーリーの成り行きとはいえ不老長寿になった事も返って後味を悪くした。永遠程恐ろしい事はないと思っているので。(約20年ぶりに復活した続編では何も無かったかのように高齢化していたが)[DVD(字幕)] 7点(2008-11-16 17:54:16)
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