みんなのシネマレビュー |
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241. イヴの総て 女優って多かれ少なかれ、こういう詐欺師的素養を持っているんだろうなあと思わせる映画。 ベティ・デイヴィスは「何がジェーンに起ったか?」の怪演で知っていましたが、本作でも力強い演技。[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-05 23:51:53)《改行有》 242. めぐり逢い(1957) 《ネタバレ》 プレイボーイと、それに惹かれる駄目女のしょうもないストーリーにしか思えなかった。ジャニーズとAKBあたりに合いそう。 婚約者がいるのに、船旅の間も女への欲求が抑えられない下半身脳男。運命の女性に出会ったような流れの割には、婚約者との関係は最後まで切らない。 一方女も、元恋人が変わらない愛を抱きつつ 病気の自分を支えてくれても、振りさえしないで あっさり捨てる最低女。 内容は1点だけど、報われない芝居をやらされた おばあちゃん、子供達、そして何より捨てられた元恋人に3点。[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-01-03 17:56:46)《改行有》 243. 横道世之介 時系列を入れ替えるってのは映画の基本手法だけど、「本当に必要?」って疑問に感じる映画も多い。その中で、この映画は私の感性にハマったみたいで、気持ちよかったです。さらっとネタバレしちゃうのなんか、他の映画だと多分白けちゃうと思うんだけど、これはなぜか許せちゃう。 吉高が「世間知らずの素っ頓狂なお嬢さん」って役に はまってて、いい演技でした。 「死んだ後、故人を思い出したら笑っちゃう」ってのは私も理想だなあ。そうなりたい。 鑑賞中、結構長い間ニヤニヤしながら見られる、気持ちが温まる映画でした。[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-01-03 15:29:08)《改行有》 244. 暗闇にベルが鳴る 《ネタバレ》 ヒロインが警察からの指示に従って 外に出て助けを呼べばいいのだが、直前に自分がかけた鍵が何故か開かないという無理やりな設定で強引に犯人に立ち向かわせて行くので、こっちはポカーン。 「友人を助けたいというヒロインの心情を表現したかった」ってことなんでしょうけど、別のやり方がいくらでもあったはず。他にも、レビュワーさんが指摘しているおかしな部分があり、見ていてちょっと萎える。 当時はこういうサスペンスものが貴重だったのかも知れませんが、今となっては見る価値はほぼ無いような。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-12-26 15:51:24)《改行有》 245. レザボア・ドッグス タランティーノ映画は「中身すっからかんじゃん」って感じで合わなかったのですが、これは面白く見られました。 これが長編初監督なんですね。気合い入れて、ちゃんと作ってたのかも知れません。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-23 18:20:23)《改行有》 246. シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 ディズニーなのに単純な勧善懲悪じゃないところがポイント高い。サイバグは悪として描かれているけど、主人公も「バグ」ってるし。 ゲームというストーリーの中に、別のストーリーがあるっていう「メタ」展開を、子供にすんなり見せちゃえるっていうのは結構すごいと思う。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-23 18:14:17)《改行有》 247. リバー・ランズ・スルー・イット 私のベスト・オブ・ベスト映画。 まず映像がきれい。釣りの場面は、フライフィッシングやりたくなっちゃうほど。 キャストもはまってる。別の役者がやったら、かなり違う印象になるだろうなあと思ってしまう。 話がリアル。脚色しすぎたり、ありきたりなストーリーではなく、現実が目の前で展開してるように感じられる。 何度見ても、私の心を洗ってくれる宝物のような映画です。[CS・衛星(字幕)] 10点(2018-12-23 18:04:53)(良:1票) 《改行有》 248. 素晴らしき哉、人生!(1946) ラストがちょっとあっさりし過ぎな気もしますが、見ていて気分の良くなる映画ですね。 こういう流れでありがちな、悪役を酷い目に遭わせるっていうワンパターンでは無いのもいい印象です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-03 09:55:16)《改行有》 249. ローン・サバイバー 《ネタバレ》 やっぱり戦争大好きアメリカの言い訳プロパガンダ映画に見えてしまう。 あの場面で躊躇なく遭遇者を殺してしまうことが多いんだろうし、逆にそうじゃないケースだったからこそ映画になるんだろうし。(軍では、失敗ケースとして取り上げられる事案でしょう) 選択肢4.「追手が来る前に逃げ切れるような、村まで遠い所まで連行してから 開放する」ってのは無いのかな? ラストも、アメリカ人を助けてくれる 義侠心のあるアフガニスタン人もいるんだよ。と言いながら、そういう人達を助けるために戦ってるんだよ、という言い訳が透けて見えちゃう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-11-19 17:19:09)《改行有》 250. ギャラクシー・クエスト 色々なSF映画のパロディが散りばめられていて、終始ニヤニヤしながら楽しめる作品。特にシガニー・ウィーバーの露出がどんどん増えていくのとか最高。 惜しいのは本編が終わった後の、キャスト紹介&エンドロールで おふざけが無かったこと。こういう映画だと、そこでも楽しませてくれるものが多い気がする。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-19 16:49:55)《改行有》 251. 何がジェーンに起ったか? 《ネタバレ》 ベティ・デイヴィスの怪演で、長い映画もすんなり見られました。 ジェーンは自分が姉を轢いていないことに 実は薄々気づいていたのかも、とも思いました。でないと、あそこまで姉に残酷な仕打ちをするのが道理に合わないような。 事故を自分のせいにした姉に対する復讐、そして自発的な告白を求めるための行動だったと考えると、納得しやすいかなと。そしてラストで姉がやっと自白したことで、心が晴れ あのダンスに結び付く。あの性格なら気づいた時点で 姉に言うだろうという見方もあるけど、ネチネチやる方を選んだのかも。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-19 16:21:23)(良:1票) 《改行有》 252. ライアー ライアー ストーリーは本当に陳腐だけど、顔芸含めた演技だけで ここまで笑わせてくれるジムキャリーは本当にすごい。 今の日本でいうと香川照之、生瀬勝久、堺雅人あたりかな。特に堺雅人はジムキャリーで勉強してそう。 モーラ・ティアニーはドラマERで知ってましたが、こっちの方が先ですね。映画であまり評価されず、ドラマに転身かな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-06 08:43:29)《改行有》 253. ヤングガン エミリオ・エステベス、チャーリー・シーン、キーファー・サザーランドなどスターの若かりし頃の姿が見られるだけで貴重。 脚色バリバリだろうけど、キッドのイカレ具合もきちんと描かれていて、美化したら逆効果という意味でしっくり来ました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-29 18:56:55)《改行有》 254. 早春(1956) 不倫を扱うにしては、明るすぎる演出ではないかなあと思う。現代のようなドロドロを描けというわけではないけれど、ちょっとあっけらかんとし過ぎで、あまりいい印象がない。岸恵子感が出過ぎてるのでは、とも思える[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-29 18:40:06) 255. お茶漬の味 当時はフィルムが貴重だったろうから、短時間に色々な場面をぶち込みたいっていう気持ちになりそうにも思えるけれど、静止画のような場面も結構多い。 小説では出せないような、雰囲気・余韻を味わわせようという監督の意図を強く感じる。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-29 18:33:35)《改行有》 256. ジョイ・ラック・クラブ 私はオムニバスっぽい形式が苦手です。大概が、映画の尺に足らないエピソードのごった煮に過ぎないから。 でもこの映画は「女性の苦しみ」を一貫した主題にして、糸が紡がれるように きちんと物語が絡まっていくので、ぶつ切りになっておらず 自然に見られました。最後のシーンはじわっときちゃったぐらいです。 ミン・ナのほぼ映画デビュー作なんですね。ER緊急救命室とかエージェント・オブ・シールドなんかで見ていて、好きな女優さんの一人です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-12 00:10:16)《改行有》 257. カリートの道 《ネタバレ》 やっぱりパチーノのギャング物はハズレませんねえ。 本人は本気で足を洗おうと思ってるのに、どんどん巻き込まれていく。(まあ裸一貫で出直すんじゃなくて、まず儲けてからってのも悪いんだが) ヒロインもヌード含めて魅力的。 出てくるやつはほぼ全員ワルで、ほぼ全員死ぬ、そして残ったのはまだ生まれてない息子。で、彼もやっぱり・・・なっちゃうんでしょうねえ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-11 23:50:53)《改行有》 258. セッション 映画史上でも屈指のサド演技なのではないだろうか。芸術とは狂気。プレイも狂気で、教えるのも狂気。 結局、許されるかどうかって愛があるかどうかなんだと俺は思う。それが教え子に対する愛なのか、芸術そのものへの愛なのかは判断難しい時もあるんだろうけど。 愛がなくて、自分の名誉/金銭欲とか ストレス解消とか 本当にピュアなサディズムとかが 非難されるべきなのかなあと思う。[CS・衛星(吹替)] 8点(2018-10-05 14:51:00)《改行有》 259. 冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 主人公がギャンブル好きの破茶滅茶なので、ある程度脚本も行き当たりばったり的で合ってるかも。 でもレティシアがマヌーじゃなくてローランを選んだ理由がよく描かれてないのと、財宝かっさらおうとしてる側が何故自分たちで引き上げないのか意味不明ってのが気になりました。 あの島は軍艦島を連想させますね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-05 14:38:45)《改行有》 260. 緑の光線 《ネタバレ》 自分の気に入らないことは絶対に受け入れず、かといって対立するのは嫌だからすぐ逃げる。 たまに持論を展開しても、ほとんど噛み合わない。 フランスだとこういう人も受け入れられるのかも知れないけど、日本だと壮絶なイジメにあうタイプ。 でも美人で、運が良けりゃ、なんとかなるかもねって映画。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-05 14:25:10)《改行有》
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