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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ゴージャス その場その場の思いつきで行動する単なる自己中を奔放という言葉でごまかすタイプのヒロインはあまり好きにはなれなかったものの、なかなか面白かった。映画の中のジャッキーと言えば、やはり悪をやっつける、誰かを助ける、仇を討つ、という自分以外のもののために闘うヒーローなわけで、またそんなジャッキーが好きなんですが、本作ではほぼ100%自分のために闘っている。これはとても珍しく、かつ貴重なジャッキー映画だと思う。そしてだからこそ、ライバルとの最後の語りのシーンが、単なる寛容の行為ではなく等身大の主人公の素直な感情表現として光って見える。これはヒーローとしてのジャッキーに執着しなかった監督の演出がうまかったのだろう。ヒロインの母親の含蓄ある言葉からも、監督の感性の豊かさが伺える。唯一ダメだったのは、格闘シーンが何かダラダラしてて飽きたこと。本物の闘いは間合いを計るのが当たり前なんだろうけど、さっさとやってくれと。8点(2005-01-23 00:29:32)(良:1票)

2.  ラブ・オブ・ザ・ゲーム 《ネタバレ》 野球映画というよりも、野球を題材にした黄昏流星群のような映画。野球そのものが喜びだと思っていたのに、人生最高の夜に孤独しか感じなかった中年男。それは単純にもう野球ができないという事実も加担したかもしれない。しかしぽっかり空いた穴を埋めてくれるはずの人を、自分から傷つけ、遠ざけてしまっていた。部屋での一人ぼっちの場面が印象深い。7点(2004-11-28 00:02:37)

3.  スリング・ブレイド 序盤から漠然と芽生えるイヤな予感がそのまま的中してしまう、哀しくて鬱な映画だった。しかしこの映画の背景にあるのは、現実の辛さから逃れるためにアルコールに逃げる横暴な中年男と、夫を亡くした寂しさからそのチンピラにひっかかり、依存するダメ未亡人。自分が生きるため、親のために我慢せざるを得ない不幸な優しい子供。現在の日本でも続出している児童虐待のメカニズムが鋭くえぐり出されている。カールの行動は純粋すぎるがゆえの極端なものではあるけれど、「ダメなやつは絶対に変わらない」という厳しい見方の現れであり、かなりの確率で正しいと思った。置かれた立場に合わせて器用に人格を変えられる人間などこの世に存在しないのだから。10点(2004-06-14 13:26:46)

4.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト まず、発見された映像は誰がどういう目的で編集したのか、という根本的な疑問がある以上さほどのめり込む気にもなれないのですが、偽ドキュメンタリーとしてまあまあの出来だとは思いました。作った人たちは、当時「次はコメディを作りたい」と言っていたけど、多分つまらないと思う。映画で一山当てるには宣伝がいかに大事か、という事実を教えてくれるとともに、宣伝さえうまければ中身がスカスカでもいいのか、という映画そのものに対する疑問さえ考えさせてくれる、ある意味貴重な作品ではありました。3点(2004-06-05 00:23:10)

5.  機動警察パトレイバー2 the Movie やはり第一作と同じく、頭が切れすぎる人間の神の視点からの犯罪。特にパトレイバーである必要は無い。目の前にある欺瞞を見抜き、本質を見据え、すべてを飲み込んだ上で自分の仕事をがんばる、という大人の考えが痛いほど伝わった。厳しい。8点(2004-05-29 01:31:56)

6.  裸のランチ 幻覚を見るジャンキーの映画、ではなくジャンキーが脳内で作った世界を映画化したものだと思う。何でもあり。他人から見れば不条理でも、本人の脳内では一応のルールがありそれにしたがって世界が動いている。それをそのまま肯定した感じ。楽しんでのめりこめた。9点(2004-05-29 01:16:24)

7.  シックスティナイン 「トゥルー・ロマンス」と「ロック・ストック~」を足したような感じ。構成や雰囲気は真似っこと言われても仕方ないが、ただのパクリ屋に書ける脚本ではない。帰宅すると大金が家の前にあった。普通なら怖くて手を出さないであろうが、その日は丁度リストラされた日。この辺の流れが意外と丁寧で細やか。「シャイニング」や「ソナチネ」からいただいたような画もあったけど、余計なことしなくても十分面白い映画が作れる人。次回作がとても楽しみ。8点(2004-05-29 01:00:54)

8.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 全編しっかり見ようとすると、かなりの気合と根性を要する独特の空気があった。多分、どこからか非現実の世界に入り込んだのだろうとは思うけど、それがどこかははっきりと分からない。すべて夢かというとそうでもない。しかし見終わった今、面白いとかつまらないとかではなく、確かに「バートン・フィンク」の存在を確認したという実感はある。それ以上は何とも。9点(2004-05-29 00:38:36)

9.  エーゲ海の天使 戦いの中心から疎外された兵士達の安息の日記というか、かなりまったりとした映画。兵士達が現実の流れに対して結構無抵抗。苦悩するでもなく、幸福をつかむための努力が特にあるわけでもない、何とも不思議なテイストでした。7点(2004-05-29 00:30:45)

10.  ポネット フランスの子供たちって、みんなあんなにベタベタしてるのだろうか。しかもやけに大人びてて小癪。特にポネットの言動はフランス映画に出てくる大人の女と何ら変わりがない。フランス女性が子供っぽいのか、子供達が老けてるのかは分からないが、とにかく女性の内面的邪悪さに異常に寛容で、妙に理屈っぽい、いかにもフランスっぽい映画だった。事実は母親が死んだこと一つだけで、あとの言葉は全部ウソだし。4点(2004-05-24 16:20:17)

11.  北京原人 Who are you? 見世物映画としての自覚があるか無いかで評価が変わってくる微妙な映画ではあるけれども、多分自覚は無いんじゃないか。遺伝子から原人を蘇らせたはいいものの、さてその後どうしよう、という作中の煮え切らなさは現場とリンクしていたに違いない。「彼らを見世物にする気ですか!」という緒方直人の熱い叫びが自虐的なギャグにしか聞こえない。脱力系エンディングテーマでトドメを刺されて泣きたくなった。0点(2004-05-24 06:08:15)

12.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 一見内面的な内容のように見えるけど、かなりトリッキーな映画だと思う。お笑いで言うところの「スカし」というか、ドキドキさせておいて実は何も無い、という展開が多かった(昔の仲間の復讐とか、ありそうで無かった)。で、ラストは「お前が死ぬのかよ」というプチドンデン返し。本当に人種差別や人間心理に心を込めて作った映画なのか、とても疑問だ。4点(2004-05-23 02:05:49)(良:1票)

13.  ラリー・フリント 何かこう、誰が見ても分かる社会における行動をつぶさに追っただけという感じでつくりが薄い気がした。ポルノ業界にいる息子達に対する親の反応とか色々あるだろうに。映画よりよっぽど面白い人生を送った人って、逆に映画にしづらいんじゃないかと思った。5点(2004-05-23 02:01:10)

14.  デリカテッセン 登場人物が皆どこかイカれたところのある人ばかりで、画面は陰気。なのになぜか雰囲気は明るい。趣味の悪いサーカスのような映画。終わり方がやけにさわやかで「これも笑うとこ?」と疑いたくなってしまう。8点(2004-05-23 01:45:55)

15.  ハモンハモン 脱ぎまくりで大活躍のペネロペ2号もさることながら、全編通じて己の欲望に正直な人たちばかりで、まともな人が見つけにくい。そんな欲まみれの人たちをこれでもかというほど熱くパワフルに描いている。思考を停止してみるべき傑作。9点(2004-05-23 01:42:41)

16.  この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 とても綺麗ないい話だとは思うけど、それ以上に閉鎖された田舎町の、変化に対する恐怖感と見えない暴力が恐ろしくて仕方が無い。何だか過去を乗り越えようという努力はムダだ、と言われているような感じで欝になった。死んでから聖人扱いするなら生きてるうちに優しくしたれや、という素朴な疑問は、実はいつの時代にもどこの国にもある永遠のテーマかもしれない。6点(2004-05-23 01:27:50)(良:1票)

17.  マルコヴィッチの穴 《ネタバレ》 普段から自我や自意識について考えすぎちゃっている変な人が書いた話だと思う。後半から割りと筋の通るまともな映画になっていくのが物足りないけど、メタな視線の持ち主なだけにそれすら狙いか?と段々監督と脚本家を信用できなくなってしまう。実に不思議な映画だった。オープニングのマリオネットはかなり素晴らしいです。8点(2004-05-23 00:56:59)

18.  13F ジャンルはSFなのに、なぜか中世ヨーロッパの風景で始まるオープニングシーンからセンスがいい。ものすごく斬新かと言えばそんなこともないけれど、こういう現実世界に対する不安をかきたてるような作品は好きです。7点(2004-05-23 00:39:52)

19.  グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 頭が切れる人は大概感性の鋭い人が多く、小さい頃に感じた恐怖が心の底にこびりついていつまでも取れ無かったりする。その恐怖は、虐待という直接的な行為だけではなく、環境の変化や新しい人間関係などの感情を動かす可能性のある要素もすべて排除してしまう。主人公は心に流れ込む感情が、過去のつらさや哀しさを刺激しそうで怖くて仕方が無い。その呪縛から解放してくれたのは、初対面のやりとりで「君は私を傷つけた」と同じ目の高さではっきり感情をぶつけてくれたカウンセラー。自然発生の感情をそのまま見せ合える、計算の無い本当の友人が人生において最も大切なものなのかもしれない。9点(2004-05-23 00:20:45)

20.  遠い空の向こうに 涙が止まらない名作。父と息子の確執、友情、夢と現実の間での苦悩。少年が大人になるために避けて通れない要素がたっぷり詰まっている。途中から積極的に父に対して寛容に接していく少年と、寂しいけれどどこか嬉しく誇らしい気持ちの父の顔。思い出すだけで涙が・・・。10点(2004-05-13 01:40:15)(良:1票)

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