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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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261.  HERO(2002) 《ネタバレ》 最初観たときは話がコロコロ変わってはっきり言って全然ついて行けなかったんですが、今回改めて観てみて、何とかこの話の流れについて行けました。 初めて観たときは無名(=ジェット・リー)のどこが“英雄”なんだと思いましたが、秦王の権威、その力を認め、暗殺ではなく彼を諭す事によって国を救おうとした無名、そして彼にそれを託して果てていった残剣と飛雪、無名に秦王までの距離を稼がせるためだけに自分を形だけでも“殺した”長空、彼らはみな充分“英雄”たるものでした(如月=チャン・ツィイーは微妙でしたが)。アクションはやはりすごい!水飛沫の大げさなビジュアルとかはさておいて、ワイヤーがあったとしてもあそこまで動けるのは感嘆の一言に尽きる。ああいうアクションって、不可能とはわかっててもやはり憧れてしまいます。一生に一度でいいからあんな風に組み手とかしてみたい・・・。 あと色がすっごいですねこの映画。最初無名がウソの話を語っていたときはその回想シーンは全て赤で彩られていたので、「ああ、真っ赤なウソってことだろうか」とか、真実を語る部分は白色だったので、「ああ、一点の曇りも無い真実ってことだろうか」とか考えたり、色だけでもずいぶん楽しめた気がします。他の色でも真実を語るシーンがあったので結局この考えは却下だったんですが(苦笑)。 あと、DVDの特典にこのHEROのロケ地紹介があって、残剣と無名が闘った湖は一日2時間しか鏡のようにならないとか、この映画で使った城のセットは「始皇帝暗殺」のものを使ったとか、とても興味深いものでした。ジャパン・プレミアで撮影担当のクリストファー・ドイル氏が中国語で話してたのもびっくりしたし。けっこう自分的に面白いトリビアも学べたし、色んな意味で収穫のある映画でした。ちょっとムツカシイくてついて行きづらいので、ま、6点ぐらいで。 6点(2005-02-21 12:00:25)《改行有》

262.  フィアー・ドット・コム 《ネタバレ》 なんつーか、「この世に未練のある幽霊がネットを通じて生者に自分の遺体を見つけるよう救いを求めて、でも見つけてみたら実は本当の目的は自分を殺した相手の復讐で・・・」ってリングかい(爆)!!ちょこちょこと違うところはあるけど「サイトを見てから2日で死ぬ」とか、自分の遺体探しをさせるところとか、かなりの部分『リング』とかぶっててはっきりいって楽しめなかった。2番煎じもいいところというのが正直な感想である。「絶対にあのサイトは見ないで、約束よ」っつっても見るんですよね結局は。実際問題見なかったら話は進まないんですけど、でもそんな展開にはもう飽きました。 まぁ言ったら、最近のホラーものなんかほとんどといって言いほどストーリーとか怖がらせ方とかは何かの2番煎じなんですけどね。リメイクものなんてモロだし。髪の長い女性や子どもの幽霊出せば観客はゼッタイ怖がると思ってんでしょうか?最近は韓国ホラー映画までそんな流れが・・・。ああ、誰かこのお決まりホラーパターンから脱却してくれる監督はいないんだろうか。 なんか最近のホラー映画批判みたいになっちゃいましたが、要はそれぐらいこの手のホラーは「見飽きた」ってことです。昔とかは怖いシーンごとにちょっと一時停止したり、わりと怖々と楽しめたんですが、もう今とかは完全に垂れ流し再生状態ですからね。ホラーなのに緊迫感も何もあったもんじゃない。またいつかオレが一時停止しながら恐る恐る観たくなるような映画ができてくれることに期待☆ 3点(2005-02-21 11:56:19)《改行有》

263.  インソムニア 《ネタバレ》 オレも不眠症だったときがあったんで、ドーマー(=アル・パチーノ)がベッドの中でごろごろしながら布団をかぶったり、時計を隠したり、とにかく部屋を暗くしようとしたりしてとにかく寝ようとしているのに強烈に共感しました!ほんっとあれってつらいんですよね。さすがに白夜の経験はありませんが、何時間もベッドでおとなしく横になってるのに、それでも寝れないってものすごく苦痛ですよ、しかもそれが何日も続くんですから。味わった事がある人ならこのつらさはわかると思います。 でも映画全体としては、どれだけ不眠症がつらいかっていうより、ひょんなことからゴタゴタのあった同僚を殺してしまったことをひた隠しにするちょっと見苦しい刑事さんの物語って感じですよね。まぁそれが引き金で不眠症になったってことですが、ちょっとタイトルに持ってくるほどInsomnia(不眠症)ってメッセージは伝わってこなかったなぁ。どっちかっていうと火サスの雰囲気。協力しようって決めたそばから取調室でガキみたいな皮肉アンド暴き合いが始まって、「あーあーもう」って感じでした。ヒラリー・スワンクも別に何がどうってことはなかったし、ふっつーですかね。しいて言えば、ちょっと『クリムゾン・リバー』みたいな雰囲気もありました。雪景色は雄大で綺麗だったし、そこは評価できると思います。 不眠症なんてマジでなるもんじゃありませんよ。経験した事ない人はできれば一生ならないように気をつけましょう 6点(2005-02-21 11:45:43)《改行有》

264.  サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS 《ネタバレ》 とてもSF的なストーリーでしたが、果たしてこの病が実在したとして実際はこの映画のような展開になるでしょうか?オレは多分ここまで腹黒い雰囲気にはならないと思います。だって、その人の考えがわかるんでしょう?誰が本当は何を考えてるかもわからない環境(←それが普通なんですが)に比べればよっぽどすっきりと生活できると思うんですが。個人的には、サトラレって実際いてほしいなぁとも思います。相手によっては腹の探り合いみたいなコミュニケーションを取らざるを得ないようなこの社会で、はっきりと相手が何を考えてるかわかるなんて、ある意味さっぱりしてて、簡単で、そっちのほうがよっぽどいい気がします。また、自分がサトラレでもいいかなとも考えます。その場合、自分がサトラレってことは知っておきたいですね。それでも自分の近くにいてくれる人がいれば、間違いなくその人は信用できると思うし。 あるマンガで、“病気は個性だ。真面目なやつ、ひょうきんなやつ、同じように病気のやつがいるだけなんだ。”と言っていたのを思い出しました。この映画もまさにそうだと感じました。“サトラレ”っていっても結局はその人の個性の一つであって、周りがそれを理解しさえすれば、映画のラストのように、変な特別扱いを受ける事もなくなるんです。むしろ「出来る限りサトラレの意志を尊重して・・・」とか言いながらその当人を半ば無理やりに製薬研究所に異動させようとする委員会の偉いさん達がサトラレになればいいのに。てゆーか、世の中みんなサトラレになればいいのに(笑)。非現実的ですが、本音や建前が全く必要ない、そういう世界に本気で憧れます。日本って本音と建前で持ってるような国ですから。正直すっごい疲れる時あります・・・。サトラレとは言わなくても、世界から本音と建前なんてものが消え去ってくれる事を願います☆ 9点(2005-02-21 11:44:20)(良:1票) 《改行有》

265.  アニマトリックス 《ネタバレ》 本編3作品と違ってこっちには全く救いがないので(Reloadedも無いか)、観ていてちょっと暗くなりました。個人的には戦国時代のスパーリング・シミュレーションのやつが面白かったです。残酷な現実世界と、何もかもが豊かな仮想世界との間で揺れ動く葛藤がとても切なかったです。デュオが言った、「本当に大事な事はどのように生きるかだろう。」という言葉が否定できなくてずっと心に残りました。仮想世界に溺れず現実を見据えて生きるのと、デュオのように例え仮想世界でもそこでの生き方を大事にするのと、どっちが正しいんでしょうね。理想論だけで言えばそりゃ前者になるんだろうけど、そこまで理想ばかり追えるなら最初っから「現実」なんて無いですよね。その葛藤に自分も巻き込まれ、すごく考えました。自分自身あまり強い人間とは思わないので、けっこう心配だったり(- -;)。 結局はSF映画だし、いくら科学が進歩してもここまで機械に支配されるような時代はこないでしょう。そう思いながらも、こんな機械に頼りっぱなしの生活がいつまでも続くとも思ってないし、形は違えどいつかそれなりの「現実」に向き合わなければならないということもわかっているので、それを考えさせ、勉強させてくれたこの映画はとてもためになりました。まあ気に入ったのはその戦国時代のやつだけで、他はキッドが現実世界に来ることになった経緯とか、多少面白いのもあったけど、ぶっちゃけほとんどはちんぷんかんぷんでした(笑)。さすがマトリックス、奥が深い。 7点(2005-02-21 11:25:54)《改行有》

266.  マッハ!!!!!!!! 《ネタバレ》 「CGを使わない」「ワイヤーも使わない」「スタントマンも使わない」みたいな売り文句が囁かれていましたが、なるほど、そこは評価できる映画だと思います。実際あれだけのアクションをこなすには言葉では言い表せないぐらいの努力や度胸ないと実現できなかったものだろうし。 しかし、あまりにも映画のつくりが露骨すぎて、ちょっとついていけない感も少し(かなり?)ありました。というのも、壁越えや所々の要所でのアクションシーンでは必ず、いくつかのカメラアングルからのリピートが入って、あれがどうもオレには、「どうだ?オレ達CGなんて使ってね―ぜ!すごいだろう?」みたいにしか見えないんですよね・・・。ちょうど、言わなきゃいいのにわざわざ自分から、「オレ毎日筋トレしてんねんで!えらいやろ?」って言われてるみたいな感覚で・・・。やっぱり、努力とかそういうものは陰でこっそりやるからかっこいいのであって、こんな風にそれをモロに前面に出されると、「あっそう」としか言えなくなります。 上のような売り文句だけならまだよかったんですが、実際自分もそれを見て観る気になったわけだし。でも映画の中身までそんな内容だとは思わなかった。すごいアクションだっただけに、かなり残念。監督さんはすごいところはもっとこっそり見せましょう。あまり露骨だと逆にうざいです。 4点(2005-02-18 23:10:27)(良:1票) 《改行有》

267.  幸せになるためのイタリア語講座 《ネタバレ》 またタイトルに騙された・・・。この邦題つけた人に文句が言いたい。「幸せになるためのイタリア語講座」って言うよりこれはむしろ「幸せになるためのイタリア旅行」でしょう。あの講座の中で幸せそうなシーンなんかほとんど見てないし。よくあんなしゃべりの講師でみんな腹が立たないなと、自分は腹を立てながら観ていました。 理容師の母親なんか、娘にモルヒネを増やすように頼むときは「おまえは天使のようだよ。」とか言ってるくせに断られた途端、「このあばずれが!!」って、そりゃおまえだよ!!、とか突っ込みながらの鑑賞だったので正直気持ちいいもんではありませんでした。 でも一つだけすごく感動と言うか、感嘆したのが、最後のエンドクレジットの出し方です。初めてあんなエンドクレジット見ました!普通映画って画面下のほうからただズラズラと製作関係者の名前がひたすら単調に出てくるだけなのに、まさかこんなやり方があったとは・・・!エンドクレジットだけなら今までで最高の映画です(どんな評価だ、笑)。でもエンドクレジットって、その映画を観た人が心の中にジーンと感じる余韻を残してもらうための重要なものですよね。それだけに、他の映画ももっとこういうところでも頑張ってほしいと感じました。ストーリーも大事ですが、話が終わってエンドクレジット中に観客が帰ってしまうってやっぱりなにか寂しいですよね。ビデオだったらそこで即停止→巻き戻し→ビデオ屋へ、だし。この斬新さに2点入れたいと思います。でも話はダメ。 2点(2005-02-18 23:07:36)《改行有》

268.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 観てて「シザー・ハンズ」を思い出しました。この映画もティム・バートンワールドてんこ盛りでしたね。音楽とか、「ああ、らしいなあ」ってちょっと浸りながら、でも心地よく聴いていました♪ ストーリーも感動しました。あそこまで一人の女性を愛せるってのが、「元カレ」「元カノ」とかそういう言葉を日常的に使っている自分たちみたいな世代の人間にはある意味とてもショッキングで、でもとてもうらやましくもあり本当におとぎ話を、しかしとてもリアルなバージョンのおとぎ話を観てるような感触でした。不思議なもので、時間が止まったりめちゃくちゃな大きさの魚が出てきたり、あり得ない事ばかり起きるティム・バートンワールドなんですが、何一つとして「あり得ない」って感じることがないんですよね。と言うより、「ああ、こんな人生送ってみたいなあ」みたいな、ティム・バートンワールドへの憧れのようなものが沸々と沸いてきます。それぐらい彼の世界観は大好きです。映画をメルヘンに、楽しげに、且つ人情味あふれるものに作る事が出来るティム・バートンという監督は本当にオレのお気に入りの監督です。今作はいまいちパンチの足りない印象も受けましたが、まったり観る分には充分なものだと思います。現実逃避しつつも(?)夢を思い出したいと言う人には是非観てほしい映画です! 8点(2005-02-08 23:44:05)《改行有》

269.  しあわせの法則 《ネタバレ》 なんか好きになれなかったなあ・・・。もっと純愛映画みたいなものを期待してたのにわりとドロドロした感じの映画だったし、ケイト・ベッキンセールに「おい!そこで流されんのかよ!」とかつっこみながら観てたせいもあって疲れたってのも正直ある。てゆーか、いくら雰囲気に流されてもあんな男に傾いていくとかあり得んだろう。全然魅力を感じなかったんすけど・・・。オレが男だからだろうか?同じ感じでクリスチャン・ベールのおかん役のおばはんにも全く魅力は感じなかった。こういうタチが悪い意味で「アメリカン」なとこを見せてくる映画を観ると、やっぱりアメリカには行きたくないという思いが強くなります。「いくらミュージシャンとかやっててえらくても、関わりたくは無いなあ」みたいな感情が溢れてきます。ある意味アメリカを象徴するものであるドラッグとか、それとは別に不倫とか、そういう普段近づきたくないものを当たり前のように扱ってる世界に行って、それに慣れてしまうのが怖いですね。できればこういう映画はあんまり世に出回ってほしくないっていう気持ちが個人的にあります。こういうのを観てドラッグとかに興味を持つ若者が増えたりしないかとか不倫が流行らないかとか心配になります。映画って大衆が観るものなんだからもっと道徳性を持たせてほしい。2点(2005-02-08 23:41:57)

270.  ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS 2 《ネタバレ》 面白そうと思って借りたらよく原題を見てみるとそこには”Jeepers Creepers 2”の文字。「”2”?”2”だって!?しまった続編だったのかああぁぁぁ・・・。」などと大変がっかりしながらも一応観ました。なんだろ、最近の化け物型ホラーってあんま(ってかほとんど)怖くないっすね。人間つかったホラーのほうがよっぽど怖いすもんね。やっぱり地球上で一番怖い生き物って人間?きっと変に空想の化け物より人間のあのリアリティさが恐ろしいんでしょうね。最近はなんだかホラーもストーリー重視になってきてるし。幽霊・お化けものは邦画の影響か段々それに近くなってきて、まあ怖いっちゃあ怖いんだけど、似たようなものがハリウッドやら韓国やらで量産されすぎて最近はパターン化みたいなのを感じる。そんななか、被害者や化け物のバック・グラウンドなんかおかまいなしにただただ「どうだ、オレ怖いだろう」みたいなやり方で終始したこの映画はある意味貴重。怖くはなかったんだけど。バスに閉じ込められたメンバーの誰か一人ぐらい「よし!やつにオレ達のアメフト魂を見せてやろうぜ!全員タックルだぁーー!!」なんて気概のあるやつが一人ぐらいいればこの作品はホラー・コメディとしてバカ売れしただろうに(笑。)誰か「最終絶叫計画」みたいな中途半端なオマージュ・ホラーじゃなく、れっきとしたホラー・コメディを作ってくれないものだろうか。5点(2005-02-08 23:39:43)(笑:1票)

271.  箪笥 《ネタバレ》 ホラーとしての質なら邦画のそれにかなり近くなってきてますね(ってかそのまんま?)。でも邦画には無い、4人の家族(特に女性3人組)の確執を繊細に描いた描写はすごくリアルで(リアルすぎ??)、観ているこっちもホラーとは違う意味でドキドキしながら観ることが出来ました。お化けとか箪笥とか無くても充分この家は怖い。見ていてお父さんがすっごい気の毒でした(笑)。終始「ガンバレ親父!!」とエールを送りつづけることおよそ1時間、だんだん彼が玉置浩司に見えてきたんですが気のせいでしょうか? 最終的にはなんかシックスセンス的な終わり方でなんかがっかり感が拭えませんでした。そろそろホラー映画界からリング以来綿々と続く、「ロングの女性の幽霊」というブームは過ぎ去ってくれないだろうか。いいかげん飽きてきました。流行に乗るのはそろそろやめてもうちょっとクリエイティブになろうぞホラー映画界。 6点(2005-01-27 11:11:06)(笑:1票) 《改行有》

272.  パッション(2004) 《ネタバレ》 い・痛々しい・・・(> <) ←こんな風に思わず目をつぶりたくなったシーンが山ほどあります。なんかこういう映画を観てしまうと宗教ってなんのためにあるのかほんっとわからなくなりますね。人にとっての心の拠りどころや安息を見つけるために宗教って存在してるはずなのに、反対にそれぞれの宗教で異端とされるものは安息どころかこんなふうに扱われるのかと、すごく複雑な気分で観ていました。 「どうしても宗教なんてものが存在するなら全てまとめて一つの宗教にすればいいのに」と誰かが言っていたのを思い出しました。実際、そうすることで宗教戦争などが無くなり、無駄に命を散らす人などがいなくなるなら本当にそうなってほしいと思います。口では「命ほど尊いものは無い」とかいいながら宗教戦争とかあり得ないでしょう。自分勝手な解釈ながら、映画を観ながらずっとそんなことばかり考えていました。 話としては、ユダの裏切りからどういう経緯でゴルゴダの丘に磔にされるに至ったのかや荊の冠などが映像として見れて勉強でき、とても満足しています。でももうちょっとキリストについて勉強しとくべきだったかな・・・。 娯楽映画とは程遠いものですが、誰だって名前ぐらいは知ってるイエス・キリストについて深く知るいい機会ですし、一見の価値ありです☆ 6点(2005-01-27 11:08:44)(良:1票) 《改行有》

273.  マレーナ 《ネタバレ》 いかにも主人公のレナートが自分だけ純粋にマレーナを愛しているという雰囲気を出している映画ですが、オレにはレナートもその他のシチリアの街の人々もみんな同じに見えました。マレーナに性的な欲望を抱き家を覗いたり彼女の後をつけまわすなど、過剰ともいえるストーカー行為などもそう思った要因に挙げられますが、決定的だったのは終戦したその直後に街の女性達にリンチに遭うマレーナをかばう事すら出来ず周りの他の人々と一緒に傍観していたシーンでした。それまでの展開で話し掛けられなかったレナートの心情は理解できます、が、それほどまでに愛した人間が人間以下の扱いをされてるのを目の当たりに何も行動しなかったというのは正直幻滅しました。 この映画は完全にレナートの視点から描かれていますが、どうも自分達の少年時代と比べレナートのはやり過ぎ感がいなめません。その相違感からか、自分の少年時代のノスタルジーもシンパシーも感じず、終始吐き気のする街の人々と結局はそれに準ずる行動を取るレナートを見ながらどこかやりきれない不快感のようなものを味わいつづけていたような気がします。 2点(2005-01-20 12:31:03)《改行有》

274.  ディボース・ショウ 《ネタバレ》 ジョージ・クルーニーがこんなブラックコメディ映画に出ている時点で受け付けない感じはしてました。また、これを観た人が「結婚」というものをどう考えているかによってこの映画に対する評価はだいぶ変わってくるのではないでしょうか。オレにとっては「結婚」というものは俳優を雇って偽装するものでもないし、お金のために何回もするものでもないし、いきおいだけでその日のうちにしてしまうものでもありません。本来もっと大事なものである「結婚」というものをこんな風に描いてしまう事で間違った結婚意識が観た人に広がってしまうのがとても嫌な感じがしました。全く共感もできなかったので、まあ2点ぐらいかなと。原題は"Intolerable Cruelty(耐えられない残酷さ)"ということでしたが、まさにこの映画がオレにとっての"Intolerable Cruelty"でした。もっと「結婚」というものを大事に描いて欲しかったですね。2点(2005-01-15 20:11:11)

275.  コール 《ネタバレ》 なんかいやらしいケビン・ベーコンが出てるあたり、どうしても「ワイルド・シングス」と比べてしまいます。なんか根拠のない自信に満ち溢れてるんですよねケビン・ベーコンって。まさに今作は根拠のない自信というのがぴったりの映画でした。完璧、完璧とケビンはうたうが、あんなん口では殺す殺すとか言ってても、結局金をもらうまで人質は殺せないんだし、はっきり言って火サスかはぐれ刑事純情派にでてくるレベルの誘拐犯人です。病院に殺された子供のためとか言って少し人情味を見せちゃったり、色んな意味で中途半端。キャストは感動しました!ってもシャーリーズ・セロンを見たのは初なんですが。かなりキレイな女優ですよね。それだけに、「モンスター」でどこまでこの女優が豹変しているのかとても見てみたくなりました。あと、二代目レスタトもちゃっかりいるし、サムの娘もいるし、一生船から降りなかったピアニストの友人もいたし、(←わかりますか??)キャストを眺めてるだけで充分楽しめる映画でした。6点(2005-01-02 22:05:01)

276.  解夏 《ネタバレ》 オレ的に気になったのは映画冒頭のほうにちょくちょく入るSF的な視覚描写と、想像の生徒にいじめられるシーンでした。どちらもあんまり必要性は感じず、「何のためにこんなシーンを入れたんだ??」ってずっと?状態でした。でもそれ以外はとても良い!!邦画が下手にハリウッドの真似事をしようとするとこけますが、邦画が邦画の味をきちんと出そうとすればここまで良いものが出来るんだと再確認できました。いずれのシーンも、「今時こんなことあるかよ!」って思うようなものばかりなのですが、それだけにそういったことが当たり前だった時をとてもなつかしく思います。「解夏」としては楽しめなかったかもしれませんが、郷愁を感じる映画としては最高のものだったと自信をもって言えます。恋人のためなら当然と言わんばかりに直接会いに来る陽子、それに対して自分の怒りをぶつけて追い出してしまった陽子を同じように直接捜しに行く隆之。それも目が見えないにもかかわらず。東京と長崎ほどの距離をこんなふうに当たり前に直接会いに行くこの恋人達を見ながら、ほんの5分ぐらいの距離にいる友人とメールをしたり恋人とケンカをしても電話で済ませたりしてしまう自分が少し情けなくも感じました。「自分がなりたい自分」。それを見せてくれた映画だと思います。9点(2005-01-01 23:37:55)(良:2票)

277.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 この映画の看守役達が囚人役の男たちに歌を歌わせながら行進させていたのを見て、「戦場のピアニスト」で見た、まだ人種差別がひどかった時代のドイツ人とユダヤ人の姿を思い出しました。というのも、両方とも突然他の誰かに対する絶対的な権力を手に入れてしまい、次第にその権力を乱用し出すという点で共通点が見つかったからだと思います。しかしこの実験でオレがわかったことは、立場の強いほうのグループがどんなに暴走したとしても必ずその中にはその状態を止めようとする人間はいるということです。「戦場のピアニスト」のホーゼンフェルトよろしく、「シンドラーのリスト」よろしく。まだそこらへんに希望を見い出せるかもしれないと感じました。映画自体は「ただ単に人選が悪かっただけじゃん??」とか思いながら見てました(笑)。でも実話なんですよね。こういう映画って無性に、どこまでがリアルでどこまでが映画のための脚色なのか知りたくなります。もし脚色が一切無しならすさまじい話ですね。今現在の世界でこれをやっても同じような結果になるんでしょうか?ちょっと知ってみたい気もしますが。まあ、主役の男とその彼女の話はそんなに深く掘り出す必要はなかったように思う。ついでにラストも気に食わん。5点(2004-12-25 22:39:10)

278.  10億分の1の男 《ネタバレ》 もっとすごい運試し勝負が見れると思って借りたのに全然ダメじゃん!! 唯一良かったのは森の中の全力疾走シーンだけであとはありがちなロシアンルーレットがあっただけ。かなり盛り上がりに欠けました。中途半端にキャストの背景を話の中にいれたのがそもそも間違い。「キューブ」みたいにキャラの背景紹介なんかほとんどせずにひたすら色んな運試しをしてくれたらもっと面白くなったに違いないのに。せっかく良い素材がある映画だったのに完全に使い方を間違えてるのがとっても残念です。内容を期待させたこの映画のパッケージに文句を言いたい。はっきり言って微妙な作品でした。絶対人には勧められないな。3点(2004-12-25 22:09:15)《改行有》

279.  8人の女たち 《ネタバレ》 よく男はさばさばしてて女はねちねちしてるといいますが、この映画はその女性の粘着性を突き詰めるとこまで突き詰めた映画でしたね。現実の女子高とかでも充分こんな暴露話ありそうです。キャストの中ではエマニュエル・ヴェアールが一番存在感がありました。8人の中ではまだ端役なほうなはずなんですがね。カトリーヌは実は25歳の役者が演じているというのをDVDのキャスト紹介で見て、たまげました。あれで25歳かよ・・・。映画自体は舞台を観てるような感じだったのですが、唯一違うのは家でDVDでは臨場感と言う点で全く劣ってしまうので、正直ミュージカル調なシーンはひきました。コメディ風にするにしても、もひとつサスペンスの味を出して欲しかったと思います。5点(2004-12-24 20:43:34)

280.  天国の本屋~恋火 《ネタバレ》 もし「天国のピアニスト」というタイトルでレンタルされていたら・・・、間違いなく10点つけていました!惜しまれるのが、「天国の本屋」というタイトルながらこの映画のウリの一つである、いきなり天国で本屋の朗読のバイトをすることになった、という要素がほとんど盛り込まれていなかった事です。主人公の朗読シーンなんか中途半端なものも含めても2回しかなかったし。う~ん、本当に惜しい。。。しかし!!残念だったのはそこだけで、この映画めっちゃ好きです!「好きです」って表現も変な感じがしますが、本当にそんな感じでこの映画にのめりこめました!この映画の天国を眺めながら、昔の日本を連想しました。そう、まだまだオート3輪が車の主流だった時代、人々がみんな屋外で和気藹々と親睦を深めていた時代、人情味あふれる喫茶店があった時代、朗読をしてくれる図書館があった時代(?)、そんな時代の日本はまさに天国だったのではないでしょうか。これを観た後居間でニュースを見たら一気に現実に戻ってしまいました。それぐらい今の日本ではあり得ない心地よさがこの映画の中に存在していました。「永遠」の調べも「恋火」もそこにたどり着くまでの過程がとてつもなく激しく、切なく、それだけにその両方が達成された時のラストシーンの余韻はもう言葉では言い表せません。これを観て、オレは自分が小学校くらいだった時の「世界」を思い出しました。この映画は色んな「世界」観を見せてくれています。これを観る色んな人にもなにかしらの「世界」を感じて欲しいと思います。9点(2004-12-20 23:27:36)

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