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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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181.  明日へのチケット 《ネタバレ》 一本の映画、一本の電車の中に3つのストーリーが構成されています。ですが、現実にはあれだけいる人の中で各人が持つドラマやストーリーっていうのはもっともっとあるんでしょうね。日常の何気ない風景の中に、色んなドラマが隠されているんだと改めて認識させてくれた作品。 まずは一つ目の会社顧問の教授の話。う~ん、正直あのくらいの年齢にならないと彼に感情移入するのがとても難しい・・・。家庭も持って、孫にも愛されてって立場になったことがないからなぁ。そういう人がああいう淡い恋心を持つのは、他人事なので、素敵だと思いますが自分の家庭に絡んでくる話と考えたら若干ヒヤヒヤしますね。4点。 二つ目はおばはんの話。あの年齢のおばはんの厚顔無恥なことと言ったら・・・。人のことを散々こき使っておいて、「もう!あんたって本当に使えないわね!!」っていやいや。ああいうおばはんって万国共通なんですね(笑)。普通に日本のJRの話かと思いました。自分至上主義のおばはんが、最後おいてけぼりをくらうのは少しスッキリしましたが、正直足りない。もっと凹ませてやって欲しかった。2点。 三つ目はセルティックファンのスーパー店員3人の話。お国柄がにぎやかなのか、あの3人の会話は聞いてて耳障りでひどいし、マナーっていうのは彼らの頭の単語帳には無いのでしょうか。そして彼らよりひどいのはアルバニアの家族一団。そんなに父親に会いたければもう少しお金溜まるまで頑張ればいいじゃん。お涙頂戴の話で盗みを正当化するわ、「悪いが助けることは出来ない」って言ってる若者三人にさも悲しげにすがるような目線を送るわ。「わかったわ、迷惑かけてごめん」くらい言えないのか。最も許せないのはそこまで経済的にきついといいながら、ちゃっかり生まれたての子どもがいること。計画性が感じられない。ってまぁ、さも日本的な批判なんですけどね。2点。 出てくるキャストには全く感情移入できなかったんですけど、なぜか全体のストーリーには引き込まれる感がありました。やはり冒頭にも書いた、一本の電車の中にこれだけのストーリーが隠されてるんだっていう多様性に魅力を感じたのでしょうか。普段何気なくすれ違う人々の間には本当にたくさんのドラマがあるんだろうなと思わせてくれる、そういう意味で7点を。 うまく割り切れなくなりましたけど、全体でおおよそ4点ということで。[地上波(字幕)] 4点(2009-08-06 09:41:54)《改行有》

182.  劔岳 点の記 《ネタバレ》 まず言いたいのは、私は登山をしません。したいとも思いません。事前に綿密に準備して、ものすごい荷物を持ちながらものすごい危険を冒して、ただ山を登って降りる。・・・いやぁ、無理です。でもこの映画を観ると、少なくともあの景色を肉眼で見てみたいと思わせられました。そう、肉眼で。個人的にはこの映画のポイントはそこにあるのかなと思いました。現実の剱岳はスクリーンのそれよりもっと壮大で荒々しく、清冽で危険な山でしょう。映画のそれは縦横のみの、しかも角度も決められた所詮二次元の映像です。しかしそこで出来うる限りの映像を木村監督は魅せてくれ、「本物はもっと素晴らしいよ、これをきっかけに本物を見に行ってほしい」というメッセージを私に送ってくれました。個人的な勝手な解釈なのであしからず。 昨今の銀幕事情は、CGなどの人が映像に手を入れる技術が当たり前になっています。決してそれらを批判するわけではありません。SFなどの実際にはありえない事象に対してCGなどで表現できるようになったのは、観る側として純粋に映画を楽しむ幅が広くなりました。ただ、求めれば実物があるのにCGに走ってしまうのはもったいないと思ってしまいます。『空撮・CG一切なし』けっこうだと思います。その中でしか味わえない自然の本物もあったと思いますし、それに触れた役者もだからこその演技が出来たのではないでしょうか。 役者といえば、宇治長次郎氏の存在が忘れられません。誠実で素直で、山に対して真摯に正面から向き合う山男を完璧に演じ上げていました。人に対しても自然に対しても礼を欠かさないその姿勢は、自分が見習うべきものをたくさん見せてくれました。 私は登山をしません。したいとも思いません。ですが、山に限らずこの世界にある風景を出来る限りたくさん肉眼で見ていきたいと、そう思わせてくれた作品でした。[映画館(邦画)] 10点(2009-08-04 10:31:55)(良:4票) 《改行有》

183.  アマルフィ 女神の報酬 《ネタバレ》 まず、黒田さんは惚れますね(笑)湯水のように予算の限りに税金を使い、その翌年それと同程度の税金がまた潤沢に投入される。外務大臣が入国しようものならその妻のためにこれでもかというくらい接待する・・・。そういった外交官のあり方に黒田が一言、「贅沢は外交官の特権か・・・」 ストイックに邦人保護官という外交官としての職務に専念し、接待より実務を優先するその姿はある意味公務員の鏡。シビれました。 「外交官黒田シリーズ」なんて感じで続編を出してもいいんじゃないかと思う。 そして天海祐樹。『アマルフィ』を観る少し前まで『BOSS』というTVドラマを観ていたせいか、そのキャラの変貌ぶりに驚きました。映画ではとても弱々しく狼狽する母親の役をこなしており、前述のドラマの役とはまさに対極のもの。そのせいでしばらくは違和感でしたが、それはあくまで個人的なイメージの問題で、逆にそこまで対極にある役柄を見事に演じていたことに驚きました。 戸田恵梨香はどんなドラマでも映画でもこういう役回りですね。彼女については特に言及する点はないです。 ストーリーは映画が原作で、小説は映画が元だという話でしたが、個人的には本のほうが好みでした。でもどちらにも言える事は、タイトルにするほど「アマルフィ」という事柄には作中あまり触れてこないということでしょうか。犯人の動機とちょっとした風景描写に使われた程度で、舞台はほぼ大使館のあるローマ周辺だったり。そのせいで「アマルフィ」感は薄かったように思います。もういっそ、『外交官-黒田物語~イタリア編~』とかで良かったのでは(笑) でも、世界遺産でもあまり知られていないところを知れたという意味では興味深かったです。 続編、ゼヒゼヒ期待させてください☆[映画館(邦画)] 7点(2009-08-03 10:58:17)《改行有》

184.  ノウイング 《ネタバレ》 話の内容がどんなに大風呂敷を広げたものであろうとも、 どんなに謎が深いものであろうとも、 それらを一発で解消してしまう魔法のような映画の手法☆★ そう、「エイリアンオチ」(爆) まあ実際のところを言えば、この映画をはじめエイリアンオチを用いたほとんどの映画はそういった大風呂敷を全く解消できてないんですけどね。 結論から言えば、久しぶりにやっちまった映画を観た感じでした。 地下鉄暴走くらいまでの展開は、観てるほうに緊張感も伝わってきたし、 観ていて肌が粟立った。電車の運転席からのカメラで目の前の人々を次々轢いていくシーンなんて、「これR指定しなくていいのか!?」ってくらいちょっと目をそむけたくなる。 そういう意味で、そこまではとても高い評価をしていたのですが。 さてさてルシンダやケイレブにささやく声の主は何者か?その目的は?といった話しの根幹となる大事な部分はいったいどんな衝撃的なまとめ方をしてくれるんだろう♪ と、期待していたところ。 ・・・あれでした。 個人的にはニコラス・ケイジは私の中でウィル・スミスと同じくらい「人類を救うヒーロー」的役柄が似合う俳優だと思っていたのですが、今作のニコラスは数字の謎は解いたものの、終始オタオタして周囲を怒鳴り散らしたりするだけで最終的に全く役に立たなかったキャラでした。 基本的にエイリアンオチって大嫌いです。理由は冒頭でも少し書いたように、 壮大なストーリーを「宇宙人」の一言で済ませてしまうその手軽さ、軽薄さでしょうか。 今作のように、いきなり突拍子もなく現れて子供たちだけを連れて行って、挙げ句の果てにノアの箱舟の真似事をする・・・と。それまで積み上げてきたストーリーとこっちの期待する気持ちはいったいどこへやったらいいの!!?? 素材がいいだけに悔やまれる映画です。もっと話を煮詰めて、宇宙人ではなくもっと筋が通っていて深いものにして欲しかった。[映画館(字幕)] 3点(2009-08-03 03:15:58)(良:2票) 《改行有》

185.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 予告編だけは他の映画を観にいったときにもういいってくらい観たんですが、 肝心の本編のほうは結局公開中に観には行けず、今回家でDVD鑑賞となった作品です(笑) そういった背景があるせいか、いざこの映画を観るときになると、 「あー、このシーン予告編のあのシーンやよね」みたいな予告編のおさらいみたいに鑑賞してました(汗) でも作品自体ももちろん面白かったです。実話とは言っても、80年以上前の海外での話ということから私には若干リアリティ薄でしたけども、だからこそ、これが実話だったことに驚愕しました。 まずは当時の警察の体質というものがここまでひどかったのかとびっくりしました。警察の名を借りたギャングが街を仕切ってたらそりゃ戦々恐々ですよね。安心して生活できたもんじゃないです。 でも一番怖いのは失踪した少年に代わって堂々と自分が息子だと言ってくる子供でしょうか。警察に言われたからといって、何の疑問も持たずにひとの家の子供に成り代わろうとするあの無表情の少年にコリンズ夫人は言葉には出来ないほどの恐怖を覚えたのではと思います。changeling=「取替え子」という意味ですが、自分から取り替わりに行った子供、その子供に夫人の息子と取り変わるための知恵を入れた当時のロサンゼルス市警。どっちも怖いです。 作品自体は裁判のシーンあたりで最高潮を迎えてしまったように感じました。 もう最後のほうで連続殺人犯のゴードンが絞首刑になるころにはストーリーに中だるみを覚えました。少し長い映画でしたかね。 でも公開中に観にいけず、ようやく鑑賞できた作品ということもあって、 満足です☆[DVD(字幕)] 7点(2009-08-01 20:31:21)《改行有》

186.  誰も守ってくれない 《ネタバレ》 久々にむかついた映画でした。そしてこれはむっちゃ褒め言葉なんです。むかついたというのは、それだけ話に感情移入して、作中のマスコミや掲示板の煽りオタクなどにむかついたと言うことです。一緒に観に行った彼女と、「こいつらよっぽどヒマなんやな」と言ってました。 でもリアルに今の日本の裏の顔を物語ってますよね。身近でああいうことが起こらないと分からない、でも確実に世の中には広がってる現象みたいなものが。けっこうこの映画のそれは誇張表現だったかも知れませんが、実際に掲示板とかでああいった風な書き込みは見たことありますし、現実に可能性のあることなんだとわかったら、しかもそれが自分の住んでる日本であり得ることなんだと思ったら、無性に腹立たしいようなものを感じました。 他人はどうかしりませんが、私は自分につながりのない人が誰と結婚しようが離婚しようが、逮捕されようが、極端な話亡くなろうが、知ったこっちゃないです。そういう意味ではテレビのワイドショーとか大っ嫌いです。芸能人の恋愛ネタがそんなに面白いのか??どっかで起きた事件とかでも、みの○んたに好き放題コメントさせて何か面白いのか??と言いたくなります。人のアラとかって、そんなに一生懸命掘り出したりしなきゃいけないんですか?同様の気持ちがこの映画を観てる時に沸々と沸いてきました。 犯罪加害者の家族って実際このくらい迫害を受けてるんでしょうか。さすがに身近にそういう人がいないので現実を知りませんが、だとしたらその人達をかばえない周りの人達は最低ですね。なんぼ身内がと言っても、直接その犯罪と関係のない人にまで危害を及ぼすような事はナンセンスですし、被害者の関係者とかならまだわかりますが、関係のないやつはすっこんでろ!!って感じですね。 そういった思いを改めて強くしてくれた映画です。満点です。最高です。よく出来すぎてて腹立ちます。もう一度言います、最高でした。 [映画館(邦画)] 10点(2009-02-12 01:15:03)(良:1票) 《改行有》

187.  クライモリ デッド・エンド 《ネタバレ》 この手のストーリーは大抵一番強そうな人から先に死んでいく者ですけど、マッチョのボス的なオッサンけっこう粘りましたねw。ちょいちょいプレデターを思い出すようなシーンもあって良かったです。そしてこの映画は視聴者の読みをある程度裏切ってくれるのがまた良いですね。サバイバルの出来る強そうな女は生き残ると思ってたんですけど死にましたし、でもパニックムービーのお約束通り修羅場でセックスに興じるカップルは予想通り殺されてくれるし(笑) 最近は『SAW』シリーズみたいなのが流行ってるせいか、映像も直接的でなんか容赦ないですね。開始5分ではらわたはさすがに引いたな。自分は慣れてるんで良いんですけどね、人とは見れないなこれ。 そして第二作目としてはもう恒例のお約束となっている、「第三作へのつなぎ」。『パイレーツ・オブ・カリビアン』然り、『28週後』然り、その他諸々・・・。これもういらないっしょ。その作品はその作品だけで綺麗に完結して欲しいんですよね個人的には。そんなことしなくても2作目を見てる人は3作目も見ますから。ああいうのでその映画の評価がズドンと落ちることもあるってのを映画製作者はそろそろ感じて欲しい。はっきり言って観る側はもう食傷気味。次につなげたかったら面白い映画を作ることだけに専念しろって。営利主義を作品から感じさせるようなものにはして欲しくない。そんな一念です。 [DVD(字幕)] 5点(2009-02-12 01:13:24)《改行有》

188.  モーテル 《ネタバレ》 シナリオそのものはホラーとしてすごくそそるものがあるのに…。何か物足りなさを感じる。こういうサスペンスとかホラーではありがちだけど、何で犯人達の主人公に対するアタックは他の被害者より緩いんでしょうね。ビデオの中の殺人と比べたら手法が違いすぎるし抜け穴多すぎ。せっかくモーテルという『サイコ』以来の絶好のロケーションでやってるんだからそこはもうちょっと丁寧に作ってほしかったな。時間も85分なんて言わずに110分くらいかけてもよかったのに。素材が良いだけに口惜しい作品。 Kate Beckinsaleは『アンダーワールド』以降出演作品を追っかけてますがやっぱ他のキャストとは輝きが違いますね。てゆーか連れ合いにした旦那がショボ過ぎるだろ…。 あと演出として良いなと思ったのは車の窓から花火のシーンですかね。あれおもしろそうですね。さすがに車に乗りながら花火はしたことない(つーかやったら捕まる?)ので風に当たる花火があんなに綺麗だとは知りませんでした。いつかやりたい。ウズウズ。 [DVD(字幕)] 5点(2009-02-12 01:12:29)《改行有》

189.  ザ・ダーク(2005) 《ネタバレ》  妄執にとらわれた母親って言うのはすごいですけど同時に怖いものですねえ。娘が海にさらわれて捜索中だってのに幻覚としか思えない少女探しに没頭って・・・そりゃ旦那もあきれるわ。ホラー映画にこんなこと言うのはナンセンスかもしれませんが、現実感ゼロの映画でしたね。怖さがと言うわけではないのですが(ていうか少しも怖くなかったし)、もっとリアルに迫ってくるものを期待していたので、娘の捜索中にオカルトに走る母親とか、なぜか家の壁から出てくる娘のセーターとか、見てて興ざめてしまうことがちらほらあったので。  羊飼いが自分の娘をよみがえらせるために村人全てをうまくいいくるめて身投げさせるってのはけっこう不気味で良かったと思います。まあもう少しそっちの方のストーリー掘り下げてくれても良かったですがね。  やっぱ全体的に母親が空回り気味なのが痛いかな。父親終始イイトコ取りやし。もう少し作り込んでくれればと思います。粗い。 [DVD(字幕)] 2点(2009-02-12 01:10:47)《改行有》

190.  ベオウルフ/呪われし勇者 《ネタバレ》 「実写とCGの融合」って・・・、CG比率高くないっすか!?そのせいでCGかリアルかを見極めるのに必死になりすぎて肝心のストーリー把握がおざなりになってしまった。。。あんまり使う必要のないようなシーンまでCG使って欲しくなかったな。ベオウルフは根拠のない強さを持ってる英雄なのかと思いきや、甘い誘惑に負けるような人間性も持ってて、えらく極端な二面性にあんまり共感できませんでした。どうせならスーパーヒーローで通すか、グダグダな三枚目ヒーロー路線のどっちかに統一すれば良かったのに。 なんかCG批判ばっかりですけど、CGを前面に出しているわりには、CGだからこそできることをほとんどしてくれなかったのにはちょっとガッカリでした。何でも使えばいいってもんじゃないですね。 [DVD(字幕)] 3点(2009-02-12 01:00:50)《改行有》

191.  ●REC/レック(2007) 《ネタバレ》 一時期ホラー&サスペンスばっかり観ていた影響でしょうか。こういった類の、ただひたすら怖がらせる映画にはだいぶ免疫がついていたせいか、私にはそれほど恐怖感が感じられませんでした。ゾンビの出てくるタイミングもなんとなくわかるんですよね。一旦ライトが落ちて、再び点灯したらそこにいる、とか。 でもやはり暗視カメラで観る映像はなかなかスリルを味わえますね。視界が狭いためと、映った人間の目が光ってみえるのがなんとも恐怖心を煽られます。 この映画は、もし最初から最後まで完全未編集の映像で作られたなら完璧だと思います。カメラの回ってないところで人を血まみれにしたりちょこちょこ細工をしてたんだろうなと、観ながらけっこう気になりましたもので。だから75分の映画なら、75分間ノーカットでいって欲しかった。続編が出るならばそのへんに期待。[DVD(字幕)] 7点(2008-12-05 01:27:39)《改行有》

192.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 実は自分、インディ・ジョーンズシリーズはこれが初体験なのですが、それでも観ていて不可解なところが出てこないのがとても嬉しかったです。こういう続きものの最新作って大抵それまでの作品を一通り観てないと面白くないじゃないですか。某海賊映画の二作目なんてそういう意味ではほんっと最低だと思いましたし。 個人的にも「続編作るならそれ単品でも楽しめるものにしろ!!」ってのは常々思ってたことなので、この映画はその点で十分良かったです☆☆ インディシリーズ未見だったので、『JAWS』とか『A.I』とか『宇宙戦争』の印象で、スピルバーグさんは真面目な映画しか作らないと思ってたので、この映画の笑える演出でちょっと印象かわりました(笑)「それは3度落ちる」っていやいや別に落ちなくても他に方法あるだろ(笑)とか思いながら心で爆笑してましたw 『スピードレーサー』と迷っててどっちにしようかジャンケンで決めて観た映画でしたが、いやジャンケン負けてよかった(笑) 映像は近年の最新作としてはかなり古ぼけて感じましたがやっぱり舞台背景に合わせたんですかね。まあ、どっちでもいいです。面白かったので。[映画館(字幕)] 7点(2008-07-14 01:18:15)《改行有》

193.  少林少女 《ネタバレ》 まあ・・・ひどいなあこれは。 何がひどいってまず、私はCM見て影響されて映画館行ったんですけど、あまりにもCMで期待させる内容とかけ離れたものでした。『カンフーハッスル』や『少林サッカー』を観て影響された、って言う人もこの映画は別物だった、と後で気づくと思います。上記2作のネームバリューにあやかった紛い物です、これは。 ストーリーももちろん破綻していて、『カンフーハッスル』などは時に笑えるようにストーリーをおもしろおかしく工夫していますが、『少林少女』のそれは話の流れが大変勝手で、観てる側は全くついていけません。鑑賞済みの方はご存知でしょうが、主人公の凛(=柴咲コウ)がラクロスチームのメンバーと打ち解けるまでの流れが・・・はしょりすぎ!!!チームのメンバーと心を通わせる大事なシーンを完全にすっ飛ばして、観客置いてけぼりでした。 ・・・とまあここには語りきれないくらい穴だらけのストーリーで、同じくらいアクションシーンも退屈です。これもやはり前述の2作のようなものを期待すると手痛いしっぺ返しに遭います。ある意味放送事故です。 最後に、この映画あまり火は出ません。[映画館(邦画)] 1点(2008-05-14 00:53:15)《改行有》

194.  AVP2 エイリアンズVS. プレデター 《ネタバレ》 一つの映画として認めたくない気持ちが走る作品でした。 まず暗すぎて画面が見えない、場面が分からん(部屋は真っ暗にして観ました)。そのわりにめちゃくちゃ動くカメラワーク。もうこの時点で萎えました。 内容については、プレデターが人間の味方をしてるのは・・・って前作ではけっこう批判モノだったらしいからそこは今回修正したんだなってそれくらいしか良い点が思い浮かびませんでした。てゆーかこれならいっそ一切人間を出さない映画にしたほうが良かったと思う。エイリアンとプレデターの闘いの「ついで」に人間に死んでるだけで、その「ついで」のために無理矢理ストーリー作ってるのがものすごい蛇足を感じた。映画での蛇足は致命的。鑑賞中やのに時間が長く感じられたらもうおしまいで、あとは苦痛との闘いでした。 プレデターが仮面取るシーンですとか、エイリアンが体を食い破るシーンですとか、なんか製作スタッフの「ホラ。このシーンがあればエイリアンとプレデターのファンは満足なんだろ?」って言われてるみたいで、しかもその他が適当な作りだから、怒りすら覚えた。相変わらずプレデターの方が数少ないし。もうこんな作り方なら続編は出さないでほしい。[DVD(字幕)] 0点(2008-05-14 00:33:11)《改行有》

195.  ゲド戦記 《ネタバレ》  ジブリものとして観ると少し違和感を覚えますね。やはりジブリの中核とも言うべき『夢』があまり感じられなかったからかな。なんと言うか、もし子供がいたらちょっと観せるのは二の足踏んでしまいそう。ジブリよりもなんかエヴァンゲリオンに近いものを感じたのはオレだけかな。とまあここまではジブリものとしての評価ということで。こっからは純粋に作品批評。  最近の映画には特に多い傾向ではあるけど、説明が足りなすぎ。あと30分時間を延ばしてもいいからもっと『ゲド戦記』の世界観をきちんと分かる内容にしてほしかった。こういう時よく思うのが、製作者サイドは視聴者が原作の本なり何なり読んでくることを前提に映画を作ってるのかってのがいつも疑問に思います。もしそれを当てにしたような詳しい説明を省いたような作りの映画を作るなら間違いなくそれは手抜き映画だとオレは思います。だってそれ一本で理解できないってことはいち作品として成立して無いってことですから。まあそこまでは穿った見方かもしれませんが、あまりにも映画だけでは分からないことが多かったので。  映像とかテーマ曲の「テルーの唄」とかは普通に感動しましたけどね。アレンのキャラとかも嫌いじゃなかったですし。ただやっぱちょっとリアルすぎ・・・。追い求めるべき理想像も見えなかったし、ジブリも夢を見られなくなってきたってことかな・・・。言ってて悲しいですが。 [DVD(邦画)] 5点(2008-05-14 00:17:46)《改行有》

196.  ユナイテッド93 《ネタバレ》  当事者でもないオレが言うのもどこかおこがましく感じますが、これを観て改めて911の悲惨さを噛みしめることが出来ました・・・。  ワールドトレードセンターに衝突した機の種類までは知らず、途中までUnited 93機はWTCに突っ込むのかと思っていましたが、これは唯一乗客の抵抗のおかげでハイジャックによる自爆テロを逃れた機だったんですね。それでも無事助かった人は皆無で・・・。テロにはならなかったですが、何ともやるせない映画でした。  この映画の中で、なんとも印象的というかものすごい皮肉だなと思ったのは、ハイジャックしたUnited 93をWTCに突っ込ませようとする男たち、そしてそれに対し必死に抗おうとする人間、死を覚悟する人間・・・。全ての人が別々の方向を向いているのに、彼らは全く同時に、全く同じように、神に祈りをささげていました。それを見た瞬間、無神論者のオレの頭には「何のために宗教とか神の存在はあるんだろう」という疑問が浮かびました。冷めざめと言わせてもらえば、結局は心の拠りどころなんだろうなと、現実的にはどうしようもないことにぶち当たった時のための。でもそういった宗教的動機から自爆テロをする人達が出てくる、そこがものすごく不思議でした。個人的にはそこまで芯から信じられるものがあることは羨ましいとすら思いますが、やはりその行動には賛同しかねます。命のありがたさを語ってくれる宗教を動機に命が奪われる・・・なんでしょうねこの矛盾。自爆テロをする人はそういったことは考えないのでしょうか、それとも何かオレのような日々能天気に生きてる人間には想像もつかないような考えがあり、そういうことをやるんでしょうか。わかりません・・・。ハイジャックされた当時の機内の様子を描いてくれたのはとても興味深かったですし、知れてよかったと思いますが、同時に彼らをそこまでさせる心理的描写などを描いた映画などが出てくれたらもっと関心を持って観られると思います。 重い映画だ・・・。 [DVD(字幕)] 9点(2008-05-14 00:16:42)(良:1票) 《改行有》

197.  サイレントヒル 《ネタバレ》  もっと適当に終わっていくB級映画かと思ったら、けっこう深いな・・。自分、ゲーム版はやったのですが、あまりの難しさに序盤で放棄したことしかないので、前知識ほぼ0の状態で鑑賞しました。  まあ生前に受けた苦痛を呪い返すみたいな展開は、けっこうホラーでは定番な感じですよね。出てくる化け物もまあなんか見慣れた感じであんまり怖くなかった。仮面かぶった大剣振り回す大男には「か・・かっこいい!!」とさえ思ってしまった(笑)でもグロイの苦手な人向けではないかな。  ゲームでは結局どんな風に話が進んでいくのか全く知りませんが、このSILENT HILLって町は見事なくらいSILENTじゃないですねぇ。空襲警報みたいんワンワン鳴るし。てゆーか空襲警報鳴った時あんなに必死に教会にもどらなあかんのなら最初から出なきゃいいのに(←普通そういう人が圧倒的に多いはず)、でも教会になだれ込む人の数を見てたら、ずいぶんとみんなこんな町の中を外出するんだなーと、なんか違和感でした。  なんか話に脈絡がなくて、ちょっとついてけない展開がありましたがでも面白かったです。なぜか別次元から帰れず、一生分かたれた家族ってのも同情した。  でもゲームは知らず、これ単体でも十分楽しめる映画ですのでオススメです☆ [DVD(字幕)] 6点(2008-05-14 00:14:32)(良:2票) 《改行有》

198.  ミスト 《ネタバレ》 スティーブンキングワールド全開でしたね(笑)初めて観る映画やのにその辺はとても親しみを感じた映画です。ちなみに原作は未読ですが、あの衝撃のラストはどうやら原作とは異なるそうですbyオフィシャルwebサイト。 内容ですが、やっぱりキングの小説から来てるだけあって一人ひとりのキャストがとても作りこまれてます。B級映画とかひどいパニック映画なら、キャラの描写なんてほとんどせず最初から最後までドタバタ劇が続いて終わってく、ってパターンですが、この映画はそれぞれのキャストがすっごくキャラがたってる。「こいつはこんなやつ」って印象が観てる人間に強く刻み込まれて、感情移入がしやすいっていうかせざるをえない。その証拠に、多分あの狂信おばちゃんが撃たれた時、間違いなく観てる人の胸はスッとしたはず。いや不謹慎ですがね(笑)そこが違うだけでこうも映画に対する印象も変わるんだなと実感させてくれた作品でした。 『ランゴリアーズ』とか『ドリームキャッチャー』もそうですが、キング映画に「こんな化け物ありえねーだろ」的な突っ込みは厳禁ですよね(笑) そしてそういう突っ込み放題の映画にもかかわらず、人物描写がとてもリアルなのがキング映画の好きなところです☆[映画館(字幕)] 7点(2008-05-14 00:10:04)《改行有》

199.  インビジブル2 《ネタバレ》 前作はもっと登場人物それぞれのキャラクターや背景をしっかり描いていて、透明人間を作ってしまった、または透明人間になってしまった人物の場面場面での心理描写が巧妙にできていたのですが、今作は・・・(汗)。冒頭からいきなりの透明人間出現には正直冷めました。バックグラウンドもくそもないキャラクターをいきなり透明にして出されても、「は?」って感じですし。まあそれも後々語られていくんですが、履歴書に書かれてそうな経歴くらいで、悪者の姿が視覚的にもキャラクター的にも「透明」過ぎて、さらっと流された感がして面白くなかったです。前作のあのじわりじわりと悪に染まっていくサスペンス感が良かったのに・・・。 まあでも透明人間が雑踏に紛れ込むと人にぶつかられまくるってのはリアルでよかったです。最初は「あんなぶつかりながら追っかけなくても」て思いましたが、見えてない人間は誰もよけてくれませんもんね。例えば自分以外のみんなが下向いて携帯いじりながらこっちに大勢で向かってきて、さてそれを全部よけれるかってことで、、、うん、ぶつかるよね( - _ - ;) まあその状態で車道に飛びさすのはちょっと演出過剰な気がしました。 そうだな、全体的に演出過剰。二作目はあたらないっていう映画のジンクスがここにも当てはまりました。[DVD(字幕)] 3点(2007-06-16 00:39:47)《改行有》

200.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 これはあくまでオレの個人的嗜好ですが、ドラマではない単作の映画であんな結末にする映画って、大っ嫌いなんですよ。続きもんがしたいなら最初っからそのつもりで作れっての。一作目が予想外に売れたから、「じゃあ二作目・三作目もやろうか」って思いつきでやったような適当さがよーく見て取れる。 内容のほうも、完全に一作目を知っている前提で作られています。今回はやらなかったですが、オレってけっこういきなり二作目から観たりするタイプなんですけど、やっぱりこういうのは二作目でも三作目でも、「それ単品でも楽しめる」ってのが重要だと思う。マトリックスシリーズでも起きた現象ですが。はっきり言ってこんな内容だと一作目を知らない人はずっと「???」状態になってしまって後は、水車上のバトルとか顔に目の模様がたくさんあるジャック(=Johnny Depp)とか、単品ギャグでしか楽しめなくなってしまって・・・。それに、こんなに早くに二作目を出してしまって、三作目が出るまでまだまだあるのに、それまでこの話の流れを覚えてろってか?? はっきり言ってこれは驕りだと思う。「この映画は売れることが約束されてるんだ」って安心感にスタッフ全員体の芯までどっぷり浸かってるようにしか思えない。このCG全盛期に、なんか昔の日本の特撮映画みたいなシーンもけっこうあったし。。。 三作目はなるべく楽しめるよう、最初っから期待せずに観よう。。。[DVD(字幕)] 3点(2007-02-25 00:37:11)(良:1票) 《改行有》

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