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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 金融腐蝕列島[呪縛] 封切り時に映画館でみました。こういう企業や銀行が舞台の映画は邦画ではあまりなかったので、食い入るようにみました。役所広司、仲代達矢、佐藤慶など重厚な布陣で、当時は金融と関わる仕事をしていて日比谷公園界隈はうろうろしていたのですが、中身もあまり違和感はありませんでした。この監督のその後の作品の自己陶酔的な表現も薄く、楽しめました。ただ、映画館ではあえてセリフがささやくような小ささで聞こえづらかったのが難か(おそらく自然な演出を狙ったのだろうが、DVDで再見したときは通常の音声レベルでした)。また、ラストはやや拍子抜けなのですが、これは原作もそんな感じなので仕方ないでしょう。[映画館(邦画)] 9点(2018-06-02 22:10:15) 2. 江戸城大乱 個人的には大好きな映画。当時は小沢一郎氏が豪腕として世に知られたころで、松方さんの雅楽頭は、そうした影響を受けた角栄的な人物。また、若き日の放蕩綱吉に坂上忍、大人物っぽい光圀に丹波哲郎、紀州はケレン味たっぷりの金子信雄、尾張は官僚的な神山繁など個性的な面々が揃う。政治劇、集団時代劇としてみても面白い。史実にこだわるのは無粋というもの。ただ、ラストのだらだらとした情実ものはちょっとしらけたなあ。[DVD(邦画)] 8点(2018-08-13 09:58:58) 3. 遺産相続 《ネタバレ》 個人的には嫌いではない映画とは思うんだけど、そもそも遺産相続とはいっても非上場の同族企業の株式がその対象。どうみても中小企業で登場人物たちもそう言ってるのに、株価の価値が総額40〜50億円って、大企業じゃん。この設定に最後までついていけず、そもそも非上場なので現金化も難しく、たらればの大金で右往左往するなんて、この人たち大丈夫かと思いつつ見てました。佐久間良子は熱演だけどやっぱりオバさん臭が目につき、小川真由美はこれといった見せ場もなく、清水美砂の異様なキレっぷりが印象に残る。野々村さんは頑張ってたけどやっぱ痛々しい。今田、東野、西端が一生懸命盛り上げようとしてたのに、プロ俳優陣との間に冷たい壁があるようで不憫だった。[インターネット(邦画)] 6点(2023-08-19 22:27:44) 4. ラストマン・スタンディング おっ黒澤明だ!ウォルター・ヒルだ!んでもって当時人気絶頂のブルース・ウィリス 主演!! と期待していったら、共倒れだった印象。主人公が用心棒に比べるとなんかせこい。[映画館(字幕)] 5点(2018-04-02 20:19:46)《改行有》
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