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プロフィール
コメント数 706
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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201.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 CGは凄いし孫は可愛い。全体的にコンパクトかつ綺麗にまとまっていましたが、そこらへんに転がっている凡作と同じで非常に安っぽい感じだったのもまた事実。面白いといえば面白いですが、印象に残らなかったといえば残らなかった。可もなく不可もなくとはまさにこの映画のこと。 目立った粗は感じませんでしたがレビューを書くモチベーションが全く上がりません。ある意味、映画としては一番ダメなパターンかもしれませんねコレ。。[地上波(吹替)] 5点(2020-08-01 18:28:34)《改行有》

202.  007は二度死ぬ 私にとっては世界七不思議の一つですが、007とスターウォーズがなぜこれほどまで人気が高いのか全く理解ができていません。当時この品質で喜んでいた観客側にも問題がありますが、完全に間違った日本の描写とドリフコント以下の演技の数々。これが世界的に有名なジェームズボンドの映画だとはにわかに信じられない感じです。(大里本部がそのまんまニューオータニとかも笑いどころ) ただし、日本勢はかなり頑張っていて丹波哲郎、若林映子、浜美枝は演技も見栄えも非常に素晴らしい。何十年ぶりにTVで再鑑賞しましたが、やはり日本人としては見ておくべき映画の一つだと再認識しました。このレベルの映画を再鑑賞すると、1990年代以降に映画やドラマの質が急激に良くなったことはファンにとっては本当に喜ばしいことだと再確認できます。コンピューター技術向上バンザイといった感じです。かなり笑える作品としてそれなりに評価できる映画です。[地上波(吹替)] 6点(2020-07-30 18:22:26)(良:1票) 《改行有》

203.  ワン チャンス 《ネタバレ》 非常に素晴らしい映画でした。これほど端的かつドラマチックに一人の人間の半生を描いた映画はあまりないと思います。コメディタッチですが軽くなり過ぎない絶妙な演出がこの真実話により一層のリアリティを持たせてくれます。ポール・ポッツのサクセスストーリーは随分前から世界的に取り上げられているので知らない人は居ないと思いますが、結末が判っていてもやはり彼の人と成りを形作っている裏話を知ると深みが違います。 いってしまえば「パッとしない男の地味な半生が描かれただけ」ともいえますが、幼少期からのイジメやトラウマなども過不足なく表現されていることで、本人の誠実さや母の心強さが際立ちます。 真っすぐな彼の周りにはきちんと良い人間が集まっていて、親友のような先輩、暖かい仲間、そして素晴らしい恋人とのエピソードなど、彼のサクセスストーリーにはどれもが必要不可欠でパズルのピースが揃ってゆくように静かにブレイクポイントへ向かいます。憧れの人物から酷評される辛い挫折も綺麗に描かれており、この映画一番の見どころとなっています。また、精神論者の父との確執、水と油と思えた父も息子を深く愛しており、ラストの短いスピーチには心を打たれます。(この映画はドラマチックなシーンがとてもスッキリ表現されており、それが素晴らしいリズム感やテンポに繋がっています!) あと、この映画を特別なモノにしているのはやはり奥さんの存在で、彼女とのやり取りに多くの時間を割いたのは正解だったと思います。やはり女は顔じゃない、見るべきは人柄なのです。彼女と誠実に愛を育んだ彼こそが勝ち組、成るべくして栄光を掴んだともいえます。 本人がきちんと努力し、自分を信じて生きてきたことが前提にはなりますが、真面目に一生懸命生きている人の人生とはこうあるべき!という理想の物語でした。多少の脚色はあるでしょうがコレが真実のドラマだというのだから驚きます!本当に素敵でした。[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-16 14:02:32)《改行有》

204.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 まず皆さん同様、やはりビートルズは偉大なのです。とにかくこの映画はビートルズの楽曲の素晴らしさ+発想の面白さに尽きます!私も昔バンドマンでギターを弾いていましたので主人公同様、夢のシチュエーションと自己嫌悪の狭間で悩むのがよく理解できました。きっと私なら彼のように振る舞う度胸はないでしょうけど、途中で出てくるイエローサブマリンの二人と78歳のあのお方が強い説得力をもって後押ししてくれたのも興味深く感動的でした。 ただ、マンセーできない点も結構目立ちました。一見すると人の好さそうな主人公ですが、14歳からマネージャーをしてくれていた同級生の気持ちに気付かないのは不自然過ぎますし、その彼女から貰ったギターを平然と使い続けてスターダムにのし上がるのもなんか嫌。彼は友達に恵まれていましたが、その友達とエルがくっついたとたんに、エド・シーランの大ステージを利用して友達から奪い返す性悪具合も酷いです。挙句はバックアップしてくれた多数の人たちを踏みにじって彼女としけ込むド根性具合もなかなかです。この辺の粗が気になる方はなかなかマンセーできない映画ですが、何となく軽くスルーしちゃえば非常に明るくてスッキリした青春・音楽・恋愛映画になっちゃいます。 ダニーボイルの影響なのか、リチャードカーティスの他の恋愛映画よりも脚本がアッサリしていて非常に見やすい点は高評価です。監督が変にこねくり回すことなく素直に映画を終わらせている点も良く、前述の粗を差し引いても非常に清々しい余韻を残す大変素晴らしい作品だったと思います。どうやら私はダニー・ボイル監督が大好き!らしいです(笑)。ビートルズの楽曲と”あのお方”に対してこの点数です。(ビートルズの楽曲とあのお方で出ていなかったら映画自体は4-5点かな)[インターネット(字幕)] 7点(2020-05-15 11:45:31)《改行有》

205.  トレイン・ミッション 《ネタバレ》 やはり「フライト・ゲーム」二の舞でした。前半1時間はホントにシックでワクワクさせられるし、大人な展開で好きなんですけどねぇ・・ 後半の1時間が子供向け過ぎて笑っちゃうレベルです。これ、意図的にやってるでしょ? 詳しくは省きますが前半は本当にハラハラさせられるし面白展開てんこ盛り。(前半だけなら7-8点) しかし、後半の雑さと悪目立ちするアクションの数々で一気に4点まで下がってしまいます。そもそも、どうでもイイおっさんを事故に見せかけて殺害したり主人公の行動を監視できるレベルの秘密結社が、証人の小娘一人特定できないとかどんだけ・・ って話ですよ。終いには脱線ってあんたね・・  ミステリとしても粗が多いし、アクションとしては言うに及ばず。まあ、「TVでやってれば映画みますよ(^^♪」「趣味?うーん・・ 読書とか映画かな(^^♪」そんなレベルの人にはピッタリな内容でした。オープニングが素晴らしい点、キャスティングが的確で脚本自体は非常に分かり易かった点、オチのつけ方が気持ち良かった点などを加味して5点としておきます。[インターネット(字幕)] 5点(2020-04-28 11:30:10)《改行有》

206.  EMMA/エマ 人工警察官 テレビシリーズのパイロット版(1話と2話)をくっつけた作品ですがこれがなかなかの良作です。超低予算なのにバランス良くサスペンス&AI系の話が組み合わさっており、下手な大作映画なんかよりずっと情緒的です。(チープな部分もありますが、スポットはそこに当たっていません) 本作はなんとなく「エクス・マキナ」的方向のおとぎ話ですが、本作でも人間と見分けがつかない外見(メカ)部はほぼスルーされています。エクス・マキナと違う点はむっつり系のエロ話が一切ないこと。エロが無いのは残念ですが、この作品の面白さはきちんと犯罪捜査系ミステリーになっているストーリー部であり、あくまで捜査の内容にきちんとAI技術が生かされているという点がストーリーの肝になっています。また、AIとの頓珍漢でコミカルなやり取りも見どころの一つだったりもします。 最初の事件(一話)のオチのつけ方も良かったし、次の事件(二話)も非常に手が込んでいて面白いです。作品自体の締めくくりはEMMAの自我を追求するような描写で終わりますが、続きを想定していたのかブツ切り感がある終わり方です。しかしこれはこれで情緒があって案外悪くない出来でした。ロードショーされていない作品ですがコンパクトな脚本がお好きな方にはお勧めできる良作で、できれば続きが見たかったかな、と個人的には思っています。[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-25 00:38:54)(良:1票) 《改行有》

207.  グッド・ライ いちばん優しい嘘 記念すべき500作品目のレビューですが素晴らしい作品に当たって良かったです! 前半の重苦しさはすさまじいものですが、それを感じさせない彼らの強いハートには感動しかありませんでした。一転、後半パートの笑わそうとしてないのに笑ってしまうシーンの数々も非常に興味深いもの(電話の件は面白い)でしたが、前半の苦悩を知っているだけに心から笑うこともできず、健気に生きようとしている彼らを敬うべきとすら感じる流れはさすがでした。 まだ新しいのに食品を捨てるシーン、ライオンとの一件、彼らがハマったジョーク、牛に会いにいくシーン、姉とのシーン、兄とのシーン、そして予想外のラスト。全てが深くて素晴らしいものですが、冷静に考えたら第二次大戦以前の日本にも普通にあったであろうシーンばかりだと気付きます。そういう意味では実直な日本人には馴染みやすい映画かもしれません。 「何もないアフリカに生まれて可哀そう」そう思っていましたが、実は違うということに気付かされてハッとさせられます。彼らにとっては牛がいて、土があって、そして自分の肌の色が黒いことが当たり前なのです。平和ボケした我々にはグサリと突き刺さる描写の数々、また、スーダンの彼らもアメリカの彼らも皆平等でイイ人達ばかり、どちらが上とか下とかいう陳腐な描写が無かったのも良かったです。しいて挙げれば難民キャンプに取り残された「ロストボーイズになれなかった友人」の顛末が描かれていないのが少し残念でした。 全体的に起伏のバランスもよく、題名の伏線回収もスムーズです。哀しい映画ではありましたが勇気を貰える映画でもありました。まさに心が洗われる素敵な作品、今の日本人がいかに幸せなのかを再認識させられる映画です!もう少し話題に上るべき作品です。[インターネット(字幕)] 8点(2020-04-23 13:46:50)(良:1票) 《改行有》

208.  リンカーン弁護士 《ネタバレ》 期待せずに見たせいかかなり楽しめました。これ明らかにタイトルで損してますね。「リンカーン弁護士」じゃまるで80年代のB級映画かTVシリーズそのもの。 チャラい個人弁護士が実は非常に頭が切れるというのは定番のプロットですが、台詞や動きがいちいち決まっていて実に気持ちが良かったです。とにかく主人公がハマり役。もちろん他のキャスティングも違和感なく非常に的確で、肝の座った運転手、過去に親密だったであろう検事、二癖はありそうなメキシコ系の金貸屋、元刑事風情の相棒、いかにも胡散臭い七光りの若造、強面の暴走族などなど見所満載です。まあ、マリサ・トメイの年増具合がちょっと気になりましたが、それ以外は理想的な配役で役のバッティング(渋滞)もなく非常にスッキリしていたのはお見事としかいいようがありません。 メインストーリーのミステリー部も非常によく練られていて、二転三転するストーリーには本当にハラハラさせられます。有罪だと分かっている依頼人に対してどのような手法でひっくり返すのかが気になって目が離せませんし、更に自分が過去に担当した冤罪事件の真相も絡まってきて、重すぎず軽すぎない絶妙なストーリーに仕上がっています。また、アクションを主人公が担当しなかったのも正解で、顔が広いおかげで暴走族が加勢してくれるシーンなども非常に分かり易く、アクションシーンにリアリティを持たせると同時に伏線の意味合いもあって素晴らしかったです。 ただ、、鑑賞後3日経ってレビューを書こうとすると途端に熱が冷めており、やはりこの映画も「見たら忘れる系」の典型なのかもしれません。全体的に80年代のTVドラマ風なのもLAの雰囲気と合っていて楽しいですので、ぜひ軽い感じで鑑賞してみてください!(個人的にリンカーンのナンバープレートがツボでした)[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-17 13:17:55)(良:1票) 《改行有》

209.  ザ・アウトロー(2018) 《ネタバレ》 極めて退屈な映画でした。一部リアルな表現はありますが全体的に単調で平凡な作品。確かに「ヒート」+「GTAV」+「ユージュアルサスペクツ」が合わさったような映画でしたが、あくまで”表面上は”というだけのこと(笑) この手の映画としては「ザ・タウン」なんかも大して面白くなかったし、いかに「ヒート」や「GTA5」のクリエイターが有能だったのかよく判ります。本作で判ったことは、いくらプロットと映像を人気作品に似せても無意味であるということです。むしろ黄金レシピを使ってこれほどダメなものが出来上がるとは、どんだけ・・ って話ですよ。 ラストのどんでん返しはいうに及ばず。そもそも下っ端の彼に大事な役割を与えている時点で胡散臭いし、普通なら刑事とつながっていると分かった時点で海の底かドラム缶の中です。それから手口に関しても極めてGTA5的で子供じみていました。そもそも札の量が違ったらダメでしょうに。。 最後に敵ボスの無意味に命を投げ出すカッコいいシーン、これも明らかにご都合主義でお粗末すぎですし、もう何もかもがご都合主義でアウトローたちも空回りしまくりでした。やれやれ・・ どれ、今から「ヒート」でも再見しますか。。[インターネット(字幕)] 3点(2020-04-11 11:53:11)《改行有》

210.  デス・ウィッシュ 《ネタバレ》 ブルース・ウィリスはトム・クルーズやディカプリオ同様、彼は彼にしか見えず、そういった意味ではスキンヘッドの彼がどうしても温厚な外科医には見えません。銃を撃つシーンではダイハードの影がちらつく結果になったのは少し残念でした。(監督も理解しているのか序盤で「昔はケンカっ早かったんだ」等のサービスシーンと思われるやり取りがあったりします) 「狼よさらば」のリメイクとのことですがオリジナルと大きく異なるのは、SNSが一般的な現代「シカゴの死神」として広く動画が拡散される点です。これは昔には無かった事情で、ニュースで擁護派の声が多数聞かれるのは極めて今風な描写です。彼の風貌も含めてマーベル系の流れも感じさせ、この辺の脚本は非常にウマいと感じました。ただ、これだけ証拠が揃っているにも関わらず外科医に捜査が及ばないのは少々違和感を感じますが脚本上仕方ないでしょう。まあこれに関しては一応捜査側への配慮もされており、確実に彼に捜査の手が迫っているように描写しつつ、その上であえて泳がせているという体になっています。 見たら忘れる系の映画ですがスッキリしていてなかなか手堅い作品。特にアクションに関しては安定のブルース印なので非常に見ごたえがあって気持ちがイイ感じに仕上がっています。(悪くはないのですがどうしても軽いので点数としては伸び悩み)[インターネット(吹替)] 6点(2020-04-10 11:57:34)《改行有》

211.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け スター・ウォーズはスピンオフも含めて11本(+アニメもそれなりに)新作が出るたびに欠かさず見ましたし、それなりにリスペクトもしているつもりです。まさか40年もかけて9部作が完結するとは思ってもいませんでしたが、まあそれだけファンが多いということなのでしょう。ということで、初期3部作の時代からいつも思っていたことを書きます。 ダース・ベイダーやライトセーバー、オープニングの音楽は本当に素晴らしいと思います。しかし正直なところ、私はスター・ウォーズという映画自体面白いと思ったことはありません。旧三部作は脚本も大したことないし見せ場もワザとらしいと感じます。中期三部作はCGありきで何やってんだかよく判らず、新三部作に至ってはまるで子供向けの漫画のようです。真面目な話、なぜこれほどまで人気が高いのか理解できない部分のほうが多いです。 まあ、ローグ・ワンに関してはリアル路線で重厚、スター・ウォーズシリーズのバックボーンも上手に表現されていて、ダース・ベイダーのシーンもなかなかのカタルシスだったと思います。あの作品はスター・ウォーズでなかったとしてもSFとしてかなり面白いほうだったと思います。(ハン・ソロは論外) 私が思うに、ローグ・ワンが行ったアプローチのように、フォースという力があるという事実を遠巻きに表現するのが正解のような気がします。「ある事実」を匂わせつつボヤかすだけ、そういう勿体ぶった演出が映画をより魅力的にするのではないかと思われます。新三部作のようにフォースって「何でもできるんですヨ!」にしてしまうと面白くないです。手品と一緒です。 それでもまあ、EP9に関しては名実ともに派手なSF大作に仕上がっているのでそれなりには楽しめました。あと、作り手&演者の全てがスター・ウォーズ愛に溢れていた点は非常に高評価です。制作秘話とかを見るとこの映画がいかに沢山の人に愛されているのかが判ります。そういった意味では本当に素晴らしい映画だと感じました!(結局、私の好みに合わないだけなのでしょうね。。点数はかなりオマケしてあります)[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-09 15:36:02)(良:2票) 《改行有》

212.  ペット 檻の中の乙女 日本語タイトルが微妙。いや確かに私のようなエロを期待した観客はごっそり囲えたと思います。でも内容を知るとどうしても副題は要らなかったと思ってしまいますね、この映画は色んな意味で「PET」なのですから。 上記のように他目的で鑑賞した方も多かったと思いますが、これが予想に反して非常に面白い映画に仕上がっています。終盤の部分はもう少し丁寧に描いて頂きたかったとは思いますが、それでも8割方は上質な脚本だったといえるでしょう。 まずLOSTの準主役だったドミニク・モナハン(セス)が素晴らしい。キモメンだけど優しい、でも友達としては一線を引きたい人物をウマく表現しています。対するクセニア・ソロ(ホリー)は若干大根なところもありましたが、「とっつきにくい感じの美女」というメンドクサイ女性設定なので意外と合っていました。 オープニングに出てくるワンちゃん(PET)たちも何となく「飼育」を連想させますし、「檻」「キモメン」「美女」「ストーカー」「洗脳(治す)」「愛」「妄想」などのキーワードから色んな事柄を想像しがちです。でも物語は全く予想しない、意外と深い方向へ話が膨らんでゆきます。 序盤、元カレから電話がかかってきた時のホリーのセリフ「あなたの被害妄想なところ嫌いよ」も非常に上手いです。思った以上に深い内容を含んでいて脚本としては本当に見事でしたが、惜しいのはラストです。ラストがもっと丁寧でリアルな方向でしたら永久保存版だったと思います。本当に残念な作品です。(ラストでB級映画になってしまった感があります)[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-07 12:21:32)《改行有》

213.  ウォールフラワー 《ネタバレ》 ローガン・ラーマン(チャーリー)ってエマ・ワトソン(サム)より年上なんだな(笑) 非常に良かった。この年代特有の心の悩みが上手く表現された素晴らしい映画だったと思います。私の妹が15歳から10年間アメリカに住んでいたのでこのような苦労をしたのかな?と考えると単純に凄いなって思います。(多くは語りませんが現在の妹から想像すると、少なくともチャーリーの立ち位置とは正反対だったハズ) 日本でも陰湿なイジメが存在しますが、アメリカの場合はいかに自己主張できるかが鍵で、恥をかいてでも自分の殻を破って自分の存在価値を自分で示さなくてはなりません。マイノリティかどうかは全く関係なく、あくまでその世界で自分に存在価値があるかどうかを示すことが重要です。そういった意味では高校生の時点で既に世知辛い世間の荒波に揉まれるという経験をさせられるアメリカは非常に手厳しく、裏を返せば現実的な国であるともいえます。 妹の話では高校の卒業パーティが一つの目安になっていて、そこへは正装をしてパートナーを連れて行くのが常識とされているそうです。パートナーが居ても同伴できなかったら一人で会場に行くか、一人で家に居るしかないのが現実です。(もちろん皆にも知れ渡ります) この映画はそんな手厳しい高校生活が上手く表現されていますが、更に一歩踏み込んでチャーリーの心の病、マイノリティであるエズラ・ミラー(パトリック)のことまで描かれています。これらの点がこの映画の素晴らしいところだと思いますが、しかし残念ながら日本の義務教育を経た若者たちがこの映画を見てもほとんど共感できないと思われます。多方面から観察できる大人、荒波に揉まれるようになってから鑑賞しないと楽しめない映画ともいえます。(そう考えると日本人がいかに精神年齢が低いかがわかりますね) 友達の大切さと共に個の強さも描かれた映画です。映像的に見せすぎない点や音楽の使い方、脚本の落としどころも素晴らしいです。エンタメと文学性のバランスがとれた素晴らしい作品です。[インターネット(字幕)] 8点(2020-04-06 12:10:51)《改行有》

214.  ザ・サークル 前半は結構イイ。中盤もなかなかイイ。でも終盤が嫌。政治や投票の話が出てきてからがダメでした。あくまでエンタメ、ファンタジー的なロジックであったはずの話をリアル路線に寄せてしまったのが映画がコケた原因でしょうか。 タイ・ラフィート(ジョン・ボイエガ=SWのフィンさん)の役処がチョット勿体無い感じでしたし、彼をもう少しメインに持ってきてエンタメ的な流れを維持してくれていたらもっともっと楽しめたかも。それにしても中盤にあった、SNSやソーシャル、ウェアラブルデバイスの強制利用はウザいですね。あの時点で私は自主退社ですよ。。 ちなみに、もしもエマ・ワトソンの私生活が自由な目線でリアルタイムに見られたとしたら鼻血ブーだろうな。そういう意味では夢がある映画だったと思います。(女性陣には響かないかな) 全体的には嫌いな映画ではないのですが、最終的に何が言いたいのかよく判らなかったし終始中途半端な印象が強かったため、厳しめに評価しておきます。[インターネット(字幕)] 5点(2020-04-06 11:47:20)《改行有》

215.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 評価が大きく割れている映画ですね。他の方もおっしゃっているように、どれくらい教養があるかによって楽しめるかどうかが分かれてしまいます。恥ずかしながら私も半分くらい楽しめたかどうか。でも単純に、ヘミングウェイやフィッツジェラルド、ダリなどはイメージした通りで笑えました。 トータル的なキャスティングも素晴らしくてセピア調の雰囲気もよく表現されています。何よりオープニングからパリの街並みにが美しく記録されていて、パリへの深い愛が伝わります。まさにウッディ・アレン的な。パリジャンやパリジェンヌが傘を差さないのもなんか納得。 ストーリー的にはファンタジー全開ですが芸術家志望の人ほど楽しめる作りなのは、なかなか間口が狭い映画ともいえます。多感な若い時に見たらパリに移住したくなったかもしれません。知ったかぶりもできないので点数はほどほどにしておきます。[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-06 11:44:30)《改行有》

216.  ブラッド・スローン 《ネタバレ》 監督×脚本×プロット=全く同じ(リック・ローマン・ウォーの投獄ネタ)なので、プリズン・サバイブ(原題: Felon)のブラッシュアップ版だと勝手に想像していましたが、全く違う切り口になっていました。(そりゃそうだろな) あらすじは前作同様、真面目な一般市民が意図せず犯罪加害者となり、重犯罪房へ投獄されてしまうというお話。前作は主人公の命と家族の人生を賭けたリアルな生き残りゲームがどのように行われたのかという部分に重点が置かれていましたが、今作はその辺は割と割愛されていて結構淡々と成り上がっていきます。むしろ仮出所後から何らかのサスペンスへの関与→目的がハッキリするまでが本作のメイン、そしてまさかの怒涛のラストへ。といった脚本になっています。 前作(プリズン・サバイブ)は極限までぜい肉をそぎ落とした脚本と見事なキャスティングで極めて骨太な作品に仕上がっていましたが、本作は趣向を180度変えて、かなり広がりと捻りがある今風で洗練された脚本になっています。 個人的にはプリズン・サバイブの粗削り感と得体の知れない感、骨太な感じが好きでしたので、今作の普通のクライムサスペンス風味&ちょっと小慣れた作風には少々ガッカリしました。まあ悪くはないのですが巷に多数転がっている普通の映画になってしまったような気がします。ゲースロのジェイミーはなかなか貫禄があってよかったので惜しいですね。(息子とのやり取りに関しては同年代の親御さんでしたらグッとくるでしょうね。私=独身なもんで。。 あと、 ジョン・バーンサルはいつになっても”二番手の男”っていう役が似合いますね。)[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-05 10:36:49)《改行有》

217.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 同年代のヨーロッパライトウエイトスポーツが好きな人間です。アメリカンマッスルはあまり詳しくありませんが、評判通り素人にも分かり易くて迫力満点の映画でした! シェルビーとマイルズの友情に重きを置いたような流れでしたが、そう考えるとチョット二人の関係が浅すぎるような気がしました。フォード勢がル・マンで優勝するまでに複数年かかっていますが、彼らが長きに渡って苦労を共にしてきた親友には見えないのが残念なところです。(嫁との中途半端なシーン、フォード上層部の冗長なシーンなど脚本の甘さが目立っており、せっかくの映画を中途半端に長くそして散漫にしてしまっているような気がします) そもそもですが、映画一本で複数年の時を表現すること自体が難しいでしょうから、やはりできればもっとメインレース付近に的を絞るとか、あるいはマイルズを引き抜いた直後のGT40開発にフォーカスするとか、もう少しやりようがあったのかもしれません。 映像的には迫力満点なシーンが沢山ありましたが(自宅シアター鑑賞)、「ここで引いてくれ!」というようなシーンでもカメラが引かず、終始個人戦の抜き合いを見せられます。ル・マン24時間耐久レースは長丁場なので、抜き合いというよりは孤独な旅を意識した壮大な映像が見たかったところです。そういった意味では若干残念な気持ちも残りました。 レース終盤のマイルズの心境と映像表現は素晴らしく、マクラーレンとの同時フィニッシュの裏側は素晴らしかった。総合的にはよくまとめられていますが、若干長さも感じてしまったのでもう一度見るか?と聞かれたら少し悩ましい作品です。(車好きなので少し甘めの点数です)[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-04 11:25:03)《改行有》

218.  ザ・メキシカン 《ネタバレ》 約20年ぶりの鑑賞。記憶の中では結構面白かったほうに分類していましたが改めて見てみるとそんなでもなく。。そもそも論になってしまいますが、どうでもいいカップルのどうでもいい話、どうでもいい事件だった訳ですが、序盤のジュリア・ロバーツのヒステリーですでに観客のイライラ度はMAX(コレ狙ってんの?それともハズしてんのか?)。そのまま面白くもない話が15~30分ほど続きますが、面白いのはメキシコの古い拳銃の伝説話が出てから、それとリロイ(だと思ってたウィンストンさん)のゲイの告白がなされて以降は彼が魅力的で結構引き込まれます。(でもやはり、”だからなんなの?”的な顛末ではありますが) アラン・シルベストリの音楽も控えめで変な主張もなく割と落ち着いており、全体的な絵作り、ブラピの雰囲気なども今見てもなかなかオシャレです。しかし、ブラピ、ジュリア・ロバーツ、ジーン・ハックマン等々、超ビッグネームが多数集っている割りに大したことない内容で、見ている側としてはこのカップルがくっつこうが離れようが、、正直どーでもイイ訳で。。 まさにデート映画の典型、流し見に最適な作品だったと思います。(伝説の拳銃を作った鍛冶屋の娘さんは満場一致で可愛いいと思ひました)[地上波(字幕)] 5点(2020-03-26 10:50:53)《改行有》

219.  プリズン・サバイブ この映画が日本未公開&ビデオスルー(ビデオスルー=公開もレンタルもされずにひっそりDVD発売のみされること)であるのは驚きです。 過剰にカメラが揺れること以外はおおむね文句のない仕上りで、コンパクトで完成度の高い脚本でした。おそらく画質の粗さとカメラの揺れはドキュメンタリータッチな作風を狙ったものと思われますが、その狙い通り非常にリアルな作品に仕上がっています。キャステングに関しても出演者全員文句のない配役で、副看守長のハロルド・ペリノーなど二面性が凄まじく非常にねちっこく描写されています。対するゴードン役のサム・シェパードはとても温和で柔らかい雰囲気を醸し出していて、緩急のつけ方が絶妙です。ジョン役のヴァル・キルマーの貫禄はすさまじく、AB(アーリアン・ブラザーフッド)の最高幹部と並んでも遜色ない風貌だったのもお見事でした。 感情を表現することに重きを置いたせいなのか(もしくは低予算ゆえなのか)、全体的にキャストのアップ映像が多くて若干情緒に欠ける作りになってしまっています。しかしその分主人公の心情に訴える感覚はすさまじく、徹底的に無駄をそぎ落とした脚本と相まってまさに弱肉強食の世界なんだということがまざまざと映し出されています。アメリカの刑務所は無法地帯、暴力に自信がない、人を見抜く力がない、このような人間は1日でも生き残れない本物の地獄であることが理解できる映画になっています。 しいて文句を書けばラストのカラクリが若干わかり難かった点と、主演二人が長い間一緒にいたという具体的な描写が無いせいで深い友情を育んだようには見えず、ラストの手紙の文面には若干の?マークが付きました。序盤の過剰防衛も割と雑な感じなのでそれらの点が少し残念だったといえます。しかしリアルな脚本&シンプルな構成がお好みな方には強くお勧めできる映画です。凄く良かったと思います![インターネット(字幕)] 8点(2020-03-24 10:40:22)《改行有》

220.  インデペンデンス・デイ: リサージェンス 元々25年前の映画(インデペンデンス・デイ)もそんなに良いとは思っていませんでしたが、本作を見て前作のほうが大分マシだったことが判明しました。今回はさすがに酷い、いや・・ そもそもエメリッヒ監督に真面目な作品を期待するほうが間違いというものです。 ご都合主義を通り越してあまりにも稚拙なストーリー展開、バッティングしまくっており共食い状態のキャスティング陣、描き方が浅すぎる人物描写、イミフで軽すぎる言動の数々など、指摘するのも疲れるほどの映画でした。唯一良い所といえば同窓会ができたところくらいで、ほとんどのキャストが20年ぶりに大集結していることを考えると、もしかしたらエメリッヒ監督はとても人望が厚い素晴らしい人物なのかもしれません。 唯一、厨二病向け(小中学生向けの)おバカ映画的視点で見た場合、決して方向性は間違っておらず、そういった意味では3作目に大いに期待が持てるラストだったのではないかと思います。合唱。[地上波(吹替)] 3点(2020-03-23 11:08:48)《改行有》

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