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プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 まざまざと正義と悪の境界線の曖昧さを見せ付けられた。 …正義と悪とは何か? うン、正義と悪。 …「光と闇」 …「強き者と弱き者」 …「カッコいいとカッコ悪い」 …「快楽と苦痛」 …「美味しい物と不味い物」 …「薬と毒」 相対、いや対立するその因果関係。 正義とは?そして悪とは? そンな事を考えさせられる映画だった。 ヒーローでありつつ究極のダークサイドに位置するバットマン。 ヒールでありつつ究極のライトサイドに位置するジョーカー。 劇中で表現されたジョーカーという男を現す台詞。  奴は世界を終らせる火を放ち、それを見て嘲う男 だ…と。 確かにその言葉に相応しい狂気。 奴の行動は全て娯楽でしかない。 金品強奪、殺戮と破壊はゲーム…その結果には興味はなく… 報酬も自分の価値の測定で存在意味への確認。 途方も無く積み上げられた金に火を点けて笑う彼に正直シビレた。 そう、その瞬間…彼は悪のカリスマとなった。 例えるなら…幼少の頃、昆虫の足を捥いで観察してるような惨酷性。 人はその中で傷みを知り成長し、大人になっていくのだが… 彼はその幼少の惨酷性をそのままに、全ての狂気の根源としている。 バットマンは、最後に人殺しの濡れ衣を自ら背負う。 トゥーフェイスとなったデント検事を自ら殺めた事にする事でゴッサムの秩序を保つことを選んだ。 そして、その瞬間…彼は忌み嫌われる闇の騎士となった。 最も秩序であり正義にたったデント検事asトゥーフェイスだったのも興味深い。 使命感が過多で心の余裕無き故に、使命感という名の元…悪にも転化する。 彼のコインは善悪表裏一体。 しかしそのジャッジは危ういほど偶然と運が支配する。 バットマンに憧れた者がジョーカーによって悪として誕生した。 そんな善と悪、光と闇の間で翻弄されたトゥーフェイスが哀れでならなかった。 彼の善と悪に別れた顔… それはバットマンとジョーカーに翻弄された、悲しき光と陰の映し鏡。[映画館(邦画)] 10点(2008-09-11 19:12:59)(良:3票) 《改行有》

2.  シン・シティ 行って来たぜシン・シティ!スゲーな本当に。 マジで俺の中で何かが変わった、そして目覚めた。 コレって絶対、好き嫌い分かれるだろうなーと思う。 が、誰が観ても「画的なもの」は絶対評価するだろうな。 「良い映画」=「誰にでも薦める客観的に良質な作品」とする。 「好きな映画」=「あくまで俺基準的に好きな作品」とする。 その上で言うと…歴代”俺の好きな”映画ベスト5に入ると断言する。 マジでシビレた!映画中ずっとニヤけてた!興奮してた!俺の好きなミッキーローク完全復活! って言うか、全てのキャラが立ってたのでワクワクしっ放し! でも井筒監督がTVでボロクソ毒吐いてた言い分が少し解った気もする。(笑) …ま、アーティストも映画も「凄ェ好かれるもの」は「凄ェ嫌われるもの」にもなりえる運命。 故に、俺にとって好きな映画なのかもだが。 主人公は皆、ある意味「異常者」だったしね、間違いなく。 しかし此処読んでる人間で、退く人間も居るかも知れんけど…あえて告白すると「あの異常性は俺の中にも多分に在る」と自覚してる。 そして「心の歪」と生きる、あの3人の男を俺は心からリスペクトする。 あえてカッコつけた事を言おう。シン・シティ…あそこは俺の心の憧憬。 もし、あの世界が在ったなら…俺は明日にでも旅立つ!!コイツぁ凄ェぜ!!![映画館(字幕)] 10点(2005-10-29 18:22:36)(良:1票) 《改行有》

3.  チャーリーとチョコレート工場 《ネタバレ》 初めて観たのはDVDだった。 そして、それを買うとウォンカのチョコが付いて来た…うん。 でも、驚くほどに甘くて美味しかったと記憶している。 ――チャーリーとチョコレート工場(2005年) もう「凍えるような寒さ」と言えば、この映画の情景が浮かぶ。 それがチョコの甘さで溶けていくような風景が好きなんだよな…。 その佇まいを観せる映画なので、良かったら観て欲しい。 いや、既に観た人は、想い出すって意味ででも。    *   *   * やっぱりティム・バートンは素晴らしい。 高い芸術性と、腕のある監督業の両立を魅せてくれる。 しかし、この”現代の童話か?”と思わせてくれるキャラクターが秀逸。 何よりも、ウォンカーのチョコレート工場に招かれた子供たち。 そして、そのバカな家族が紹介される様が滅茶苦茶に面白い。 うん「子は親の鏡」とか「背中を見て育つ」とか聞くけど、まさにそれを表現。 何にしても「人の家をジャッジ」するときゃ、誰もが冷静だが…自分の子供に対しては、そうもいかないくらい熱心……だから親なんだろうね。 ――そして、アレ。 出てくるチャーリーの家族が最高なんだよ!マジでっ! あのお爺ちゃん、お婆ちゃんらが異常に可愛いし、(人生経験からか)優しいのがツボだったし、中でも一緒に工場に向かう「ジョーじいちゃん(デヴィッド・ケリー)」が最高だったなぁ…。 んで、ジョージおじいちゃんは永井一郎氏が吹き替えをしててさ? 当然、この声が素晴らしくて、ずっと観て・聴いて来た身体に沁みついてるのを実感。 いや「サザエさんの父さん」は永井氏じゃなきゃなー、と改めて思う。 また、カツオを怒る声が聞きたいくらいだ。 簡潔に言うと「家族の愛」もテーマの一つ。 ウォンカが、ずぅぅぅぅぅぅぅっと心の奥に仕舞いこんでいる父親「ドクター・ウォンカ(クリストファー・リー)」が最高だ。 何ちゅう配役だよ、さすがティムバートン!俺は最初観たときゃ泣いたし! しかし、最初に観た時の印象は10年以上を隔てても、当時のままに解放されてゆく。 当時から想ってたが…ウォンカの狂った様を観てると…アレだ! ――君、もしかして正体はジョーカーか? なんて、思ってしまう程に狂気的な存在だったけど、話が進んで行くと、色んな家族を観た事で段々と氷解してゆく。 最期にはチャーリーと、あそこまで心を通わせてるってのは相当に素晴らしい。 俺は、こういうベタなのにも弱いんだよなーと再確認……いや、チョロいわ。 ずっと昔に「夢のチョコレート工場(1971年)」も観たけど、小人族のウンパ・ルンパだっけ? あの表現方法の発展って言うか「近代映画的なCG技術」を観て…当時、リメイクでも映画の進化のさせ方を知ったのも思い出す。 いや、顔が全員同じで(オマケに南米系っぽいんで)スター・ウォーズ/エピソード2の「クローンドロイドかよ!」って思ったけど。 ともあれ、うん。 過去の「世界名作劇場」を観た後のような、胸の暖かくなる気持ち。 そんな、暖かい気持ちを感じさせて貰った。 ダークでありつつ、温かい気持ち… そんな映画を操るティム・バートンを称えたい。 素晴らしいなぁ、本当に。 .[ブルーレイ(吹替)] 9点(2023-01-25 21:36:01)《改行有》

4.  エクソシスト ディレクターズカット版   いやー…エクソシストを観終わった…。 しかし、もう何度くらい観ただろう? 幼少の頃……震えながら観てた時期から数えても、もう相当な回数だ。 それなのに、未だ新鮮な恐怖を得てるってのは、やっぱりこの映画が「本物」だからなんだろうと思う。 映画の中でメリン神父が言う。 「(彼女の)中に居る悪魔は多数を装っても一人だ。  決して悪魔に騙されてはならない。  会話をするな、必要以上の言葉を交わすな。  奴らは嘘に真実を織り交ぜて、我々を混乱させる。」 多数を装いつつも、実は悪魔は単独……なるほど。 嘘に真実を入れる…まさに詐欺やペテン師の極意だなぁと納得。 そして、この映画は「神秘主義」でありながらも「科学的」な側面を見せる。 ある意味この映画自体が「エクソシストに出てくる悪魔的」とも言える。 混乱させる、惑わせる「本物」であるがゆえに、両極端の視点を決して捨てないのだろう。 作品に、デミアン・カラス神父が居る。 年老いた母親を想い「何とかしてあげたい」との葛藤がある。 そして、精神も疲弊してるせいか信仰にも疑問を持ちだした。 いつも疲れた表情を見せているカラス神父。 そのデミアン・カラスが、ただただ切なく、そして悲しいのは…きっと俺の年齢が彼に近くなったのもあるのかもしれない。 母親の件も…職に対する信仰の件も…うん。 この年齢になって考えてない奴は、きっと居ないだろうから…彼の疲弊が痛いほどに伝わってくる。 そして冒頭から出てくる「シルバーのメダル」がある。 これは、カラス神父も付けていたんだが、紋章はイエスを抱くヨセフの姿だった。 たぶん、これは「父性」を表現してるのかな、と思えた。 悪魔に憑依されたリーガンも、カラス神父も母子家庭というのは同じだから、そこに「作品の根底となるテーマ」が隠れている気がしてならない。 いやー、やっぱりすごい。 年齢を重ねると、作品から受け取れる精神情緒も、日々の生活で得てた情報から新発見がある。 50代で新発見できるってのは、本当に凄い作品だなぁーと思う。 なんにせよ、この作品が如何に凄い「本物」なのか?…その監督に焦点を絞ろう。 そう、本物の中の本物…「ウィリアム・フリードキン」監督。 この「本物」の意味は、本当に「何かに、このオッサン憑依されてたんじゃないか?」って意味。 あの制作時って、現在と国交もまったく違ってたし、倫理概念やコンプラもまったく違ってて「制作したい」と思っても出来る状況、許される状況じゃなかったのに、それを押し通した精神性、執念は、計り知れないほどのクレイジーさ。 例えば、ざっと… 常に少女の部屋の室温を息が白くなるように、と氷点下にするとか、当時はアメリカと国交が無かったイラクで撮影するとか。 俳優に内緒でピアノ線で引きずり倒し大怪我をさせるとか…休憩中の俳優(カラス神父)の傍で実弾を発砲して驚く表情を捉える(撮影後フリードキンは爆笑してたらしいw)とか、更にはラストで…スタッフに隠し撮りをさせた上で、本物の神父に「ちゃんと演技せぇや!」とビンタを食らわせ、動揺して落ち込む姿を捉え苦悶のシーンにするとか、まさに鬼畜のごとき所業。 アンタ、カーちゃんに怒られるで!と言いたいw けどけどけど、これだけ凄い監督でも、ずーっと着いて来てるスタッフは居ないらしい。 そりゃそーだw けど、俺は想うのだ。 確実に「映画を創る世界に狂人はいる」と。 そう、フリードキンにこそ悪魔が憑依していたのではないか?と。 ンなわきゃねーか……多分w[ブルーレイ(吹替)] 9点(2020-12-23 12:06:20)(良:1票) 《改行有》

5.  エイリアン3/完全版 《ネタバレ》 【おはようジングル】さんや【マイカルシネマ】さんがが言いたい事を殆ど書かれてる。故に作品的な評価は俺様ちゃんは省く。 が、やっぱり編集権の恐ろしさを知った。 例えるなら絵画のフィニッシュワークや、漫画の最後のペン入れを自分以外にやらせるようなもの。 あんなにグズグズで嫌いだったエイリアン3がこんなに素晴らしい作品になるとは。 今まではデビッド・フィンチャーは「この作品、無かった事にしてくれ」と思ってるんじゃねェかなーと思ってたけど、 コレだったら十分に彼の代表作と言える。 彼の作品独特の雰囲気が十二分に堪能できたし、最後のシーンはもの凄く泣けた。 後、蛇足だけど映画のシリーズ物って続編を間を空けずに観ると感想が変わる。 エイリアンを1から3まで一気に観たけど、ラストのシーンでのスクラップ置き場での通信レコーダーの記録… アレを聞いた時に、エイリアンに翻弄され続け、2で冬眠期間が長く自らよりも早く逝った子に出会えず、 更には死闘の末に護りたかった者…その全てが水泡に帰しても、「コイツだけは地球に行かせてはダメ」と 犠牲の精神を見せた彼女の一生が切なくなった。 宗教色が濃く、キリストを暗示するような最後も、アレだけの激動を生きた彼女に陳腐と言えるわけが無い。[DVD(吹替)] 9点(2008-01-24 04:43:16)《改行有》

6.  映画ドラえもん のび太の恐竜2006 書きこむ前に自分で点数を決めて同じ気持ちの人間がいないと「俺、変?(汗)」と思ってしまう小心者です(変えはしないですが)ので、【やましんの巻】さんや 【こばやん】さんを初め、皆さんの好意的レビューを読み、「俺だけじゃないんだなー、この気持ち」と嬉しく。(笑) では、心して、感じたままにレビューを… まず、昔の「のび太の恐竜」が凄く好きですが…「時は進んでいる」のを前提にし、 出来る限り懐古主義に縛られて作品を色眼鏡で見る事無く鑑賞しようと誓いました。 結果、もの凄く感動できた。 いい大人の俺様ちゃんが、涙を流してることに自分でもビックリ。 当然、創始者とも言える藤子不二雄先生に大いなるリスペクトも必要ではある。 それは前提。 だが、ドラえもんとは雁字搦めのガイドラインに縛られ変化は許されないるモノではないはずだ。 俺様ちゃん的には「押えなきゃいけない精神・創始者に対してリスペクト」は大事にした上で、「新しい何かを創ろうとする」クリエイターの気概を感じた。 ドラえもんは国民の宝と言っても過言ではあるまい。 故に人の数の想い出もあり、その想い出は掛け替えなく大事だ。 俺様ちゃんにも小学生の時に観に行った想い出もある。 ドラえもんには日常を超えた…太古や宇宙などの世界を感じさせて貰い、ある意味のび太らと一緒に行動した。 そして「不思議なモノに対してのロマン」を今でも感じる心を培って貰えたと思うのだ。 「声優の声が変わった」…「表情に毒がある」…「演出がクドイ」…などなど、色々と不評を聞く。 「もはやドラえもんではない…ドラえもんは終わった…」と。 しかし、本当にそうだろうか? いや、俺様ちゃんはこう思うのだ。 本当に変わらなきゃならないのは「作る側」だけではなく「観る側」…つまり、「我々も」なのではないか?…と。 古き衣に拘らず、新しい姿の下の「精神」を感じ取り、「未来へ」とその精神を伝承する。 それが凄く大事な事なんじゃないかなーと、今回考えさせられた。 ともかく、大人も楽しめる一級の冒険活劇風味のヒューマニズムドラマを魅せて貰ったのは間違いない。 製作者に最大限の賛辞を送ると共に、藤子先生の精神が伝承されている事にも感動をした。[DVD(吹替)] 9点(2006-12-24 06:16:12)(良:4票) 《改行有》

7.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 屁理屈なんかどうでもイイさ。 魂でこの映画に耳を澄まそうと思った。 そして…ただ泣けた。 久しぶりに大粒の涙が流してる自分に気付いた。 ご都合主義に見える演出も気にならない。 人生を生きていれば信じられないほどの偶然や… 劇的な出会いが何度かあったから。 横長のカセットデッキ… 壁に飾られた昔のアイドルのポスター… 申し訳なさそうに、そして恥ずかしそうな 長澤まさみ演じるアキの視線を伏せた笑顔… 「こんなになっちゃった…」 もうそれだけで堪らなく胸を打つ。 ラストのアキを送るシーン… そして世界の中心を判ったと言った朔太郎。 それはオーストラリアのあの地だったのか。 それとも日々過す生活か。 それともアキとの想い出の日々か…。[DVD(邦画)] 9点(2006-09-26 13:42:37)(良:2票) 《改行有》

8.  デス・レース(2008) 《ネタバレ》 リアル&残虐版マリオカートでした。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2009-04-28 01:20:47)

9.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 映画好きを自他共に認める(と、自分で思っている)俺様ちゃんにとって、ランボーとロッキー=スタローンは特別。 今の彼はさて置き、好きで好きで堪らなかった時期があり、映画に溺れた80~90年代にいつも彼の作品があった。 さて、そんなスタローンのランボーなのだが最後の作品とやらで感慨深い。 作品のストーリーは見てのお楽しみにとして…ランボーもロッキーにしても思いの他評価が高くファンだったから凄く嬉しい。 好きだったスターの晩年が惨めだと凄く居た堪れない気持ちになっちゃうんで。 作品の雰囲気は好きだが年齢を重ねたランボーが普段から少し攻撃的になってたのが少し残念だ。 この映画の名台詞となる「無駄に生きるか~」と傭兵に矢を向けるシーン以前は、人と眼を合わせる事もなくボソッと呟くだけの素朴な感じがランボーなハズ。 あ、海賊にハンドガンを撃つ所も「ランボーがマシンガンじゃなくハンドガン撃つって初めて見た」と何故か違和感。 そしてこれこそが今回象徴的なシーンと思った。 今までの「スカッと爽快!」から「ドロっとな残虐!」に変わったっつーか…。 そういう意味で今まのでランボーにあった「爽快感」を「残虐なリアリティー」を出す為の対価として意図的に削除したのは容易に察した。 だって2やら3なら最後のボスキャラをこれでもか!とカタルシス満々にスッキリ爽快に殺してたはず。 少年を犯すのが好きなヤツの股間辺りにナイフを刺して…いや、爆弾つきの矢を撃ってチンコを木っ端微塵にしていたハズだ!俺様ちゃん知ってんだ♪ しかし、好評価のまま本作の幕は閉じたワケだが、今回の作品が決まる前には色んな敵が候補に上がってたなー… 「日本の捕鯨団体」やら「フセイン暗殺」、ビックリしたのは「宇宙人」まで候補に挙がってたと聞くが、どうなのよ? ああ、ヤギのヘドでも食う男の最終章……また逢えたら良いなー。 それと日本の配給会社。「最後の~」やら「~ファイナル」とか付けるのはイイけど、スタローンに確認を取れよ? ロッキーもランボーも原題は名前のままだし、終わりと言ってない。 信じちゃうと「ロッキー5 最後のドラマ」⇒「ロッキー・ザ・ファイナル」みたいになるぞ。(笑) 初心者がレンタルビデオ屋で困るでしょが…ただでさえ「ランボー者」とかも横に並んでるのに。(汗)[ブルーレイ(字幕)] 8点(2009-02-05 03:34:42)《改行有》

10.  ダンボール・ハウスガール 《ネタバレ》 閉鎖された澱んだような日常に生きる日本から彼女は「恋人」に、「お金」に…そして、希望やサクセスの象徴「アメリカ」に頼り…漠然とした期待のまま旅立とうとしていた。 転落するように全てを…そう、「住む場所」、「恋人」、「仕事」…そして「お金」を失い…恋人にも、(元)同僚にも…そして家族にすらにも縋りつけない辺り(劇中で)美貌を自覚してるであろう彼女の気高さが伺える。 …が、それは「サバイバル」にはハンデでしかない。 ゆえに彼女が痛々しい。 同僚に金を貸して欲しいと言えず、アメリカにいるという優位性を貫く辺り… その気高さと、己の置かれてる「ホームレス」という境遇が胸に突き刺さる。 初めて体験するであろう目線と、そのホームレスという人種たち。  それでも彼女は「女としてのキレイさ」を捨てないよう、いつか「元の場所」に戻ろうという決意が伝わってくる。 それは米倉涼子というキャスティング無しでは成立しないだろうな…と唸ってしまった。  最後、彼女は再びアメリカに向う(と、思う)。  しかし朝焼けに映る彼女の表情は冒頭とは違う。  サバイバルに生き抜きつつ、自信を得た…そして最後まで自分を失わなかった美しさがあった。  正直惚れた。 結婚してくれ米倉涼子。(バカ)[DVD(邦画)] 8点(2008-06-20 03:28:43)(笑:1票) 《改行有》

11.  300 <スリーハンドレッド> 鋼鉄と血肉…そして骨と筋肉がぶつかりし時代…崇高なるほどの闘争心で生き抜く故国があった。 …その国は信仰にも似た魂で「闘争」を崇拝する。 だが、その力は侵略ではなく…己たちを鍛錬し、護るべきモノのために紡ぎ上げてきたのだ… 侵略者には容赦なく牙を剥き、百獣の王すらも凌駕するその猛虎(否、タイガースファン)の如く野生ッ! 走る!ただ奔るッ!斬る!敵を斬るッ!突く!槍も男根もッ! …正面の敵に全て集中し、左右後の護りは仲間たちに全幅の信頼を置くッ!…それがスパルタ! 熱い友情ッ!豪快な笑いッ!大怪我をしても学校は休まない強い子らッ!…それがスパルタッ! 洗練という名に誤魔化され、現代社会に全て失われた「漢」の哀歌…それがスパルタァッ! 涙を流せッ!汗を撒き散らせろッ!血を噴き出させッ!男汁を迸らせろッ!…それがスッパルタァーッ! 下品なほどの野獣性ッ!後退のネジが全部スッ飛んでる300人の男達ッ!…それがスッパァールタァーッ! 一生童貞で終わり、この武蔵の地で朽ちようとも…我が生涯に一遍の悔い無しッ! …なに?このレビューがウザい? ほう、だがそれは貴様らが住む平和な国の感覚だろう?!ミルクの匂いがプンプンするわッッ!! 貴様らの国ならば許されるかもしれない……だが、しかぁぁしッ!…此処はスパルタだッッ! 理屈は要らないッッ!意見も要らないッッ!欲しいのは男汁ッッ!…そう、此処はスパルタだッッッ!![DVD(字幕)] 8点(2007-09-30 06:17:40)(笑:4票) (良:1票) 《改行有》

12.  ロッキー・ザ・ファイナル 全てが狂った飽食の時代に、熱い魂の男が蘇った。  彼の人生が、闘いの中…エンディングに疾走するまでの間ずっと駆け巡ってきた。  野良犬のように彼は生きていた。  熱いハートは無く諦めの日々を暮らしていた…けど、彼は優しさだけは無くさなかった。  生涯ただ一人の女を愛し、周りの冷ややかな目線など気にせず、ユーモアで笑顔を得ようとした。  絶対王者であったアポロからの指名…そのチャンスに群がる人間への疑心。  自身の無駄に過ごした10年間を呪うように…歩み寄ったトレーナ、ミッキーに罵声を浴びせた。  しかし、彼は意固地になる事無く、自らミッキーを信じ、駆け寄った。  ミッキーをトレーナーとしては勿論、友人として、父親として…信じた。  数々の不安と苦痛が待つリングに身を置き、生き抜いて家族を護り…  しかし、少しの驕りから…ミッキーを喪い、覇者の証まで喪う。  失意の中、かつての敵から勇気と友情を…愛する妻からは安らぎと闘志を得て、立ち上がる。  結果は問題ではない。今の自分で居続けることが大事なのだ。  闘いとは技法ではない、心なのだ。  不器用に人を信用し、裏切られ…愛する息子の温もりさえ喪いかけた。  その息子に等身大の視線で愛を訴え、そして取り戻し…  10何年以上の時を得て、等身大の視線で息子に魂をぶつける。  逃げる事無く、奢る事無く、見下す事無く自分の魂の言葉が、観客である俺の胸を打つ。  最後の戦いに赴き、若き王者に伝承したもの…それは決して技法ではない、魂のあり方だ。  闘いを終えて、万感の思いを纏い…彼は観客である俺たちに手を振った。  その笑顔は人生から逃げなかった者だけに許される眩しく最高の笑顔だと、俺は知った。  技法に走り…人を貶め、斜めに見下し…心や魂に価値がないと思われがちなこの世界…  イイじゃないか、こンな不器用な人生の男が一人くらい居たって。[映画館(字幕)] 8点(2007-05-07 19:26:43)《改行有》

13.  ルナハイツ 安田美沙子が好きッ! 只々それだけが「この映画の」モチベーションであり、アイデンテティーであり、イデオロギーである! あの笑ったら細くなる眼ッ! 愛らしい唇ッ! おっかなびっくりの演技ッ! 癒される京都弁とその声ッ! そんな俺様ちゃんのハートをズッキューンと打ち抜いた「みちゃ」こと安田美沙子ッ! 巨大な背骨とバックボーンのある「ゴッドファーザー」や「ワンス・アポン・ア・タイム・アメリカ」のような超大作も愛す! …が、安田美沙子も理屈抜きに愛す!…故にルナハイツも愛すのは自明の理! 「好きこそ全てのモノを変える媚薬」という。ならば、この映画の空気感も稚拙な演技も全て愛しいッ! 今まで観た映画のヒロインに負けないほどに…みちゃに接近し…肉体的にも空気的にも触れ合ってる錯覚。 …いや「感覚」で見てるが故にリアリティー抜群に観て…いや体感している。 あの美しい月を屋上から望んでるとき、彼女から「人の距離」についての話をする。 双子の兄と、密接に過ごしたが故に男との距離でドキドキしない体質になったという彼女。 擦り寄られドキドキ&オドオドする主人公。いや、羨ましい!代わってくれッッ! それが叶わないと思うからこそ、俺はいつしか主人公に成りきってた。 そして、この映画を体感し、「一体化」という臨場感の名の元、観終わるまで疾走しきった。 恐らくは誰よりもこの映画を愛したのかもしれないと…今、フッと勘違いしてしまう程に。 何年後…振り返れば、幾千と観た素晴らしき映画たち。 きっと時間が経てば、この映画は風化するだろう。 この安田美沙子というグラビアアイドルも俺の中で思い出となるのかもしれない。 その中のエバーグリーンの名作、良作群には加わることもないだろう。 けど、俺は今現在、この安田美沙子が大好きだ。 スゲーあの声と笑顔に癒されて、何があっても全肯定な程、超大好きだ。 彼女を思っただけでドキドキしちゃうし、ときめいちゃう。 それくらい安田美沙子が大好きなのだ。 そんなみちゃが出ているルナハイツ…愛さないわけがない。 長い映画人生の中…この想いと、この作品に対する気持ちは一瞬なのかもしれない。 いいぢゃないか!映画とはそういう楽しみ方もあるのだ! そして、俺様ちゃんはその気持ちを誇りに思うのだ。 …ただ、言える事は… 俺のレビューの点数アテにするなよッ!(祈)[DVD(邦画)] 8点(2007-01-26 14:14:45)《改行有》

14.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 ゾンビの思い出…沢山あります。初めて見たのは小学生の時… 高熱にうなされながらも、出来る事といえば映画を観ることだけでした… ローカルTVで流れるゾンビを観てるうちに、現実と映画の境界線が無くなって、 部屋に入ってきた母親がゾンビに見えて、いきなりバットで殴り殺しそうになったものです…うーん、若かった。(違)  そんな、普通に映画を見た人よりも「ある意味」入り込んだ俺なので、ゾンビに対する体験度合いは人一倍と自負します。(更違)  その体験を活かし、中学三年の夏休みに「ゾンビの悪戯」を考えました。 それは至って簡単です。 近所にある巨大な団地があります。 夏休み、暇を持て余し、そこの自動販売機でいつも朝方までダベってました。 気付いたのですが、結構夜中に一人で買いに来る人が多いのです。 そこでボロボロの服を着て、顔を青と赤の絵の具でゾンビメークをします。 そのゾンビルックで草むらに隠れます。 自動販売機に人が来た瞬間、時間差で一人ずつ現れます… 「俺様ちゃん:ゾンビ1号)あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ……ぁ…ぁ…」 「友人Aくん:ゾンビ2号)ぉぉ……ほぉぉ…ひぃぃ…ぃ……」 「友人Bくん:ゾンビ3号)ほ゛ぉ゛ぉ゛ぉ…ぉ゛ぉ゛…………ひ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛…ぁ…」 『現れた人)………ッッ!!!!!!!……ほッ!ほあぁぁぁッ!!!(凄い驚いた顔)』 片脚を引き摺りながら、口角から涎を垂らし、目は虚ろ…そんなゾンビが3人も現れたら、恐らくは大学生と思いますアンちゃん… もう声にならない声を上げてダッシュで逃げて行きます。100メーターで3回はコケてました。 「いやー、本当に俺ってゾンビを誰よりも愛してるよなー…」と思った瞬間でした。 皆さんは映画を観ただけですが、俺は違います。 なんたって2回も体験したんですから。(絶対違)  そんな俺だからもし演出したら走らせたりしないッスよー♪(バカ)[映画館(字幕)] 8点(2007-01-25 20:50:47)(笑:1票) 《改行有》

15.  スクールウォーズ HERO この物語を理屈ぬきに感動できた俺様ちゃんは勝ち組。 嗚呼、昭和のあの時…20年以上昔を思い出すよ。 真面目なヤツも、不良なヤツも、普通のヤツも皆単純かつ、シンプルだった。 何かを切っ掛けに分かり合い、一生のツレとも言える関係になる…そんな話があの頃は山ほどあったのに。 教師が生徒を殴るのにも、ワルは抵抗しながらも心の中では納得していた。 少なくとも時間が経てば「殴られた意味が納得」できた。 あれだけムカついた先生たちも、社会人になり学校に挨拶に訪れたとき…俺たちを見て涙混じりの笑顔を見せてくれたのは忘れない。 古き良き時…相対化した価値観に溺れ、教師が見下される現在… ゆとり教育…学級崩壊…教師の不当暴力…教師の淫行…もう、情け無い。 しかし、俺様ちゃんの学生の頃には「聞かなかった言葉」だ。 それは「教師たちが変化した」のか?それとも「細かい事を騒いでる」のか?それは俺様ちゃんには解らない。 でも生徒と教師も自分本位である現在なのは間違いない。 あの頃は「何かをしなきゃいけない」と使命に燃える教師が沢山いた。 明らかに自分の枠を超えて、はみ出してでも…それが鉄拳制裁であろうとも。 生徒に対して全力で感情を放ち、コミュニケーションを図る教師が居たんだ…。 そんな教師を描いたこの映画。 教師と生徒という人間関係の、一つの理想の形が此処にある。 そういえば、俺を泣きながらブッ飛ばしてくれたU谷先生…元気かなぁ~…。 …で、下の【あしたかこ】さんのレビューにも感動したのはナイショだ。[地上波(邦画)] 8点(2007-01-08 05:00:11)(良:2票) 《改行有》

16.  スーパーマン リターンズ 《ネタバレ》 あの1作目の正当な続編…との触れ込みで観たくなった。 前の日に安く売ってた1作目のDVDを購入し、久しぶりに堪能。 そしてそれを観た直後、TVに映し出された「リターンズ」のCM。 「おお、この音楽を映画館で聞きたいなー」 …と思うと、川﨑チネチッタへとまっしぐら。 映画館のシートに座って思う。 俺の小学6年の時に流行した映画だったなー…と。 そしてスターウォーズと人気を二分してた記憶。 が、スターウォーズと違って女の子からも支持されて、 みんなスーパーマンのTシャツを着てたのが音楽と共に記憶から呼び覚まされる。 で、俺なりに感じた映画のテーマは「父から息子への伝承」 そう、いつの時代だって… 父親は、眠った息子へに…優しい微笑で明日を願うのだ。 去り際のスーパーマンと息子の視線が繋がって、ルイスにだけではない…新しい愛が。 母子家庭の俺の胸にグサリと突き刺さった後、優しい気持ちになれた。[映画館(字幕)] 8点(2006-09-19 15:32:34)(良:2票) 《改行有》

17.  A.I. スピルバーグってナンだカンだ凄いんだなーと最近気付きだした。 あれだけ全てのパラメーターが高い人だし、成功した監督だから期待度がみんな高くなっちゃうのかな?と思ってみたり。 いやね?皆が低評価する作品なんだけど、俺的には凄くアリな作品。 やっぱりここ最近の「ビジュアル的な完成度」でいえばスピルバーグって凄い。 「ジュラシックパーク」、「マイノリティーリポート」…それとストーリが滅茶苦茶な「宇宙戦争」も俺様ちゃんは「画として」好きだし、ああいった未来世界(余談だけどアイ・ロボットも嫌いじゃないです)に浸るだけで嬉しくなる。 映画って色んな評価があって然るべきだけど、色眼鏡では見たくないなーと思う。 結局評価するのは自分だし楽しく観る為に映画ってあるしね。 …さて、作品評価なんだけど映像と世界観には脱帽。 あの母を思う愛ってやっぱり古今東西、俺様ちゃんの感動対象だったりする。 フランダースの犬の最終回で慟哭した俺様ちゃん、これに感動しないわけがない。 2.000年後の地球なんて人知を超えた世界観だけど、なんか昔に夢で見たのに似てて本当に度肝を抜かれて感動した。 氷河期が来ようと、永劫とも言える刻が流れても… ディビッドは母を思い続ける… ヤバい思い出して泣きそう。(汗)[DVD(字幕)] 8点(2005-11-19 05:56:42)《改行有》

18.  0:34 レイジ 34 フン 《ネタバレ》 この映画自体の評価も然る事ながら、TVCMが凄く印象的で「観に行こう」と誓わせてくれた。(行けなかったのでDVD購入になったケド…) タイトルにしても原題より意味深な感じがそそると思うし、本当に日本の配給会社のCMは上手だったなーと思う俺様ちゃん。 って言うか海外映画のプロモーションって本場ハリウッドを始めとする製作元からも絶賛な評価を得てるのが少し複雑。 映画本編を頑張れって感じ。 さて、ホラー好きな俺様ちゃんが見たところ面白かったと思う。 地下鉄って日本ではあまりピンと来ないかもしれないけど、海外じゃ確かに廃線となった駅とかが多いので知ってれば怖いと思う。 初めはもっと心理的ホラーとか、サスペンスオチとかかなーと思ってたけど、コレは「13日の金曜日」とか「悪魔のいけにえ」、「エルム街の悪夢」に代表される「モンスター・ショッカーモノ」だった。 しかし、ジェイソンやフレディーのように人知は超えてないし、まだ人間の範疇。 もともとこのジャンルは好きじゃないけど、そんな好みの俺様ちゃんをグイグイ引っ張って見せてくれたのは評価させて貰いたい。 ビジュアル的にもショック感がそそるし、カラーの配色も素晴らしかった。 ただ、個人的に…超個人的に言うと、主人公にまったく感情移入できなかった。 性別の問題じゃなく「ムカつくバカ」って感じなのだ。 そういう描写は無いけど「男が奢ってくれるのが当たり前」ってタイプの女。 なんだかんだ極限状態でも、「男がシンドイ事するの当たり前」ってのを最後まで通すのが本当に観ててムカつく。 「脱出のとき」や「生死の確認」など全部を人任せにした挙句、その判断が間違ってたら自分は被害者に回ろうとする感じが更にムカつく。 いや、そういう意味ではこういう女は確かに居るよなーと思うので成功なのかな。(汗) …まぁ、何にせよイイ映画だったと思う。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-03 08:42:56)《改行有》

19.  オーシャン・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》 最初30分でダンス・ウィズ・ウルブスふうの史実ドラマなのかなーと思った。  俺が見出したテーマは「解放」…コレ!  自由の象徴ムスタング(野生馬)原題にもなってる「ヒダルゴ」って馬。  白人の仮面で自らの素性をひた隠す孤高のカウボーイ「フランク」が主人公。  この2人(あえて人)の友情が軸になって物語は進む。  が、フランクは冒頭でスー族の虐殺を眼にし自暴自棄の毎日を過ごす事に。  この時点で俺のハートをガッチリと鷲掴み。  あしたのジョーに始まる精神的に落ちぶれた男の空気感が堪らない。  そしてヒダルゴと共に地獄の熱砂レース通称「オーシャン・オブ・ファイヤー」に。  アラビアに上陸してすぐ黒人奴隷の進行に彼らは出遭う。  手足を拘束され自由を奪われた彼らの姿がフランクにスー族を思わせるのか?  そして灼熱のレースの中、色んな物語が交差する。  物語最後に民族的な垣根を解放しフランクと分かり合う「王」  自由を求め自らを解放しようとする「王の娘」  欲望を解放し手段を選ばない「英国婦人」  さまざまな困難を乗り越えてゴール直前に2人は挫折する。  英国婦人の卑劣な罠で手負いとなったヒダルゴ…そして疲労困憊のフランク。  傷つき倒れ…動けないヒダルゴに銃を向けて最後を覚悟した。  その時…強敵である純血なアラビア馬に乗った王族がフランクに言う。  「お前が負けるのは神のさだめた運命だ」と。  失意のフランク。  …が、立ち上がるヒダルゴ。  物言わない馬ヒダルゴ…いや、解ってる!お前は確かにこう言っていた。  「あ?誰が動けないって?…寝てただけだぜ…オメーらが遅いからさ…?」  俺様ちゃん、このシーンで侠泣き!  対峙する2馬を尻眼に英国婦人の馬が追い抜いてゆく。  己のプライドを賭けたレースの第3幕(根拠なし)は切って落とされた!  3馬の疾走は手に汗握る!鼻血を噴出しながらも疾走するヒダルゴ!  マジで涙が止まら無ェ!止める気も無ェ!  レース結果は当然アレだが、順位よりも感動したシーンの応酬!感動の嵐!感動の洪水!感動の隕石!そうだ、フランクは魂を解放した!  ゴールの先にある自由の象徴、海。  そこへ走り抜けていく!アラブ人も黒人も白人も…  全てを開放しオーシャンに自由の凱歌を掲げる!  そして感動のラスト。本物の解放を得る、本物の友情の名の下に![DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 11:57:11)(良:1票) 《改行有》

20.  ディープ・ブルー(2003) 《ネタバレ》 この手の映画ってリュックベッソンの「アトランティス」を観てたので、それと対比するスタンスで観てしまった。俺様ちゃん的感想ではモノ凄いなーと思った。 アトランティスでは人為的な映像も多かった…海のものだけじゃなく水族館で撮ったんじゃないかなーと思えたり。 でも、コレは凄かった。 全ての構図が素晴らしいくらいにハマってたし。 海が好きな人間にとっては「変な知ったかぶり」とか「偏見」がなかったら素直に凄いと思えるんじゃないだろうか? 松本人志がシネマ坊主で「どんなCGも大自然には勝てない」って言ってたけど「現時点で」って意味じゃ凄く納得した。 CGを創るクリエイターが、こういった自然の理を体感し、勉強する事でこれらの広大な場面もそのうちに作り上げてくれると信じたい…と感じた。 個人的に嫌だなーと思った点は2つ。 1つ目は「深海のシーンで調査艇が出たこと」コレは出して欲しくなかった。 あんだけ凄い「神の視点」アングルで撮影してたのに勿体無かった。 2つ目は「鯨の生息数」の問題をラストに持ってきたところ。 これは自分がヒネテるせいかもしれないけど、この大自然の映画の前で「政治」を匂わせる奇麗事はあまり言って欲しくないと思ったのだ。 捕鯨問題については日本にも言い分があるから、どの角度から見ても「悪」と断罪できるもんじゃない限り、作品に入れると卑怯な感じがしてしまう。 ま、色々書いたけど美しい画の集合体であるのは間違いない。[DVD(字幕)] 8点(2005-10-29 00:43:27)《改行有》

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