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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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221.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 いきなりの前ヒロイン殺害にはビビリました。物語急展開にワクワクするもけっこう内容はフツーのサスペンスもの。1作目での正体不明のシークレット・エージェントというエッセンスは今作では使えなかったため、そのためのグレードダウンだと思われる。 しかしながら人間のアクション面ではやはり評価できると思う。中盤のドイツ警察との追っかけっこで、電車→船→電車って移動したボーン(=マット・デイモン)にはちょっと感動☆けっこうアクションしてますよねこの映画って。ボーンが電車に戻ってきたことにビックリする乗客に「やあ、ただいま(^ ^)」なんてユーモアが盛り込まれてたらもっと面白いんだけど。 ただ車を使ってのアクションには少々物言い有り。はっきり言って終盤のカーチェイスアクションは画面が動きすぎて何がどうなってるかほとんどわかりませんでした。画面がぶれながらシフトチェンジしたり、画面にボーンが写ってると思ったらいつのまにか殺し屋のほうになってるし、どっちがどっちを撃ってるのかもわかりにくかったです。やはり映像として人に見せるからには最低でも見てみて何が起こってるかわかるものにして欲しいと思う。たぶん監督(若しくはカメラマン?)としてはカーチェイス中の車内などをリアルに撮影したかったんだろうが、観てるほうがわからなければ本末転倒である。しかも断続的にボーン側と相手側に視点が変わったのではたまらない。そうなってしまえば主観がすぐに入れ替わり、観客は今現在どっち視点の映像かわからない→リアリティもくそもない。こういった撮りかたは格闘アクション系でもけっこうありますがはっきり言って好みません。「マトリックス」が壮大なSFものとしてだけではなく、アクションものとしても評価されたのはやはりアクションをしている俳優に対して一歩引いた位置から体の動き全体を捉えるカメラワークの賜物だと思う。観ていてわかりやすいし楽しめる、これが一番ではなかろうか。 けっこうカメラワークに対して批判しましたがそれは別にこの映画に限ってのことではないので。他にも証拠も無くボーンの話を泣いて信じるネスキーの娘さんのリアリティの無さなど色々ありますが点数に出せばまあそこそこってことで6点ほどですね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-14 00:07:22)(良:1票) 《改行有》

222.  エル・コロナド 秘境の神殿 《ネタバレ》 いち国家の革命なんて重いテーマを背負っているストーリーのわりにはそれでもエンターテイメントとして楽しめる一面もあって、かなり楽しめました。あの後アメリカからなんか報復とかはなかったんですかね?? しかしコロナドのように民衆一人一人の意識が高い国ってのは日本に住んでるオレからしてみたらピンとこないものがありました。日本だったら誰かが声明をテレビで発表したとしても誰も家から出たりしないでしょうね。「あー、勝手に頑張ってくれい」的な感じで絶対みんな行動には移らないと思う。日本では昔のように何かに対して集団デモ抗議するなんてことも最近は全く無いし、自分自身にも言えることですがこの行動力の無さは実際どうかと思う。それだけに、この映画でのコロナドの人達の団結力・行動力にはピンとこないながらも、すごくうらやましく感じました。 主役とその他のキャラについては、彼氏候補の男性が二人になった時点で「あー、このどっちかは裏切るんだろうなあ」的な予想がつきました。大体この手の三角関係は男の(又は女の)どっちかが裏切るって形で残りの二人でカップル成立となると相場は決まっている。まあエンドクレジット省けば81分で終わる映画だし、簡単な流れにしてくれたのはむしろよかった。 このシンプルさでこの面白さの映画ってのはある意味貴重。なんで今まで知らなかったんだろうと不思議なくらいです。もっとバカはやりしても良かったと思うんだが。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-14 00:06:04)《改行有》

223.  マゴニア 《ネタバレ》 あれ、俺が初めてのレビューなんだ。なんかちょっと意外。。。 さて中身のほうですが、3つの内1つ目の話はなんだかやりきれない話でした。かつては神の声を持つと言われていたアブドルはその声を失ってしまったが、それでも彼を支え続けていたイルクヌールと若者の二人。しかし、もはや礼拝に訪れる者もほとんどいない状況に、「これ以上続けさせるのは不毛だ」と言う若者に対し、「止めさせたら彼は死ぬわ」というイルクヌール。若者にその気は無かったかもしれないが、結果として声を出さなくなったアブドルの代わりを彼は務め、そしてイルクヌールは若者がアブドルの生きがいを奪ったと思い決別。どうしてもアブドルにその役を続けさせたかったイルクヌールと、代わりの役をしてでも礼拝に人がいっぱい来てくれるのを願った若者。どちらの気持ちもわかってあげたいのに決裂する二人を見るのはつらいものがありました。 2つ目はあまり好きな話ではありません。自然と共に生きる人の中でなんで文明人が嫌われるかがわかったような気がします。外交官の妻と言う女性は物語的に実際はどういう位置付けの役割なのか知りませんが、勝手に人の家に押しかけて写真を物色するわタバコは吸うわろくな人間じゃありません。一時は彼女に溺れて家を出た彼も、その後家に戻って変わり果てた家と老人の姿を見ればとても後悔するでしょう。 3つ目はリアリティ濃いし救いようないし、正直楽しめませんでした。人を見る目を養えと言うことでしょうか。 ラストでの凧船とでも言うのでしょうか、あれには魅了されました。そのまま希望の国・マゴニアに行ってしまったかのように消えてしまったおじいちゃんはとてもほがらかで、死んでしまったと解釈した後には深い余韻が残りました。 オレ的には1つ目8点。2つ目3点。3つ目4点。ベースとなるおじいちゃんと息子の物語は8点。平均して5.6点ってとこでしょうか。四捨五入して6点にしとこ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-14 00:04:36)《改行有》

224.  ピノッキオ 《ネタバレ》 ピノキオが悪さをするシーンが何度もあり、ちょっとそれがオレの目にはくどく映りました。ファンタジーを交えたストーリーに現実でのルールなどを盛り込んだこの学習映画はとても良かったと思います。「学習映画」などと呼ぶと聞こえが悪いかもしれませんが、オレはこの映画はジブリのような、あえて挙げるなら「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」のようなものだと思ってます。共に現実とはかけはなれた要素を持ちながらも、現実で生きる私たちに感動と元気を与えてくれる素晴らしい映画だと。ジブリ最高!!と信じてやまないオレにはこの映画にジブリと同じ評価をすることはできませんが、それでも良い映画だったと思います。 比べるなら、「ピノキオ」のほうが現実的かつ容赦なく作られており(泥棒とか衰弱死する友人とか)、そこがいまいち素直にこの映画のハッピーエンドをハッピーだと思えない理由でしょうか。(妙におっさんすぎるピノキオとかね、笑) あとは、ここまで学習映画的な作りにするんだったら途中に出てきたキツネとネコの泥棒コンビにもちゃんと罰が下るシーンを入れて欲しかったと思います。そりゃあこの映画は「ピノキオ」で、ピノキオ中心に話が進むんだから仕方ないのかもしれないけど、やっぱり「悪さをすれば裁かれる」というのは映画の中でも例外なく全人平等に扱って欲しいテーマだと思います。そういった事情から評価は8点ぐらいかなと。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-13 23:59:48)《改行有》

225.  炎のメモリアル 《ネタバレ》 ここまで洋画で感動できたことってどれだけ久しぶりだろうか・・・。ブラックジョークとか下品なトークとか最近はそんなのばかり観ていたのでとっても新鮮な感じでしかも感動的でした。 物語はジャック(ホアキン・フェニックス)が消火活動中に事故で閉じ込められてしまったところから始まり、そこから回想シーンのようにそれまでのジャックの消防士としてのヒストリーが描写されていきます。回想の合い間合い間に事故から助かろうとするジャックと彼の仲間が彼を助けようとするシーンが出てくるのが、それまでの回想で彼らの生き方に魅せられたオレにはとてつもなく話に引き込まれてしまうものでした。スポ根ものとはまた違いますが、男達が衝突を繰り返しながらも力を合わせて一つのことに本気で取り組むのを見るのは胸が熱くなります。しかもこの映画ではその一つのこととはつまり“人を救うこと”を指すのです。一回一回が命がけで、それでも消防士をやめず、むしろ放水係よりもっとキケンなはしご車に転属を申し出たジャックはそれだけで漢でした。実際一つの街に消防なんて普通一つしかないし、その中でもそうやって家事の現場に突入するためにいる隊員なんてたぶん数えるほどですよね?ということは彼らはその街で起きたほぼ全ての家事の現場に踏み込んで取り残された人を助けなくちゃならないと言うわけで、現実に置き換えてリスクを考えたらとても自分から転属願いを出せるような仕事じゃないですよね。ほんと、漢だ。 余談ですが、ジョン・トラボルタは今までオレが見た中では今作が一番光っていました。案外ボス的な役割は向いてるのかもしれない。屋根から落下した隊員が死んだ後で仲間が口論してるのを見て、一緒に彼の死を悼むのではなく、次の出動のために、何より死んだデニーのために、檄を飛ばして隊員たちを立ち直らせた彼の姿はまさに理想のボスでした。 【再鑑賞 2020.12.30】現評価「7」 以前に評価「10」を出した映画だったなと思い起こして、コロナの今、改めて鑑賞してみました。以前の自分のレビューも再読して、なるほどと思うこともあり、疑問に思うこともあり。Mike(=John Travoltaさん)についてはまさに以前書いたとおりだと思う。普段はおちゃらけているがいざという時にあのセリフが出せるのは、理想の上司だと思う。 今回は、なんでしょう、Jackの奥さんのLindaの態度が気になりました。作中ではけっこう時間差のある中でのセリフですが、ある時は果敢に仕事に向かうJackに対して「あなただけのことじゃないんだからね」とたしなめていたのに、そこからしばらくして家族のことを考えて安全な部署に移ることを相談したら「あたしや子供のせいにするのね?」っていやいや、勝手か(笑) あとは前半部分の署内のメンバーの必要以上に悪ふざけをする様子がけっこう長々と描写されていたのが、もうおなか一杯感があって、評価は以前より下がりました。依然としていい話とは思ってますが、今回の鑑賞で人に勧められるものではなくなったかもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-13 23:55:07)《改行有》

226.  翼をください 《ネタバレ》 なんでだろうか。オレは男なのに、トリーに突き放されたポーリーの気持ちが痛いほど伝わってきました。またそれとは逆にトリーの気持ちはいまいちピンと来ないものがあり、口では「愛している」と言いながらその愛する者をあんな風に簡単に切り捨てられるのかと・・・。突き放した後トリーはポーリーに対して何度も「愛しているけどもうだめなの」的な事を言いますが、ちぃっとも信用できませんでした。ポーリーは真剣に彼女を愛し、トリーはほんの火遊び程度のつもりだったと言うことなんだろう。今時は誰でも、もちろんこんなことを書いているオレも、表面的な格好ばかりを気にして本気を出せない人たちばかりです。例え社会のはみ出し者でもあくまで自分の生き方に従ったポーリーは尊敬にすら値します。  「私はトリーを愛している。レズビアンじゃない。」 きっと、真に一人の人を愛すということはこういうことなんでしょうね。ラストのほうの妙に儀式的なところはあまり好きになれませんが、どんな形にせよポーリーの気持ちの強さはまわりがどう思おうとかっこいいと思います。「気持ちの強さ」なんて言葉では言い表せないほど爽快かつ余韻の重い作品でした。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-13 23:49:25)《改行有》

227.  マスク2 《ネタバレ》 前作「Mask」の続編である以上どうしても観ていて前作を意識します。そして前作と比べ、この続編は「下品すぎる」「ブラックすぎる」「笑えなすぎる」、大失敗作と言えるでしょう。はっきり言っておもしろくなかったです。テレビでの宣伝っぷりや周囲での前評価が高かっただけに鑑賞後のオレの落胆振りも相当なものでした。むしろこれで笑えと言うほうが難しい。妊娠や育児を扱ったコメディとしては不似合いなリアリティやカートゥーンを用いたブラックコメディは到底笑えず、これが実社会に及ぼす影響が心配になったほどです。これを恋人と劇場まで観にいった人達に同情します。絶対微妙な雰囲気になったと思う・・・(汗)。もっとコメントしたいのですが、まさに言葉が無くなる思いなのでこれくらいにしておきます。ちらっとですが、心温まる家族愛も見れたので1点だけ足しておきます。[DVD(字幕)] 1点(2006-02-13 23:46:41)

228.  サハラ 死の砂漠を脱出せよ 《ネタバレ》 思ったよりずっと爽快に楽しめました。日本での売り込み方の悪さから、観る前の印象とはだいぶ違ってましたがそれでも良かったと思える洋画は久しぶりです。序盤しばらくはえんえんと疫病の解明とかそんなんで観てるほうもだらだらって感じでしたが、中盤からストーリーはヒートアップ!!『サラマンダー』といい、マシュー・マコノヒーってもっとアクション映画に出てもいい俳優だと思います。これはそれを再認識できた映画であり、マシュー・マコノヒーという男のかっこよさが染みわたる一本です。ペネロペ・クルスも色んな映画を観たけど、この映画くらいの役柄がけっこうはまってると思う。ペネロペ・クルスが出てるなんかあやしい感じの映画を観たことがありますが、ああいうのよりこっちのほうがしっくりきました。得てしてああいうのはストーリーが無理やりだしヒューマンドラマのわりに感情移入なんて不可能に近い。その点この映画はアクション映画特有のシンプルさや、言い方は悪いですが馬鹿馬鹿しさとか、単純なかっこよさとか爽快感とか、そういうのがたくさん盛り込まれていてアクション映画としては長い2時間と言う鑑賞時間は中盤からはあっという間でした。 産廃の不法投棄からの毒物流出とか、日本でも起こり得る他人事とは思えない内容に妙な共感を抱きました。敵のボスが言っていた、”No one cares about Africa.(どうせ誰もアフリカのことなんて気にしない)”ってセリフはショックでした。だから産廃なんていくらでも捨てちまえばいいんだってことなんでしょうが、自分の国にそんな風に言える人間にはなりたくないと思いました。  アクションとしても、ある程度の社会問題を扱った映画としても、またマシュー・マコノヒーという俳優観賞用としても十分傑作だと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-13 23:44:59)《改行有》

229.  ライフ・アクアティック 《ネタバレ》 すごいシリアスな話のはずなのになんか半コメディ調で作られてるのがオレ的にいまいち受け入れられませんでした。そのせいで、笑いにくいし感動もしにくい苦笑い的作品としか感じられませんでした。 「ライフ・アクアティック」というタイトルとジャケットの潜水艇の写真が期待感をあおるのですが、いざ蓋を開けてみれば中身はそれほどエキサイティングでもサイエンティックでもなく(設定がドキュメント映画をつくる一行ってのもイマイチ)、またジャケットの潜水艇もラストのほうで5分ほどしか観ることが出来ず、潜水艇で色んな生物を見ながら楽しめる映画だと思って観たオレはかなり裏切られた気分です。途中から海賊とドンパチ始まるし、銃撃戦なんか誰も期待してなかったんだけどなあ。 「ライフ・アクアティック(海上生活)」ってタイトルですけど、そんなのは名ばかりの陸上でも起こりうる人間ドラマをただ海上でやったに過ぎないですね。妊婦のレポーターも、真偽のはっきりしない息子とかも、どれも「ライフ・アクアティック」とは無縁の設定としか思えなかっただけに、お世辞にもいい評価は出せません。 しかし、1人だけこの映画でいい味を出していたキャラを挙げろと言われればオレはクラウスを推します。彼がこの映画において一番人情味があるように感じられたことが大きな理由です。他のキャラはイマイチ役柄との一体感が感じられなかったので。もちろん大なり小なり良かった俳優もたくさんいますが、この映画においてはクラウス役の彼が一番良かったと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-02 01:25:52)《改行有》

230.  ナイン・ライブス 《ネタバレ》 久しぶりに気楽に楽しめる映画を観たような気がします。いいですねえこの単純さ☆なんの前触れもなくいきなり本から悪霊が取り憑かれるとかそういう脈絡の無い展開は嫌いじゃないです。話自体はかなり単純ですけど、追い詰められている時の人間描写はとてもよく出来ていると思います。取り憑かれた仲間や取り憑かれてない仲間まで疑ってかかるこの人間不信ぶりはめちゃくちゃリアル。タイトルも「nine lives(9人の命)」とかじゃなくて「Distrust(不信)」の方がよっぽどしっくり来る。だってあんまりnine livesってタイトルが関係する感じの内容ではなかったし。9人分の命を生贄にしてマレーが復活するなんて設定ならもっと面白くなったかもしれない。大体殺したやつの一人ぐらいひょっとしたらスコットランド人の先祖がいたかもしれないのに、「スコットランド人だから殺されなかったのか・・・」にはちょっと無理やり感が拭えない・・・。 映画を観ながら、それを観てるほうからしたら、「なんで一人で行動するの?」とか、「早く仲間を部屋に入れてやれよ」とか思いますけど、実際冷静な判断が出来ない時ってわりとあんなもんなんかもしれませんね。ただ、ドアだけじゃなくて窓からの侵入ももうちょっと気を使えよって思いましたけどね(苦笑)。 あそこまでドアの施錠の問題でもめただけに、ちょっとあれはあっけないだろう。まあいいですけどね。ほとんど期待せずに観ただけに、思った以上のシンプルホラーが逆に楽しめました☆これからしばらくシンプルムービー路線で行こうと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-02 01:24:00)《改行有》

231.  グラスハウス 《ネタバレ》 なんだ。「グラス・ハウス」ってグラスさんの家か。ガラスの家だと思ってちょっと幻想的なものを期待してたのに。話そのものはけっこう楽しめるサスペンスでした。徐々に徐々に後見人の正体が見えてくる様子は見てるほうもけっこうじりじり感じるものがあって緊張感ありました。 後見人の策略で家庭でも学校でもじわじわと追い詰められていくルビーの姿は見ているほうもなんか心苦しく感じてくるものがありました。 ただ一つ言いたいことがあるとすれば、ラストの車の運転かな。ブレーキオイルが抜かれてフットブレーキで減速できないのはわかるけど、その気になればリアのドラムブレーキでもエンジンブレーキでも使えるだろうに。しかも壁にでも当てて止まればいいものをわざわざ体勢立て直して加速しようとするドライバーは完全にアホだなと。 どうでもいいけど、あの医者の奥さんはなんで死んだんでしょうね。あの流れでいけばやっぱり薬物中毒???でもなんでわざわざルビーのベッドで死にに行くんだ、迷惑な。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-02 01:19:55)《改行有》

232.  マシニスト 《ネタバレ》 オレは現実と虚構の区別をしっかりしない映画ははっきり言ってあんま好きじゃないんですよね・・・。区別はついてなくても最終的に話の中でつじつまが合えばまだいいんですけど、それすらもなかったものでこの映画はあんまし・・・。最近はただ「不思議空間」をつくればウケると思ってる監督が多いような気がします。せっかく作ったクリスチャン・ベイルの体もただ睡眠不足をアピールするだけのツールと化してしまってるのがすっごくもったいないですね。あそこまで頑張って体を作ったクリスチャン・ベイルをもっと活かして映画を作って欲しかったと思います。タイトルのマシニスト(機械工)もストーリーの要点とは全く関係なかったし、「じゃあそんなタイトル付けるなよ!」って。 サスペンスっていうのはホラーと違ってもっと生々しい現実的な怖さがないとだめだと思うんですが、上述のようにこの映画には全く現実味がなかったもので・・・。イマイチでした。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 01:18:12)《改行有》

233.  バースデイ・ガール 《ネタバレ》 もうちょっとサスペンス然としたものを期待して観たんですが、あまりその期待に添ってくれるものではありませんでした。最後のほうなんかどっちかって言うとコメディ風・・・。「あるさえない銀行員の男が出会い系サイトで知り合った会話の通じないロシア人の女性と二人で暮らし始める」っていう独特な設定を、「実は女は詐欺グループの一員だったんだけど裏切られて主人公の男と結ばれる」っていう平凡なラストで終わらせてしまったことがそもそも間違いだったような気がします。こういった作りのサスペンスを見慣れてる人からしてみれば、抑揚のない歌みたいに淡々と流れていくストーリーは退屈以外の何者でもなく、かといって何か静かな感動を求められることもなかったのは残念としか言いようがありません。エンドクレジットを含めても90分そこそこしかない映画なんだし、せめて双眼鏡からもうちょっと話を膨らませられなかったもんだろうか。泣ける話でもなく、刺激のある驚きもない、じゃあ他にどうやって楽しめばいいんでしょうか。っつーことで平凡よりちょっと下の4点で。追伸・・・あんなにキビキビ動くグランツーリスモは知りません。[DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 01:13:23)

234.  16歳の合衆国 《ネタバレ》 映画の中で言わんとするテーマは正直ほとんどわかりませんでした。わかったのは、少年院の中で教育を司る先生のような人物でもモラルに反するようなことをするんだなってことぐらいですかね。まあ完全に潔癖な人なんているわけないし、当たり前なことなんですけど。じゃあその少年院の中でのパール(=ドン・チードル)とリーランド(=ライアン・グーリング)の違いは何なんだって言われたらわからないんですよね。てゆーか、あんな簡単に不倫する男がしたれ顔で何説教しとんねん、ってちょっとムカッとしました。リーランドもリーランドで、あの状況では彼女の弟を殺したのは彼女にフラレたからと思われても仕方ないでしょう。しかも悪質な事にその弟が精神障害者だったのをいいことにそれを利用して、さも弟のほうが死にたがっていたかのように話をするリーランドはとても身勝手な人間にしか見えませんでした。彼女のフリかたもどうかと思うぐらい勝手な感じでしたしね。 結局妙に自己主張の強い人間達のセルフストーリーって感じでしょうか。あまりにも共感できるところの少なさにビックリ。 もしこの映画が「オレの合衆国だ」ってぐらい自分を中心に回ってるぜってことをアピールしたい映画なんだとしたらある意味理解できた事になるんだろうか。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-02 01:08:57)《改行有》

235.  半落ち 《ネタバレ》 ストーリーは本当に深いものをはらんでいて、一概に何が正しいとかは言えない複雑さがありました。梶さん(=寺尾皓)が「妻は一度白血病で息子を失い、アルツハイマーで再び息子を失いました」といったのは胸に突き刺さりました。アルツハイマーだったとしたら同じような物忘れが何回も起こるはずなので、梶さんの奥さんが息子を失ったと感じたのは2度どころではなかったでしょう。そしてそんな妻を見ていられなくなり絞殺してしまった梶さんを責めることは誰にもできないでしょう。そういった介錯の仕方を肯定するつもりは全くありません。やはり今現在そんなことが起これば世の人達の目には異常と映ることでしょう。しかし、それが実際自分ごとになればそうすることが正しいと思っても仕方ないような気もします。実際自分の妻がそんな風に苦しむのは想像するだけでもいい気はしません。そしてもう一つ映画を観てる間に考えた事は、情報は受け取る側にも充分責任があるんじゃないかということでした。例えばこの映画のように「殺人犯が犯行後歌舞伎町に行ってきた」と聞けば、人は「何を不謹慎な」と言うんでしょうが、やはり本当に何をしに行ったのかを知るまではその人を批判する権利なんて誰にも無いんじゃないでしょうか。特にそれが人の一生に関わるようなものであれば、なおさら。ついこの間起きた福知山列車脱線事故でも、オレはいくらメディアで運転士の批判がされててもしっかりと事実が公表されるまでは絶対批判はしないようにしています。まあメディア、マスコミ嫌いってのもあるんですが。もしこれが一転して彼に全く責任が無いことがわかったら人間としてその行為は許されないと思うので。そのへん各メディアはこの後自体が一転しても何事も無かったかのように掌返すんでしょうね。まあ言いたいことはつまり、真実を知りもしないで勝手な考えを述べるなってことですかね。そんな考えをする人がいるから警察とかの組織の上層部もいちいち情報操作したくなるんだと思いますよ。「邦画のレベルは・・・」っていちいち洋画と比べられる昨今ですがそんな風に言われてるのはやっぱ一部の映画・ドラマだけなんですよね。ここんとこ洋画もおもしろくないなぁ~っ人はこの機会に是非邦画に走ってみてください!邦画も悪くないですよ!特にこれはお奨めです!! [DVD(字幕)] 10点(2005-11-02 01:01:46)(良:1票) 《改行有》

236.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 もっとコメディコメディしてるかと思ったんですけどそれほどでもなかったですね。一番笑ったというか、ちょっとにやっとしてしまったのは居候の太ったにいちゃんと一緒に養父を殺しに行くプランを何度も練り直してる場面でした。あとは、周りのゾンビを完全無視で普通に店にショッピングしにいくシーンとかかな。でもその他は中途半端なホラー映画になってましたね。てゆーかホラーと言えるほど怖くもないし、コメディと言えるほど面白くもないし。まさに中途半端。ラストも別に笑えなかったし。 『ドーン・オブ・ザ・デッド』のコメディ版なのはタイトルからも一目瞭然なんですが、それとパロディってるシーンとかも全然なかったし、製作スタッフのやる気のなさが伝わってきますね。ずっと期待してただけにショックもけっこうでかかったです。まあ明らかに『ドーン・・・』のパロディ映画を装ったB級コメディだし、こんなもんだと思えば充分楽しめたかな。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 00:55:13)(良:1票) 《改行有》

237.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 ウソつかれた!!何が「どっちが勝っても人類に未来はない」やねん!!プレデター勝ったらめちゃめちゃ未来あるやん!!そんな人類に優しいプレデターなんてプレデターじゃない! ・・・とまあいっぱいキレてみたところで一息。だってねぇ?そんなに人類に肩入れした展開なんてたぶんみんなあんまり見たくなかったんじゃないだろうか。昔からのプレデター又はエイリアン通にしてみれば納得のいった人はそんなにいないだろう。俺はこの2化け物のコラボレーションってだけで嬉しくなって内容関係無しで7点ぐらいやっちゃってますが。書き出しのとおり、不満はけっこう・・・。あんなにプレデターが必死になって武器取りに行ったのに、とどめは最初っから持ってる爆弾とかいいの??それって自分が死ぬ直前の介錯用ちゃうん?てかそんな使い方するなら最初っからそれ洞窟に投げ込んでりゃそれで終了やん。あんな終わらせ方したあかんわ。 ラストは・・・、読めすぎてコメントする気も失せるぐらい予想通りでした。おまえらエイリアンの生態知ってるはずやねんからそいつの死体船内に入れんなよ。 こーれーはマニアから非難ごうごうだったろうなぁ。今までのこの2作品に対する気持ちを裏切られたような気になっても仕方ない。そんなオレも実は子どもの頃からのプレデターの大ファン。たまたま遊びに行った友達の家でシュワちゃんと死闘を繰り広げるプレデターを見たのが始まりで、それからはもう30回以上これ観てます。それだけに、この映画のプレデターはなんか観てて悲痛な気持ちで胸いっぱいでした。最初登場したときも、「なんでそんなプレデターだけ数少ないん!?」とかキレてみたり。口直しにまた1作目でも観て自分を慰めよう・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-02 00:49:03)《改行有》

238.  東京原発 《ネタバレ》 「東京に、原発を誘致する!!」はっきり言ってなーんも自分には関係ない話やなーみたいな感じで見てたんですが、東京にも住んでないし、それでも原発を建てるってことで、良い面でも悪い面でもどれだけの影響が出るかという事がわかったのがけっこう衝撃的でした。作中では結論的に東京原発は都民に議論させる為のただの呼び水みたいなもので、結局建てないほうが良いって感じで終わっちゃいましたが、実際こんな議論がされてるんでしょうね。 「どーせ都民なんて」とか、「住民の声なんて関係ない」とかかなり国民を馬鹿にされてる発言が飛び出てきましたが、確かに今の日本国民の行動力の無さは否定できないと思いました。消費税とか上げられても、ちょっと前はあんなに物議をかもしてたのに今ではみんな普通に受け入れてしまってるし。口では何を言われてもどうせ反対する行動力なんて無いだろう、みたいに思われてるんでしょうね。そういう風潮を打破しよう!!みたいな気概に溢れてる映画でしたねこれは。「動こうぜおまえら!!」みたいな。 それに対する反象徴的のような存在としてイカレ爆弾少年出てきましたね。演技はグダグダやし見れたもんじゃなかったこのガキですが、ある意味現代人のやる気の無さみたいなのは完璧に出ています。で、土壇場になって死ぬのは嫌とか言い出す常套パターンですが、まちょっとこの部分はいらなかったかなと正直思います。なんか見てて「アホかこいつは」みたいな感情で頭が一杯になりました。そういう意味ではトラックの運ちゃんも同レベル。酒飲むな。この2名は全くいらない。こういう意味の無いスパイスを加えようとするのは最近の映画の悪いクセだと思う。別にあとのストーリーに絡むわけでもない単発のボケみたいな。こういうのが映画のできを悪くしてる事に早く気づいて欲しいもんだ。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 00:44:58)《改行有》

239.  ドッペルゲンガー 《ネタバレ》 「ドッペルゲンガーを見たら死ぬ」っていう表現がイマイチ曖昧で、そのへんはちょっと不出来かなと正直思いました。てゆーかぶっちゃけ、この話ってドッペルゲンガー無しでも成立したような・・・。オレ的にはドッペルゲンガーがどうのってことより、出てくる人物達の異常性のほうがよっぽど気になりましたが。そっちの色が強すぎて、まドッペルゲンガーとかそんなんどうでもいいかな、みたいな(苦笑)。んなこと言ったら誰かに怒られそうですが。 なのでオレの中ではこの話って完全に、「ロボット作って取り合いだ!!」みたいな映画にしか見えませんでした。特に後半。車で移動してる相手に徒歩であっさり追いついてるとことか。てかなんであんな山道通るん??そんな簡単にエンジンいかれるか、とか。つまらん事に対して突っ込みをたくさん入れてしまって、けっこう疲れました。 わりと登場人物たちも短絡的な行動しか取らないし。そうすると展開もだんだんわかってきて、もう面白くもなんとも無くなっちゃいました。使うテーマは結構好きな部類だったんですけどね。それだけに残念。最近役所広司を中心に攻めてたんですが、しばらく距離置いてみます。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-02 00:42:28)《改行有》

240.  ミニミニ大作戦(2003) 《ネタバレ》 自分がアルトワークス乗りなのでこの映画みたいにファッショナブルにコンパクトカーを乗り回す映画は観ていてすごく楽しいです。 まあ難点があるとしたらこの映画はやたらと盗みを美化して描いてる事ですかね。どんだけスマートにやってもかっこよくても結局ただの盗人グループって言うのがけっこう引っかかりました。あと、ミニミニ大作戦ってわりにミニクーパーが活躍する場面がほとんどなかったような・・・。最初のミッションでも結局アクシデントで使わなかったし、別にミニクーパーやからどうっていう作戦の内容でもなく、この映画が「ミニミニ大作戦」である理由があまり見れませんでした。古いほうのバージョンはまだ観てませんがそっちはミニクーパーで大活躍するんですかね。そっちに期待しようかな。 あとキャストですが、個人的には最初のステラのおじいちゃんにショーン・コネリーを持ってきてほしかった気も・・・。エドワード・ノートンは芸風広いですね。いつか観た映画ではめちゃくちゃシリアスな役柄を見事に演じてたのに、今回は完全にチンピラになりきっていましたね。改めてそのレパートリーの広さに驚かされます。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 00:38:52)《改行有》

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