みんなのシネマレビュー |
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1981. (ハル)(1996) ドラマなんかでちょろっと出てるのを見たことはあったけど、この作品で初めて深津絵里の良さに気付いて、以後ずっと好きです。ここまでドラマチックなことはないのだけど、女性とネットで知り合って少し親しくなると、僕の中でのその人のイメージは深津絵里になってしまう。かなり悪影響を与えられてしまってますね。因みにチャットシーンのBGMが大好きで、普段チャットしてるときはやっぱり頭の中であの曲が流れてるような気がする。9点(2004-03-29 03:20:57) 1982. マルサの女 普通に面白い娯楽映画。好きなので点数は甘いが、見た後に何か残るかというとそうでもない。一般に余り知られていない組織の内部暴露的な手法というのは、この作品が始まりだろうか???伊丹十三が生きてたら、最近の官僚腐敗に鉄槌を下すような作品を撮ってくれそうだけど、江角マキコを主演に社会保険庁を描いた作品なんてどうでしょう。8点(2004-03-29 00:15:36)(笑:1票) 1983. 写楽 少し詰め込み過ぎで残念な作品ではあるけど、それなりに見所はあったと思う。葉月里緒菜の花魁は普通に綺麗だったし、岩下志麻の妖しい魅力も流石と思わせる。男優陣もそれぞれ素晴らしい演技だった。映像的にもお金が掛かってそうで豪華な雰囲気だったし、構成さえ良ければ、化けていたかも知れない。この監督らしい名作風味の作品である。6点(2004-03-28 23:50:28) 1984. みゆき あちゃー、こりゃ酷い。みゆきと思って見たら、どうにもならないです。なんか変な電波を発してる宇沙美ゆかりに萌えるくらいしか、この作品に存在価値は見出せない。困りましたね。3点(2004-03-26 02:26:18) 1985. 二代目はクリスチャン まあ、既に設定で勝ってしまってるんだけど、よく作ってると思う。クライマックスに向けての盛り上げ方も上手いし、立ち回りも爽快。そして、泣ける。高水準の娯楽映画。8点(2004-03-26 02:20:01)(良:1票) 1986. ヒルコ 妖怪ハンター 申し訳無いけど、これは駄目。怖いということなら、ホラーなんだから仕方ないけど、不気味というか、気持ち悪いというか、もう見たくない作品。3点(2004-03-26 02:10:47) 1987. サイレントメビウス 飽くまでもこの作品単体での評価ではあるが、かなり上手く纏めた感はある。意味不明に始まって、過去の記憶にシフトするわけだが、それでもやっぱり意味不明。主人公と一緒に基礎知識を勉強して、現在に戻ってきたと思ったら、もうクライマックス。正直感心した。構成の良さだけで、これだけ見せる作品も珍しい。8点(2004-03-26 01:51:11) 1988. 家族ゲーム こういうシニカルな作品は貴重。大笑いすることはなく、ニタニタしながら共感してる自分にちょっと怖さを感じる。8点(2004-03-26 01:20:11) 1989. 犬神家の一族(1976) これってホラーだよね?もう怖くて怖くて、夜一人でトイレに行けなくなる。でも、ついつい見てしまう。怖いけど、気になる。困った作品です。7点(2004-03-26 00:58:08) 1990. 細雪(1983) それなりに話も面白いし、映像美という観点からも評価できるとは思うけど、なんと言ってもこの作品は言葉がいい。これに尽きる。吉永小百合っていいなぁ、やっぱり古手川祐子もいいなぁ、なんてコロコロ意見を変えてるとふと気付く。見た目ちょっと綺麗な人がこんな言葉使いしてたら、誰だって好きになるよなぁってね。それにしても、この頃の吉永小百合って時間が止まってるとしか思えないくらいに若い。8点(2004-03-26 00:43:25) 1991. マークスの山 凶器不明の猟奇殺人事件を追う刑事ドラマ。所轄の違いやら、捜査を妨害する圧力やら、それなりに濃厚な物語が展開されるのだが、真相が明らかになるにつれて、実にくだらない裏事情が露呈され、興醒めしてしまった。というわけで、急遽犯人側の視点で物語を追ってみたところ、意外にドラマチックなので楽しめた。名取裕子の濡れ場とか、ちょっとハードでいい感じだし、ラストも感慨深い。6点(2004-03-26 00:38:45) 1992. オンリー・ユー(1994) がんばって見てみたけど、理不尽過ぎる。情景の美しさは認めるけど、どうにも納得行かない話。足医者と靴屋の争いってことで、なんか伏線でもあるのかと期待したけど、特に接点も無くて、顔に拘るヒロインの名前が皮肉っぽいけど、そんなに巧いってほどでもないし、コメディというほど笑えもしなかった。そりゃイタリアまで行って、ちょっと運命っぽい出会いしちゃうと気持ちも動いてしまうんだろうけど、本当にそれでいいのだろうか?ロマンスというほど綺麗な話ではないような気がする。5点(2004-03-23 04:16:30) 1993. Undo “アンドゥー” こういった尺の短い作品の場合は、何かを切り捨てないと成立し得ないのは確かで、この作品の場合はストーリー性を犠牲にして、映像に拘ったと言える。話は単純で、精神バランスを崩して縛って欲しいと願望する妻とそれに従う夫、そして、症状がエスカレートして狂気の世界へと発展していく、というだけ。しかしながら、映像が凄い。恐らく見る者によって感じ方は全く違ってくるのだろう。美しさやエロティシズムを感じる人もいるだろうし、恐怖を感じる人もいるだろう。物悲しさもあり、ある意味では滑稽でもある。狂気の世界を垣間見ることによって、自身の内面世界を再認識させられるようでもあり、不愉快にも感じるかも知れない。間違っても安易に薦められる作品ではないが、存在価値を否定するものでもない。評価としては、無限大の可能性を秘めるとしながらも、この点数が妥当なところだと思う。5点(2004-03-15 12:43:47) 1994. 機動警察パトレイバー ほぼ完璧。警察組織という特殊な環境下でドタバタ劇を演じる個性的な登場人物たち。近未来を描きつつも、現在と過去の同居する世界観。当初はあっさりと犯人が浮かび上がってきたことから、コロンボ的手法で犯人との対決、知恵比べを描くのかと思わせておきながら、調査報告書を読み進めるにつれて、あっと驚く新展開。コメディあり、ミステリーあり、ヒューマンドラマあり、アクションありのエンターテインメント作品の傑作。素直に面白い。10点(2004-03-13 14:57:16) 1995. リング(1998) 《ネタバレ》 怖すぎ。ビデオで見てたんですけど、うちのテレビの画面から貞子が出てきた時には走って逃げました。しばらく電話を取れない日々が続いたけど、1週間経ってもまだ生きてるので、とりあえず大丈夫そうです。8点(2004-03-13 06:15:53) 1996. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー シリーズ作品ではあるが、これだけは別格。本質的にうる星やつらではないのだけど、どっちが本当のうる星やつらなのか、わからなくなるくらいによく出来ている。今見るとそれほど衝撃的ではないが、寧ろそれがその後の作品に与えてきた影響の大きさとも言える。当時の衝撃度を考えると金字塔的作品と言わざるを得ない。虚構に満ちた現実と限りなく現実に近い虚構の対比。現実とは何なのか?寧ろこの虚構の方こそ現実ではないのだろうか?監督の後の作品で、戦争と平和の対比、人間と人形の対比がテーマとして取り上げられているが、この当時から一貫して同じスタンスを守り続けているのだということに気付かされる。9点(2004-03-13 06:08:43) 1997. 恋愛小説家 Mad About Youのヘレン・ハントが大好きで、この作品でのやつれた感じはちょっと痛々しかった。それでも、共演のジャック・ニコルソンと共に良い味を出していたし、彼女の演技の幅の広さを改めて実感。物語もコミカルでいて、やや切ない感じのいい話で、僕もちょっといい人間になってみたくなった。8点(2004-03-13 02:29:34) 1998. おもひでぽろぽろ この作品は公開前に脚本を見せてもらう機会があり、生理といったネタをどう処理するのだろうと興味を持って鑑賞したのだが、意外とすんなり受け入れられたので、巧く描いてるなと感心したのをよく覚えている。写実的な描き込みにも技術力の高さを思い知らされたし、当時のジブリが一歩先を行ってるということを充分に認識させられた。確かに内容的には大人のドラマであり、ジブリの看板を引っ提げて公開したことにより、多少の被害者は出たようだが、地味ながらも何か心に伝わってくる良さを感じる。7点(2004-03-12 14:19:42)(良:2票) 1999. 耳をすませば(1995) ジブリらしいよく出来た作品である。どうだ凄いだろうと言わんばかりの指先の動きとか、究極のアニメを目指そうとしてるのかと思わせるほどの徹底振りで、素直に感心させられた。キャラクターもそれぞれ魅力的で、音楽も効果的に使われている。ほぼ名作としての行程を全うしようとしているかに見えたが、如何せんあのラストである。なんじゃそりゃ???というのが素直な感想である。何度見ても、それはないだろうとツッコミを入れてしまう。7点(2004-03-12 13:56:55) 2000. プリティ・ウーマン 劇場公開当時、学生だった僕は友人4人で長蛇の列に並んでこの映画を見た。その内2人はカップルで、僕ともう1人の友人は気を使って、後ろの席に陣取った。とりあえず学んだことは、男2人で恋愛映画を見るべきではないという事と恋愛映画を見終わった後のカップルと一緒に食事するべきではないという事。最近になって改めてビデオで見直してみたら、それなりに良い出来の映画だということに気付いた。でも、あの音楽を聴くと今でも当時のトラウマが甦ります。7点(2004-03-12 07:27:58)
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