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プロフィール
コメント数 3278
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 22
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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221.  グミ・チョコレート・パイン 《ネタバレ》 これ、予想外と言っては失礼だろうけど、かなりの良作。 大槻ケンヂの世界観そのままなんだろうけど、その分、切ないくらいリアリティがある。 そして、細かい描写がいちいち現実的で良い。 思春期の恋愛って個人差はあるけれど、少なからず恥ずかしい思い出、ほろ苦い思い出って、ほとんどの人の心に残っているんじゃないだろうか。 「あの頃、あのコにこうしていたら、こう思いを伝えていたら、あの後どうなっていただろう・・・」って思うことって、結構な大人になってもあったりする。 その疑問がこの映画では、うまいこと紐解けたりしていて、スッキリする。 だって、実際には青春の遠い記憶であって、解決しないことが多いから。 「カタルシスが得られるような青春映画じゃない」みたいなことが、本作の冒頭で述べられているが、案外、カタルシスが得られた気もする。 原作は大槻ケンヂだが、ひっかかるのは、あくまで男性視点というところだ。 青春時代の思い出って、男性はいい大人になってからもずっと心に残っているものだが、女性は意外と現実的で、そんな10代の頃のちょっとした思い出をひきづっていない人が多いと思う。 少なくとも、私個人の体験で言えば、そうだ。 勿論、青春時代の細かな思い出を、大切に心にしまってくれている女性もいるかもしれないけれど・・・ いや、そういう女性が一人でも多くいてほしいというのは、私の希望的観測であって、現実はそうでもないだろうなぁ。。[DVD(邦画)] 7点(2015-01-01 03:09:48)《改行有》

222.  ジーザス・キャンプ 《ネタバレ》 ドキュメンタリー映画が好きだからという理由で、ツタヤのドキュメンタリーコーナーで、適当に手に取った1枚をレンタルしてきた。 これが近年、稀にみるほどムナクソの悪い作品だった。 アメリカにおけるキリスト教原理主義を追ったドキュメンタリー。 子供をとにかく洗脳する。 そこに選択の余地は与えない。 そもそも、選択の自由自体を否定していて、選択することの意義を完全に否定される。 私が今の日本に生まれたから、選択の自由を支持しているだけで、それ自体が間違えているという気持ちさせられるところが怖い。 まさしく洗脳ドキュメンタリーで、多少、反対派の意見も映像には出てくるが、実にひ弱な印象。 幼い子供を学校には通学させず、キャンプに送り、洗脳の毎日。 政治的なつながりもある。 こいつらの一番怖いところは、笑顔と幸せそうにしているところ。 現代社会でストレスにさらされ、いつもコウベを垂れている人間がこの作品に登場するヤツらをみたら、影響されるやもしれない怖さ。 洗脳されてもいいから、幸せな気分になりたい。 そう思っても仕方ないパワーを持った内容。 そういう意味で、非常に危険な洗脳ドキュメンタリーである。 結局は個人の価値観なのだが、私はコウベを垂れてでも、選択の自由を支持する。 幼少期にこんな洗脳キャンプに行き、自分の人生を周りの大人に決定されたくない。 選択の自由により、自分が選択した道だからこそ、障壁があっても後悔はしないからだ。 幼い頃、洗脳を受けて、その道に進み、人生もたそがれの頃、自分の歩んできた道に疑いを感じたら、それこそ不幸の極地だ。[DVD(字幕)] 0点(2014-11-17 00:38:29)《改行有》

223.  blue 《ネタバレ》 引き気味のカメラと暗めの映像。 苦手な部類の映画。 あまり見所もない。 強いて言えば、同性愛者の切ない青春時代を描いた部分だろうか。 小西真奈美が絶対に高校生に見えないのも、よろしくない。[DVD(邦画)] 3点(2014-11-10 02:29:19)《改行有》

224.  ションヤンの酒家(みせ) 《ネタバレ》 ヒロインの女性をとりまく災難や試練、憂鬱などは、すべて彼女自身が招いたものであり、因果応報、自業自得である。 しかし、だからといって、彼女が悪いかと言えばそうではない。 女が一人で生きていく上で、彼女がとった行動は必要なものだった。 彼女は逞しく生きている。 その生き様がたまらなくかっこいい。 舞台となった重慶の街並みも極めてアジア的で美しい。 ついでに彼女の脚も極めて美しい。 ハイヒールとスカートがこれ以上なくフィットしている。 鎖骨も綺麗。 大人の女性ならではの洗練された美を感じる。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-06 03:11:10)《改行有》

225.  台北の朝、僕は恋をする 《ネタバレ》 悪くないね、うん、悪くない。 恋愛は最高。 ヒロインのコも、自然でカワイイなんの。 色んな人間模様もからんでいて、脇役も個性的でよい。 台北の夜市も出てくるし、台北の雰囲気もよく伝わってくる。 作品としては小粒なんだけど、その小粒さがまた良いのかも。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-03 03:23:06)《改行有》

226.  愛の予感 《ネタバレ》 冒頭のインタビューシーンを除き、会話の全く無い実験的な映画。 仕事と食事のシーンをひたすら繰り返す。 仕事、食事、仕事、食事、仕事・・・これらのシーンが、会話無しで延々と続く。 だが、そのシーンの繰り返しの中で、ちょっとずつ何かが変化していく。 この手法は新しいが、何しろ退屈感は否めない。 実験的映画にありがちだが、もう一度観たいとは思えない。 一回目に観た時のインパクトが全ての様な気がする。[DVD(邦画)] 6点(2014-10-31 00:54:38)《改行有》

227.  夜の上海 日中共作ということで、親しみやすい内容になっている。 音楽が秀逸。 海外での男女の一期一会を描いた内容は、とても好き。 ヴィッキー・チャオ、ディラン・クォが、日本人俳優と共演しているのも、とても新鮮だ。 キャストがとても魅力的でもある。 純粋なアジア映画として観た時に、少し不協和音を感じなくもない。 だが、日本人が仕事で上海に行き、そこでひょんなことから、中国人女性と一期一会の出会いが生まれるという設定に関し、日中共作の良さが発揮されていたように思う。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-27 22:45:36)《改行有》

228.  上海恋香 Shanghai Lianxiang 《ネタバレ》 男女の愛情は、国同士の政治的障壁や戦争をも越える・・・ そういったテーマの純愛ラブストーリー。 何十年も一人の相手を想い続ける。 それが本当に可能かどうかは別として、ただひたすらそれを語る。 相手方の俳優が魅力に欠けるのが難点か。 それにしても冒頭のシーンが魅力的! 伊藤歩が、下着姿で寝ているシーン。 髪の毛キレイ、お肌もキレイ。[DVD(邦画)] 7点(2014-10-27 00:29:54)《改行有》

229.  のんちゃんのり弁 リアルな東京、現実的な現代劇といった感じなのに、どこか平和な風が作品全体に吹いていて、結構好みな日本映画。 ロケーションも良くて、東京の下町を主体にしている。 実際に行ったことのある場所が沢山出てきたのも、リアルさを感じられた要因かもしれない。 これはおそらく、東京を良く知っている人がロケの場所を厳選したから出来たことで、偶然ではない。 現代の東京をリアルに描こうというコンセプトが感じられる。 随所に出てくる様々な登場人物達も個性があって、なかなか良い。 就職活動の厳しい現実の描き方、採用面接の業界ごとの違いなども、良く描かれていた。 小西真奈美の魅力も堪能できた。 フォトにおさめられた、スーツを着た小西真奈美の振り返る姿が、とても素敵だった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-07-13 11:22:36)(良:1票) 《改行有》

230.  エターナル・サンシャイン 《ネタバレ》 運命を分かち合った男女は、生まれ変わっても、再度結ばれる。 そんな永遠不滅の愛を、斬新な手法で表現した作品。 序盤から中盤にかけては、その突飛な内容に嫌気がさした。 「普通に恋愛絵巻を描けないのか?」 と。 「もう普通の恋愛絵巻は語り尽くされ、こんなSF色全開な手法でしか、ラブストーリーを描けない時代になってしまったのか?」 と。 確かに表現手法は風変りだし、直球勝負の恋愛モノじゃない。 だが、訴えたいことは今も昔も一緒と気づかされたラストの急展開。 このラストが秀逸。 結局、周囲の妨害や科学技術が、運命に導かれた男女二人を妨害しようとも、その男女は結ばれる運命にあるのだ、と。 さすがアメリカ映画!的な、実に巧い組み立て。 一方で、その機械的なまでに良く出来た脚本が、有機的な「恋愛」というものを描く上で、マイナスに影響したことは否めない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-07 01:52:35)《改行有》

231.  地球で最後のふたり 私が生涯観てきた作品の中でナンバー1の作品。 この映画を観て以来、監督のペンエーグ・ラッタナルアーン、撮影のクリストファー・ドイルの「ふたり」に、強い関心を持った。 内容としては、それほど難解なものではない。むしろシンプルなストーリー展開だ。(最後の部分とか、一部、解釈の分かれそうなシーンはあるが。) この映画を観たのは、2004年の夏だった。 渋谷のミニ・シアター「渋谷シネ・アミューズ」の、レイトショーでの公開だった。 2004年と言えば、その年の2月に、10日間ほど、タイに旅行に行った年でもある。 タイに行った直後に、タイの映画に出会ったわけである。 私はこういったパターンに弱い。その映画が描く土地や舞台が、自分が過去に行ったことのある場所だったりすると、大抵は惹かれてしまう。 (ラストエンペラーは中国の紫禁城が主な舞台であったが、とても気に入った。それは、過去に自分が紫禁城に行った経験がある為だと思われる。) 監督のペンエーグ・ラッタナルアーンの影響か、それとも撮影のクリストファー・ドイルの影響か、もしくはその両者の組み合わせの妙による影響かは分からないが、とにかくこの映画の醸し出す雰囲気に酔いしれてしまった。 基本的には、ラブストーリーなのではあるが、自殺願望の強いバンコク滞在の神経質な日本人が主役であったりと、決して爽やかとは言えない。主人公ケンジの部屋の中が、かなりの時間を費やして描かれており、開放的でもない。 しかし、中盤から後半にかけて、海辺のシーンや屋台のシーン、ドライブするシーンなどが登場する。室内の鬱積した雰囲気から一気に解放される感じである。こういう展開は、最高に好きだ。特に、ヒロインの住む家の撮り方なんて最高だ。タイのパタヤの緑が刺激的である。 ただ、そう言った個人的好みの流れの中で、苦手なシーンもある。 それは、日本のVシネマ的ノリの、日本人ヤクザが登場するシーンだ。このシーンは、監督が意図的にねらって挿入したと思われるが、私個人の感覚からすると、「雰囲気ぶちこわし的蛇足シーン」としか、感じられなかった。 しかし、その部分で多少のマイナスはあるにしても、私が今まで観てきた映画の中で、ナンバーワンの映画であることに変わりはない。[映画館(字幕)] 10点(2014-05-17 23:45:33)《改行有》

232.  キサラギ 《ネタバレ》 最初から最後まで、目まぐるしく展開の変わる内容。 飽きさせない演出とも言えるし、とりとめのない疲れる内容とも言える。 好みによって評価が割れそうな映画だ。 一人一人の個性が光っていたかと言えば、ノー。 ひたすら脚本通りにセリフをしゃべっている。 テンションが高いから、何とかみれる。 密室で繰り広げられるという点では高評価。 よく室内で、これだけ盛り上げたと言いたい。 ファンクラブの集いなのに、実は身内だらけ。 少々無理はあるが、話を広げていくには、必然の設定か。 映画というより、どんでん返しが連発の小説を読んだかの様な後味。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-01-02 01:31:52)《改行有》

233.  月とチェリー 《ネタバレ》 この監督の描く世界は、他の作品でもそうだが、徹底して“女目線”。 それが良いか悪いかは別として、男がそれを観ると、興ざめになる。 メインの男女二人は、徹底して、人間的にカタワだ。 一人は、小説のためなら何でもする。 一人は、主体性がない、勃起人間。 個性があるっちゃあ、あるが・・・[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-10-30 01:53:30)《改行有》

234.  恋するトマト 《ネタバレ》 大地康雄が主演・企画・脚本・製作総指揮。 だからこその、あのラスト。 さすがに調子良すぎるぞ~~~! 農業を通じて語られる、人生の紆余曲折。 そこには、喜怒哀楽が詰め込まれている。 まるで、大地康雄の自伝を観ているかのようだった。[DVD(邦画)] 7点(2013-08-28 18:33:57)《改行有》

235.  パプリカ(2006) 《ネタバレ》 夢を自在に操りたい、そんな科学者の野心を描いたファンタジーアニメーション。 随所にエロティックなシーンがあったりで、大人向けのアニメ。 細かいところに、ちょっとした願望が映像化されていたりして、なんともニクイ演出の数々。 才色兼備な女性が、見た目がひどい男に惚れる。 これって現実にあることだけど、この映画では、それが一つの夢として現実化されている。 まさに夢と現実がつながっている。 色々な要素が凝縮されて表現されているので、難解なイメージも拭えない。 だけど、実はシンプルで、大人の願望、寝ている時に夢見る願望を、映像化したアニメの様な気がする。 大人が夢にみる願望を、可能な限り映像化したという点において、実に魅力的なアニメであり、アニメでしか表現できない魅力を持った作品である。 特筆すべきは、平沢進の音楽。 夢独特の浮遊感、壮大なファンタジー絵巻を実によく表現しており、耳に心地良い感触を残す、見事な楽曲だ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-07-15 12:55:05)《改行有》

236.  デス・プルーフ in グラインドハウス 《ネタバレ》 アメリカ映画の良さが出た一本。 広大な荒野にはしる一本の道。 この道を車が疾走する。 この疾走感がたまらない! アメリカ映画の醍醐味が感じられる。 それと同時に、タランティーノ作品としての個性も存分に感じられる点も良い。 リーを演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッド。 いやぁ、ため息の出るスタイルとキュートな顔。 本作の雰囲気の中で浮いているだけに、余計にその魅力が引き立つ! 後半、殺人犯が容易に追い詰められてしまうところは残念。 ここはアメリカ映画としての悪い面が出た。 ワルモンがカカト落としでTHE END。 まあ爽快感はあるけど、ちと安易かな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-12 23:07:15)《改行有》

237.  はつ恋(2000) 《ネタバレ》 余命いくばくもない母親の“はつ恋”の男を探しに出かけ、その男を見つけ出し、次第に打ち解けていく過程を描いた前半は、とても面白い。 それに対し、みんなが平和におさまっていく後半は、あまりにフツー過ぎるというか、無難というか、もう一つ物足りない。 田中麗奈と真田広之の二人のコンビは、なかなかのお似合い。 歳の差を感じさせず、アブナイ方向に向かうのでは?と勘繰ってしまうほどの仲の良さ。 いや、むしろ私が真田広之の立場だったら、「もータマラン!!」ってなっちゃって、その立場を悪用するかも?!・・・いや実際はしないと思いますけどぉ(笑)。 そういや初恋っていえば、個人的な話として私の場合、中学生の頃だった。 当時のにじばぶ少年は、同じ部活の女のコと両想いだと思っていた。 そして時が過ぎること数十年・・・同窓会が開催されて、その女のコと再会した。 中学時代に好きだったことをそのコに伝えると、「へぇ~、全然気づかなかったよぉ。」だってさ!! 初恋なんて、しょせんこんなモンよ。 男の思い入れで終わり、女は案外おぼえてくれていないモンよ。 哀しいねぇ。。 脱線して失敬。 まあ、なんというか、長澤雅彦が書きそうな脚本というか、優等生的なヒューマンドラマ。[ビデオ(邦画)] 5点(2013-02-18 00:20:36)《改行有》

238.  ワカラナイ 暗めのトーンを基調とした映像センスは抜群に良い。 更には、無駄な説明やセリフを排除し、映像で語ろうとする姿勢は、まさに映画的である。 それに対し、音の使い方というか拾い方が、どうにも私の好みに合わなかった。 作品の中で聞こえてくる様々な音という音が、耳障りに感じた。 主人公を演じた少年は、確かにインパクトはある。 だが、好感は持てず。 おそらく、この少年がうんぬんではなく、この少年に演技指導をし、その映画世界を作り上げた監督に問題がありそうだ。 この監督、おそらく少し馬鹿である。 だけど、すごく映画の勉強をしていそうだ。 映像センス、つまり芸術的な部分は優れているが、どうにも頭が悪い。 頭が悪いと、主人公を演じた少年も馬鹿に見える。 馬鹿だからイライラしてくるし、この少年に感情移入や同情しようとする気持ちが湧いてこない。 以上、この作品を観て感じたことを、率直に書いてみたが、単なる駄作だとは思っていない。 むしろ、この監督の他の作品を観てみたいという、好奇心が湧いてくる。 映像センスの優れた、愛すべき馬鹿作品。[DVD(邦画)] 4点(2013-01-23 00:52:51)《改行有》

239.  蛇にピアス 原作未読。 いや、既読か未読か、そんなことは映画を観る上では、どうでも良いこと。 見た目以上に、精神的に痛々しい作品。 主人公のルイが、精神崩壊していく様が、実に痛々しい。 吉高由里子は、こういった役の方が相応しいのでは?と思うほどの好演。 それに対し、相変わらずARATAはダメダメ。 実にダメ。 かなりの部分において、登場人物たちの描写が細やかであり、リアルなところも評価できる。 問題は、観た後の気分の悪さ。 良い意味でも悪い意味でもなく、ただただルイの精神状態のことを想うと、どうにもならない憂鬱な気分になる。 こういう生き方をしている人には、同情も憐れみも要らない。 というか、そんなのはなんの効果もない。 ただ傍観するしかない。 そんなやりきれなさが、とても痛い。[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-04 00:27:54)《改行有》

240.  スイッチ! ~短篇.jpルーキーズ第2弾~ 「短篇.jpルーキーズ」というWEB発信の作品を集めたオムニバス。 その第2弾。 このシリーズ全般に言えることは、残念だが、それほどレベルが高くはないということ。 この手の日本映画オムニバスって、結構な数あるのだが、このシリーズはレベル的に下の部類に入る。 もちろん好みの問題もあるだろうが、全体的に在り得ない設定、、、なんていうかファンタジー要素が強い。 そこに焦点があてられていて、なんだか逃げ道的なものを感じてしまう。 つまり、このシリーズ全般、本格派とは言えない。 一つの作品の尺が10分ちょっとという短さも一因の一つなので、全くダメと、一言で切り捨てられない部分もあるにはあるが・・・[DVD(邦画)] 4点(2012-12-12 01:04:11)《改行有》

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