みんなのシネマレビュー |
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2701. 淑女と髭 小津のサイレント作品でも初期の頃はコメディ要素が強すぎるきらいがあった。 しかし本作は、コメディ要素の中に人間味が加わり、バランスの良さが格段に上がっていた。 しかし、あの大げさな髭には笑った。 いかにも作り物じゃないか![ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-12 00:20:49)《改行有》 2702. リッチ・アンド・ストレンジ 倦怠期を迎えつつある夫婦が、ひょんなことから大金を手にし、船旅へと出かける。 しかし船上では様々な出来事が起り、夫婦仲はますます悪くなる。しかししかし、様々な事件が起り、やがて妙な結末を迎える・・・ とまぁ、こんな感じの話ですが、これが意外と面白い。 最後の終わらせ方も上手く、話も破綻していないし、納得もできる。 ヒッチコック作品でサイレントは苦手だったが、トーキー初期からどんどん面白くなってくるのが分かる。 製作年順にヒッチコック作品を観ているが、ちょっとずつレベルが上がり、面白くなっていく過程を、時系列的に追うのはとても面白い。 それは、『男はつらいよ』シリーズの全作を、一作目から順に観ていった時の面白さに酷似している。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-11 21:38:52)《改行有》 2703. デルス・ウザーラ 前半は何てことのない密林探検モノで普通に見てました。 ところが、後半に入って、デルスの様子が変わってくる辺りから、俄然面白くなってきましたね。 特に、皮肉めいたラストシーンを含め、終盤はかなりの出来。 探検シーンはタルコフスキーの様な映像美があり、そして全般的にはジョン・フォードを思わせる明解に楽しめるストーリー展開でした。 長めの作品で、観る前は警戒していたんですが、予想していたより楽しめたので、得をした気分になりました。[ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-11 11:54:16)《改行有》 2704. 最愛の夏 いかにも台湾作品といった感じで、日々の生活が淡々と画面に流される。 ラストシーンは不要と感じた。 あのまま終わった方が自然でよい。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-10 15:12:09)《改行有》 2705. 驟雨 いやぁ、これ面白かったっす。 成瀬作品の中では『おかあさん』の次によかったっす。 そして青観さんのおっしゃる様に、本作でも香川京子が抜群にかわいい! 夫の愚痴をこぼしている時のムクレ顔ったら、かわいくて噛み付きたくなっちゃうくらいかわいい! 顔のパーツが、ダウンタウンの浜ちゃんの様に、中心に寄ってる感じがまた、いとおしい。 ただし、前半はやや退屈。 後半、尻上がりに良くなり、特にラストは最高! あの終わらせ方は、最近観た邦画の中ではピカイチだった。 男女の腐れ縁的なテーマを描かせると、やはり、成瀬監督の右に出る者はいない気がする。 本作は“惚れた腫れた”という、一筋縄ではいかない夫婦関係を、絶妙に描き出しており、ユーモア感も相まって、素晴らしい出来栄えの作品である。[ビデオ(邦画)] 7点(2007-11-10 10:19:06)(良:1票) 《改行有》 2706. ニール・サイモンのヨンカーズ物語 ニール・サイモンという戯曲作家の戯曲を基にしたお話です。 少々、古臭いストーリーですが、意外と普通に楽しめます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-08 13:30:40)《改行有》 2707. 薔薇合戦 三宅邦子、若山セツ子、桂木洋子の三姉妹が印象的な成瀬巳喜男監督の作品です。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-11-08 13:29:29)《改行有》 2708. ゾンビ・チャンネル B級、いやC級ホラー映画。 迷作『死霊の盆踊り』テイストなふざけたホラーです。[ビデオ(字幕)] 3点(2007-11-08 13:26:33)《改行有》 2709. 菊豆/チュイトウ 相変わらずチャン・イーモウの赤を基調とした色彩感覚は素晴らしいものがありますね。 話はなかなか波乱万丈的なものですが、それほど興味はそそられませんでした。 コン・リーはやはり綺麗なお姉さんでした。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-07 17:36:04)《改行有》 2710. 東京の合唱 ストーリーが単純で長く感じた。 あと字幕が流れるのが早すぎる。 読むのにひと苦労だった。[ビデオ(邦画)] 4点(2007-11-07 07:01:29)《改行有》 2711. キング・オブ・アド 単にCMをまとめて編集しただけの乱暴な作品。 ただし、巨匠の名前が連なっているのは観ていて壮観だった。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-06 16:41:53)《改行有》 2712. スルー・ザ・ワイヤー アキ・カウリスマキが好きな人なら、観ても損はないであろう。 私は特別好きでもないので、観流したという感じ。[ビデオ(字幕)] 4点(2007-11-06 16:40:20)《改行有》 2713. ゴダールのリア王 80年代のゴダール作品という時点で、およそ観る前からつまらないことは容易に予想される。 そして、その予想を裏切らない見事な退屈っぷり。 やっぱりゴダールはゴッド(神)だ。[ビデオ(字幕)] 3点(2007-11-06 16:39:13)《改行有》 2714. サンタクロースの眼は青い ジャン=ピエール・レオが主演で、撮影をネストール・アルメンドロスが担当の、バリバリのヌーヴェル・ヴァーグ作品。 ジャン・ユスターシュ監督の短篇作品であるが、この監督は短篇より長編で、より魅力を発揮する監督だと感じた。 つまらない作品というわけではなかったが、なんか物足りなかった。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-06 16:36:49)《改行有》 2715. ジャンダラ ノンスィー・ニミブットが監督するタイ映画は決まって面白くありません。 本作もその例外ではなかったです。 タイ映画で信仰をテーマにした映画は、日本人には理解し難いものがありますね。[DVD(字幕)] 2点(2007-11-06 16:33:32)《改行有》 2716. 雪之丞変化(1963) 1935年の衣笠貞之助監督の方も観ましたが、こちらの方が分かりやすいですし、楽しめます。 長谷川一夫を元々好きではないので、1935年版と本作のいずれにおいても魅力は感じませんでしたが、55歳という年齢の割には衰えてなかったと思いますね。 それにしても、本作の若尾文子の綺麗なこと![DVD(邦画)] 5点(2007-11-05 23:14:41)《改行有》 2717. 愛の集会 パゾリーニ作品で視聴可能なものは全て鑑賞してきた。 本作はそれらパゾリーニ作品群の中でも面白い部類に入る。 インタビュアーのパゾリーニ自身が、異常性愛者(ホモセクシャル)であるところに、この作品の面白さがあるのだ。 つまり、異常性愛者であるパゾリーニ自身が“異常性愛”について、一般人に質問しているという構図が面白いのである。 批判的な意見に対しても冷静と敢然に立ち向かうパゾリーニ。 パゾリーニは冷静且つ頭のいい人だったんだなぁ、と感心してしまった。 本作を観た後に、例の問題作『ソドムの市』を再見すれば、違った見方ができるであろう。 やはりパゾリーニは、『ソドムの市』という問題作を通して、“性とは何か”を真摯に訴えたかったんだと思う。 賛否両論の激しい『ソドムの市』ではあるが、本ドキュメンタリーを観た後ならば、違った見方をできるに違いない。 このパゾリーニの傑作ドキュンメンタリーを観て、そう感じた次第である。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-05 01:40:28)《改行有》 2718. 殺人! ヒッチコック監督の初期作品。 本作はミステリー色全開。 ヒッチコックの初期作品は、本作の様なミステリーよりも、むしろ恋愛ものやドラマの方が面白い。 後にスリラーやミステリーを撮りまくったヒッチコックにしては意外だが、個人的にはそう感じた。[ビデオ(字幕)] 3点(2007-11-04 18:40:23)《改行有》 2719. 朗かに歩め 特別おもしろい作品ではありませんが、とても良いお話です。 やはり、愛の力、女性の力は絶大ですな! あんなヤクザな男が、あそこまで真面目になれるとは。[ビデオ(邦画)] 5点(2007-11-04 17:20:33)《改行有》 2720. 雪之丞変化(1935) 『雪之丞変化』というタイトルの作品は、何作も撮られていて、名画座などでも繰り返し上映されている。 それほどまでに魅力ある話なのかと思い、意を決して鑑賞してみた。 元々、長谷川一夫が苦手なのもあり、女形の気持ち悪さに参ってしまった。 フィルムが飛んでいるせいか、ストーリーも分かりづらいのが難点。[ビデオ(邦画)] 4点(2007-11-02 20:46:20)《改行有》
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