みんなのシネマレビュー |
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261. クローサー(2004) 《ネタバレ》 ハイレベルな一品。核はジュードロウの恥も外聞もなく泣いてすがるさまにあり。こういう演技って、日本の俳優さんで、誰なら様になるかなあ。アンナのように、「適度に不幸」が心地いい女って、いるよなあ。美人じゃないと許されないが。「雲一つ無い晴れ」状態に突入すると、不安で不安でたまらなくなって、「適度な不幸」をブレンドせずにいられない。ナタリーポートマンは損をしているなあ。「あっアミダラが違う映画に出ている」としか思えない。大作のヒロインをやるのも良し悪しですなあ。しかしまあ、こんなに恥ずかしげもなく女にせまれるってのは文化としかいいようがない。ちょっと引くなあ。日本男児のみなさんは、10倍くらいに薄めて取り入れてみてはどうでしょうか。意外に毛深かったジュードロウ。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-17 19:01:52)(良:1票) 262. ゴールデンボーイ(1998) 《ネタバレ》 欧米の人がナチスを恐れる心情は、反キリストに対すると同じく、日本人にはわかりにくいものなのであろう。この作品は「オデッサファイル」とセットで見るとよいですね。老ナチが行進中に変身するところ、恐ろしいですね。でもこの恐ろしさも、本場の人の半分以下であろう。だもんだから、「キングの原作だからホラーなんでしょ」と思って最後まで見たりする。異文化の映画を見るときには、しつこく同じ題材が描かれていることの意味に留意しなければならない。日本人が怖いものと、他の国の人が怖いものとはイコールではない。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-16 23:47:32) 263. 4人の食卓 《ネタバレ》 なかなかよいと思います。韓国って女性の監督でもグロいのね。そこはいただけないが、全体としてはよくできていると思う。韓国の女優さんて透けるようにキレイなんだけど、どうも「ロリ感」があるんだよなあ。胸がなくて黒いストレートヘアだからかな。シガニーウィーバーなみのごつい女優さんの出る洋画を見るとなぜかほっとしてしまう嫌味な日本人。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-16 23:27:12) 264. 危険な情事 《ネタバレ》 さすがエイドリアンラインで一気に見せる。グレンクローズはきれいでもかわいくもないのでこの役にぴったりでした。気になるのは、この映画がアメリカ人男性が恐怖を感じるものの代名詞のようになっていることだ。「めぐり逢えたら」でトムハンクスも口走っていたし。他でもよく耳にしたなあ。女から見ると、「えっなんでそんなに怖いの」だ。「だって退治したからいいじゃん」という感じ。グレンクローズの演じた女性こそ恨み真髄死にきれんだろうに。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-16 23:10:43) 265. 蜘蛛女(1993) 《ネタバレ》 レナオリン知的でかっこよくて好きです。「蝿男」と「蜘蛛女」に出るとは、ジョークなのか。 なんか「痛い」感じのする映画だったなあ。「ハンニバル」より先に自力切断だ。[映画館(字幕)] 8点(2005-11-16 23:04:03)《改行有》 266. 追いつめられて(1987) 《ネタバレ》 中野翠大絶賛の作品。最初に見たときは、いまいちピンと来なかった。最近DVDで見なおした。そしたらコスナーがかなりフェロモン出していた。そうだったのかー。うさんくさいラストも強烈であるが、秘書のホモ夫くんがすごすぎますぜ。あれはいかん。しばらく脳裡から出てってくれませんね。コスナーが最もかっこよく撮れていた一品です。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-16 22:54:07) 267. 13デイズ 《ネタバレ》 ひたすら屋内で進む話なのになぜこんなにスリルが。緊迫感のある屋内映画の最高峰。 優秀な頭脳の人を集めて、シュミレーションさせて投票とるって、意外な方法だ。わが国では取り入れているのだろうか。いないだろうなあ。ともあれアメリカでは40年も前からソフィスティケイトされたディシジョンメイクがされていたのであるなあ。シビリアンコントロールとは、洗練なしには成立しないのでしょう。アメリカ人がディシジョンメイクにかける労力のすごさを思い知らされる作品です。日本では「皆さんの意見を尊重して」何事も進めるのがよしとされております。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-16 22:42:15)《改行有》 268. NYPD15分署 《ネタバレ》 オリバーが絡んでいるが、これはけっこう好きだ。どんでんもあるし。とにかくチョウユンファ。顔がゆるんでしまうなあ。ユンファの部屋の、キッチンの蛍光灯が、「青い」んですよ。「青」なの。「へー」と思ってハンズで青い蛍光灯を買ってきてキッチンにつけてみたけど、ただ暗いだけだった。即やめた。娼婦とHのあと、青い蛍光灯のキッチンで鼻歌もんで料理をするユンファ。このシーンが見られただけでも、もうけた。フェロモン出てます。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-15 21:32:03)(良:1票) 269. 8月のメモワール 《ネタバレ》 「ベトナム戦争の映画がなんとかで」と熱弁をふるってたらなんと母が「それならよいのを見た」といってすすめたという作品です。どっかの公会堂で見たらしい。公会堂って。 アメリカのプアホワイトがこれでもか、というくらいに描かれていますなあ。前後左右みな貧乏。すごいなあ。「アメリカ=富」って「うそだー」と思ってしまいますよね。「ディアハンター」より貧乏。しかし主役がケヴィンコスナー。貧困層に見えないんだよなあ。どうしても頭よさそうに見えちゃうしなあ。彼はこの役を演じるために相当がんばって「貧乏で低学歴」に見せようとしているのがみえみえだなあ。妻はダサい女でリアルだったけど。ともあれ秀作。夏休みに子供に見せてもよいでしょう。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-15 21:25:16)《改行有》 270. 君がいた夏 《ネタバレ》 けっこうリアルタイムで昔見ました。なんで死ぬかな。まあ、死なないと話が始まらないようになってるけど。秀作です。突然死のお父さんが、ビデオで笑顔で告白って、超せつないですね。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-15 21:16:31) 271. アンナと王様 《ネタバレ》 チョウユンファが出ているとついつい点が甘くなります。出ているんですよー、フェロモンが。 しかしユンファ好きというのは恥ずかしくてつい隠してしまうもので、この作品を見た人に「デブだし全然ダメー」と言われて「そうですよねー」とうなずいてしまう悲しさ。隠れユンファ。 王様よかったなー。これはユンファでないと成立しませんでしたね。この王様って、タイではいまでも神様のように尊敬されているって。この時代に植民地化を免れたのは奇跡とユンファの努力なのですね。相手がジョディだったので、へんなジェラシーも全く感じませんでした。ユンファは老けないようにがんばってこれからもフェロモンふりまいてほしいです。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-15 21:10:59)《改行有》 272. ミッション:インポッシブル 《ネタバレ》 冒頭から、計画失敗までの画面が美しい。後半特殊効果が入り、どうしようもない映像になったので、それ以外の美しいところだけを楽しみましょう。デパルマでは一番好きです。なおかつ、心の底からトムをかっこいいと思えるのはこれのみ。なんか、この作品のトムの緊張感って、「ボーンアイデンティティ」のマットに通じるなあ。どっちがいいかは好みの問題ですが。「顔が強い」のはなんてったってトムですな。私はマットがいいけれど。背が低くても、しびれさせることだってできるんだー、と思う「トム全開」の「MI」なのでした。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-14 23:39:48) 273. ナイトウォッチ(1997) 《ネタバレ》 この映画でだけ、ジョシュブローリンに惚れてしまったので、結局青春映画として見ることにしてしまった。オチつまんないし。なんというか、男同士の愛情に近いものを感じる。ジョシュは、かっこいいのはこの作品だけで、「インビジブル」では完全におっさんと化していた。ジョシュがあんなにかっこよく撮ってあるのはサギだよなあ。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-13 21:56:16) 274. U-571 《ネタバレ》 モストウは好きです。B型じゃないかと思う。ボンジョビが出ている。ミュージシャンだからソナー役?けっこういい味出していました。 潜水艦ものは大好きですが、駄作も多いですね。この作品はなかなかよいと思いますよ。 冒頭から、船が沈むまでのシーンが緊迫感あり。とくに、魚雷を打ち込まれてから沈むまでがよいですね。「DIVE,DIVE,DIVE」と指を回しながら死んで行く艦長に涙。こういうシーン弱いなあ。動物や子供抜きで泣かせるにはこういう場面だなあ。突然リーダーになってしまったマシューの葛藤もよいです。ナチ側の人間が、まともに描かれていなかったのが残念。ハリウッド映画だからナチスはこんなものでしょうか。ともあれ、悪くない作品と思います。モストウは乗り物好きなんですね。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-13 20:21:01)《改行有》 275. ミスティック・リバー 《ネタバレ》 役者さんに負担をかけないように撮影された、というのがクリントらしくてよい。見るほうには、全然関係ないけど。編集しすぎてないのも自然でよいです。ただしこの話は私にとっては難解だった。わからない、ということは、なんとなーく「神様」が関係あるんだろうか。ティムロビンスが出てくると、どうも私の頭は「わからない」モードになりがちで。ラストのパレードがなお難解。「完全犯罪」がテーマなわけはないし、なんか、「罪」とか「罰」とか「隣人」とか「嘘」とかいうキリスト教用語が頭の中を飛び交うが、まとまらず。バカなのか。 …他の方のレビュー見てひとつひらめいた。「おまえのしたことは神様が見ているよ。」[DVD(字幕)] 8点(2005-11-13 18:41:36) 276. ニューヨークの恋人(2001) 《ネタバレ》 「多少の無理があろうが、やっぱりラブコメはハッピーエンドでなくちゃ。とくにメグのは」 と思った作品。やっぱ、「頼れます」って顔に書いてあるみたいな男の人が出てくると、弱いです。世代かなあ。ありえない話でも、レオポルドのかっこよさには、降参です。もう、せまられたら、イチコロです。ところで、現代の男の人たちは、これを見て何を思ったでしょうか。「けっ、嫌味な映画だ」くらいでしょうか。もともと見てない可能性大。最後のほうで、犬を調教するところがよし。ああ、かっこいい。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-13 17:43:18)《改行有》 277. 恋する遺伝子 《ネタバレ》 最後ぐだぐだになるが、結構好きです、こういうの。 「ニューヨークの恋人」でちょっとときめいてしまったヒューが出ていた。 アシュレイジャッドは、あんまり好みの女優さんでないけど、今回は、「がんばってるなあ」と感心した。チアリーダーのとことかね。ヒューの住んでる部屋が素敵でした。こういうところなら、何かがおこるかも、ですよね。「カウ理論」については、個人的経験からいいますと、「まちがい」と思います。「オノヨーコがあんなに愛された理由は?」といっておきたい。オノヨーコだったら、「新しいカウ」なんて、ものの数でなし、関係ない、ってとこでしょうか。グレッグキニアがまたラブコメに登場。なんだろう、この人。べつにハンサムじゃないのに?[DVD(字幕)] 8点(2005-11-13 17:28:53)《改行有》 278. 光の旅人 K-PAX 《ネタバレ》 難解だった。今でも不明。自分が脚本を書くとしたら「あいつは大嘘つき」というオチしか思いつかない。ケヴィンは見飽きたなあ。途中までは謎が謎をよぶ展開で期待がもてる。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-13 15:44:58) 279. 五条霊戦記//GOJOE 《ネタバレ》 この分野では、ひさびさに良かった。4,5回見た。あのお坊さん、勅使河原って、監督やったりする人だよね。途中まで、「板尾創治」と思いこんでいた。「えっ、板尾が映画に出てる。」「出世したもんだ」と驚いていたら違った。似すぎている。大介は黒沢映画で信長をやったときから「よい」と思っていた。信長はすごかったなあ。本人見たこと無いのに「本人みたい」と思ってしまった。だれがどう見ても浅野は15歳の義経には老けすぎている。しかし出産女以外は全般よし。ラストのオチがアイディアよし。かなりな驚き。もう一回見てもよい。[DVD(吹替)] 8点(2005-11-09 22:00:45) 280. アニー・ホール 《ネタバレ》 ウッディアレンではやっぱりこれが一番よかった。ウッディ出演作は、見ているうちに彼のルックスがかっこわるいということを「忘れた」状態になってしまうのが不思議だ。なんでしょう、この感じ。催眠術か手品にも似ている。ダイアンキートンは「美人」じゃないけどすごくよい。ウッディが惚れるのも納得できるなあ。こんなに言葉の多い映画(たけしと反対をいく)なのに、どうもダイアンの服装だけがいちばん印象に残っている。ミアよりダイアンだよ、やっぱり。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-09 21:23:34)
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