みんなのシネマレビュー
S&Sさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2395
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120

2361.  GODZILLA ゴジラ(1998) 《ネタバレ》 私を含めた全世界のゴジラファンを激怒させた問題作。ゴジラを「核実験の死の灰を浴びて突然変異したイグアナ」と設定した時点で、もうこれはゴジラのリメイクじゃないですし、そもそもゴジラの名称を使わせたこと自体が間違ってます。 ローランド・エメリッヒが監督と聞いただけで危ないと心配してましたが、ここまでひどいとは予想を超越してました。元祖『ゴジラ』が名作と今でも語り継がれるのは特撮だけじゃなく本編の人間ドラマがしっかりしていたからで、ところがこの映画に出てくる人物はみんなバカばっかりでもううんざりです。その中でも特にひどかったキャラがこの二人です。一人はあのバカ女レポーター・オードリーです。演じたマリア・ピティロはこの役で見事にラジー賞をゲット。この人ここまでは割と順調にキャリアを積んでいたのに、本作以降はメジャーな作品どころか映画出演自体がほとんど無くなっちゃったのはちょっと可哀想かな。そしてもう一人はエバート市長。有名な映画批評家ロジャー・エバートがモデルで、『インデペンデンス・デイ』を酷評された腹いせに監督がコケにしたというのは有名なエピソードです。市長役の俳優はロジャー・エバートにそっくりですし、金魚のフンみたいな市長の側近ジーンもロジャー・エバートとコンビを組んでる批評家ジーン・シスケルに瓜二つという念の入れよう。この不愉快な市長が本作で唯一の悪役みたいなもんだけど、ここまでやるとはエメリッヒという人執念深くてけっこう嫌な性格みたいですね(笑)。 まあこの映画は怪獣映画じゃないですよ、笑えないコメディ映画だと思います。[CS・衛星(字幕)] 2点(2014-06-29 20:44:07)

2362.  怪談海女幽霊 《ネタバレ》 熱い夏には納涼映画、やっぱ怪談でしょう。そして海を舞台にしたら涼しげでいいんじゃない、そうなりゃもう海女を主人公にするっきゃない! と言うわけで『怪談海女幽霊』といったタイトルに必然的に落ちつくわけで、実に単純で判りやすい(笑) クズ映画ばかり量産していた大蔵貢時代の新東宝にあっても、怪談ものだけは一定以上の水準を保っていたのは事実でしょう。もっともそれは中川信夫が撮った怪談時代劇にだけ当てはまるセオリーで、他の監督が撮っていたのはこういうZ級レベルのゲテモノが大半だったみたいです。 新東宝怪談映画には欠かせない若杉嘉津子が出ているのに、全然活躍しないし幽霊にもならないというのはいったい監督は何を考えていたんでしょうか。と言うか、そもそもこの映画は怪談と言うよりも殺人ミステリー&復讐劇なんです。真面目に語る様なストーリーの映画ではありませんが、一段と露出度がアップした海女の水中シーンと浜辺でのキャットファイトが楽しめるので一部のファンには堪えられないでしょう。 本年はNHKで放映されている『あまちゃん』が大ヒットしてますし、ここらで久しぶりに海女映画の新作を観てみたいものです。[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-08-19 20:21:24)

2363.  女と命をかけてブッ飛ばせ 《ネタバレ》 新東宝時代の宇津井健と言うと『スーパージャイアンツ』の恥ずかしいコスチューム姿が有名ですが、他の出演作にしてもどれもけっこう変なキャラばかり演じている様な気がします。良く観察してみると、この人演技中ほとんどまばたきしないんです。つまり彼は顔の表情でする演技が得意じゃなかったみたいで、そのためどの映画でも、単純で陽気だけど心の奥底では何を考えているのか窺い知れないアンバランスな人物という感じなんですよね。 さて本作では、新聞社のオートバイ便からスピードボートの操縦に商売替えしたスピード狂というあいかわらず普遍性が欠落したキャラなんですが、結論から言うと“またかよ”と言うのが正直なところです。このスピードボートがどこからみても競艇で使われているヤツで、このボートの開発がまるでトヨタや日産の新車開発みたいなノリで新聞が報道するという不思議な世界のお話しです。そんなにボートを題材にしたいんならふつうに競艇界を舞台にした映画にすればよいのにと首をひねるばかりです。 と言うわけでお話しと言うか世界観は相変わらず新東宝らしくぶっ飛んでます。女優陣はなかなかのレベルですが、気になったのは三条魔子がいつの間にかキャバレーのホステスになっちゃってるところでしょうか。この様に、登場人物で境遇が何の説明もなく変わってしまう(ひどい時にはいなくなっちゃう)のが一人か二人かならずいるのが、新東宝プログラム・ピクチャーの脚本上のお約束なんです。思うに映画会社が大部屋俳優を大量に抱えていた時代ですから、“使わなきゃ損”という根性で無理矢理押し込んで収拾がつかなくなっちゃったということなんでしょうね。まあこんなことは東宝など他の映画会社ではあり得ない、新東宝ならではの珍現象なんですけど。[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-06-26 20:33:04)

2364.  THE 4TH KIND フォース・カインド 《ネタバレ》 へーえ、M・ジョヴォヴィッチはスタッフに騙されて出演してたんだ、それにしてもミラは最近ふっくらしておれ好みのいい女になってきたよな、以上終わり。  すいません、映画の感想になってませんでした。でも原題を訳すと『第4種接近遭遇』になると知っていたら、こんな映画絶対に観なかったと思うんですよ、ほんと時間のムダでした。 TV番組で「この番組はフィクションで実在の人物や団体とは何ら関係ございません」とエクスキューズするのをまるっきり逆手に取った様なプロットなんですが、その手法自体は『ファーゴ』の例を出すまでもなく“有り”です。しかしことUFOや宇宙人がらみになると、こういうフェイクをマジで信じちゃう人がいるから、いくら商売とは言っても罪つくりなことは止めて欲しい。 これで映画としての出来が良いならまだしも、矢追純一のUFO特番に毛が生えた程度なんですからねえ… アメリカ人はアプダクションと催眠療法が大好きだということだけは理解できましたが、シュメール語が実は宇宙人の言葉でその宇宙人が「私は神だ」なんてシュメール語でほざくに至ってはさすがに観ていて腹が立ってきました。 宇宙人ならぬ北朝鮮人に同胞を拉致されている日本人からすれば、「何を能天気なこと言ってやがるんだ!」とあきれるしかないですね。[CS・衛星(字幕)] 2点(2013-06-12 00:32:48)

2365.  貞操の嵐 《ネタバレ》 上場企業の跡取り息子が数年フランスで遊んで社長になるため帰国しました。彼には航空エンジニアの弟(高島忠夫)がいまして、兄の外遊中に婚約していました。空港に出迎えに来ていたその婚約者(高倉みゆき)を一目見て兄はその娘に欲情してしまいます。腹に一物ある叔父に相談すると、「順序からいえば長男の君が優先されなきゃおかしい、私が手助けしましょう」とまるで封建時代の様なセリフです。彼女は薬を飲まされて兄に手篭めにされ、それを知った父親は心臓発作を起こして憤死、母親は発狂してしまいます。自殺しようとする彼女に兄がうそぶくセリフがまた凄い、「君が弟と結婚したらいずれ弟は穢れた君のことで苦しむことになる、自分だけ幸福になればよいのか、僕と結婚するのが人として正しい道だ」 原作は大衆小説作家である牧逸馬(林不忘というペンネームもあり、『丹下左膳』の原作者)が書いた昭和初期の新聞連載小説だそうです。時代を昭和30年代として脚色しているので原作がどれだけ改変されているのか不明ですが、それにしても新東宝テイストが濃厚で理不尽なストーリー展開です。まあこういういい加減なところが(もしそういう人がいるならば)新東宝ファンにはたまらない魅力なんです。いい加減と言えば、劇中高島忠夫は違う女性と婚約(この映画のカップルはなぜか婚約するのが好きです)するんですけど、これじゃ高倉みゆきとラストで結ばれるはずなのにどうするんだろうと気になっていました。でもちゃんとハッピー・エンドで終わりますが、まさかあんな手を使うんなんて… もし映画館で観てたら、わたし間違いなく“カネ返せ”と暴れます(笑)。[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-04-13 22:46:39)

2366.  メテオ(1979) 隕石がロシアに落下して世界中が大騒ぎした翌週に放映することを事前に決めていたとは、『ザ・シネマ』の編成担当者は神のごとき予知能力の持ち主なのか! もっともこれは、小惑星が地球に最接近するのが判っていたので、それに合わせただけのプログラムだったのかもしれませんが。それでも、『アルマゲドン』や『ディープ・インパクト』じゃなくて『メテオ』をチョイスするところがなかなか渋い(笑) さてさて、本作は70年代を代表する底抜け超大作のひとつで、観返してみてもやっぱりバカな脚本とショボい特撮にはただ笑うしかありません。だいたい、NYのATT本社ビルの地下に核ミサイル搭載衛星のコントロール・センターが何であるんですかね? その理由が「うえには通信設備が整っているので便利だったから」と、真面目な顔で説明されても観てる方としてもどういう反応をして良いか困ってしまいます(笑) 恐ろしいのは、本作が『スター・ウォーズ』より2年もあとで製作されたということでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 2点(2013-02-24 00:50:51)(笑:1票)

2367.  女奴隷船 《ネタバレ》 新東宝、というか大蔵貢はいかにして手持ちの女優でエロっぽい映画を撮るかに全精力を注いできたのですが、それにしても本作は相当に奇想天外な映画です。 太平洋戦争末期、菅原文太はドイツのレーダー設計図(これが女性の写真の裏に隠しインクで印刷されているというわけが判らん設定)を南方から本土へ運ぶ任務を遂行中に乗機が撃墜されてしまう。気がついたらそこは船の中、その船は九州から上海に売られてゆく日本人女性を運搬している船だった。その船は丹波哲朗が首領の海賊船(!)に襲われて女たちと文太のほかは皆殺しにされ、本拠である無人島に拉致される。 はあ、思い出すたびに何とバカげたプロットかとため息が出るばかりです。丹波たち海賊は説明がないけど中国人みたいで、まあそれはいいけど丹波のファッションが幅の広いベルトにグリーンのサテンのシャツ、まるっきりカリブの海賊なんです、バンダナはさすがにしてないけど。 女たちを売り飛ばす組織の女王様は新東宝いちのヴァンプ女優である三原葉子でして、彼女がまたタータンチェックのベストに革のブーツとなんか違和感のある衣装で登場するんですよ(もっともその後は薄い半裸に近い衣装で通してくれます)。他の女たちもそうなんですが、みんな当時の六本木あたりで見られたファッションというのは、どうなんでしょうね(笑)。中盤では三原葉子がアラブ風衣装でセクシーダンスを踊ったり、三原と女たちがパンツ丸出しで乱闘して見せたりと期待されているものは一応見せてくれます。 ヒーローは菅原文太ですが、その文太の演技が驚くほど下手くそなんです。アクションシーンも腰が引けていて様になってないし、丹波の方が上手い役者に見えるというぐらいですから、相当なもんです。海女映画ではあんなに露出していた三ツ矢歌子まで、ひとりだけお嬢さんルックで肌も全然見せないと言うのには、当時のファンから罵声を浴びたんじゃないですかね。 ラスト、文太と女たちが高速艇で島を脱出するのですが、さんざん裏切ってあくどい事をしてきた三原がヒロインみたいな表情で船首に立っているのはびっくりです。まあ良くも悪くも、本作は彼女のための映画だったということでしょうか。[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-10-10 23:46:23)(良:1票)

2368.  絶海の裸女 《ネタバレ》 フィリピンから日本へ向かう船が戦時中に設置された機雷に触雷して轟沈、ボクサー二人に流行歌手とマネージャーおよびその付き人二名、この男女6人が無人島に漂着する。まあ新東宝版の『LOST』みたいなもんです。歌手はボクサーと恋仲だったけどマネージャーに手篭めにされもう一人のボクサーにも犯され、そうなるともう怖いものなしという心境で無人島の女王みたいになってゆく。邪魔になった元恋人ボクサーはマネージャーに右手を岩で潰され、定期船に発見されるも彼だけは島に置き去りにされてしまいます。そしてここからが新東宝お得意の電気紙芝居の始まりで、洞窟に隠された旧日本軍の財宝を発見するのです。と聞けば、そうあの『女真珠王の復讐』の男性版にして同じプロットの使いまわしだったというわけです。この悪役マネージャーは新東宝一の怪優である沼田曜一が演じているのですが、中川信夫の『地獄』で観る者を震え上がらせた怪演には遠く及ばない凡庸な演技でした。歌手は久保菜穂子なんですが、“裸女”のはずが水着姿すら見せません、完全な題名詐欺状態です。でも彼女、前田美波里に似た顔つきがけっこう良くて気に入りました。この人女任侠もの映画で初めてヒロインを演じた、藤純子への道を拓いた偉大な(?)功績の持ち主なんだそうです。 後半は財宝をせしめて大富豪となったボクサーが日本に舞い戻って自分を置き去りにしてきた三人に復讐するわけですが、ほんとに安っぽい紙芝居みたいなもんですから、何も語ることはありません。 それにしても新東宝、現代ならば誇大広告で消費者庁あたりから手入れを喰らうんじゃないでしょうか(笑)。[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-09-25 20:55:13)

2369.  海女の戦慄 《ネタバレ》 伝説のグラマー女優、前田通子です。顔はわりと地味ですが、とても昭和30年代の女性とは思えないナイスバディは評判通りでした。「海女の慕情」なんて題名の主題歌まで披露してくれるのですが、これがけっこう上手いんですよ。そういや、海女の衣装が彼女だけビキニというのがなんか変ですけど… そしてまたまた出ました三ツ矢歌子、露出シーンは彼女の方が明らかに多いぐらいです。 内容はまあとくに語るようなものはありませんが、酒場がまるで西部劇に良くあるサルーンみたいだったりして日活の無国籍アクション風に撮ろうとした努力の跡は認めてあげましょう。だけど船員に変装した海保の捜査官が現れると、もうここら辺で観るのを止めようかという気分になりました。彼だけが白塗りの時代劇風のメイクで、アクション(らしきもの)もチャンバラ映画のヘタな立ち回りみたいなんですもの。 まあ元は二本立て・三本立て興行のためのプログラム・ピクチャーですから、怒っちゃ大人げがないのでしょう。[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-09-23 22:19:15)

2370.  悪魔のはらわた 《ネタバレ》 数あるアンディ・ウォホールの映画の中で本作と『処女の生血』はもっとも観て判り易いのでは(もっとも、ウォホールは名前を貸しただけで内容には一切タッチしてないというのが定説です)。立体映画(今でいう3D映画)として撮られたところが、まあウォホールらしさが感じられると言えなくもない。精力絶倫男の首をねらったのに、間違って女に全然興味がない顔が良いだけが取り柄の友人の首をチョンパしちゃうなんて、これほど笑えないブラックジョークも珍しいですよ。この映画の特長は使われている“はらわた”がどう見ても本物(もちろん人間のじゃないでしょうけど)をみたいで、最近のスプラッター映画と違った気色の悪さが観る者に襲いかかります。ヘタではないけどヘタウマの域までも達していない監督の手腕では、ウド・キアの熱演も空回りでした。彼は今でも個性派バイプレイヤーとして活躍してますが、まあ何と言う無残な変貌ぶりでしょう! 『ロッキー・ホラー・ショー』のティム・カリーとともに、「少年老い易く、学なりがたし」という感慨に打たれてしまうのでした。それにしても、10年以上むかしとはいえ、こんなゲテモノをNHK衛星放送よく放映したもんですな。[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-10-01 19:04:18)

2371.  原始獣レプティリカス 《ネタバレ》 才人イブ・メルキオールが脚本に参加しているので、バラバラになった肉片が再生してもとに戻るなどセンス・オブ・ワンダーが感じられるところもある(東宝特撮のフランケンシュタインの“不死身の細胞”というプロットの元ネタではないでしょうか)。ところが恐ろしく稚拙な特撮技術と監督シドニー・ピンクのいい加減な仕事のせいで、ダサダサ怪獣映画の一方の雄みたいに語り継がれる出来になっちゃいました。“レプティリカス”は古代爬虫類という設定なのに見た目は西欧神話に出てくるドラゴンそのままで、その造形もあまりにダサくて“レプティリカス”が画面に登場したとたんにこの映画を観るのをやめちゃった人が大勢いたのでは。あの“レプティリカス”のご面相はもうコメディとしか言いようがありません。デンマークが舞台で現地でロケしているので、コペンハーゲン市内でのエキストラは沢山動員出来たみたいですが、まるでシティ・マラソンみたいに街中を全力で走っているだけ。対怪獣戦ではデンマーク軍の協力は得られたみたいですが、なぜか空軍や航空機はまったく登場せずでした。取り柄と言えば、普段眼にする機会が少ないデンマーク軍の当時の装備が判ることぐらいでしょう。実はデンマークは世界で初めて軽機関銃を開発した国ですが、そのマドセン機関銃を50年経ってもまだ使っていたのは驚きました。[地上波(字幕)] 2点(2011-09-23 21:40:54)

2372.  ノウイング 《ネタバレ》 ディスカバリー・チャンネルで太陽フレアがとりあげられていて、誕生から40億年の歴史を持つ地球は過去に太陽フレアに直撃されたことがあった可能性があると聞いた後だけに、この映画で描かれる地球滅亡はなんかリアルでした。ところがキリスト教文明の世界観では、人類も恐竜などの様に絶滅するときが来ると言うことはどうしても許しがたいことみたいですな。この映画のプロットはキリスト教で言うところの“携挙(キリストが再臨するときに信者を天につれてゆく)”をそのまま画にした様なもので、そっちの方に話が暴走し始めるとせっかく前半のオカルチックな雰囲気が吹っ飛んでしまいました。だいたい、あの数字が羅列された紙はこの映画で結局なんの意味があったんでしょうかね。最近のハリウッドSF映画は安易に宗教をモチーフにする例が多すぎるんではないでしょうか。そう考えると、キューブリックやスピルバーグは偉大だなとつくづく感じてしまいます。[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-07-18 23:16:43)(良:1票)

2373.  チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 《ネタバレ》 映画としてはテンポも良くサクサク鑑賞出来ますが、個人的には久しぶりに嫌悪感を抑えられない映画でした。自分で見たり体験したわけじゃないですが、国際政治・パワーポリティクスはこの映画に描かれている様な甘いものじゃないはずです。原作はチャールズ・ウィルソン下院議員の言い分を諸手を挙げて称賛しているだけみたいで、ほんとに彼の手柄なのか怪しい部分もあるそうです。秘密予算だったため議会が承認した予算がどのように役だったかをいまだに検証できないそうで、それこそ「言ったもん勝ち」というわけです(おまけにウィルソン氏自身も今年亡くなっていますし)。ソ連が崩壊して冷戦が終わったのもすべてアメリカのおかげだという主張がエンタティメント映画の中でこうも堂々と主張されるとはちょっと驚きました。いくら人間味があることを強調したいと言っても、国会議員がコカインを吸引したなんてとんでもない話で、それをあんなコミカルな撮り方で済ますなんて言語道断です。ジュリア・ロバーツが演じる極右の女大富豪も実に不快なキャラで、これでジュリア・ロバーツがいっぺんで嫌いになっちゃいましたよ。 本作はまさに21世紀版『グリーン・ベレー』で、トム・ハンクスはジョン・ウェインの後継者になってしまったのでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-12-23 22:32:51)

2374.  透明人間現わる 《ネタバレ》 本作が日本で初めての「透明人間もの」映画みたいですが、出来はひどいものです。公職追放に引っかかって東宝を離れていた円谷英二が特撮を担当したことでも知られていますが、大映は本作を最後に円谷との契約を切ったので、円谷英二最後の大映特撮映画となりました。監督・スタッフや出演俳優陣は時代劇の人たちが多く、どうも脚本からして現代劇らしくないところがあります。主演は時代劇の大スター月形龍之介で、私は現代劇に彼が出演しているのを始めてみた様な気がします。もっとも龍之介以下出てくる俳優がみなセリフが時代劇調で芝居をするので、なんかいい歳した大人の学芸会を見せられてる様な気分になりました。そして意外な(?)活躍を見せるのが水の江滝子(つうか、彼女のことを知ってる人いまどれだけいるでしょうか、ましてNHKの『ジェスチャー』なんて)で、人気スターである自分のセルフパロディの様な役がらです。案外本作は水の江滝子の人気を当てにしたアイドル映画として企画されてたかもしれません(演技ははっきり言って素人並みですが)。原案には推理作家の高木彬光が関わっているのでストーリーはミステリー風にはなっていますが、「誰が透明人間になったのか」と言うトリックが映画としてのルール違反を平気で犯しちゃってるのには呆れてしまいました。 まあ考えてみれば、もし大映が円谷英二をそのまま専属にしていれば、日本の、いや世界の映画の歴史が変わってしまっただろうな。[CS・衛星(邦画)] 2点(2010-11-05 01:00:18)(良:1票)

2375.  エリザベス:ゴールデン・エイジ これでは『エリザベス:ゴールデンエイジ』ならぬ『エリザベス:ザ・メロドラマ』ではないでしょうか。やたら大げさな音楽をかぶせて思わせぶりなショットを連発し、ケイト・ブランシェットも力んだ大芝居だし、この映画のスタッフは監督マイケル・ベイ、製作ジェリー・ブラッカイマーじゃないかとマジで思いました。海戦シーンなんかモロ『パールハーバー』のパクリですしね。エリザベスが甲冑を着て前線に現れるところなぞ、おまえはジャンヌ・ダルクかと画面に思わず突っ込みを入れてしまいました。これじゃあ、オスカー衣装デザイン賞を獲るために作った映画としか思えません。[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-11-01 20:29:13)

2376.  虹男 《ネタバレ》 『虹男』と言えばDVDのパッケージにも使われているゴムのように身体が伸びる不気味な男がフューチャーされたスチール写真が有名ですが、はっきり申しましてこの映画にはこの不気味な男はもちろん「虹男」すら登場しません。ほとんど詐欺です(笑)。パートカラーながら邦画で初めてカラー映像を使ったとして映画史上に名を残している作品です。原作は推理小説の大家だった角田喜久雄の新聞連載小説だそうです。人口の虹(なんじゃ、そりゃ?)を研究している科学者がいまして、その博士の周辺でおきる謎の連続殺人事件というのが基本的なストーリーです。お話しはほとんどがその博士の自宅で起こる事件なのですが、その自宅がいかにも本格推理小説らしくおどろおどろしい洋館なので笑っちゃいます。被害者たちはなぜだか殺害される直前に虹の幻覚を見るのですが、その幻覚だけがカラーなのです。オリジナルのカラー映像は失われていて、いま観れるのは関係者の記憶をもとに復元したものだそうですが、単なるスペクトル分光の映像みたいなものが1カット5秒ほど映されるだけで、あまりにもチャチなのであっけにとられてしまいました。殺される役者たちの「虹男だー」と絶叫する芝居がまた臭くて時代を感じさせます。メスカリンが混入した飲み物が幻覚をおこさせるという説明ですが、そもそも犯人が何でそんな手の込んだことをするのかは謎です(笑)。いちいち説明するのが難儀なのですが、簡単に言うと江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズみたいなムリやりなプロットとトリックだと思います。唯一の取り柄はあの伊福部昭が音楽を担当していることで、けっこういい雰囲気でした。 いくら終戦直後の製作とはいえ、これでは怪作と言うほかないですねえ。なお一部の資料では円谷英二が特撮を担当となっていますが、本作には関わっていないみたいです。[CS・衛星(邦画)] 2点(2010-10-18 23:03:59)

2377.  ステルス 《ネタバレ》 おバカ映画と判っていても、ここまでひどいと清々しいくらいです。プロットは『ファイヤーフォックス』や『ランボー』系の過去作の寄せ集めで新鮮味ゼロ。S・シェパードも訳が判らないキャラ設定で、こんなアホな映画に何で出演したのか、仕事を選べよS・シェパード! そして何と言っても、ミャンマー・タジキスタン・北朝鮮、この三国はまるで国家として認められていない如き扱いで、いくらなんでもひどすぎる(別に北朝鮮を擁護してるわけではないが)。映像が凄いと言っても、それは単なるカネの無駄使いにすぎません。[地上波(吹替)] 2点(2010-02-22 01:16:09)

2378.  インデペンデンス・デイ ここまで“アメリカ万歳!”を見せつけられると、もう突っ込む気にもなれません。公開当時アメリカでは、大統領が出撃するところで観客がスクリーンに向かって歓声を上げたと聞いて気が萎えました。[ビデオ(字幕)] 2点(2009-11-29 23:16:46)

2379.  ピンクのルージュ 《ネタバレ》 いやー、こんな珍品映画があったとは、まだまだ修行が足りませんでした。この映画は8話からなるオムニバスで、ストーリーはマカロニ映画界お得意の艶笑小話です。4人の女優が2話ずつ主演するのですが、その顔ぶれが凄い!シルビア・クリステル、ラウラ・アントネッリ、モニカ・ビッティ、ウルスラ・アンドレスという豪華さです。でもそれぞれのストーリーが下らなくて笑うに笑えないのです。中には5分もない短さのお話もあって、ほとんど一発芸みたいなものです。タイトルバックもまるで紙芝居みたいなチープさで、とても79年製作とは信じられません。この女優さんたち、監督やプロデューサーに騙されて出演しちゃったんじゃないかと思いたくなります。ちゃんとギャラはもらえたのかな?[CS・衛星(字幕)] 2点(2009-10-12 00:18:28)

2380.  ハッカビーズ 全然面白くない、まるで哲学学科の学生が撮ったような出来です。いまどきサルトルかぶれとは珍しい。言いたい事が判らないわけではないが、映画なんだから観客を置き去りにしちゃダメです。豪華俳優陣だけが見どころです。[DVD(字幕)] 2点(2009-10-04 16:29:13)

030.13%
1110.46%
2351.46%
31285.34%
42048.52%
536015.03%
644318.50%
761625.72%
842817.87%
91375.72%
10301.25%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS