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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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221.  ロストクライム -閃光- 《ネタバレ》 むかし日本映画が大嫌いでした。なんか貧乏たらしく陰気くさい絡みのシーンが多く、怨念でも宿ってそうな「悲しいよね」「辛いよね」をごり押ししてくるジメジメ描写が這いずり回るから。しかも、ほとんどそられはストーリーの本質には関係なく、登場人物の心情描写程度なのだが、さっぱり響いてくるものがなく、ただただ、寂れた港町の飲屋街の裏路地に迷い込んだような何とも言えない陰なムードに包まれてしまう。そんな邦画がこの時代になっても作られていることにビックリ。最近『笑う警官』を観て失敗したけど、これも角川映画だったのか・・・。この作品は監督は角川さんじゃないけど、この古くさい感じは監督だけのせいなのかな? 妙に音量の高低幅が広くて、セリフをちゃんと聞き取れる音量で観ると、時折無駄にデカイ音を浴びせてくる迷惑な作りも『笑う警官』とソックリ。『笑う警官』も、この作品も、原作は読んでないけど映画を見る限りお話そのものは面白い感じがする。なのに、その映像化をとことんダサくやってしまっている。これから邦画に手を出す時はどこの制作なのか気をつけて、角川じゃないかどうか確認しようと思う。[DVD(邦画)] 4点(2011-10-04 03:49:43)

222.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 『サンキュー・スモーキング』と『幸せのレシピ』で顔を覚えたアーロンが髪をばっさり短くして無骨な軍人で登場して「ほう、この人こんなイメージもこなせるのか!」とちょっと感心。『ザ・シューター』で「見た目なんてことはないのに、どうしてこういう良い役与えられてるんだろ?」と気になったペーニャはこの作品でも自然で控えめなのにかなりの存在感を示して好感度高い。いつも男っぷりが強すぎるロドリゲスは「強い女」度がようやく適度なレベルに落ち着いてリアルな存在になった。クライマックスで敵撃沈したときの喜び方も妙にクールじゃなく可愛げがあって、良かったです。内容はSFというより戦争映画に近いのりだけど、プロパガンダなんてことは、言い出したらキリがないほど何にでもこじつけは言えるわけで、もしこれがプロパガンダ映画だとしても、あの宇宙人たちをどっかの国の地球人に置き換えてみても、いきなり問答無用で攻撃破壊し侵略しようとする連中は遠慮なくやっちゃって当然でしょう。ああいう存在に対して戦わず無抵抗に殺されるのを待つとか、話し合いをして解決しようとか考える馬鹿がどこにいますか? 理不尽なものに屈しないためのプロパガンダなら良いじゃありませんか。護身のための抵抗力は必要なものです。内容皆無の作品と思っていたので、ナンツの「二度と嫌だ!」に涙腺が少し緩み、リンコンの死に心が動き、その直後に失った戦友の名と番号を連呼するナンツにまた涙腺が緩みました。わざとらしい派手な手ブレでほとんど見せようとしないゴマカシ映画と思っていたので、意外にしっかり見せてくれてるのにも好感持てました。エイリアンもUFOも文句ないし、砲弾発射用ロボットはホント不気味に良くできてると思いました。子供の存在も特別な演技はないのにうまく活きてました。満腹です![映画館(字幕)] 8点(2011-09-21 00:31:15)(良:1票)

223.  スプライス 《ネタバレ》 前半それなりに楽しめたのでこの点数ですが、全部見終わった後の気分で言うと3点程度にしたい作品でした。う~ん・・・遺伝子関係の科学者があのコとセックスしちゃうか??? 後のこと考えろよ~! で、その「後のこと」がクライマックスになるのかと思ったら、とんだ肩すかしじゃん。それなら、あんな展開描写やめなさいよエゲツナイ。背中からあんな羽が飛び出すと「残酷な天使のテーゼ」が聞こえてきそうで、ちょっと可笑しかったです。[DVD(吹替)] 4点(2011-09-18 07:32:54)

224.  [リミット] 《ネタバレ》 むかし女の子が暗くて狭いどこかに閉じ込められてしまう映画をTVで見たことがある(タイトルが分かれば、また見てみたい)ので、このシチュエーションにとくに斬新さは感じないけれども、グイグイ引き込まれました。皮肉も利いていて、それが「そうそう!」と共感でき、普段なんとなくどこかで感じていることを自分の代わりにズバッと言ってくれてるみたいな気持ち良さがありました。「お~、おもしれぇじゃん!」とずっと見ていましたが、ラストに呆気にとられてしまいました。ここまで皮肉に収めるか? 何年か前から小説とかいろんなものでタブーを破ることが1つの動きになっていたことは知っていたし、そんな動きの中バッド・エンドの作品にも免疫ができてきたけど、やっぱどうしても元気なくなりますね。まぁ、たとえば夜のキャンプで友人と怖い話で盛り上がることなんかを考えれば、この話のオチはアリだと言える気がしますが・・・。見終わった後、つくづく考えてしまったんですが、人ってイメージに左右されて生きてるものだと思うんですよ。で、なんだかんだ言って映画が持ってる力というのは、いざ何かあった時に、それに対処する精神的エネルギーを与えてくれている気がするんです。なのに、どんだけ頑張ってみたけど無駄でしたっていう類のものを見せられていると、知らないうちに、現実に対してもメンタル的に弱くなりそうな気がするんですよね。数分の怪談話じゃないんだし、予想を裏切る「そんな結末があったのかぁ~!」ってどんでん返しなわけでもないんだから、こういうバッドエンドな映画はそろそろ減少していって欲しいなと思いました。ネタは非常に着眼点は好きなので、この結末にこだわるなら、身内が国とか会社を訴える物語として描いて、最後に主人公の死に報いるような終わり方とかしてほしいな(予算が全く変わるから無理かな)。そういうわけで、後味の悪さに2点減じます。気になって仕方なかったのは、上から引きで撮ってる映像で、板の数があまりに多くて「そんな天井高くないやろ!」と突っ込む以外にどうしろって言うのサ的な画があったことと、犯人から電話がある度に素直に出ちゃうこと。「聞こえない」とごまかしたり、電話に出ずに無視したり、電波の入りの悪い位置にわざと動かしたり、そういうことを一切しない。身内を保護してもらって犯人からの電話は無視って、無理な状況でしたっけ?[DVD(吹替)] 7点(2011-09-09 22:05:57)

225.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 豪華で念の入ったCGがスゴイわりに全く興奮できない映画が増えた中で、この作品はグイと引き込む力を持っていたと思います。ちゃんとハラハラドキドキできました! よほどの作品でない限り、このテの映画でヒューマンなドラマパートなど、さほど記憶に残る出来にはならないのだから、そういう部分の物語は、内容じゃなくて記憶に残るワンシーンさえあれば合格点と思ってます。で、僕の場合、無事に列車が止まった後でコルソンが開いたケータイのディスプレイに奥さんの着信履歴の画面。彼女が電話したことは先に描かれていて観客は分かってはいるのだけど、コルソンがさんざん無視された冒頭への心地よいオチとして、彼が着信を知るあの1画面は絶品だと思います。二人のシークエンスについてはそこで終わらせて余計な愛の再確認の会話とかさせずにクールにまとめていて良かったと思います。うたの歌詞なんか作るとき、印象的に絵が思い浮かべられる情景を盛り込めるとイイと聞いた覚えがあるけど、こういうことなんだろうなと思います。現場を長く経験したベテランの話も無視して、職権で部下を脅しコントロールしたがる上司がクビになるというのも気持ちよく締めてくれた感じで、妙にヒネたことしてないからスッキリ出来ました。[DVD(吹替)] 8点(2011-07-26 00:58:11)(良:1票)

226.  怪盗グルーの月泥棒 《ネタバレ》 『アイスエイジ』のスタッフということで品質的に不安はなかったものの「まぁ、それなりなんだろうね」くらいにしか思ってませんでした。ところが観てみると、意外とキャラたちの造形とか表情とかに好感持ちました。特別ハンサムだったり可愛かったり不細工だったりするわけでもなく、際立った特徴が光る見栄えのキャラはないのに、なんかすごく魅せられました。とくに3人の女の子は動いてるところを観ると、静止画で知った時の「可もなく不可もなく」と感じていたものがどんどん剥がれていく感じで、かわいさが強く印象に焼き付きました。そして、最近の多くの映画で、見終わった後に「ま、それなりに楽しかったな」程度の乾いた満足しかできないなか、この作品ではお決まりのエンディングへ向かってるはずなのに、見飽きたワンパターンに収まらず、かといってスゴく奇をてらったヒネリ方をするわけでもなく、上品な味付けでラストをグッと良質にまとめてくれたと思います。主人公が3人姉妹にキスするラストは「ほら、きたきた」と想定内なのに、ここで3人の使い方が巧かった。思わず泣きそうでしたよ! また、中盤ときおり挟まれる黄色いチビ集団ミニオンのギャグが予想外の大ウケで家族全員で大笑いしました。こんなに楽しい作品なのに、静止ビジュアルとしてはそれほど惹きを感じないことがスゴく勿体なく思います。子供と一緒なので吹き替えで観ましたが、とても残念なのは鶴瓶さんの声がグルーのキャラと合って感じないこと。上手だとは思いますが、鶴瓶さんの顔姿が思い出されるのはグルーのイメージとしてはマイナスに感じます。冷淡で美男でもないかわりにファッションや居住空間のデザインはそれなりに気を使ってるグルーのイメージにそぐわないし、関西弁というのがどうも違和感バリバリでした。シュレックと同じ扱いで考えるのは無理があります。もっと適役の声優さん選んだら9点以上つけられたかもです。[DVD(吹替)] 8点(2011-06-25 19:58:04)(良:1票)

227.  キック・アス 《ネタバレ》 ゲーム世代の感覚なんでしょうね。次から次へと息つく暇もなくパンパン派手に撃ち殺していく。そのバイオレンスな快感をゲームの安いCGじゃなく映画の作り込んだ映像で見せてくれる。性ネタもさらっとしてはないし、R15は納得。自分的には不快感もなく面白く観れました。けれど見終わった後に残るものがあるかというと、なぁ~んにも残りません。冒頭の切り口すごく良かったのに、出口は空っぽ。彼女とうまくいって、ヒーローをやめる約束をして、で、結局のところどうするのか、あの終わり方じゃ、なんかうまいこと話を逸らされてる感じがします。YouTubeで大注目されて後も、同じコスチューム着て街をのびのび歩けるなんて、なんか受け入れ難いし、自分の娘に銃弾を撃ち込んで鍛えている父親が、いざ娘が不意に銃弾を受けたとき、無防備で娘の安否に集中して簡単に倒される姿に違和感あったし、公開リンチでたしか主人公はカイザーナックルみたいなので殴られたと思うんだけど、あんなので殴られて、あの程度の怪我というリアリティのなさは、前半のシニカルなリアリティを忘れてしまったかのよう。あれほど派手なドンパチ見せてバイオレンスにフタしないのなら、リンチ後の主人公の顔はリアルに大怪我させとけって思います。そのくらい痛々しくリアルヒーローを描いてくれたら8~9点は付けられたかも。 ヒットガールはいいですね。それとアメコミのカットを3D-CGで見せてくれるところ好きです。[DVD(吹替)] 6点(2011-06-08 17:55:10)

228.  レポゼッション・メン 《ネタバレ》 あらゆる人工臓器が存在する未来の舞台で、頭ん中もいじれる設定となると、主人公の脳がどんなことになっちゃうか自然と危険を感じるので、ラストのオチは「やっぱり」でした。けれど、ハッピー・エンドと思わせて、いきなり地に落とす感じは、僕にとっては『惑星ソラリス』以来で結構刺激的でした。と、言いつつ・・・あのラストは結局のところ「ハッピー・エンド」か「バッド・エンド」か、後になってジワジワと考えさせられました。観客の目から見ればバッドだけど、主人公本人の意識はきっと「ハッピー」なんですよね。「人の幸せっていったいなんなんだ?」と考えてしまいました。「死んでしまいたい」と思うほどのバッドな体験記憶を引きずっている人でも、脳が別の体験にすり替えてくれるなら、その人は不幸から解放される。「毎日、好きな場所で好きな事して暮らしていることにしてもらえるテクノロジーあったらいいな~」と思ったりして、でも、直後に「そういう救いが本当に必要な人に、その技術を買える金はきっとないんだろうな」「結局、リアルでもバーチャルでも、いい思いするのはお金持ちだけか」と溜め息。テクノロジーの力を借りなくても、あまりにヒドイことがあると脳ミソが勝手に別世界の扉を開くケースもあるわけだけど、「正常じゃない」と精神科に連れて行き元に戻そうとするのが良いのか、そのまま別世界に居させてあげるべきなのか・・・そんなことも考えました。この映画は『命』そのものが『金』次第の世界を表していたけど、よくよく考えれば突然失業してホームレスになった人なんかも衣食住なしに命を保持していくのは難しいわけで、憲法では『最低限度の生活』が保証されていても、金も地位も失ったら途端にメチャ不利な人生ゲーム。つめた~い社会では「働いて金支払っていかないあんたが悪いんじゃん! 自業自得」で片付けるんだろうね。そういう論理で人の命も扱われる時代はもう始まっているんだなーって、ちょっと怖い。そういや、ちょっと前に観たムーアの『シッコ』でも保険と医療の問題が恐ろしい印象を残した。今回観た『REPO MEN』は『金』につきまとっている「義務」だの「責任」だのの問題にグイッと踏み込んで「そんなこと言ったって、あーた、この状況からどうやって真っ当な生活に戻れんのよ?!」みたいなところを掘り下げてくれたら、かなり社会派なSFに昇華したのでは? と思ったり・・・。[DVD(吹替)] 7点(2011-05-13 04:28:13)

229.  ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 う~ん・・・全体的には5点の印象なのですが・・・もともと子供の為に観に行ったもので、大人の僕も妻も「子供の付き合い」でしかなかったはずなのに、妻は映画館を出る時に「泣いちゃった」と。実は、僕も最後の最後で涙をこぼしたのでした。なのでプラス1点です。特に際立って印象に残るシーンもエピソードもなく、それに加えて長男長女は今回ほとんど出番ナシで、ちょっと寂しくもありました。が、終わり方はシリーズ中1番だと思いました。[映画館(吹替)] 6点(2011-03-23 00:52:09)

230.  ヒア アフター 《ネタバレ》 自分にとっては『ミスティック・リバー』や『ミリオンダラー・ベイビー』で大嫌いになってしまったイーストウッド。スピルバーグにも長くシラケさせられっぱなし。そんなわけで本当は『英国王のスピーチ』を観たかったのですが、残念なことに僕の街では公開されず・・・それで代わりに観たのが本作。少なくとも今回の作品は、バカで暴力的な人間が健気な人間をダメにしておしまいという気分悪さだけは味わわずに済むと判断してのことでした。で、観て良かったです! 劇場に行く前にここのレビューを少し拝見していたので、物語の収束に対する肩すかしは覚悟していましたが、その覚悟があったおかげか「最近の映画群の中では上々の出来!」と感じました。先にレビューを見ていなかったら「何これで終わり???」と思ったかもしれません。でも、マット・デイモンが躊躇なく普通に握手できる女性と巡り会えたという安息のラストはとても心地よい印象を残しました。「死後の世界」のことに意識を向けすぎると、肩すかしなラストかもしれませんが、「普通の人には理解してもらいようのない特別な体験や事情を持つ者の物語」という見方をすると、「やっと理解し合ったり分かち合ったりできる相手が見つかった!」という話の収束は最適なエンディングと思えます。さんざんニセモノ霊媒師を渡り歩いたにもかかわらず諦めなかった少年も、本物にたどり着いて願いを果たすし、死んでしまった双子の兄ちゃんは死後の世界を「スゲぇ」なんて言って楽しんでるようだし、母は薬物依存から立ち直ろうとしてるし、立ち直れないとしても少なくとも息子を愛していることは確か。だから少年もひとりぼっちではなく心の拠り所があります。そんな少年が、マット・デイモンに返したお礼というのも良いです。一緒に観てずっと泣いてた妻が「マット・デイモンのお兄ちゃんだけは報われなかったわね」と言うので「金儲けばかり考えてるんだもん」と笑い返しながらも、マット・デイモンは兄が言うようにその力を「人助けのために」もう一度使うようになれるかもしれないと、そんな希望さえ感じました。「情けは他人の為ならず(廻り廻って自分に返ってくる)」を少年が見せてくれたんですから。簡単には他人に解ってもらえない何かを孤独に引きずっている人にとって「もう一度前に歩みだしてみようかな」と思える気持ちをくれる映画ではないでしょうか。We are not alone[映画館(字幕)] 8点(2011-03-02 03:24:05)

231.  ナイト&デイ 妻と息子が観たがったからレンタルしたのに、二人とも寝たじゃん。もともと観る気もなかったのにひとりぼっちで観ましたよ。くだらねー。そりゃ寝ても仕方ないわな。キャメロン・ディアスがアップになった時の目の辺りのシワに時を感じてしまいました。すごい電池を発明した高校生をもっともっといじって欲しかったです。かなりおいしい役どころになったはずなのに。[DVD(吹替)] 4点(2011-02-21 17:50:39)

232.  RED/レッド(2010) マルコビッチのキャラが良かったです。尾行のオバさんにはかなり笑いました。アーネスト・ボーグナインはずいぶん歳とってもギョロリとした目力は衰えませんね。エロじいさんなモーガン・フリーマンというのを見るのは初めてのような気がします。新鮮でした。ブルース・ウィリスの映画は最近はほとんど見てないですが、おなかが出てないのは偉いなと思いました。カール・アーバンて人は僕にとっては印象度が中途半端(外見もゲイリー・シニーズ+ジェラルド・バトラー+ブラッド・ピット+ブレンダン・フレイザー÷4??で結局なんか残念だねみたいな)な俳優さんのイメージしかなかったけど、この作品では良い役に恵まれたのではないでしょうか。印象に残りました。リチャード・ドレイファス、この人の出演作をそれほどたくさん観てないですが、自分にとっては「平均的善い人の部類」みたいな印象が強かったのに対し、ワルをやってくれたのが、ちょっと楽しかったです。情けない笑われキャラでしたが、最後ブルース・ウィリスに喉元突かれて倒れる前に、もう少しワルな演技を見たかったですね。パーカーは『依頼人』でのお母さんでしか覚えがないですが、シュワちゃん主演『トゥルー・ライズ』でのジェイミー・リー・カーティスぽい役はそれなりに面白かったです。せっかくのプロ集団の中のドシロウトなんだから、もっと笑いを乗せて欲しかったけど。作品全体として「オヤジでもまだまだ頑張れるぞ」的なものとしては『ロッキー・ザ・ファイナル』には負けるかなー。でも気楽に元気なノリでいいです。[映画館(字幕)] 5点(2011-02-02 17:09:34)

233.  インセプション 《ネタバレ》 『プレステージ』で詐欺のような無駄時間を経験したので、同監督のこの作品も全く期待はしなかったが、ここでの高評価を確認すべくチェック。結果、時間の無駄にしか思えなかった自分が不安になったが、まかださんの書き込みにホッとした次第。まかださんと全く同じ感想を持ちます。それに加えて思ったことを書きます。自分が見た夢の出来事ですが、空一面を覆う無数のパラシュートに気づきその荷物のひとつが庭に落ちたので箱を開けるとうんちが入っていたり、チャンバラや時代劇には全く興味もないのにお侍さんになっていたり、明日試合を控えるボクサーなんだけどお腹が大きい妊婦さんになっててボディブローが心配で試合放棄を考えたりしたことがあります。とにかく夢ってもっと荒唐無稽だと思う。毎度突拍子もない夢ではなくとも、突然場所が変わったり、それまでいなかった人が突然現れたり、あまり関わりのないはずの人から唖然とするようなこと言われたりして、もっとつじつまがおかしな世界だと思う。そもそも何の夢を見ようと計画してその通りに見れるものじゃないし、ドリカムの歌にもあるように、夢で会おうと思って特定の人に会えるものでもないです。ましてや他人の夢のなかで本人以外がそれをコントロールできちゃったり夢を見る主を説得したり、何度でも同じ夢の場所に行けて続きを見られたりなんて、設定上の説明や説得力がなくてついていけない。主人公の妻のストーリーは『惑星ソラリス』の二番煎じ感が強烈。蹴られて転んだら夢から覚めるとか言うけど、いきなり床が抜けて飛び起きた経験を持つ人はいるでしょう。つまり誰から何もされないうちに計画未遂行のうちに目覚めることもあり得ます。エレクトロニックな仮想空間ならまだしも「夢」という世界であらゆることがコントロールでき過ぎ。そして、まかださんが既に言ってますが、自分でも再度言わずにおれないのが「夢の中でどれだけ派手な攻防やアクションが展開されても何の緊迫感もない!」ということ。この監督、バカにしか思えなくなりました。何でもアリなら、この映画より自分で夢みてる方がマシ。[DVD(吹替)] 1点(2011-01-23 00:44:35)

234.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 その昔どれほどの撲滅活動があったか知らないけれど、一冊も活字として無事でなかったというのは、結局、誰一人としてそれを真剣に保護しようとした人がいなかったってことでしょう。誰もそこまで信じていなかったってことでしょう。この作品を作った人は、もともと本の教えについて伝え直したいとか見直してもらいたいとかいう意思もなさそうだし、こういう本を引っ張りだしてくる割にはメッセージ性は希薄で、後に何も残らない。その本が復刻されることによって世界が良い方向へ復活するような期待感も特に感じませんでした。原題『The Book ・・・』なんてハズし過ぎ。皮肉にもゲーリー・オールドマンの「俺のために祈れ」が一番印象的でした。画の色調はいい感じにいじってあると思います。[DVD(吹替)] 2点(2010-12-27 07:20:54)

235.  タイタンの戦い(2010) 《ネタバレ》 子供のためにレンタルしたので、もともと自分自身は「どーでもいい」というノリで子供の鑑賞におつきあい。ギリシャの神様なんて精神のあり方がほとんど下衆人間並みなのは分かっていたけど、いきなり罪も無い人間の船を沈めたりして「なんじゃそりゃー!」と思いました。が、この映画を観て初めて考えることができたことがあります。人為的な殺人だとか事故とかで誰かを無くした場合、ちゃんと恨む先があるわけですが、地震とか嵐とか落石とかの天災で誰かを無くした場合、恨む矛先が無くて、そういう時の恨みの矛先って「神様」なんだなーと、神に戦いを挑むというのはそういうことなんかなーとか思った次第。たとえ勝てないとしても、神というものが人間の怒りを受け止めて相手になってくれるようなら、救いがありますよねー。ところで、なーんか『ロード・オブ・ザ・リング』ぽい映像とかあるので、ついついゴラムの声真似で「旦那さんサソリに乗るのよ!」とかちゃちゃ入れて子供のひんしゅくを買いました。[DVD(吹替)] 3点(2010-11-28 22:32:50)

236.  アイアンマン2 観た時の体調とか精神状態にもよるんでしょうが、僕は一作目より飛び抜けて2作目の方が面白かったです。アクションはとくに何とも思わないのですが、女性キャラ二人の存在が良かったです! 脇役ながら女性の存在がとても魅力的な映画って最近あまりみない感じなので、この作品は嬉しかったです。レース場でスーツケースを投げてもらってから装着完了までは、かなりカッコいいと思いました。せっかく超マッチョ化ミッキー・ロークを出したのなら、もっと派手にアクションで暴れさせてあげれば良かったのに・・・それだけは残念でした(あの役者さんを天才に思わせるには、もっと演出もしてほしかった)。[DVD(吹替)] 6点(2010-11-13 19:11:00)

237.  トイ・ストーリー3 二度ほど館内に響く大声で笑ってしまいました(恥ずかしい)。妻は母親の心情で泣き、10歳の息子も全編楽しんでいました。成長段階に合わせておもちゃは変わるものだし、いらなくなったおもちゃをフリーマーケットなどで処分することもある我が家では、今回の話の成り行きには途中からちょっと不安でした。けれど、ちゃんと必要とされる所で大切に受け継がれてゆくラストにホッとしました。小さな子供だった頃のアンディの顔が1~2作目とすると違っていて、なぜ変える必要があったのか疑問。お母さんは1から毎回別人みたいに変わるし。気になったのはそれくらいかな。その分、ウッディが単身で遭遇する女の子のキャラがとても可愛いです。2から登場した元気な子犬が、だらけて太った中年犬になってるのも微笑ましかったです。いつもウッディに色っぽく絡んでいたステッキとドレスの陶器人形は手放されたのか割れたのか今回は降板。バービー人形のボーイフレンドとなるケンの歩き方が笑えるし、彼のギャグには子供には分からない大人向けのギャグもあって、ちょっとした驚きでした。パニック映画なみのクライマックスもなかなかでしたし、エンディングに流れるスペインバージョンのテーマソングもウケました。はやくDVDで再見したいです。3Dで見ましたが、とくに3Dの必要ないかも。[映画館(吹替)] 8点(2010-07-20 13:21:30)

238.  告白(2010) 《ネタバレ》 原作未読。映画を見た感想は「お腹いっぱいご馳走様でした!」と数年ぶりに大満足できた一本です!! 冒頭は、私語ばかりで落ち着きのない生徒たちと、それを当たり前にして話をする教師の姿にイラッとしましたが、ラストにはそんな気分もすっかり消え失せてニヤリ&スッキリ。ものすごくスカッとしました! 日頃「子供産んで無責任な育て方してる奴は社会の迷惑だ」と思ってる口なので、不謹慎と思われようと、今回の物語の二人の母親がその責任を取らされたのが気持ち良かったです。少なくとも今回の物語のケースは二人とも母親失格間違いなし(なので「こんなしっかりした親にしっかり育てられて、何故?!」というようなケースならどうなのか気になりますが)。しかし大人の男が全く存在しない世界の話でしたが(ウェルテルもまだ若すぎて「大人」ではない)、これはしっかりした大人の男が不在の社会がいかにして甘ちゃんで勝手な子供たちを作り出すかというのを見せられた思いです。そもそも物語から無視されるほど、男親側も情けない。【追記】以前、少年院の子供たちの手記集を読んだことがあるが、ある程度同情はできても「そんな甘えで人を殺すな!」「ふざけんな!」と怒りたくなるものがいくつもあった。テレビ報道を賑わせた有名事件も含め、犯罪動機のほとんどはバカバカしさに満ちている(大人の犯罪だってバカバカしいのは多い)。なかには自分自身の心理さえつかめなくて真実の動機など本人にも把握できてないケースもあるだろう。現実にバカバカしい悲劇が何件もある。失った命の天秤の向こう側にあったものの質がそういうことなのだ。それだけに主人公森口の放つ「どうしてですか」の末の「バカバカしい!」は印象大。命の重さを表す「パチン」と「ドカーン」の対比もいい。昔は真剣に向き合って叱ってくれる恐い大人というものがいた。今は「子供と同じ土俵に立って大人げない」なんて言われかねない世だが、一方で「子供も大人と同じに法で罰しろ」とも言う。少年法云々の前に、子供たちを作り育てているのは大人たち社会であることを思う。その大人の責任が先。自分の場合、少なくとも命に関わることされれば真剣怒る。反省したふりなんて楽勝でこなしそうな少年Aなど、司法や警察や世間といった他人任せで済ますほど自分は他人の心や力を信じないし、本当に痛みを思い知らせることができるのは当事者だけだと思う。[映画館(邦画)] 10点(2010-06-14 16:45:53)

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