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プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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181.  社長えんま帖 《ネタバレ》 シリーズでは終わりから4作目ですが、このシリーズはだいたい2作で前後編になっているので、実質最後から2番目ということになるのでしょう。私はほとんど見ていないので比較はできませんが、他愛のないコメディでそこそこ楽しめました。「あ~面白かった」で終わってすぐ忘れてしまうような映画、まさにプログラム・ピクチャーの鑑のと言えましょう。そんな中でも「ヘンな外国人」を演じた藤岡琢也はちょっとうるさすぎ、小沢昭一と一緒にドタバタどころかバタバタしたところがあって、あまりよろしくありませんでした。女優陣は内藤洋子と沢井桂子がとてもかわいく、特に沢井桂子は出番が少なくてとても残念です。ちなみに関西弁がうまいと思ったら、この方大阪出身ということで合点がいきました。舞台の会社は「マルボウ化粧品」で、カネボウのもじりなんでしょうが今だとちょっとまずいかもしれません。デパートではマルボウの隣にカネボウのブースがあったりして、タイアップなんでしょうがなかなか洒落ています。[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-01-24 14:36:33)

182.  髪結いの亭主 「エロはアートだ!」と思う人は高く評価できるのかもしれませんが、芸術音痴の私は特に心を動かされることはありませんでした。むしろ、妄想的な話ならばもっと妄想できるような描写にしてほしい。直接的すぎます。それもあの結末には必要だったんでしょうけど。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-19 22:09:27)

183.  バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 《ネタバレ》 バブル? 当時景気がよかったとかいう実感を抱いたことがまったくないんですが。田舎に住んでいるせいか、この映画に出てくるような状況にはまったく縁がありません。当然懐かしむなんてこともないので、純粋に客観的に見るしかありません。 そうなると、SFとしてはムチャクチャというか、タイムパラドックスを無視している時点でSFとは呼べないでしょう。ファンタジーと考えるしかないでしょうかね。ストーリー的にはまあまあですが、最後に日本の経済を破綻させて私腹を肥やそうという連中が出てきてずっこけました。時代劇のようなわかりやすさを狙ったのかもしれませんが、単に悪役をやっつけてめでたしという安直な展開は、脱力もの。おまけに元の時間に戻っての結末は、いかにもバブル期にいい思いをした人たちが考えそうな楽観的なもので、私などは哀れささえ覚えました。このとっても“スイーツ”な結末からしても、これはやはりファンタジーでしょうね。 ところで、昨今企業の不正が多数報道されており、業種を問わず多数の不正が明るみに出て「まったくこの国はどうなってるんだ」と思わざるを得ません(公になっていない不正はまだまだありそう)。しかし考えてみると、これらは「バブル期の負の遺産」と言えるのではないでしょうか。とにかく利益第一、会社がつぶれないためには顧客のことなど考えず、法律違反も平気でする。バブル崩壊・リーマンショックの後遺症は、まだまだ続いているような気がします。スイーツな結末を夢想できるほど、現実は甘くないのです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-01-18 20:53:17)《改行有》

184.  名探偵ポワロ エンドハウスの怪事件<TVM> 《ネタバレ》 テレビシリーズ第2シーズンの第1話で、初の長編もの。これはNHKで放送される前に原作を読んでいたのですが、けっこう忠実に映像化されていたと記憶しています。それもあってかなかなかできがいい。動機が少々ややこしいというか回りくどいのですが、きちんと説明されていて、わけがわからなくことはないと思います。この作では恋文などの手がかりが、ミスリードであると同時に伏線にもなっているあたりがいいです。最後にニックが死んだことにするというのは、むしろ視聴者を引っかける策略と言え、なかなか面白い趣向です。 レギュラーメンバーではミス・レモンが後半から登場しますが、最後の“降霊術”で愉快な活躍をしてくれます。かなり笑わせてもらいました。本作のミス・レモンは衣装替えも多く、なかなか魅力的です。最後に4人揃ってアイスを食べる場面はなんとも和気藹々としていて、やはりこういうところがこのシリーズの人気の秘密なのだと思えます。ちなみにポリー・ウォーカーは映画はもとより、テレビにも初出演だったようですが、それでこのような重要な役割を与えられるとは、かなり高く評価されていたのでしょう。[CS・衛星(吹替)] 8点(2016-01-15 20:49:52)《改行有》

185.  プール(2009) 《ネタバレ》 朝ドラ『あさが来た』が大人気の大森美香さんが脚本・監督を担当。この方、以前の『風のハルカ』もなかなかよかったと記憶しております。しかしこの映画は、それらとはかなり違ったテイストの話。正直、大森さんのいいところが発揮されたのかどうか、疑問が残ります。どうも製作側に求められるようなものを作ったのではと思われます。結果、あまりできのよくないものが生まれたのではなかろうか。 「そうしたかったから」では、なんの解決にもならない。それなら人を殺すのもテロを起こすのも「そうしたかったから」、「そうするのが正しいと思ったから」で理由が成立してしまいます。そうした不条理というか無責任を、狙ったのかどうか。結局よくわかりませんわ。しかしいずれにせよ、こんな映画でまったりなんかできません。[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-01-09 22:18:43)(良:1票) 《改行有》

186.  星空の用心棒 《ネタバレ》 日本のデータでは100分程度なのですが(90分版もある)、今回見たのは120分を越えるもの。しかし全体として冗長で、「これはいらないんじゃないか」と思う部分もあります。カットされたのは正解かも。 話としては復讐譚で、血で血を洗う展開は殺伐としていますが、妙にユーモラスなところもあり、それがしっくり来ないように思いました。悪役が多めでそのため途中でどんどんやられていくのですが、それが冗長な理由の1つのようです。もう少し最後までためてほしかったのですが、最後もけっこう雑魚が多く、やっぱり悪役多すぎに思われます。女性2人の扱いはよかったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-08 19:34:26)《改行有》

187.  濡れ髪牡丹 《ネタバレ》 正月からコメディタッチの時代劇を見てきたのですが、これが一番面白かった。基本は市川雷蔵と京マチ子のラブコメです。京マチ子演ずるおもんさんは、多数の手下を抱える大親分で、才色兼備の切れ者。「自分よりできる男としか一緒にならない」と言っているのですが、そんな男がおいそれといるわけではない。そこに来たのが雷蔵演ずる八八の瓢太郎。口八丁手八丁、さまざまなことで「免許皆伝」の腕を持つだけに、次々と試験をパスするのだが……というお話。おもんさんは瓢太郎の腕も認めていて惹かれているのですが、なかなか素直になれない。この京マチ子のツンデレぶりが見もの。腕が立つということで殺陣も見せてくれますが、これも格好いいです。 一方の雷蔵もとぼけた味が出ていますが、一番とぼけているのは、ヤクザ者でなんでもこなすのに博打にだけはめっぽう弱いということ。通常とは逆を行く設定が楽しいです。脇の小林勝彦・小桜純子・大辻伺郎がまた、明るく楽しくて雰囲気を盛り上げています。 主な筋は雷蔵・マチ子の意地の張り合いで進むのですが、後半横恋慕した安部徹に殺し屋3人組がからみ、アクションもあって飽きさせません。最後は(自称)フェミニストのセンセイ方が激怒しそうな結論になるのですが、これもまあ時代がよく出ていると思います。全体としは明朗快活時代劇で、大いに楽しめました。[地上波(邦画)] 7点(2016-01-06 20:21:46)《改行有》

188.  濡れ髪喧嘩旅 《ネタバレ》 金勘定にうるさくしみったれたおさらば伝次と、気弱で女好きでお調子者の遠山金八郎の訳あり旅。全体的にコメディタッチで笑えますが、後半はけっこう真面目な展開になります。これが片方だけ真面目なら具合が悪いのですが、両方ともそうなるのでバランスはとれています。結局人情噺に落とすところは、時代劇らしい。意外と正調なのです。 主人公2人のキャラクター、喧嘩しながら道中を行くところも楽しいのですが、スリー・キャッツがそのままの名前で出ていて(のぼりにも堂々と「スリー・キャッツ」と書いてある)、劇中で「黄色いさくらんぼ」を歌ったりするあたり、時代無視のナンセンス時代劇としての面もあり、硬軟うまく使い分けていると思いました。そういう意味では「一粒で二度おいしい」映画と言えるかもしれません。女優陣は山田五十鈴が出ているせいかそれ以外は精彩を欠きますが、最後に仁木多鶴子がいいところを持っていきました。なかなか楽しい時代劇です。[地上波(邦画)] 7点(2016-01-05 20:45:14)《改行有》

189.  濡れ髪三度笠 《ネタバレ》 さる藩の跡継ぎとなった将軍のご落胤である若様と、それを守る羽目になったヤクザもののお話。この若様がまったくの世間知らずなのですが、序盤ではちょっとあざとく感じてイライラしました。それに巻き込まれた半次郎もいい迷惑。けっこうアクションが多く雷蔵の殺陣を楽しめるのですが、半次郎が面白いのは腕が立つだけでなく、頭も回るところ。敵に雇われた連中を丸め込むところとか、関所で一芝居打つあたりが楽しめました。女性陣は淡路恵子と中村玉緒の対比が生きていて、どちらも魅力的。ダイマル・ラケットやマヒナスターズの賑やかしもなかなかいい。最後は藩主にならなくていいのかと思いますが、妾の子がまだ30人以上いるようなので、またくじ引きで決めればいいんでしょう。全体として陽気に明るく、しかし締めるところはしっかり締めた、手堅い作です。[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-01-04 21:16:30)

190.  てなもんや三度笠 《ネタバレ》 テレビ番組は見たことがありません。この映画では時次郎と珍念の出会いから描いていますから、見ていなくても問題ないでしょう。 お話は基本的に、清水次郎長を討ち取ろうと清水に向かう道中記。東西喜劇人がゾロゾロ登場する豪華なキャスティングですが、だいたい道中のエピソードでのワンポイントの登場です。それでもトニー谷と若水ヤエ子なんて、なかなかおかしい。堺駿二も終盤に出てきていいところを持っていきます。芦屋雁之助の「忍者ごっこ」もかなり面白かった。このように、コント風のところはいいのですが、全体の筋としてはややとりとめがなく、散漫になってしまったのは残念。そういう意味では、やはりテレビ向きの題材かもしれません。製作時期からするとカラーが普通だと思うのですが、モノクロなのはテレビバラエティということでちょっと侮られていたのかとも思えます。[地上波(邦画)] 6点(2016-01-03 09:23:24)《改行有》

191.  花くらべ狸道中 《ネタバレ》 2年前の『初春狸御殿』と同じく、雷蔵・勝新・若尾文子による狸もの。ただし監督は木村恵吾ではありません。前作では勝新太郎がちょい役だったのに対し、今回は雷蔵と弥次喜多コンビを組むということで、出番も多くそれだけでポイントは高いです。人間に化けて阿波から江戸まで旅をする、つまり人間界が主な舞台になっているということで、狸らしさがちと少ないのが残念。若尾文子はまあ普通のヒロインですが、それよりも中田康子が妖艶な悪役で魅せてくれます。歌とか踊りもなかなかけっこう。 コメディとしては、時代を考えればまあこんなものでしょう。しかしそれよりも、途中で色っぽいシーンとかもあるのに、最後はなんだか子供向けみたいな結末でなんだかちぐはぐな感じがします。観客の対象を絞れていないようで、残念でした。基本的には娯楽作品で気楽に見られます。[地上波(邦画)] 6点(2016-01-02 15:17:46)《改行有》

192.  自転車泥棒 《ネタバレ》 高校生か大学生の時劇場まで見に行って「つまんない映画だな」と思った記憶があります。今回約30年ぶりに見返しての感想は「やっぱり面白くない映画だ」 私が生まれたのはちょうど高度成長時代が頂点にさしかかった頃で、物があふれている時代。ちかごろでは「断捨離」だの「ミニマリスト」だの、物を持たないことが一種のステイタスになっているようですが、モノがいっぱいあることには変わりありません。そんな時代に、自転車一台盗まれて生活に困り、明日をも知れない人間の気持ちがわかるか? わかるわけないです。私もどちらかというと貧乏人ですが、そこまで切羽詰まってはいません。戦争後のイタリアよりは、今の日本の方が求人も多いでしょう。それにこの父親、必死なんでしょうがやってることがメチャクチャ。教会で騒ぎを起こしたりして、そこまでやる必要があるのかと思えてくるし、勝手すぎて同情する気にもなりません。最後には他人の自転車を盗もうとするわけで、結局「そういう人」だったのかと、そういう意味では納得できますが。 結局は、関係のない高みから、まったくの人ごととして、(無意識の優越感を伴って)「ああかわいそうだね~」と同情している人が多いのではないかと思ってしまいます。 街のあちこちにまだ空き地があって、戦争後間もないことを感じさせます。その一方で電車は走っているし車や自転車も少なくはないし、復興しつつある状態も感じさせます。そういった時代の空気はよく感じられました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-30 20:38:48)《改行有》

193.  ヘッドライト 《ネタバレ》 文学的なメロドラマとでも申しましょうか、暗くて深い語り口調が印象的。しかし、妻や娘をあからさまに悪く描いているのは、いかがなものかと思います。そうでなければ、もっと悲哀が出ただろうに。ままならない世の中でなんとか生きようとしても、うまく行かない人生模様はよく描けていたと思います。しかし個人的には、もっと明るいお話が好みですねぇ。フランソワーズ・アルヌールはとってもきれいでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-28 20:05:33)

194.  最後の猿の惑星 《ネタバレ》 前作に続いて一応シーザーの物語なのですが、重要なのはむしろ最初と最後に現れる2600年代の描写なのではないかと思われます。この頃になると700年も経ったのに文化はそれほど進歩せず、猿と人間は一応仲良く共存し、人間もまだ言葉をしゃべれるようです。ここから1作目でテイラーがたどり着いたような惑星になるのか、それともまた違った道を歩むのか。おそらくそれを決めるのは、映画を見ている観客だということなのでしょう。どのような未来を作るのかを自分たちが選択できるという考え方が、ここに表れているように思います。 このシリーズ、テーマ的にはなかなか興味深いところがあるのですが、それを表現する方法が稚拙すぎてかなり評価を落としていると思います。脚本家(本作ではついに原作だけに終わっています)に恵まれなかったのはつくづく残念でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-27 10:17:36)《改行有》

195.  猿の惑星・征服 《ネタバレ》 基本的なストーリーは悪くないと思うんですが、とにかく話が都合よすぎ。反乱の準備をしても気づかれないとか、それ以前に一人(一匹?)で出歩いていても誰も気にとめないようだし。死んだのを確認しないというのは言語道断で、ここまでくるとお話になりません。シーザーがほかの猿に指示を出すのに言葉を発していませんが、超能力でも使えるのか? そこまでできるという説明もないし、使えるようになる理由も見あたらないし、意味不明。話が始まる前の設定も、前作同様かなり無理がある。見どころはアルマンドが死んだことを知ってシーザーが慟哭する場面と、最後の演説ぐらいか。これで話が成立すると考えた脚本がひどすぎ。人間が猿を奴隷としてこき使っている様子も、わざとらしくて露悪的に映りました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-12-26 16:35:49)

196.  肉弾(1968) 《ネタバレ》 コミカルな、しかし軽薄ではない映画。とはいえ、笑いを取り入れることによって生まれる「軽み」が、シリアスな部分を強調して全体を引き締めています。ちょっと中盤ダレて少々長いかと思わせましたが、最後まで見るとそう長いとも感じない。ラストに現代に漂着するあたりがたいへん辛口で、「苦さ」よりも「辛さ」があとに残る作でした。[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-12-25 20:06:51)

197.  新・猿の惑星 《ネタバレ》 前半はこれまでとうって変わって、ユーモラスな場面が多く見られました。特にジーラが「知能テスト」を受けるシーンは爆笑。人間の衣服に身を包んでポーズを取る2人(2頭?)もなかなか楽しい。しかし後半、ハスレインがなぜあれほど猿を排斥しようとするのか、そのあたりがどうも曖昧で話が強引に思えます。コーネリアスの話が本当なら(その保証はないわけですが)、彼らとその子供が死んでも、いずれ人間は猿に取って代わられるわけですから。この大元のところが納得できないため、不満が残ります。しかし前半がかなり面白かったので、点数は少しおまけしておきます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-12-23 20:45:08)

198.  続・猿の惑星 《ネタバレ》 ストーリーが平板であまり起伏がないんですよね。一応テイラーとブレントが戦わされるところがヤマなのかもしれませんが、小粒です。ミュータントというのは、製作当時の未来に対する不安がよく出ています。核戦争の結果放射能でミュータント化というのは、あの頃はありがちネタだったと思いますね。遠征に対するデモやそれを排除されるところはなかなか面白いのですが、これに象徴させるように、1970年前後の時代が出過ぎたとも思えます。そのあたりが今見ると陳腐化してしまっているようです。あと、猿(ゴリラですが)が外の地を征服するために遠征するというのも、前作での印象と異なって違和感を覚えます。一番の見どころは前作より色っぽくなって出番も増えたリンダ・ハリソンだったような気が……。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-20 10:45:17)

199.  刑事コロンボ/二つの顔<TVM> 《ネタバレ》 最初に見たのはNHKでの放送だったのですが、どうも見方を間違えたようです。双子が出てきたとたん、「これは2人の共犯なんだろう」と思い、結局その通りだったわけです。しかし製作側としては、「2人のうちどちらが犯人だろうかと思わせておいて、実は共犯だった」という話を作ったようです。というわけで評価に困るのですが、結末を知ってから見てもなかなか面白い。特に、“犯行前に”警報装置のスイッチを切る場面。単独犯ならあんなことをする必要はないわけです。さりげなく、しかし大胆に伏線を描くあたりはおみごと。リサの死もちゃんと描写されず、そのため殺人かどうかもわからないわけですが、どちらが犯行を行ったのかわからなくするためにあえて描写を避けている。ここのところもキッチリしています。ペック夫人にドヤされるコロンボは笑えますが、ちょっとヒステリックではないでしょうか。料理番組に参加すする場面はアドリブらしいのですが、ここはあんまり面白くなかった。 このシリーズの「構想の死角」で、ケン・フランクリンが「ミステリで双子が出てくるときは目くらましで、犯人は別にいる」とか言っていますが、その裏をかくような作を作ってしまうのも、とぼけたところがあっていいと思います。もっとも、実際にはミステリ小説を書いていない人の言うことですから、当てになるのやら。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-16 22:25:14)(良:1票) 《改行有》

200.  U・ボート 《ネタバレ》 途中までは「潜水艦の真の敵は敵軍・敵兵ではなく、深度による水圧なのだ」と言わんが如くの展開で、なかなか興味深く見ました。極限状態での人間描写もまあまあ(でも最高とも言えない)。ただ、人物の個性が際立つところまでは行かず、あまり区別がつかない人も多く、そのためか地味な印象になってしまいました。狭い艦内を縦横無尽に移動するカメラはかなりよかったと思います。 しかしあのラスト。戦争映画としてはありがちで安易にさえ思えるのですが、それもまた常道ということでしょうか。しかし本作では、最初に述べたように「水圧」とそれによって引き起こされた故障との闘いということで来たのに、結局敵軍にやられましたでは、拍子抜けもいいところ。つまり、それまでは潜水艦ならではの映画だったのに、ありきたりの戦争映画として終わってしまったのです。違う終わり方ならもう少し高く評価したのですが、なんとも残念。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-14 19:44:29)《改行有》

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