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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

1.  十二人の怒れる男(1957) レンタルビデオで借り、すぐDVDを購入しました。白黒、他のDVDより高い、そんなことが気にならないくらい、この映画を何回も見たかったので。12人も狭い部屋にいるので、吹き替えで見て面白かったと感心したのはコレが初めて。吹き替えなんかで普通見ないから。もちろん字幕を最初見て感心し、次に試しに吹き替えで画面全体や、表情に集中しようと思いました。 そしたら、意外とコレが感情移入できるし、奥にいるやつ、交互に喋るやつの見分けが楽で、前観たとき気にしてなかったところなどにも、感動さえしてしまいました。ただし、この作品の吹き替えがよかったのと、作品自体が非常にストレートだからかも。あと、カラーじゃないのがいい。逆に、外国!って感じの洋画(ほとんどですが!)で、ギャング映画、マフィアものはいくらセリフが長くても、吹き替えはいや。(てめぇら・・とか言われたらね)この映画はリバイバル、パロディされてますが、希望がかなうなら、シンドラーのリストくらいの控えめパートカラーで、原版そのままリメイクしてほしい。票が変わる瞬間や、小道具にとか、ラストなんか、パーッと色がついたりするとさらにいいなと。10点(2003-11-18 04:41:34)《改行有》

2.  ベン・ハー(1959) 《ネタバレ》 重くつまらないかもと決め付けて見てなかったのですが、パッションブーム(笑)で、見てみようという気になりました。 中世もの古代ものが、とにかく苦手というのも見ない理由でした。 ロード・オブ・ザ・リング以来、中世&古代の映画が増えてきたような気がするのは私だけか?ともかく長い映画でしたが、分けて見ても十分ついていけました。脚本と演出が見事ですね。 一番よかったと思うのは、キリストの顔を映さないという演出。 水にまつわるエピソードが最初と最後に出てきますが、キリストとシンクロさせて非常に品がよい演出に感心し感動しました。 自分もその場にいたような錯覚さえ覚えるほど。後々の映画演出に影響を与えてると思いました。私は戦闘シーンや競技シーンは根本的に好きではないので、こちらのRPG的なうまい演出のほうに惹かれたのです。あと、主役のチャールストンも初めて見ましたが、私には肉体美はどうでもよくて、表情の細かい変貌にびっくりしました。ライバルが死にその憎しみを向ける相手がいなくなった。 それからの彼はどこにその憎しみを向ければいいのか、この描写がよくできてます。キリストの処刑で自らの憎しみもどこに流せばいいのか、そこまででよかったのですが・・答えはそこなのですから。あと、ヒロイン役の人もよかったです。 本当に賢いし見守ったり突き放したりと、理想の女性です。 元は使用人だったのかな?ロデムが変身してるに違いない(笑)と、自分で勝手にうけてました。 私は無宗教ですが、自愛の深さは感動しましたし、相手を許すことで自分も許すことで終わればもっとよかったなあ。 その後の円谷プロが作ったような特写の展開は・・ 宗教映画なんだ!と感心するのと、宗教映画か・・と落胆するのと意味が違うので-1点。 でも娯楽性もあり今見ても面白く、品もありよい映画でした。 ちなみに、パッションは・・見る気がしなくなりました。 キリストの逸話は映画という楽しさでいいですから。 あれは楽しい感動がないように思うので・・ 9点(2004-05-21 07:29:39)(良:1票) 《改行有》

3.  昼下りの情事 《ネタバレ》  魅惑のワルツという音楽が実によくかかるのですが、 それを演奏しているバンドの入れ方がコミカルでもあるのでひつこく感じない。 G・クーパー演じる富豪はどこへ行くにも楽団をつれてゆきますが、 公園のボートからサウナまでバックグランドミュージックのごとく、 お供しますので楽しいのです。 いつも同じところで泣ける(まあ私の悪い癖かも)と言うあの有名な列車のシーン。 そこでもこの音楽は効果的に使われこういう演出には弱いなぁ・・ あと気に入ってるのがヘップバーンが妬かせるためにレコーダーに恋愛遍歴を録音。 それをクーパーが何度も何度も聞きながらお酒を浴びるほど飲むシーン。 そこでも楽団のおかしく効果的な演出・・ 音楽もこういう品のいいかわいらしい使われ方をするという見本。 B・ワイルダーの他の作品は今のところ「アパートの鍵貸します」くらいなので、 もっと見てみようかなぁと思っています。 鏡の使い方が上手ですね。 ちょっと使いすぎかもしれないけれどこの範囲ならおしゃれかも。 奥行きがあって上品に感じました。 ヘップバーンは実は私は苦手なのですが、 この映画は初めてヘップバーンにめぐり合えた作品です。 これは何から何までかわいいです。 ファッションも私が大好きな感じでまるでお人形さんのようです。 特に好きなのがパンツスタイルにおさげ、10代に見えるくらい。 なかなか30前でこのスタイルが似合う女優さんはいないでしょう。 この役柄も私は好きですね。 一目ぼれしたプレイボーイの富豪と同等のように振舞う背伸びした少女。 多分こういう時期って誰にでもあると思うんですよ。 そして富豪も親子くらい年が離れたクーパーを見て、 共感を覚える中年男性もいらっしゃるかもしれません。 ヘップバーンの父に共感を覚える人も・・ つまりはどの年齢の人が観ても誰かに共感しやすい映画なのです。 監督の演出がステレオタイプなのかもしれませんが、 特に後半になると恋愛ドラマだけでなく、 色々な感動がゆっくりと味わえる映画だとも思います。 そういった恋愛コメディ映画はほとんどが熟年なのに、 この作品は珍しいキャスティングで微笑ましくもかわいらしく切ない。 恋愛々していないのが好きですが題名が品がないのが残念。 [映画館(字幕)] 8点(2005-10-22 12:18:05)《改行有》

4.  白鯨 《ネタバレ》 古い映画ですが、これもまた掘り出し物でした。 退屈で固いんじゃないかと思っていただけに、予想を裏切る面白さでした。 笑えるところもきちんとあるし、見せ所のパニックアクションは、ジョーズをしのぐと・・ ジョーズは何度も見ていて評価をまだつけていないので、もう少しお待ちくださいね。 そのジョーズに匹敵する、いや時代からしたらしのぐんじゃないかと思いました。 まじめな文芸作品、でも単純でそして深いドラマです。 ただ単に仕返しの鯨退治じゃあないのです。 私はこの船長はもしかしたら白鯨、そして白鯨もまた船長と思います。 同じ敵同士でその時を待っていたかのように・・ この映画もまた他の洋画の例にもれず、キリスト教の教えがあります。 単純なストーリーですが深い深いものがあります。 途中に出てくる船員の言葉、「鯨を捕って油を売るのは人様のためになり神も喜ぶ」 「けれども復讐のために鯨を殺すのは神にそむく行為だ」こんなような言葉・・ うまいこと言ったものだと納得しました。 あの白鯨は守り神なのかもしれないし、殺された鯨の怨念かもしれない。 船長の言葉も「この船では私が神だ」のような言葉を言いますが、 あの驕りは前者の言葉とリンクしているような・・ 最初に主人公が出会う預言者の言葉が怖いです。 ひとりを残してみんな死ぬ、船長は手招きして呼ぶ・・そんな風な言葉。 見終わるともう一度すぐ見たくなる。 すべて登場人物から言葉からつながっています。 あまり古い役者は知らないのですが、教会の牧師がオーソン・ウェルズだった。 とにかく暴れまくる白鯨のすごい迫力に圧倒されます。 たまに海が船と色があってなくて合成技術の甘さは感じるものの、 それでもこれだけの無駄のない面白い作品が作れるんですね。 今の映画のアラは気になりますが古い良質の映画のアラは気にならない。 ラストのあるモノが浮かび上がりたったひとり生き残った人物は・・ そのあるモノにも深い意味があるんですよ。 後味は普通悪いものなんですが救われました。 私はどの人間になれるのだろうかと少し怖かった。 ある意味宗教がかっていて、ホラー感覚も味わえます。 小説で読んだ人にも映像が迫力あるのでおすすめ! [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-20 04:38:07)(良:3票) 《改行有》

5.  情婦 《ネタバレ》  さて、私は実はこのサスペンスの途中でなんとなくわかってしまいまして、 たぶんこの作り方でかなりの人気の作品ということはとんだどんでん返し、 普通では考えられないのではなく普通に考えるという逆転の発想で、 中半にわかったそのままラストになったのです。 オモシロさは減りましたが嫌いではないノリだったのでさて、 どうオチをつけるのか観ていましたらば・・ またまたどんでん返しがあったわけです。 最後のどんでん返しが私には気に入らない・・ この映画やはりB・ワイルダー監督作ということで品がありテンポもよい。 このオチが私には合わなかっただけです。 「情婦」というタイトルがふさわしいとはいえませんが、 このオチにはこのタイトルが似つかわしい・・それがちょっとメロドラマ(爆) でもオデブの弁護士のこっけいで愛らしい演技は高評価できますし、 オチが気に入らないからといって作品全体の品が落ちるわけではありません。 思いましたよ。 こういう昔のいい映画があるおかげで「ユージァル・サスペクツ」や「セブン」が楽しめると。 今の映画のほうが演出も面白いに決まっている。 全体的に比べるのはかわいそうじゃあないですか。 今こういう映画を初めて観るとありがたいなぁとも思います。 昔の映画を昔に観たわけではないから味のある見方はできないけど、 今の映画を楽しんでさらにその影響を与えたであろういい映画を見つける楽しさ、 今の映画に飽きが来たときその間に探し物をするのも楽しいです。 マレーネ・ディートリッヒの演技も観モノでした。 砂塵 の厚化粧の歌手と同じなんですよ! キャプラのつぎはワイルダーを観ようと計画している最近白黒ファンになった私ですが、 今の時点で「アパートの鍵貸します」「昼下がりの情事」はすでに観ております。 この監督で気づいたことはとにかく品があるなぁということと、 テンポがよくてコメディも切れがいいということ、奥の使い方(ドアや別部屋)がうまい。 どちらかというと舞台劇のような撮り方で好感が持てます。 長回しの向こうに別部屋や鏡があったりと・・ヒッチコックの「ロープ」にもありました。 サスペンス特に演技合戦の法廷劇などの基本的に面白い見せ方は、 役者の演技と監督の演出がモノをいう舞台劇だと思うのです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-22 12:37:15)《改行有》

6.  地上最大のショウ 《ネタバレ》 なんか懐かしいものを見たような気がしました。 初めて観たのですが、子供のころ見たサーカスを思い出しました。 私もサーカスが好きで見終わったあと真似してました。 高いところに上ったりヨガみたいなことやってみたり・・ そういえば小学生のころの思い出ですが、 歩道橋の手すりに上がりサーカス気取りで歩き大騒ぎになったり・・ (決して真似しないように!) セシル監督といえば「十戒」スペクタクル映画で有名。 主演もモーセをやっていたC・ヘストン。 面白くないわけがない。 さらに最近好きでよく観てるJ・スチュワートがピエロ役。 でもピエロのままで通すとは思わなかったなぁ・・(爆) これでは「キングダム・オブ・ヘブン」のE・ノートンだよ(笑) 日本の昔の映画にありそうないい役なんですよ。 ピエロは実は・・コレ言うとネタバレなのでやめますが、 ピエロの最後の扱いが特に日本人の私から見ると不満。 誰に感情移入するかが難解なドラマであります。 なぜならば登場人物の心境がコロコロ変わり共感できないから。 そこで真の裏主役であるのがこのピエロだと思うのです。 この映画の無口な語り部でもありますので、 もっと演出してくれたら感動的になったかもしれない・・ 最後があれで仕方がないならさらにそう思う。 ピエロの目で冷静に見て客観的に楽しもうではないですか。 観客は何年も前からこのサーカス団にいてて、 夢をともにし裏も見ながら共存はできないのです。 ところでこの映画のDVDを検索しましたところアマゾンでは残念ながら見当たらず。 実は500円で売っていたりするわけで・・ 最近正規版ではないけどきちんと店で500円で売ってたりします。 画質が当時のビデオと変わらないのですが廃盤なら買うしかない。 わりと種類も出てるのでクラシック好きには嬉しいです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-22 12:27:21)《改行有》

7.  ハーヴェイ 《ネタバレ》  とにかくウサギが見えなければ純粋じゃあないとまで努力しましたが、 誰もが見えないウサギを主人公と酒場の連中(たぶん見えてる奴が何人かいるはずだ) に見えてるってのはこいつはアル中の幻覚症状で、 それも母親が死んでからこうなったとかいうと、 おかしいよりもなんかかわいそうな人だと観ていました。 しかし物語が進むにつれてこの主人公は当たり前に純粋なのかもと思い、 また努力をしてみます。 中半にはなんとウサギと2ショットの油絵まで登場。 いったい誰がそんな絵を描いたのか?? 帽子にウサギの耳のふたつの穴が開いているのも不気味でかわいい。 後半には主人公以外の人にも見えるんです。 ドアが音もなく開いたりブランコが揺れたりするのですが、 もうこれはウサギだからよかったものの最後まで見えないのですから怖いです。 最初は白黒か~と思っていましたが白黒だから怖いです。 もうひとりのハーヴェイ理解者はその不思議な力を知ると、 ハーヴェイを置いていってほしいと主人公に頼みます。 見えるまでは純粋だったのかもしれませんが・・ アメリカの良心の人の役をやらせたらJ・スチュワートは似合うんですが、 J・スチュワートのほんわかした演技はまるで地のようで、 悟りを開いた子供のようです。 外見やしぐさ(かなり礼儀正しい)は紳士ですが、 目が中を歩いている子供なのでリアルな不気味さがあるのです。 、 この主人公はもしかしたらこの世に嫌気がさして世捨て人のように 純真な老人のようになってしまったのかもしれません。 なにをされても言われても怒らないけど見ててイライラすることもない、 後半のセリフで亡き母が語ったと言われる言葉がいいですね。 賢く生きるか楽しく生きるか・・僕は賢く生きてきて楽しく生きるほうを選んだっての。 楽しく生きれなければハーヴェイは見えないのかもしれませんね。 そういう意味では演出はちょっと不気味ですが、 悲しいひとに見えるモノより楽しい人に見えるハーヴィは癒し系なんでしょうか。 助演女優賞のジョセフィン・ハル(お姉さんの設定)が後半、 弟を普通の人に戻すことに反対するあたりにテーマがあるかもしれません。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-09 15:26:35)《改行有》

8.  グレン・ミラー物語 《ネタバレ》 ジャズに興味はない私でもグレン・ミラーは馴染みがあります。 昔、社交ダンスをしていたのでムーンライト・セレナーデ他ほとんどダンス音楽で・・ 彼の生涯を描いているのですがDVDがほしくなりました。 廃盤なのですが、なんとハイビジョン&ビスタが選べ、 ミュージック・チャプタまで入っているのです(好きな曲だけ選べると) あらゆるところで探しましたがないのです・・ レンタルしかありませんが、DVDはいいですよ。 伝記ものということで構えて観たせいか感動までは至りませんでしたが、 気分によって感動できるかもしれません。 アメリカの歴史も同時進行してゆくのとR・アームストロングなど往年のジャズプレーヤーも出演。 これは音楽、特にジャズファンには保存版にしたいだろうと思います。 ラストがもうわかっていることから客観的に観てしまいました。 素晴らしき哉!人生と同じようにクリスマスのシーンでエンディング。 しかしその差はかなりのもので、決してクリスマスには観たくはない。 J・スチュワートが本人のまんまのような誠実な当たり役だったので特にリアル・・ 欲を言えばもっと恥ずかしいくらいになってもいいから覇気がほしかった。 まあ遺族のかたも現存していらっしゃるので伝記モノは仕方ないのでしょうけど、 やっぱり明るい音楽と裏腹に寂しいものがありました。 音楽が他の映画でも使われていた場面や、 ホールでの演奏で色が変わってゆく演出や、 古きよきアメリカのそれもカラーでの映画ということでよかったです。 楽団へのアイディアも(ケガの巧妙)という実話で微笑ましいです。 保存版にして音がほしいとき流しっぱなしにできる映画だと思うので、 またDVDが安く再販されればいいなぁとおもいます。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-09 15:19:46)《改行有》

9.  地底探険 《ネタバレ》 私はもしかしたら冒険ものの中では洞窟が一番好きかもしれません。 だって「ナショナルトレジャー」を観たのも「インディジョーンズ」みたいだと思ったから。 昔のSF冒険ものを触手しているのは根本に「インディジョーンズ」があったから! ところでこの地底探検はかなりインディに影響を与えていると思いました。 パラマウント映画の山そっくりな山がインディに出てきますが・・ この映画でも実は出てくるのですよ。 そして極めつけが・・洞窟に巨大な岩が転がるシーン! これをパクリと言わずしてなんなのでしょうか?? オマージュというよりパクリです(苦笑) スピルバーグ映画にしては珍しいそのまんまギャグです(まいったなぁ) まあこういうのを見つけて喜ぶ私もあきれますが・・ちょっと嬉しい。 ジェール・ヴェルヌっていいですねぇ! 派手で飛んでるH.G.ウェルスもいいんだけれどまた味わいが違う。 こちらのほうが飛びすぎていないというか地味でも深いかもしれませんね。 突飛な発想は子供に帰れるひと時であり、わりと科学的な思想も入っており楽しめる。 地球の中心に行ってみたいと思いませんか? そしてそこに滅びた遺跡などがあったら・・見てみたい! 観ている最中も「嘘や、地底はマグマに決まってる!」と言いながらも、 「もしかしたらこんなところがあるかもしれない」と夢を見ている気持ち。 人間ドラマもコメディが入っており面白い。 ただ主役のジェームズ・メイソンが堅物の役でちょっと違和感がありましたが、 それも役どころなので仕方がありません(この人、ブラジルから来た少年、海底二万マイルにも出てた) まあ主役が堅物ということでもう一方のパット・ブーン(て歌手でしたね確か)が、 歌ったり笑わせたりと掛け合いがなかなか面白い(この人のミュージカルなら観てみたい気も) そして先にすでに地底までいたその土地の住民(と主張していますが) 実は彼が本当の最初の発見者の末裔なのでした。 この謎解きもなかなかわかりやすくも楽しいです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-20 12:14:14)《改行有》

10.  地球の静止する日 《ネタバレ》 宇宙戦争と同じH・G・ウェルズ 原作なのですが、 私的にはこちらのほうが好きです。 あと、スピルバーグにはこちらの映画のリメイクが合うと思いますが、 宇宙戦争はもう公開秒読みなので仕方ないでしょう。 (宇宙人=悪)をスピルバーグがどう作るのかは興味ありますが・・ さてこちらの作品は、攻撃しない友好的な宇宙人が主役です。 一見宇宙人に見えるロボットはそのまんまロボットで、 UFOから(デザインもこっちのほうが好感)降り立った人間が挨拶に来たところを、 撃たれ病院に運ばれ軟禁されるのです。 どこがE.T.と違うのか? それはUFOに乗り遅れたのではなく自ら地球にメッセージを届けに来たのです。 何の用かは地球人が持つ武器(核などの)に対する警告なのですが、 それは見ている私たちにも最初からだいたいわかりますが、 その目的を言わない(全世界にではないと言わないと言う)ので、 何もしてないのに迫害され追われる宇宙人がまるで、 人類を試しているようにさえ見えます。 人類から見れば、宇宙人=神の図式かもしれません。 この同乗させている守り神的なロボットは、 地球人が宇宙人クラトゥを殺したとき、地球を滅亡させるプログラムも組まれています。 私の大好きな横山光輝のマーズに似ています。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-01 09:31:35)《改行有》

11.  ピーター・パン(1953) 初めてきちんと見ました。すごくわかりやすく完成度の高い作品ですね。ディズニーアニメは、絵がなめらかすぎるのが合わず、見るのを避けていたのです。見てみるとそんなことは気にならなくなる、話の展開の面白さと夢のある背景に感心しました。 これからディズニーも見なくちゃと思います。考えてみれば、私のミュージカル苦手なのも、ディズニーに馴染んでないからかもしれない。ミュージカルも避けていたジャンルなので、もし苦手な方はディズニーお勧めですよ。 ピーターパンは個々の個性がよく描かれています。大人になりたくない主人公よりも、大人になることを選んだ少女や、子供には帰れないパパ・・このリアルな描写とせつなさに、ファンタジーでありながら永遠のテーマをも感じます。 コメディが入っててすごく楽しい。たぶん映画では楽しく夢があるけど、本で読むと感動して泣いてたかもしれない。 この作品を見るきっかけとなったのは、本当は見る順序が逆な(フック)の本当のピーターパンが見たかったので。スピルバーグ作品のほとんどが、ディズニー映画のオマージュのようです。 今さらながらディズニーですが、これから先もあらゆる人に影響を与えているのですから、そういう意味でも見続けたいです。 幸い私は、今現在見てもしらけることなく感情移入ができるので、まずはこの作品が登竜門です。7点(2004-03-26 05:20:43)《改行有》

12.  ボディ・スナッチャー/恐怖の街 《ネタバレ》 ど・・どこに出ていたんだ?サム・ペキンパー?? オリジナルのほうも観てみようということで借りてきました。 しかしこの作品の映画化って今までに3回もしてるんですね・・ SF古典ということでSFファンならばぜひとも観ておきたい作品です。 リメイクが流行っているので作品をより理解することでオリジナルも見ることにしています。 ただしSFサスペンスとなれば私は2作目のほうが好きかなぁ・・ 最後のどんでん返しとSFは根本的には結末は暗いオチが面白い。 こちらのオリジナルは全体的には好きですが、 ラストがありきたりでした。 宇宙生命体による地球侵略が何なのかがなかなかわからない、 これは良いと思いましたがさて初めてこちらを観るとわかりやすいものか? 時間が大変短い作品なのでテンポはあるのですが、 中半にならないとソレが登場しなかったり、 コピー人間がいきなりソコに横たわっているなど唐突すぎ。 ただし、2作目でマユのようなものをコピー人間がかかえていたのが、 この作品ではお菓子の(さやえんどう)そのまんま! これは私は気に入りました。 2作目を先に観ておいたので大変わかりやすかったのですが・・ 後半に人面犬はでてはこなかったけれど(当たり前) 2作目で人面犬を出した遊び心は同じところにありました。 冒頭の入り方主人公の説明はこちらのほうがテンポがよく好感。 久しぶりに帰郷して街がどこか変わっていた・・ こちらのほうが説得力があります。 あと、この作品はすごく光と影の使い方が上手だなぁと感心。 ドン・シーゲルが監督をしているのですが、 この方は2作目のリメイク作品にも俳優で出演しています。 どこに出ていたのか元の顔がわからなくて残念。 このシリーズは意外と面白いSF作品なのです。 気持ち悪いエイリアンが人間の体をのっとるような映画なのに、 そういう描写はあまりなくてほとんど心理サスペンス。 ソレなのに面白いのです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 16:06:31)《改行有》

13.  七人の侍 《ネタバレ》 映画自体は非常によく出来ており、 侍モノが大好きな人には特にこたえられないと思う。 私は新選組は大好きなのですがちょっとこれは趣味の問題・・ でも面白かったです。 特によかったのが脚本です。 洋画のほうを多く見ているのでこの出だしは新鮮でした。 普通は無法者や新参者が現れて街や村が荒れるんですが、 これは主役は農民たちなのです。 野武士に荒らされた村を守るために考えたのは・・ 農民たちのわずかな食料で侍たちを雇い野武士を退治してもらう。 出演者が知らない人ばかりでしたがマゲを切り坊主になる役の俳優さんよかったです。 実はこの出演陣の中で唯一知っていたのが他の黒澤作品でほとんど主役の三船敏郎。 他の作品は(天国と地獄など)演技が固くて演技力に疑問を持っていたのですが、 この役はあまりにはまっていたしうまいのでびっくりしました(苦笑) 三国志でいえば張飛みたいなおっちょこちょい。 コメデイのような前半はとても楽しかったです。 7人集めてゆく過程も面白いし戦術を練る坊主侍を中心としたやりとりもよい。 ただ中半からが長く感じてしまいました。 200分少々あるからというのもでしょうか。 野武士が来るまでのあたりがわりとテンポがよかったです。 カメラワークについてです。 さすがにハリウッドの有名監督がこぞって参考にしている映画。 構図の素晴らしさは他の(といっても侍モノ以外しか観てないけど)作品でも気になっていました。 特にいいなぁと思ったのが柵や小屋の隙間から魅せる演出。 このあと野武士は前を駆け抜けカメラは切り替わります。 ラストの坊主侍のセリフもよかったです。 「また生き残ったな」これは深いものがあります。 荒野の7人を見終え比べてみたいと思いました。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-04 07:45:35)(良:1票) 《改行有》

14.  知りすぎていた男 《ネタバレ》 う~ん・・ケ・セラ・セラが流れている映画なんだ。 親子愛を絡ませたサスペンスなのですが、 ちょっとひつこすぎるかなぁと思いました。 サスペンスで誘拐事件モノでこう、大事なところで歌われると・・ 逆に「来た」と感動や感情移入ができない私。 ミュージカルではないのですね一応・・ 「めまい」もそうでしたがドラマチックすぎるなぁ・・ よかったところは、 この時代のサスペンスとしては展開が速く観やすかったのと、 犯人側にも善人がいたりして人間ドラマはよく描けていました。 あの有名なコンサートホールでの演出は、 「ゴッドファーザー3」で似た感じのがありました。 あそこで終わってたらニヤリなのですが、 そこからがちょっとひつこいと思ったのです。 でもジャーン!で終わっちゃえば子供は帰って来れないし(・・) ピアノで歌う母と口笛を吹く子供・・ついてゆけないのはなぜだろう。 こういう昔の映画を観てみるといかにその後に影響を与えてるか・・ 最近の映画だと「ナショナルトレジャー」も思い出されました。 でも紙芝居をめくるような説明的な演出や前フリはコロンボでもありました。 サスペンス不感症にかかってるのかも(苦笑) 自分の予想を裏切ってくれるサスペンスを・・ 謎解きは途中でわかってしまったのですが今回はヒッチコック作品には珍しく、 家族愛をテーマにしていてまるでスピルバーグのサスペンスアクションです(爆) と、観れば面白い娯楽作になります。 何も考えずに観れば確かにいい作品かもしれません。 J・スチュワートが一市民を通り越して役柄もあるにせよ、 スーパーマンのような活躍がちょっとついてゆけず(「北北西に進路を取れ」もでした) 妻のD・デイもまるでミュージカル映画の主役でした。 それを爽快と観るか作りすぎだと観るかですね。 いやぁ困ったもんだ、私の現時点でのヒッチコック高採点は「鳥」で、 一番良かったのが「ロープ」ですから・・(ロープは欠点は多くとも面白い) [DVD(字幕)] 6点(2005-10-22 12:21:16)《改行有》

15.  渚にて 《ネタバレ》 まず、この作品が作られた時代を考慮して、 地球崩壊SFのさきがけとなった作品ということを考えてください。 古い作品なのでモノクロでスペクタクルなシーンもありません。 物語は、冒頭からいきなり世界の終わりを告げられ、 最期の楽園と化した普通の人々の暮らしがいつものように始まります。 作品により共感しやすくしたい方には、 シドニー・ルメットの未知への飛行 を合わせて観る事をお勧めします。 未知への飛行(全く本作に関連はないが私は関連させてみた)をまだ未見の方は想像で、 第三次次世界大戦後、生き残った人類がいる国はオーストラリアだけと考えてください。 合衆国は全滅しましたがまだ生存者が残っているかもしれません。 わずかな望みも持ちながらアメリカ艦長G・ペック(今のところ観た作品で一番かな)は、 オーストラリアでつかの間の休日を過ごしある女性を紹介されます。 アメリカ人の主人公にはすでに家族はいません。 それでも恋には落ちないのですが、徐々に打ち解けていくのです。 このふたりと紹介した若い夫婦がほとんどでづっぱりです。 若い夫婦の妻は出産したてでこの世の終焉にウツ状態です。 5ヵ月後には最期まで残ったオーストラリアも終わると予想されていました。 夫は昇進し主人公とともに原子力潜水艦に乗り、汚染の調査をするのですが・・ 望みの北極圏さえすでに汚染レベルは高く、 当然全滅したサンフランシスコにも寄ります。 乗組員のひとりが空になった廃墟に降り立ち泳いで逃げます。 「死ぬときは故郷で」日本から出たことがない私には理解できなかった。 生まれた国であろうとも生存者はいないのだから・・ それならば生きている人たちと一緒にいた方が心強いと思うのですが・・ それを強く感じたのが死体描写が全くないということです。 死体が街にあれば死体でも家族と一緒にいられる。 生まれた土地に帰る気持ちはわからなくはない。 けれども空になった街、死体はどこへ・・? 犬は死ぬときにうちに帰るように人間もベットだと言うのですから、 みんなうちにこもってそのときを待ったのでしょう・・ 「28日後・・」を思い出しました。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-23 12:27:26)《改行有》

16.  シンバッド七回目の航海 《ネタバレ》 どうやら私の観る順番が違っていたようです・・ 7回目の冒険という題から判断し最後にしてしまった! 実は一番最初で一番古く一番人気がある作品みたいなのです。 が・・見尽くして最後にこれを観たから目新しく感じなかった。 だからこの採点はもうひとつふたつ星を足してあげないといけない・・ けれどもシンドバッド役はアラブ系の顔でないといけないと、 勝手に思いこむ私は他のシリーズのシンドバッドと比べてあまり・・ 魔術師が魔女のようにマヌケではなく完璧でよかったんですが、 完璧な二面性の悪(パルパティーンのようだと言えばわかるかな) この役は個性的でしかもこの年代からしてもしや? とまでSWへの影響も勘ぐったくらい(ルーカスも観たと思う) 勧善懲悪なストーリーに違う面白さを出していて、 私としてはエンディングで魔術師がかわいそうに思えたのです。 他のシリーズでは悪のほうに肩入れはしないんですが、 いやどう考えてもシンドバッドは魔術師の島を荒らしてるって(笑) 姫が小さくされるのですが、もうピーターパンのティンカーベルの世界。 作られた年代からしたら本当にすごいなぁと感心します。 ファンタジーであるし冒険モノでもあるし、 ただランプの精がイメージと違ってた(老人の方がよかったり) おなじみのハリーハウゼンの特撮はインディジョーンズのような活劇に、 怪獣映画を絡めたようないい意味での違和感があり、 今回こそ全てのシリーズの最初のキャラたちが登場。 一角獣が人間を捕らえ料理しようとするさまは細かすぎて笑えます。 あの動きがフィギュアのような造型で、 何コマも取り続けた成果というのが信じられないくらいすごい。 怪しい機械的な動きもこの特撮の魅力です(すでにはまってしまった) ・・でも逆の年代から観たので目新しさがなくこれは自分のせいです。 SWもそうですが製作された順から観たほうが正解ですね。 [DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 12:13:32)《改行有》

17.  北北西に進路を取れ 《ネタバレ》 「オースティンパワーズゴールドメンバー」のOPは、 007なのか北北西なのかわからないパロディですね。 その場所とは・・トラックやヘリに追いかけられるシーン。 あのシーンは結構有名なんでしょうか? わりと気に入っています。 とうもろこし畑のシーンですよ。 これはDVDの表紙にもありますから見せ場ですね。 お約束ネタ(主人公は死なない)とか、 説明するのは登場人物など突っ込みところはありますが、 娯楽もあり観てて飽きません。 一番よかったのはやはり脚本かなぁ・・ タランティーノがすきそうなエンディングですね。 列車の中から時間がすぎてないような感覚で、 もう一回見直そうと思える作りは面白い。 ただ私が恋愛映画不感症!ということもあり輪をかけて、 アクション映画嫌悪症なので・・ お話の面白さで観終えたという感じです。 さてさてでは私の恋愛映画&アクション映画の高得点とはどの作品か?? でもやはりよくはできてはいるもののなにかこじんまりとして、 ロードアドベンチャーの躍動感とかはありませんでした。 やはり配役かなぁ?地味かも・・ 逃げて逃げてというパターンならもうちょっとコミカルな人の方がいいと思う。 ネモ船長やってたギャングはよかった。 カメラワークとかかなり期待したんですが今の映画を見慣れると目新しくはないです。 「第三の男」のほうが目新しく感じました。 ヒッチコック作品を選ぶならもっと怖いのにしたほうが私には合いそうですね。 それと最近2回目の宇宙戦争を観賞し終えたのもこの作品にはマイナスかも。 逃げ方がちょっと中途半端というかやはりスピード感が今みっつくらい!?遅い。 [DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 11:22:39)《改行有》

18.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 期待して見たのですが・・・ まず原作を知り、粋なサスペンス的映画&哲学的な人間の本性の 映画化を期待し、MISTYで失敗し(でも5点つけた)この有名な 羅生門でなら思ったとおりの世界かと期待しすぎたのかも。 だから可もなく不可もなく厳しい点になりました。 原作がとても私の中でウェイトを占めていたので、解釈から外れるとこうなります。 描こうとしている世界はとてもわかるのですが、かなり美化されているラスト。 映画としては大成功、でもぞっとするような原作のラストの謎がない。 爽やかすぎる・・天国と地獄のときのような終わって放心状態になり、 考え込むことがない。木こりや羅生門や赤ん坊など、あとから足したものが なければこの映画はこんなに評価されていたか。だから原作をも超えたのでしょう。 でももうひとつ、京マチ子が怖いだけで色気や妖艶さが伝わらない。 うるさいし濃いです。もっと切れたところとさめざめしたところがあると 期待したのですが・・それと三船さんが軽い。聞き取りにくいセリフ。 音楽と映像と(森の中は白黒で大正解)脚本はよい。何が特に気に入らなかったか。 結局まるめこまれてしまったと、見ていてしらけてしまったということ。 羅生門のしたでの3人のうちひとり、本音を言い続ける男のいうことが一番。 洋画のサスペンスであまり好きではないですが、将軍の娘エリザベス・キャンドル、 ああいうタイプの問題作のほうか、閉ざされた森みたいなのを期待してたんですが。 結局でもこのふたつは、羅生門のオマージュですよね。 ということはすごい作品なんだろうなあ・・・6点(2004-09-09 06:38:26)《改行有》

19.  裏窓(1954) 実はサスペンス好きなんですが、ヒッチコック作品を見たのはこれが初めてです。特に人気が高く、氏の言葉では一番好きだと言う作品。なるほど当時としては斬新な脚本であり、映画としてもわかりやすくツボも押さえてて楽しいです。・・でも期待していたイメージと違ってた。素晴らしき哉の、ジェームズ・スチュアートの演技がこの作品では魅力を感じなかった。当時は斬新だったアパートのセットが、なんというか平面的でやはり古さを感じる。これでカラーじゃなかったら新鮮さを感じるのですが、私はこういう舞台劇あるいはミュージカルのセットみたいなものは、白黒のほうが逆におしゃれで好きなんですが・・あと、犯人がそこに来ることはわかってたから、じれったかった。でも、グレイス・ケリーはすごくよい。どこかヘレナ・ポナムカーターを思い出した。今見たら古風で上品ですが、当時は現代的だったんでしょうね。6点(2003-12-27 04:17:13)

20.  或る殺人 《ネタバレ》 法廷劇になるまでがやけに長く感じました。 でもそれを我慢すれば後半はなかなか面白いです。 しかし・・この時代の白黒はどうなんでしょう。 と、前にも書きましたがカラーの時代と思うのですが・・ ジョージ・C・スコットは「天地創造」で、 息子を神に生贄として捧げたアブラハム役しか知らなかったので、 この役はちょっとびっくりしました。 マフィア役かと思った(苦笑) ちょっとリーアム・ニーソン似ですね。 対する主演のジェームズ・スチュワートは・・ 法廷劇での正義感あふれるが固くもなく逆にこっけいでした。 このふたりのまるで違う個性でのぶつかりはなかなか面白く、 軟投派のピッチャーとコワモテのホームランバッターの対決みたいで、 法廷劇だけでも見る価値はあります。 ただし結末はしっくりこないものがあります。 結局なんだったんでしょうか・・?? あの法廷劇はなんだったのか、スチュワートに同情しちゃいます。 ちなみに本編に入る前のおしゃれな紙芝居風の演出、 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」思い出しました。 音楽も軽快なジャズでした。 法廷劇に入るまでが長いので間延びしているのが割引。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-20 23:16:40)《改行有》

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