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261.  スコーピオン・キング 完全に幼い子供向けに特化した、お気楽極楽アクション・ムービー。一本調子でご都合主義的なストーリーも、俳優の肉体(演技や殺陣ではない)だけに頼った単純なアクション・シーンも、もの凄い格好してるのに、肝心な部分は絶対見せない綺麗なお姉さんも子供向け。いずれ「悪の帝王」になってしまう主人公なのに、その片鱗を全く見せなかったのも興醒め(「エピソード2」のアナキン君くらいのダークさがあっても良かった)。ま、中途半端にしないで、潔く子供向けに徹したことだけは評価しましょう(小学生以下の子供は結構楽しめるんじゃないかな?)。そういう訳で、4点献上。[地上波(字幕)] 4点(2006-05-19 00:01:03)

262.  ダック・シーズン とある集合住宅の一室に住む14歳の少年とその友人、隣に住む16歳の女の子、そしてピザを届けに来た宅配人の四人が過ごす、ある日曜の午後を描いたほのぼのコメディ。本国メキシコでは大絶賛を浴びたということですけど、私には今一ピンと来ませんでした(余談ですが、我々がほとんど「日本アカデミー賞」を無視してる中で、「メキシコ・アカデミー賞独占」という触れ込みにどれ程の価値があるかは判りませんネ)。元来インディ映画が好みではない上、笑いのオチ(次に来る台詞)がことごとく予想のつくものばかりだったで、私は余り笑えませんでした。また、「自分探し」や「人との繋がりたがり」といったテーマにも少し飽き飽き。因みに、エンドロールの終わりにもオチがあるので、最後まで席を立たない様に。5点献上。[試写会(字幕)] 5点(2006-05-13 00:05:09)

263.  ドリーマーズ とにかくエヴァ・グリーンのオッパイ(映画後半は、この人ほとんど裸)と、久しぶりに見た画面全体を覆うボカシ(その向こうは男性器の大写し)の印象しか残らない。本作のベルナルド・ベルトルッチは、男女三人の裸と風俗描写にしか興味が無く、肝心のマイケル・ピットの内的成長なり変化なりを完全無視。これでは彼は主人公じゃなくて唯の狂言回しです。では、一卵性双生児だと言い張る二人が物語を牽引して行けるかと言えば、さにあらず。自ら外界の情報を遮断して自堕落に生きる人間に、裸以外の魅力等あろう筈もありません。映画狂というのも、この二人にとっては現実逃避でしかない。そういう意味で彼らは「ドリーマーズ」でした。そういうことで、充分お腹一杯になるエヴァのナイス・バディに+1点して、5点献上。[DVD(字幕)] 5点(2006-05-13 00:04:44)

264.  永遠<とわ>の語らい 《ネタバレ》 (私もちょい長め) これ、ラストが無かったらホントに唯の(しかも少々退屈な)地中海クルーズ映画。比べるのも何だけど、作品の印象としては「DEAD OR ALIVE/犯罪者」に近い感じか。マノエル・デ・オリヴェイラとしては、確かに「世界情勢」のメタファーも意図したんでしょうけど、私自身はもっとドメスティックな皮肉(もちろんポルトガルにとって)を感じました。この母娘の史跡巡りは、言い換えれば戦場跡地巡り。未来を担う子供は、その地を踏む度に教訓を得ようとしてるのに、インテリで能天気な大人は「それは遠い過去のこと」と繰り返すばかり。自国の国力や文化の自慢大会と化している「西側クラブ」への入会も、一旦は辞退するものの“captain”のプレゼントに抗しきれず、半ば強制的に参加させられてしまう(この時、ポルトガル語だけが放棄させられる)。そしてポルトガルは「アメリカからの贈り物」によって危機に見舞われ、初めて「それは遠い過去のこと」ではなく、「今現在も続いていること」であると悟るのです。しかし、全ては遅きに失する。エンドロールが終わるまで映し出されるジョン・マルコヴィッチの表情こそ、目の前で起こってしまったことを理解できない「善意のアメリカ人」の顔なのです、7点献上。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-13 00:04:16)(良:3票)

265.  キャロルの初恋 健気な12歳の少女の視点で描いていくスペイン内戦もの。田舎の風景の瑞々しさや、もちろんキャロルを演じたクララ・ラゴちゃん(目が大きい!)のボーイッシュな魅力は堪能できますが、肝心の物語はベタな設定の詰め込み過ぎだと思う。父親の出征、母親の病、預けられた親戚の家での確執、貧しい少年との淡い恋、etc.…、そして確実に忍び寄って来る戦争の影。特に、複雑な事情を抱えた母親の設定は、本作では全く不要でした。原題は「キャロルの旅」なので、それらの経験によって成長する少女の姿がテーマなんでしょうが、映画自体は少し陳腐な仕上がりです、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-13 00:03:50)

266.  アドルフの画集 本作の一番の目の付け所は、「芸術+政治=権力」という主張(今でこそ「悪」や「全体主義」の象徴に見えますけど、ナチス時代の制服やその他諸々のデザインは、世界的にも突出してカッコ良いですよね)。キャンバスの上で自分を表現することに挫折した芸術家は、現実世界をキャンバスに、政治力を絵の具として、第三帝国という理想の芸術を具現化しようとした訳です。しかし、劇中でその片鱗が見えるのは終盤の一瞬だけ。これは勿体なかった。原題からマックスが主人公であることは重々承知してますが、それにしては彼のキャラクターに中途半端さや弱さが目立つ(あの寸劇の意味も不明)。また、画廊の得体の知れない雰囲気にばかり凝って、その他(特にヒトラーの演説)の演出も弱かったと思います、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-13 00:03:17)

267.  過去のない男 (↓)「不思議な魅力がある」というのは認めますが、その魅力をどう受け止めて良いのかが私には判りませんでした。正に不思議な魅力。この飄々とした感じは独特ですね。結構酷い目に合って記憶喪失になったこの男が、その後、ほとんど生活に困らないのが凄い。何処の誰かも判らないのに、家を借りるのも職に就くのも非常にイージー。フィンランドって、こんなに緩~いお国柄なんでしょうか? また本人も、記憶を無くしたのに「ま、いっか」程度の受け止め方。もし自分のアイデンティティを巡って苦悩しないで済むんなら、私もいっそ全ての過去を無くしたいです、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-13 00:02:53)

268.  ふたりのトスカーナ 《ネタバレ》 映画はずっと、両親を事故で亡くして叔母夫婦の家に引き取られた姉妹の物語として進んでいく。トスカーナ地方の牧歌的な雰囲気は、第二次大戦下であることも直ぐには感じさせない。しかしここにも、徐々に、そして確実に戦争の影は忍び寄る…。終盤に至るまでは確かに見慣れたドラマでしたが(邦題もセンス・ゼロ)、クライマックスの、一旦安堵させておいてからの非情な展開は結構衝撃的。ユダヤ人であることに何の支障も無く暮らしていた一家を襲う悲劇。あと一日、若しくは数時間の違いで命運の分かれる残酷さ。私は父親には、家族の分まで意地でも生き抜いて欲しかったです。それにしてもイザベラ・ロッセリーニ、歳と共にホントにイングリッド・バーグマンそっくりになってきましたね(驚)、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-13 00:02:17)

269.  渦(2000) 本国では非常に高く評価されてるらしい、運命の糸に操られた男女を描くサスペンスフルな心理ドラマ。しかし、私には今一でした。まず、このギスギスした主人公がどうにも好きになれない。轢き逃げしておいて何のお咎めも無いし…。基本的にこの女(たぶん何不自由なく生きてきた上、根拠の無い自信家)の心の変遷を追ってる筈なんですけど、彼女がどーゆー風に自分の心と折り合いをつけたのかも最後まで判りません。更に、ホラー風に演出された深海魚(?)のナレーションの意味も不明。そしてもう一つ気に食わないのが、ドグマ風カメラワーク。映像はブルーを基調とした美しいものですが、例によってクローズ・アップを意味無く多用するブレまくりカメラ。私には「観辛い」以外の効果があるとは思えません、4点献上。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-05-13 00:01:50)

270.  もういちど(2000) 燃え尽きる寸前の蝋燭。一瞬明るく燃え上がった灯火は直ぐに消え、後には煙が漂うばかり。自分達を、若しくは周りにいる人達を火傷させようとも、この二人にはその後、後悔したり築き上げたりする未来など残されていない。二人の愛はしがらみや打算とは一切関係の無い所で燃え上がる。そういう意味で“Innocence”というタイトルは、「もういちど」などという邦題よりずっと的を射てる(ま、ずっとありふれてもいますが…)。女の夫にしても、ここまでくれば苦しむ時間も凄く短くて済む(それにしても「熟年離婚」という設定だと、どうしていつも男の方が被害者みたいな扱いなんだ? 逆に婆さんと別れられて、早速若い女を捜しに行く位の豪傑はおらんのか?)。それに自分の人生は、まず自分の為にあるのです、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-13 00:01:24)

271.  ナイロビの蜂 社会活動に熱心だった妻の死の真相を探るイギリス外交官が、多国籍企業と国家の陰謀に巻き込まれていくという物語。ジョン・ル・カレらしい話でも、本作は政治スリラーや社会派サスペンスと言うより、宣伝通りの、妻への理解と愛を深めていくことになる夫のラヴ・ストーリーという側面の方が強い(原作未読)。しかし「巻き込まれた男が単身、巨悪に無謀な戦いを挑む」という伝統的な陰謀モノ風設定に、特別な新味はありません。また、レイチェル・ワイズの演技に、これまでより秀でたものも感じませんでした。演出は「シティ・オブ・ゴッド」より控え目になっていて、逆に少し中途半端な印象。それにしてもナイロビ郊外の、何処までも続く広大なスラムは衝撃的。アフリカからの搾取はまだ終わっていない様です、5点献上。[試写会(字幕)] 5点(2006-05-08 00:04:53)

272.  エニグマ 確かにワクワクする様な展開はありませんでしたけど、そこそこは見れました。タイトルの「エニグマ」とは暗号機のことではなく、本作ではそのものズバリ「謎」という意味の方が大きく、それは即ちクレアのことを指している。本作がここまで不評なのは、ミステリー映画であるにも関わらず、その謎の扱いが非常に小さく、且つ魅力も無かった所為だと思います。ドイツ側での遺体発見をもっと大袈裟に描き、中盤辺りでクレアの行動をしっかり見せておけば、後半の謎解きももっと面白くなったでしょう。ケイト・ウィンスレットが存分に実力を発揮してるだけに、勿体ない仕上がりでした。それにしても製作サイドとしては、「U-571」で手柄をアメリカに持ってかれそうになったのを、本作で取り戻すつもりだったんですかね…、5点献上。[地上波(字幕)] 5点(2006-05-08 00:04:28)

273.  ラッキー・ブレイク 刑務所は必ずしも殺伐とした場所である必要はないですけど、ここまで緩々なのもどうかと思う。房の扉は開け放たれ、その棟内なら何処にいようと誰と話そうと自由みたい。こんな刑務所なら、「25時」のエドワード・ノートンも喜んで入ったことでしょう。刑務所が緩々なら、収監されてる受刑者達も緩々。主人公も中途半端で間抜けなコソ泥。なのに、刑務所に入った途端、何故か切れ者で肝の据わった二枚目に変身してしまう。これは一体どーゆーこと? 本作の売り物だった筈の「ミュージカル」にも特別な面白味は無い。映画も刑務所同様の緩い仕上がりでした、5点献上。[地上波(字幕)] 5点(2006-05-08 00:04:04)

274.  アバウト・アダム アダムにも秘密がある 何とも良く解らなかった。女達の立場から見ればアダムは解放者であり、都合の良い浮気相手なのかもしれませんけど(しかも親にとっては真面目な娘婿であり、弟には頼れる義兄)、一体アダムとは何者なのか? ただ単に姉妹全員とヤリたかっただけでもなさそうだし、彼の目的がさっぱりと解らない。ラストで去って行くなりすれば、女を解放して回るさすらいのジゴロってことで良いんですけど、このまま居ついて彼には何の得があるんだろう? とにかく私は、そこに引っ掛かりました。それにしても、2004年の「誰にでも秘密がある」がリメイクだったとは…。しかも、結構なキャストが出演してるにも関わらず本作は未公開で、ビョン様(+ジウ姫)の名前だけで「誰にでも~」は全国拡大公開。これが韓流の勢いか…、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-08 00:03:38)

275.  めぐり逢う大地 悪魔に魂を売った時代遅れの男が辿る運命を描いた、文芸大作風西部劇。原題が示す通り、この物語の主人公はピーター・ミュラン。しかし、この名バイ・プレーヤーには華が無さ過ぎる上、登場人物達の中核を成すだけの求心力が最後まで感じられない。もちろんマイケル・ウィンターボトムの演出にも問題があったのかもしれない。だから物語がエピソード毎に分散してしまって、支流が集まって大河ドラマを形成する筈が、何本かの支流ドラマのまま終わってしまった印象。また、折角大規模なオープン・セットを組んでるのに、例によってウィンターボトムが手持ちカメラのクローズ・アップを多用するので、非常に勿体なく感じました。この作品は、文芸映画には合わない人達だけで作ってしまったのかもしれません、5点献上。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-08 00:03:15)

276.  シャンプー台のむこうに とことんイギリス映画らしい、冴えない人達の人生再生コメディ(意外にも結構な豪華キャスト)。恋人と「駆け落ち」した元妻が、何でわざわざ元夫の床屋の向かいで美容院を営んでるのかが良く解りませんが(駆け落ちてねーじゃん!)、例によって非常にオーソドックスなストーリーを、陳腐と感じさせずに展開してるのは流石。そして本筋は結構シリアスながら、個性豊かなカリスマ美容師達がコメディ・リリーフとして脇を彩り、地味な大会を盛り立ててます。特に、最初は裁判官みたいな雰囲気だった市長が、徐々にトム・ジョーンズみたいになっていくのが私にもツボでした(エンドロールは物語に全く関係なく、文字通りの独り舞台!)。それにしても、あんな極彩色にカラーリングした羊毛は売り物になるんだろうか? 6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-08 00:02:51)

277.  私が愛したギャングスター 出がらしの紅茶みたいに薄い映画です。まず邦題が酷い。この「私」ってのは一体どこの誰? もしかしてリンダ・フィオレンティーナのこと? でも彼女、ほとんど物語に関わってこないばかりか、劇中では「私達」の扱いなんですけど…。そしてストーリーが緩い。こういうのは「粋」とは言わないし、未だに学生運動時代を忘れられず、その延長で強盗になったなんて理屈は誰にも通用しない。犯罪自体も「華麗なテクニック」や「知能犯」と言うには程遠く、ケビン・スペイシーからはカリスマ性も感じられない。ところでコリン・ファレルって、この直後にブレイクしたんですねぇ…、4点献上。[地上波(字幕)] 4点(2006-05-08 00:02:22)

278.  ピンクパンサー これはリメイクではなく、あくまでも「新・ピンクパンサー」。映画は「クルーゾー警部」というキャラクターを使っただけの、中身の何にも無い単純なドタバタ・コメディになってます(雰囲気的にはオリジナルの一作目より「2」「3」等に近い)。カメレオン的役作りのピーター・セラーズに比し、今回のクルーゾー警部はいつものスティーヴ・マーティンだし、この映画が「ピンクパンサー」である必要も余り感じませんでした。それでも、ヘンリー・マンシーニのテーマ曲とアニメーションのタイトル・バックは嬉しかったし、セクシー衣装で歌うビヨンセもちゃんと押さえられてたし、エミリー・モーティマーがやけに可愛かったし(もう35歳かい!)、頭を空っぽにして楽しむのには向いてるかもしれません。試写場でも結構ウケが良さそうでした、5点献上。[試写会(字幕)] 5点(2006-05-03 00:05:20)

279.  RENT/レント 「プロデューサーズ」に続くミュージカル映画ということで、そこそこ期待しましたけど、公開規模が本作の出来を如実に表してました。登場するのはゲイとエイズ患者ばかり。そこで繰り広げられる物語は、無責任でセンチメンタルなお決まりの青春群像。そして肝心の音楽は、時代設定の所為もあるんでしょうけど、どれもこれも80年代の安っぽいハードロックやポップス系のエピゴーネン(おまけにうるさい)。まー、とにかく古臭くて、何故「今」映画化する必要があったのか、また、何故ブロードウェイでロングランしてるのかがさっぱりと解らない作品でした。脚本構成も中途半端。不必要なミュージカル・シーンがあるかと思えば、はしょり過ぎのエピソードもある。これは映画用に大胆に脚色する必要があったと思います、3点献上。[映画館(字幕)] 3点(2006-05-03 00:04:55)

280.  ニュー・ワールド 全く想像した通りの作品。美しい大自然の映像と、登場人物達のボソボソとした台詞とモノローグ。しかし本作は淡々としつつも、やけにサクサク進んでいく。有名なエピソードだけを盛り込み、その他には特別な肉付けや新しい解釈は見当たらない。話の流れとして「文明の衝突」的方向に持っていくのかと思いきや、映画は単純なメロドラマとして終わってしまう(ラスト・カットの木に注目)。それに、演出や編集にチグハグさも感じた。全体的には文芸調の雰囲気なのに、戦闘シーンはハリウッド風の演出、場面転換の唐突さやコマ落とし、そしてモノローグはまるでゴダール。例によって良い悪いの判断はつきかねますが、面白い映画でないことだけは確かです。楽しみたい人には私も「ポカホンタス」の方をお薦めします(本作の美しきポカホンタス、クオリアンカ・キルヒャー嬢は、絶対にディズニー・アニメ版をイメージして抜擢されたんだと思います)。そんなことで、5点献上。[映画館(字幕)] 5点(2006-05-03 00:04:30)

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