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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2258
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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2101.  デイライト パニックものの主人公(リーダー)に求められるもの。それは、みんなを引っ張るだけの”体力”と精神的支柱となるための”知性”だと思います。スタローンからは並外れた体力は感じますが、インテリジェンスはあまり感じません。そのためキャスティング的に合っていなかった気がします。ラストには苦笑いしました。[地上波(吹替)] 4点(2006-07-16 00:41:41)

2102.  6デイズ/7ナイツ 次号の雑誌『DAZZLE』の特集は、「男はやっぱりマイルドよりワイルド!」に違いない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-15 00:03:48)

2103.  メル・ブルックス 新サイコ エピソード、キャラクター、音楽、小道具に至るまでヒッチコックの名作の数々から引用されているパロディ作品。邦題に「サイコ」の名が入っていることから、有名なバスタブでの刺殺シーンはどう扱われるんだろうと興味津々でしたが、これが見事に再現されていました。バカバカしくも、オリジナルにとても忠実。感心しました。パロディですから、元ネタとなるヒッチコックの作品を観ている方が楽しめるのは間違いありません。しかし、元ネタ未見でも十分コメディとして楽しめるだけのレベルにある作品です。多少下ネタも入りますが、下品すぎない点も好印象。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-14 00:30:53)

2104.  バッフィ/ザ・バンパイア・キラー 《ネタバレ》 ティーン向けの青春ファンタジー。見所はヒロインの健康美。あとボスキャラの史上最弱っぷりは必見。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-13 00:07:40)

2105.  パニッシャー(2004) 《ネタバレ》 本作の主人公の境遇には十分過ぎるほど同情でき、復讐しようとする気持ちも理解できます。しかし復讐を遂げたあともスッキリ感がありません。カタルシスを感じないのです。それは“溜め”と“爆発”が無いからです。苦渋の期間はあっという間(いきなり髭顔で時間を省略)。復讐も計画的で瞬発力が無い。また、復讐に“やり過ぎ感”があるのもいただけない。自業自得とはいえ、トラボルタにも同情の余地はあります。家族を失う痛みは誰でも同じ。にもかかわらず、計略でトラボルタに妻を殺させたのは、度が過ぎてはいないか。おまけにトラボルタを火だるまにして、車で引きずる無慈悲ぶり。文字通りちょっとひきます。それでは「手ぬるい」と感じるくらいで丁度いい。その方が主人公に”正義”を感じられると思う。また、主人公が復讐を復讐と認めていないことにも引っかかります。潔さがない。復讐に対して心が痛む。良心の呵責に耐えかねて“制裁”と言い換えているのであれば、まだ理解もできます。しかし主人公の苦悩は見えません。単なる詭弁に感じられてしまう。たぶん本作の狙いは、「ライト感覚のアクション復讐劇(笑いもあるよ)」だと思うのですが、これはとても難しいこと。アイスクリームで天ぷらを作るようなものです。重いテーマを軽く見せるには技術が必要でした。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-12 00:51:59)

2106.  ドラゴンヘッド (原作読了後、映画を再鑑賞したので当初の感想を書き直します。)原作の主要エピソードやディテールはそれなりに再現出来ているものの、“恐怖に駆られた人間はどうなってしまうのか?”“感情は人間にとって必要なのか?”等の原作の核心部には迫れていないと感じました。例えば冒頭の列車事故。ノブオは何故狂ったのでしょう。彼は再三再四「闇」という言葉を口にします。本作のテーマに通じるキーワード。漆黒の闇の世界が心の闇と同化していく恐怖を描くためには、どうしても物理的な「闇」が必要だったと思います。日常生活では得られない。どんなに目を凝らしても、全く見えない本物の闇。希望を見失った人間にとっては、どんなに恐ろしいものか。非常灯なんて問題外。薄暗闇で人は狂ったりしません。大切なのは役者の顔を映す事より、狂気を描く事だったと思います。キャラクター設定もヌルいです。主人公は泣き言ばかりのボンボン。アコも同じく今時の女の子。そんな2人の恋物語に興味はありません。原作の憧子は瀕死のテルを救うために命を賭けました。神経疾患(ナルコレプシー)を抱えながら懸命に戦った。もちろんテルも彼女を守るために必死でした。主役2人の芯の強さを描かないなんて在り得ない。もし妻夫木くん&SAYAKAのアイドル映画を作りたかったのなら、この原作は選択ミスです。同じヤンマガなら『稲中』の方がまだマシでした。妻夫木が「前野」で、山田が「井沢ひろみ」。SAYAKAは…「サンチェ」でいいや。それならみんな役者として一皮も二皮も剥けたでしょうに。本人は剥けたくないでしょうが。ただ『ドラゴンヘッド』(竜頭)の意味は映画の方が判り易かったので、その分当初の採点にプラスします。(2点→3点へ変更)[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-07-11 00:43:54)

2107.  私立探偵・濱マイク/罠 (シリーズ全体の感想も含んでいます。)前2作品「我が人生~」「遥かな時代の~」で描かれたのは、“戦後の日本”という時代の空気。レトロ感あふれる台詞回しと映像が印象的でした。2作品で1つの世界を形成しているという感じです。本作で描かれたのは、江戸川乱歩を思わせる陰鬱とエロスの世界。前2作品とは一応別の路線ではありますが、濱マイクの世界観(2枚目半の主人公をはじめとする登場人物たちの明るさと、それに反するような影ある物語)は健在でした。本シリーズは、この世界観を楽しめるかどうかがすべてだと思います。ストーリー云々は二の次。自分は、この独特な陰陽併せ持つ雰囲気が好きなので、3作とも満足しました。(好みの順だと3>1>2です。)音楽も良かったです。(余談ですが、自分が大好きなCGアニメ「ポピー・ザ・パフォーマー」「ガラクタ通りのステイン」の音楽を担当している、めいなCO.さんの名前を見つけることが出来て嬉しかったです。)個人的なお気に入りキャラは星野くん。スピンオフで星野くんが主役のお話を作ってくれたら映画館まで観にいったと思います。シリーズ3作品を通して観ると、いかにTV版が一般向けにアレンジしてあるかが分かります。[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-07-10 17:54:03)

2108.  私立探偵・濱マイク/遙かな時代の階段を 1作目と打って変って今度はカラー。台詞回しにも前作のような50~60年代を思わせる雰囲気は薄くなっています。それでも物語冒頭は70年代くらいの雰囲気かなと思いましたが、観終わってみるとほとんど90年代という感じ。はじめ、このタイトルは狙いすぎかなと思っていましたが、いやいやよく考えられている題名だと思いました。本作のストーリー自体も戦後の日本という”時代”を色濃く描いていますが、1作目、2作目と明らかに”時代”の経過を感じさせる作りになっていて、タイトルにマッチしています。3作目を観てみないとなんとも言えませんが、本作までは2作トータルで、イイ感じに仕上がっていると思います。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-09 20:18:57)

2109.  私立探偵・濱マイク/我が人生最悪の時 台詞まわしや小物などから、50~60年代の日本を思わせる空気感があります。しかし時代設定を明確にしているわけではなさそうで、あくまでそう思わせる雰囲気のある作品という意味です。モノクロ画像もいっそうその雰囲気を助長しています。モノクロの使用は、ちょっとあざとい感じがしないでもないですが、自分はこの雰囲気が好きなのでOKということで。「星くん」「濱くん」と呼びあう永瀬と南原の掛け合いが気持ち良いです。後のTVシリーズに比べると地味に感じますが、そこがまたイイです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-08 21:02:18)

2110.  現金に体を張れ コンパクトで洗練された印象を受けました。とくに登場人物の“ひととなり”についての描写が的確で、短い時間ながらも登場人物がどんな境遇なのか、どんな性格なのかがよく伝わってきました。演出技術の高さをうかがわせます。なお善人や感情移入してしまうような登場人物が出てこないのも良。シビアなクライムサスペンスとして、上質だと感じました。死者の表情、エンディング間際の空港シーンやラストカットなど印象的なシーンの数々は、センスの良さを感じさせます。この表現が的確かどうか分かりませんが、“鋭さ”をもった作品だと思いました。毒を含んだ鋭さとでもいいましょうか。毒は悪女の毒ですが。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-07 19:14:01)

2111.  デッドゾーン 《ネタバレ》 主人公が手に入れた能力は明らかに人より優れた能力。人の役に立つ能力です。そのため多くの人が彼に救いの手を求めてきます。しかし彼の能力は求めていても、決して彼自身を認めているわけではありません。“彼の力を求めること”と“彼の存在を認めること”は似ていますが別のことです。得体のしれない能力を持つ主人公は、普通の人からみれば化物。そこまで思わない人でも、なんとなく気持ちが悪い存在だったでしょう。そういった雰囲気は、面と向かって言われなくても本人は痛いほど感じるものです。だから彼は孤独だった。能力を役立てようとせず、ひっそりと生きる道を選んだのだと思います。最後に主人公が取った行動は、全人類を救う英雄的な行動でした。しかし自らの死が伴うことも知っていたはず。何故彼はそれでも行動したのでしょうか。多大なる時間とかけがえの無い人を失った人生。優れた能力があっても孤独な生活。彼はやはり絶望していたのでしょう。しかし絶望の中に「人類の未来を救う」という希望を見出した。その希望に向かって進むのは必然だった気がします。彼の最後の行動にやりきれない切なさを感じるはずです。それは私達が、報われないこと、正当な評価がされないことがどんなに辛いことか知っているからです。[DVD(字幕)] 8点(2006-07-06 19:59:43)(良:1票)

2112.  渋滞 主人公の家族構成は30~40代の夫婦に小学生の子供2人。少子化が進んだとはいえ、今でも核家族の典型です。帰省ラッシュの渋滞に巻き込まれてイライラ。必然的に起こる夫婦げんか。どこかで観たような光景です。というか、自分もしょっちゅう経験しました。自分は子供の立場でしたが、子供にとって親がけんか(とまで行かなくても気まずい感じ)は本当にイヤなものです。わざわざ別の話題を振ってみたり、変に愛想よくしたり、親が仲良くするために結構気を使ったものです(笑)。自分が当時の親と同じ年齢、立場なってみるとその頃の親の心情が分かってきます。会社では当然ストレスが溜まる。家に帰れば小さい子供。これまたストレスの種。結局そのはけ口は奥さんになります。もちろん普段は怒鳴り散らしたりしません。そんなこと出来るもんですか(苦笑)。でも渋滞なら、旅行という“非日常”なら、そりゃ荒い言葉のひとつも出ます。でもこれはとても健全なこと。けんかが出来るのは対等な証拠。いい意味での甘えがあります。夫婦としての機能を果たしていたのだと気付きます。そんなよくある光景を切り取ったのが本作。一言でいえば「渋滞に巻きこまれて大変でした」というお話ですが、ロードムービー的にもいろいろな出来事があり、他人の人生の機微が垣間見られて面白いです。田舎で子供の帰りを待ちわびる、年老いた親の切なさも伝わってきます。派手なお話ではないですし、台詞にもチープさがありますが、自分の伴侶や家族のことを思いやるきっかけにはなると思います。[DVD(邦画)] 7点(2006-07-05 19:06:31)

2113.  ニキータ 《ネタバレ》 主人公は女性受けしそうな容姿とスタイルの持ち主。華奢な腕で大口径の銃を構える姿はそれだけで画になります。ただ、ドラマ部分については、不満が残りました。養成所を出た後、恋に落ちるというよりは、とりあえず人肌が恋しくて(最初は社会に溶け込むための隠れ蓑的意味もあったかも)男と一夜を共にする主人公。対人関係の不器用さも垣間見られていい感じです。そのまま同棲。普通の幸せを味わいつつも、時折入る工作員の任務。恋人に隠し事をしている罪悪感で悩む主人公。特にベニスでの狙撃シーンは、楽しい旅行が一転する緊張感と、普通の幸せは望めないという現実を改めて突きつけられた絶望感が入り混じっていて良かったです。でも、ジャン・レノ登場以降の展開がいただけません。やたら手術をしたがる外科医のごとく、人と見れば殺しまくるジャン・レノ。単に事態を悪化させ、主人公に“今の生活を捨てて逃げる”という選択を取らせたかっただけのように感じてしまいました。残された2人の男(婚約者と、工作員としての生みの親)のちょっとした恋の鞘当てをラストにもってこられても…。最後の主人公の決断の重さが伝わってこず、尻すぼみに感じてしまいました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-04 19:37:17)(良:1票)

2114.  サマータイムマシン・ブルース 「バック・トュー・ザ・フューチャー」のコメディ色を強くし、スケールを大幅にダウンさせた感じの作品。ひたすらバカバカしい、軽いノリのお話です。ノリは軽いのですが、綿密に計算された展開はお見事。伏線を細部に渡り張り巡らし、次々と辻褄が合っていく様は観ていて心地よいです。季節を夏に設定したのが大正解!思考を停止させる真夏の暑さが、違和感ありありのタイムマシンをすんなり物語に溶け込ませます。それに、このバカさ加減が夏にこそピッタリです。汗のしたたる夏の空気が、この年頃特有の熱気と妙なハイテンションにマッチしています。メインの若者たちに嫌味がないのも良。ともすると、若者の軽薄なノリを不快に感じることがありますが、そのような感じが全くなく、観ているこっちまで元気になるようでした。みんなキャラがよく立っていましたし、上野樹里の普通っぽさも素敵でした。瑛太の最後の一言は名セリフ。オチとして秀逸だと思います。(エンドロールで役名が出てきたらなお良かった。)決して大作ではないですが、タイムトラベルものとしても、青春映画としても小気味のよい快作です。本作を観るならやっぱり夏。それも暑さ盛りのまっ昼間。クーラーを効かせた涼しい部屋で、コーラでも飲みながら観るのをお勧めします。[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-07-03 18:26:28)

2115.  戦国自衛隊1549 ストーリー自体、発想自体は結構面白いと思いました。歴史の辻褄合わせなど良かったです。ただ実写映画向きではない気がしました。ノリ自体は漫画っぽいかな。一時の人気で左右されない月刊誌などで、もう少し展開を練りこんでから、じっくり漫画化をしたら面白いのではないでしょうか。鈴木京香はミスキャストだったと思います。本作をリメイクと呼んでよいのか疑問ですが、オリジナル「戦国自衛隊」の方がシンプルで勢いのある作品だと思います。[地上波(邦画)] 4点(2006-07-02 14:24:09)

2116.  恐怖の岬 これは本気で怖いお話です。「オーメン」も「13日の金曜日」も「悪魔のいけにえ」も怖いですが、どこかフィクションとして客観的に観てしまう部分があります。でも、本作には現実的な怖さがあります。明日はわが身に起こることかもしれない。ぞっとします。それにしてもロバート・ミッチャムの表情の怖いこと。これぞ”たちが悪い”顔の見本といった感じです。リメイク版のデニーロも怖かったけど、個人的にはミッチャムの方が怖いかな。っていうか”怖い”って言葉使使いすぎですね。それくらい怖いお話なんです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-01 00:49:28)

2117.  タナカヒロシのすべて 《ネタバレ》 他者とのコミュニケーションを持とうとしない生活は、傍からみれば寂しい生き方に感じます。しかし本人にとっては、それはもう心地よい生き方です。自分が否定される恐れのない環境がどんなに甘美なことか。面倒な人間関係はまっぴらだけど、でも恋人は欲しいし、できれば結婚もしたい。矛盾していますが、それが本心です。しかしそれが不可能だということも気付いている。だから、「このままではいけない」という思いを抱えています。でも“とりあえず”この心地よい生活を続けたい。本作の主人公の“とりあえず”は、両親の死をもって終わります。俳句の会に参加し、ホテトルを呼ぶ。すべて能動的なコミュニケーション。「このままではいけない」と思うが故の行動です。彼は今の生き方を変えるために1歩踏み出せました。誤解を恐れずにいえば、両親が今死んだことは主人公にとって、ラッキーだったのかもしれません。それにラストで1度死んだことも。現実的には、ありがたいことに両親は長生きしてくれますし、当たらない鉄骨が降ってくることもありません。大事なのは、いかに自分自身で自分の上に鉄骨を降らせるかです。タナカヒロシは何処にでもいるリアルな存在です。自分の中にもタナカヒロシはいます。鳥肌実はハマリ役でとても良かったです。小島聖の喪服+白前掛けには参りました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-06-30 18:27:34)(良:3票)

2118.  亀は意外と速く泳ぐ 《ネタバレ》 日がな1日ぼーと暮らしている(ように見える)亀、水槽の中で自由を奪われて生きている亀は、主人公そのものであり、平凡な普通の人の象徴でもあります。“亀は意外と速く泳ぐ”は、文字どおり主人公の人命救助のエピソードを表していると同時に、私たち普通の人へ向けたメッセージでもあります。“あなたは自分が思っている以上にやれるんじゃないの?”これはラーメン屋のエピソードからも見てとれます。エンディングでクジャクを救うべく旅立つズズメ。センスのないシールを貼ったトラベルケースを引っ張る主人公の表情は晴れやかです。今の環境を抜け出してちょっとだけ冒険してみようか。“亀は意外と速く泳ぐ”んだから。平凡な毎日を送る人たちへの応援に感じました。(もちろん平凡であること、普通であることを否定している訳ではありません。コレ重要。)正直言うと、作品の空気を掴むのにとても手間取りました。しかし観終わってみるとこの作品を大好きな自分がいました。一旦、好きだと認識してしまうと、すべてのシーン、台詞が可笑しく、愛おしく思えてきます。観る度に愛情が深まっていくタイプの作品だと思いました。脇役が抜群に上手く、上野樹里の魅力が全開の脱力系ファンタジーコメディ。今よりもちょっとだけ楽しく、心豊かに生きていくためのヒントが本作にはあります。本当はもっと高い点数なのですが、この作品には敬意と愛を込めて“そこそこ”の点数を付けたいと思います。[DVD(邦画)] 6点(2006-06-29 18:08:57)(良:6票)

2119.  或る殺人 《ネタバレ》 人が殺されるから殺人です。ところが当の殺された“人”はほとんど出てきません。殺される場面も、生前の生活も人柄も、声も仕草も、顔さえろくに出てきません。オープニングでは死体を思わせる図形が、記号としての死体があります。被害者の“生きている”情報を出さないことで、単なる「裁判事案」であることを意識させ、さらに客観性を持たせています。主役が弁護士、しかも好感度が高いジェームズ・スチュアートですから、観客は弁護側の視点で(弁護側に肩入れして)この事件を見ることになりますが、だからといって弁護側=正義という感覚ではありません。ゲームの行方を見守るという感じです。はっきりしているのは、加害者が被害者を殺したという事実のみ。そこに至る流れ、動機、心理状態はすべて検察側と弁護側の後付でしかありません。どちらの言い分を認めるかは、観客に委ねられています。(判決後、真実の種明かしはありません。そこが上品。)法廷劇ではありますが、適度な笑いを含んだエンターテイメント作品としても楽しめました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-06-28 18:19:31)

2120.  0:34 レイジ 34 フン 《ネタバレ》 この手の作品の場合、事態の全貌が明らかになった後も緊張感が持続できるかどうかが肝だと思います。殺人鬼のルックスはOK。雰囲気も○です。ですが殺人鬼としてのポテンシャルに欠けます。1対1になっても勝てるんじゃないかと思わせてはダメです。展開もいただけません。追いかけっこの最中に、追うのを止める殺人鬼。これでは、緊張感が削がれてしまいます。殺人鬼の猟奇的人格の描写も、主人公が逃げた後では遅いです。殺人鬼の背景についてもやや説明不足。生い立ちは何となく想像できますが、殺人鬼の性質の把握までには至りません。殺戮の目的や殺人鬼の資質は、恐怖を煽る重要な要素だと思いますので、もう少し説明が欲しかったです。人々が行き交う“日常”の駅が、無人になった途端に“非日常”に変わる設定は面白かったのですが。[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-06-27 18:35:28)

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