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1. おばあちゃんの家
《ネタバレ》 役者さん達の演技は上手いし映像もすばらしいのですが,皆様もご指摘のように,ずいぶん描写があっさりしすぎているなというのが私の率直な印象です。シナリオ上で孫役の男の子が祖母と関わり合っていく過程において,彼の心境の変化にもっとストレートなコントラストをつけてくれてもよかったのでは?現実はこんな風だとさもいいたげなのかもしれませんが,人間は変わらないものだとしても,子供の頃はナイーブなあまり短期間で些細な出来事に影響を受けたりする現象はそれほど不自然でもないでしょう。お国柄で感覚が違うのかもしれませんが,同じ儒教的な価値観が社会の根底に流れていたりする訳だし,終盤というか後半で村童たちに負けないぐらいのモラルをもつようになってきたとか具体的なエピソードを交えてより寓話的な仄々とした展開にしてくれた方が自分的にはずっと好ましく思えます。[CS・衛星(吹替)] 7点(2007-03-22 19:11:59)
2. 泥の河
子供の視点で忠実に描かれていてすばらしい映画でした。自ずとノスタルジーに浸れる場面も少なからずありました。物語はよくわからないうちに強制終了的に一段落し、おそらく今もあいまいなままになっているというような最後でしたが、原作もいずれ読んでみたいと思います。それほど古くないのにモノクロ作品ですが、仮にカラーでも映画の印象はあまり変わらなかったのではないでしょうか。それにしても、田村高廣と藤田弓子演じる両親が常に優しくて感心しました。家庭のあり方を見せつけられ反省です。「子供に責任はない。(子は)親を選べない。」 物質的に多少貧しくても、ノブちゃんはきっと幸せですね。8点(2004-07-25 12:56:48)(良:1票)
3. ムッソリーニとお茶を
期待通りの精緻な描写が盛り込まれ、イタリア人気質的とでもいうのかほのぼのとした人情味溢れる映画でした。役者さん達の演技もすばらしいし、F. ゼフィレッリさすがですね。実は、衛星波で放映されている最中に気づいて慌てて終わり30分あまりしか見ていないのですが、必ず全て鑑賞し再レビューさせていただきます。9点(2004-07-25 09:23:48)
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