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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
201. 激突!<TVM> 最初何気なくテレビで見た時は大変怖かった。映画の題名もわからず、しかも途中から見た映画だったのに、ずいぶん気になった。数年後またもテレビで同じ映画を偶然見て、「激突!」という映画だとわかった。 登場人物もきわめて少なく、とてもシンプルな映像だったのに、惹きつける魅力は何だったのだろう。[地上波(字幕)] 6点(2011-03-02 06:10:09)《改行有》 202. リトル・ロマンス 《ネタバレ》 監督はジョージ・ロイ・ヒルだし、ローレンス・オリヴィエも出演しているということで見に行きました。若い男女のペアが多い中、30過ぎの男が一人映画館に入るのは大変勇気がいりました。 映画は少年と少女の駆け落ちの物語ですが、ヴェネツィアにある「ため息の橋」の下で日没の瞬間にキスをすれば永遠の愛が結ばれるという言い伝えは、何とロマンティックなことでしょう。 ただ、少年の異常なほどの天才ぶりには、少々鼻につき好きになれませんでしたが・・・。[映画館(字幕)] 6点(2011-02-17 08:55:05)《改行有》 203. サスペリア(1977) PART2がサスペンスならば、これはまさしくホラー映画。残酷なシーンは大嫌いで見たくないはずなのにまたまた見てしまったのだが、嫌いな映画なのに私を惹きつける何かがある。人はゴブリンの音楽だというが私にはうるさいとしか感じられないし、ジェシカ・ハーパーの魅力かな。[ビデオ(字幕)] 5点(2017-05-18 15:47:23) 204. 刑事コロンボ/断たれた音<TVM> チェスの最短詰み手は開始からわずか4手(フールズメイト)、もちろんわざとやらないとそういうことは起こりえないのだが、これをチャンピオンをやることは絶対にありえないし、動揺による見落としと言うのは無理というものだろう。それに驚くべき記憶力というのはチェスの世界のことであって、薬に縁がなければそう簡単に薬品名を覚えられるものではないだろう。それとも薬にもある程度知識があったのだろうか。ワンちゃんと獣医さんの登場で思わせぶりな演出になっているところがおもしろい。[地上波(吹替)] 5点(2015-05-30 08:22:27) 205. 春琴抄(1976) 脚本がよくしっかりした構成で「春琴抄」という小説がわかりやすく表現されている。しかし百恵友和によるこの映画は純愛映画であって、新藤兼人監督の「讃歌」を見た後では肩すかしを食らった感じだ。奉公人の三浦友和が立派すぎで百恵の師匠は貫禄不足。昔この役は田中絹代、京マチ子、山本富士子という名だたる女優が演じたそうだが、見ていないでいうのも何だが、京マチ子が一番ではないかと思う。津川雅彦の利太郎はさすがにいい。[DVD(邦画)] 5点(2015-05-16 07:37:36) 206. ノーマ・レイ ノーマ・レイという一人の女性を描いた映画として評価できるし、労働組合設立をテーマにしたのも題材として非常に良い。だがその描き方は不十分に思える。劣悪な労働条件といっても「あゝ野麦峠」ほどでもないし、会社側の切り崩しだってそれほどとしか見えない。現実はもっともっときびしいはずなのにという思いが強い。父親が亡くなるのだってあっけないし、例の「UNION」を掲げるのだって唐突に感じてしまう。[DVD(字幕)] 5点(2014-08-09 19:38:23) 207. 風雪の海峡 青函トンネルは、今… <TVM> NHKプロジェクトXや映画「黒部の太陽」「海峡」と較べてみるとやはり見劣りをしてしまう。青函トンネル工事を背景にした家族の絆の物語なのだろうが、テレビドラマとしてはまずまずでも映画としては迫力にも深みにも欠ける。ただそれらより早くトンネル工事着工中作られた作品としての価値は十分考えられると思う。原田美枝子の若き姿を久しぶりに見られたのは良かった。[DVD(邦画)] 5点(2014-03-11 07:47:39) 208. ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう ハムレットやミクロの決死圏などパロディがかったのは悪くはないが、中程の女装とか変態じみたのは好きでない。[DVD(字幕)] 5点(2014-01-16 21:53:20) 209. ジャガーノート 昔見たときはおもしろい映画だと思ったのだが、DVDで見直してみると結構穴がある。(7つともまったく同じ構造なのかなど)それとタイタニックやポセイドンと較べても人物描写が薄いし、人命をどうも軽んじている。映画だからかそれとも英米流の考えからなのか、多少犠牲者が出ても構わないというのは好きでない。(1200人は多少ではない)[映画館(字幕)] 5点(2014-01-08 08:53:13) 210. スーパーマン(1978) 子ども時代にTV放送のスーパーマンシリーズを何回か見ていたせいか、映画は最初違和感があった。白黒とカラーの違いもあるだろうが、大平透吹き替えのスーパーマンと違ってクリストファー・リーブはどうもなじみにくい印象を受ける。そして映画もSF的だ。それだけ時代が進歩したということなのだろうが、スーバーマンがスーパーすぎるとおもしろくなくなる。マーロン・ブランドや ジーン・ハックマン、グレン・フォードの役者陣は豪華。[DVD(字幕)] 5点(2013-10-08 06:33:39) 211. 大統領の陰謀 ウォーターゲート事件によって、時の米国大統領ニクソンが辞任に追い込まれたことくらいは知っていたが、映画を見た当時はほとんど無知の状態。事件内容や人物構成、政治背景などわからずじまいで本当に退屈な2時間だった。後年DVDが出た折、ネットなどでいろいろ調べてようやくどうにかという状態になった。謎の人物ディープ・スロートも政府高官の内部密告らしいということも・・・。この映画が公開された頃、日本ではロッキード事件に関する証人喚問が新聞やテレビを賑わしていたが、そっちの方がよほど興味深かった。[映画館(字幕)] 5点(2013-08-13 21:41:50) 212. 風立ちぬ(1976) 不治の病結核に学徒動員、友和百恵云々をさておき、戦時中を色濃く映し出したラブストーリーだ。調べてみると原作の小説とはどうも時代設定が違うようだが、戦争を知らない我々にとってはなかなかの感動のストーリーなのだが、映画はどうだろうか。アイドル山口百恵が女優の道を進み始めたとしてもいまいち物足りない。他の方も指摘されているとおり、結核患者にはどうしても見えないのが難。[DVD(邦画)] 5点(2013-07-30 06:43:45) 213. 内海の輪 大女優岩下志麻でなければ、ただの不倫ものメロドラマになってしまったかもしれない。彼女の彫りの深い演技により、松本清張独特の男女の愛憎の機微を感じることができる。それでも前半の不倫旅行はやや退屈、両者の共通の知人に出会ったあたりからようやくサスペンスらしくなる。[映画館(邦画)] 5点(2013-07-17 05:43:42) 214. デルス・ウザーラ 極寒のシベリアで生活するデルスの知恵とたくましさには感動を覚えても、映画自体はさほどおもしろくない。二部に分けるほどの映画かどうかもわからない。[DVD(字幕)] 5点(2013-06-03 15:15:43) 215. 燃えつきた納屋 「燃えつきた納屋」なんてさえないタイトルと思いつつ、アラン・ドロンとシモーヌ・シニョレの共演ということで見たが、何かすっきりしない映画だった。捜査する判事より、女主人の方がこわかった。[映画館(字幕)] 5点(2013-04-05 19:16:59) 216. 刑事コロンボ/死の方程式<TVM> 子どものような軽い性格と博士号をいくつも取った天才的頭脳のアンバランスがおもしろい。このロジャーを演じたロディ・マクドウォールの怪演が光る。だが、犯罪の方は天才的頭脳より子どもじみた性格の方が出てしまっていささかお粗末。原題の"Short Fuse"は短気とか,かんしゃくという意味だが、ラストのロープウェイシーンはまさに言えてる。[地上波(吹替)] 5点(2013-02-21 06:54:51) 217. 北海ハイジャック 二代目ジェームズ・ボンドが出演ということで期待されたのだが、ひげのロジャー・ムーアはすこぶる地味、映画もいささか消化不良気味で穴が多い。そもそも油田基地の乗っ取られ方があっさりしているし、結末もなあんだという感じ。アクション好きな方はさぞ不満だろう。この頃の英国首相はサッチャー女史、鉄の女として名高いがこの頃はなったばかり(もちろん映画の中の首相はサッチャーかどうかはわからない)だが、女性も男性と同等に扱うべしというメッセージが伝わってくる。ところで時々思うのだが、外国人名を日本語になおす際、映画の字幕やパンフなどで違うことだ。たとえばアンソニー・パーキンスのLou Kramerだが、字幕ではロウ・クラマーとなっているし、発音を聞いているとルー・クレイマー、allcinemaではリューなどまちまちだ。しかし同一人物だとわかるからさほど気にもむことでもないだろう。もちろんどれが正解でどれが間違いというものではない。ロジャームーアも字幕ではフォークス。[映画館(字幕)] 5点(2012-12-30 11:05:39) 218. 永遠のエルザ 「野生のエルザ」から6年、その続編なのだが前作に比べ迫力は欠けるし、正直たいしておもしろくない。配役がジェフリー・キーンを除いて変わり監督以下のスタッフも変わったからかもしれないが、続編たる難しさもあるだろう。エルザの子どもらは活躍するが・・・。[映画館(字幕)] 5点(2012-11-03 22:50:47) 219. 小さな唇 《ネタバレ》 ロリータというより、シベールの日曜日に近い設定だが、幻想を交え極めて静かに映画は進行する。会話が少なくまた過激なシーンもほとんどない。純粋無垢な心と官能への誘惑とが交差し、少女もまたあどけなさに大人びた面をちらつかせるあたりの描写は巧みであり、美しい情景や音楽を背に印象的だ。ただ映画としては少し物足りない感もある。[DVD(字幕)] 5点(2012-08-20 06:16:34) 220. 扉の影に誰かいる 《ネタバレ》 自分の妻の不倫を、記憶喪失の男を利用して精算させようとする計略は、大変すばらしいと思う。ちょっと考えつかないようなアイデアだ。しかし考えがすばらしければすばらしいほど、およそ現実性がないと思う。ちょっとした手違いや突発的なことで簡単に崩れるはずだ。そういう思わぬことに対して十分に計画が練られているようにも思えず、おあつらえ向きの記憶障害者が飛び込んでくる偶然に頼っているようではお粗末だ。 映画全体に緊迫感が足りないと思ったらあの音楽だ。いくら何でもドヴォルザークの「家路」はないだろう。雰囲気をぶちこわしているしか思えない。それにタイトルだ。邦題は原題をそのまま訳したものだが、いくら何でもそのまんま。味も素っ気もなし。 前年の「雨の訪問者」が良かっただけに、非常に期待はずれだった。[映画館(字幕)] 5点(2012-08-10 15:03:43)《改行有》
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