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1. その土曜日、7時58分
個人的には、それほど陰鬱には感じませんでした。たしかに、ある事件をきっかけに登場人物が次々とダークサイドに落ちていくという負の連鎖を描いた作品ではありますが…
テンポよく進むストーリーと程よく散りばめられたコミカルなシーンとのバランスが絶妙なので、見続けるのが辛くなったり観終わった後の後味が悪いということはないと思います。その辺りのスマートさは、さすが巨匠ルメットといったところでしょうか。
私が好きなキャラクターは最初から最後まで悲しくなる程に情けない弟ハンクなのですが、どうにもこうにもイーサン・ホークがハマりすぎていて複雑な気分になりました(笑)
好き嫌いは別れるかも知れませんが、とりあえず観てみて欲しい!そんな映画です。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-29 01:35:45)《改行有》
2. スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと
《ネタバレ》 期待していた程でもなかった、というか期待していた物とは違いました。
キャスティングは、とても良かったです。特にヒステリックで強烈なキャラクターのデボラを演じたティア・レオーニの顔芸、もとい突き抜けた演技が最高!
役者の力あってこその、コメディとしてのこのクオリティだと思います。
ただ、ハートフル・コメディと聞いていたので想像していたよりも遥かにシリアスなストーリーに驚きました。シリアスなテーマをコメディ・テイストで描いて成功した作品は山ほどありますが、この作品ではそれがマイナスになっていた気がします。
なんというか、脚本と演出のテンポが噛み合っていないような感じです。
内容としては、フロールの母についてもさることながら…個人的には、成長したクリスティーナが見事に影響を受けている事に違和感が。
いくら成長したと言えども18歳の少女が全てを受け入れ、あんな小論文を書くのかと。なんだか人間味が感じられなくて、最後の最後に少しガッカリしてしまいました。
それと、やはりジョンとフロールのロマンスは必要なかったのではないかな?[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-12-20 02:58:47)《改行有》
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