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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
221. ブラック・ダリア 《ネタバレ》 つかみは上々!何かノワールな「L.A.コンフィデンシャル」な感じで期待を煽られる。だが、少しずつ、少しずつ、あれれ?な感じになってくる。色々なことが起こっているようで、実際はあまり起こっていない。つまり、話が進展しない。ブランチャードがなぜダリア事件にあそこまで執着したのかもよく分からない。ブランチャードの妹が行方不明とか言ってたけど、それも本筋と何の関係があるのかよく分からない。終盤は、何かもうどうでもよくなっていた。あと、日本人的な意見で申し訳ないが、ブライカートとブランチャードって苗字が似すぎだと思う。[DVD(字幕)] 3点(2007-05-20 14:14:18) 222. グッドナイト&グッドラック 《ネタバレ》 優れたドキュメンタリーなのかもしれないが、少なくとも優れた映画とは言えないのではないか。アカ狩りに関しては、基礎的な知識しかもっていないが、それを超える新たな発見、感動はなかった。強いて言えば、マッカーシーの顔が分かるようになったくらい。また、マローが絶対善でマッカーシーは絶対悪として描かれているため、物語に深みがない。当時のアメリカにおいて、本当に共産主義は脅威となってはいなかったのか?マッカーシーの活動を通じて政府内部の共産主義の蔓延が暴かれた実態もあったのではないか?それを映した上で、冤罪や活動の行き過ぎを描かねば不公平ではないだろうか? 冷戦終了後に当時を批判することは容易い。改めて、現在のハリウッドで、アカ狩りが逆の意味で踏み絵と化していることを痛感した。エリア・カザン監督を評価できないハリウッド。これが全体主義でなくて何だろうか?[DVD(字幕)] 4点(2007-05-19 20:49:33)《改行有》 223. そして、ひと粒のひかり うーん、真摯に麻薬問題と向き合い、丁寧に作っている印象はありますが、ヒロインをずっと追っていく視点は、若干退屈でした。たくさんヒロインのことを映している割には、伝わってくる情報量が少ないのがもどかしい。素材はいいのだが、薄味すぎる。話の筋+設定+演技-映画のつくり=6点!観て損はないレベルだと思います。[DVD(字幕)] 6点(2007-05-13 21:36:10) 224. ブラックブック 《ネタバレ》 大傑作「スターシップトゥルーパーズ」で出会って以来、気になっていたバーホーベン監督。今回は、SF系ではなくて、歴史ドラマだそうで、でもどうせありがちなホロコースト映画にはならないんだろうなと期待して観ました。 結果は、「満足」の一言。SFのぶっ飛んだ感じはないが、映画のつくりとしてかっちり出来上がっていて、なおかつ監督のエログロ的要素も垣間見えるあたりのバランス感は絶妙です。「いい『映画』を観たなあ」と満足感に浸れる点は、作風はぜんぜん違うけれど、イーストウッド監督作品の感想とも共通します。バーホーベン監督の底力が見えた気がします。[映画館(字幕)] 8点(2007-05-06 22:55:25)《改行有》 225. ラストキング・オブ・スコットランド 《ネタバレ》 「フォレスト・ウィテカーの怪演!」ということで観に行ったのですが、主人公を演じるマカヴォイ(言われてみればタムナスさん!!)の虚栄心に取り付かれたお気楽青年ぶりがリアルでよかったです。そりゃあれだけ重用されれば、うかれちゃうわな。それにしてもスコットランドを引き合いに出して、自分を正当化するアミンのセンスはすごい。良くも悪くも(極端に悪いが)非凡。 筋立てに無理な点もありますが、佳作だと思います。「人間、浮かれちゃダメなんですね」と勉強にもなりました。残虐シーンが多少ありますので、苦手な方はご用心。[映画館(字幕)] 7点(2007-05-02 00:29:59)《改行有》
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