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1. サイコ(1960)
《ネタバレ》 終始不安感を仰ぐ演出には感動すら覚えてしまう。
特に最初お金を盗み逃げている時の何とも言えないソワソワ感。
「お願いだ!お金を返してくれ!今ならまだやり直せる!」
なんだか私自身も主人公と一緒に逃走している気分になる。
そして後半の急展開。これは一種のブラックユーモア作品なのかもしれない。
オチはなんとなく途中で感づいてしまったが、これをオマージュしたストーリーを知らず知らずに鑑賞していたからに違いない。
そういう意味でもこの作品の影響力は計り知れない。
心理学にそれ程の理解がなかった時代にこの作品の展開はきっと衝撃的だったに違いない。
シャワーのシーンの鈍い音、決して派手なシーンではないが、実際にナイフで刺される痛みがこちら側まで伝わってくる。
成る程これが名作かと深く頷ける作品だ。[インターネット(字幕)] 8点(2017-05-17 22:30:50)《改行有》
2. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 多少の時代差は感じてしまうものの、
最初から最後まで非常に気持ちよく鑑賞できる最高のエンターテイメント作品。
気取ったところのない素直な脚本だからこそ、誰もが共感できる洗礼されたラブコメディーに仕上がっている。
ほっこりとした気持ちで画面中央に現れるThe Endの文字を迎えることが出来た。
俳優陣にもあっぱれ。
特にシャリーマクレーンが演出する気が強いけど、どこか脆くて危なげなフランという人物像が素晴らしかった。
彼女が切ない表情を顔に浮かべ中華料理店でジェフと会話するシーンには男として痺れた。[DVD(字幕)] 10点(2017-05-01 22:55:17)《改行有》
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