みんなのシネマレビュー |
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2581. ゴースト/ニューヨークの幻 ストーリーや展開はわりとありきたりで先は読める話なんだけど、最後まで観客を引き付ける力がこの映画にはあり、それが魅力であると思う。例えば、主人公がだんだんと物を触れるようになる過程やインチキ霊媒師に自分の存在を気付かせる様などがテンポ良く描かれているあたりが観ていて楽しく、キャラクターに好感を持たせる要因となっている。結果、感情移入しやすくラストでは上手く感動させてくれる。7点(2003-09-28 01:46:29) 2582. クリフハンガー 断崖絶壁の雪山をTシャツ一枚で動き回るスタローンの超人ぶりはインパクトがあり、アクション映画としては大いにアリだと思う。ああいう設定はアクションスターというポジションを確立している俳優だからこそ出来る離れ業である。雪山という設定や悪党のボス役のジョン・リスゴーの悪役っぷりが良いエッセンスになってなかなかオリジナリティのある映画に仕上がっていて面白い。7点(2003-09-28 01:37:11) 2583. 沈黙の要塞 スティーブン・セガールの熱い人間性は好きなんだけど、やはりこの映画のラストのメッセージ性はアクション映画としてアンバランスで、拍子抜けさせられる。まあその点を除外しても駄作ではあるのだけれど……。売れる前のビリー・ボブ・ソーントンが出ているらしい。2点(2003-09-28 01:29:42) 2584. ポセイドン・アドベンチャー(1972) ジーン・ハックマンが若く、正義感たっぷりの神父を演じていて、最近の少しヒネた役とはギャップがあって非常に興味深く、面白かった。パニック人間ドラマの原点とも言える大作で今観ても迫力があり、ドラマ的にも見応えがある。8点(2003-09-28 00:06:44) 2585. スタンド・バイ・ミー 多くの人が好む映画らしいけど、個人的にはそれほど名作的な感じは受けなかった。いまひとつ登場人物に感情移入ができずに終わってしまう感がある。5点(2003-09-28 00:02:32) 2586. アンタッチャブル 若きケビン・コスナーのスター性が光る秀作。脇を固めるショーン・コネリー、ロバート・デ・ニーロ、そして新人アンディ・ガルシアの豪華競演が味わい深さを助長している。ストーリー自体に深みはないのだけれど、名匠ブライアン・デ・パルマ監督の手腕が一級作に仕上げている。8点(2003-09-27 20:23:17) 2587. ジョーズ3 さすがにここまで質が落ちてくると作らないほうがマシという意見は御もっともであるが、このようなヒット作の後にとめどなく続くB級続編の連作はヒット娯楽映画の宿命であり、娯楽映画史における必然であり伝統なのだ。B級であろうがC級であろうが、楽しみ方は必ずあるのです。4点(2003-09-27 20:13:54)(良:1票) 2588. JAWS/ジョーズ2 オリジナルほどの衝撃はもちろんないがそれなりに丁寧に作られた映画だと思う。そうなるのはどうやっても止められないことかもしれないが、この後節操無く作られる数々の続編がなければもっと高い評価と好印象を残せたはずだ。6点(2003-09-27 20:07:22) 2589. JAWS/ジョーズ 今でこそスティーブン・スピルバーグは娯楽映画の大御所という見方が一部では強いが、この映画などを観ると、スピルバーグこそ映画界における革命児であり鬼才であると言えるのではないか。製作当時の限定された技術と制作費でこれほどまでサメという生物に恐怖とサスペンスを植えつけた彼はまさに野心に包まれた挑戦者という名称がふさわしい。そして大御所と呼ばれる現在も彼の映画製作における探究心は揺るぎない。9点(2003-09-27 20:02:56) 2590. レオン/完全版 この作品に漂うあらゆる「感情」。脚本・演出・カメラワーク・演技・音楽、すべてが完璧なこの映画のもっとも秀逸なものはそれらが紡ぎ出すすべての「感情」だ。愛・恋・恨み・妬み・絶望・希望・開放……私の大好きなこの映画にはすべてがある。10点(2003-09-27 19:28:53)(良:1票) 2591. レオン(1994) この映画がなければ私は今ほど映画が好きではなかったかもしれない。そう思うほど私にとって今作は衝撃的かつ感動的であった。脚本、演技、カメラワークとあらゆる面で私の映画における可能性を広げてくれた作品だった。10点(2003-09-27 19:12:50)(良:1票) 2592. マイ・フレンド・フォーエバー 自分自身の厳しすぎる運命を強く見つめる少年を演じたジョゼフ・マゼロの演技が秀逸。美しい友情と美しい映像の中で過酷な運命をつづる演出がせつない。7点(2003-09-27 19:07:35) 2593. ダイ・ハード2 当然ながら「1」ほどのオリジナリティはないが、初作が残したキャラクターのオリジナリティが秀逸な分、かなり面白いアクション映画に仕上がっている。例によって血まみれでボロボロになったマクレーン刑事が逃げ去る悪党たちが乗るジャンボ機を爆破させるラストは爽快そのもの。6点(2003-09-27 19:02:51) 2594. ダイ・ハード 日々進化していく電気製品のように時がたつとともに風化していくのが多くのアクション映画の宿命であるがこの映画は忘れられることはないだろう。高所恐怖症、離婚の危機、しがない一刑事がなりゆきのままに血まみれになって悪党と対決するという非ヒーローぶりが今作の最大の魅力であり、ブルース・ウィリスを大スターに押し上げた最大要因である。9点(2003-09-27 18:58:38)
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