みんなのシネマレビュー |
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261. 猿の惑星・征服 《ネタバレ》 20年ぶりに再見。駄作だったなあのみの記憶が残っている。さて。設定に無理がある。何十年かのほんの短期間での一般の猿の進歩が凄すぎる。シーザーの出現に関わらずに問題発生が当然に思えることが問題。もはや言語能力を持つシーザーの特異性を薄めている。奴隷解放問題を風刺したかったんだろうけど、ちょっと発想が乏しかった。犬猫絶滅のくだりは興味深い。[DVD(邦画)] 4点(2014-09-16 16:18:30) 262. 卒業(1967) 《ネタバレ》 いにしえの純文学小説を読むかのような直球演出でガツンとくる作品だった。冒頭で誰からももてはやされることろから、最後には忌み嫌われる主人公への落差。この二人にどんな将来が待っているのか、バスで去るラストシーンで感慨にふけってしまった。 [地上波(吹替)] 7点(2014-09-14 19:58:14)《改行有》 263. 映画 鈴木先生 面白かった。学園モノにはまだまだ可能性があるなと感じた。生徒の演技も民放ドラマにありがちな過剰感や演技指導感もなくて実に好感が持てた。演技達者も多い。長谷川土屋風間の演技はこの作品に相応しい好演だった。教育に対する提案が面白い角度からでも本質的になされており、脚本の力を感じさせる。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-14 19:42:41) 264. プラチナデータ 《ネタバレ》 ハゲタケ龍馬伝の大友さんの作品。彼らしい青い絵作り、クールさは感じるのだけど見慣れてきたとも言える。内容はマイノリティレポートぽい感じだったなあ。SFぽい意匠は邦画としては大層頑張ってはいるがハリウッドと比べられると恥ずかしいくらいの差を感じざるを得ない。豊川と二宮が心通じる過程が唐突で困惑する。大オチの政治家官僚ネタは日本作品ではまたかの感じだし、二重人格はハリウッドではありふれているし。追跡場面はチープかつツッコミどころ満載だし。ハリウッドぽくしたかったのかなあ。二宮鈴木杏の力不足は残念ながら指摘せざるを得ない。[地上波(邦画)] 4点(2014-09-12 14:26:41) 265. 猿の惑星 《ネタバレ》 自分の人生の中で一番最初の記憶に残っているハリウッド作品。名作。だから思い入れもある。改めてだけど、素晴らしい。それほど局面展開はないんだけど、その緊張感で観客を飽きさせることなく集中させる。ジェリーゴールドスミスの音楽があってこそなんだよね。文明への風刺感が強い。動物の虐待、中世の宗教カトリック教会への批判、好戦的な人類への警鐘。とても上手く作っている。ラスト1分は映画史に残る名シーン。いまだに影響を与え続けてる。[DVD(字幕)] 9点(2014-09-10 13:18:30)(良:1票) 266. 新・猿の惑星 《ネタバレ》 これはよくできている。シチュエーションを第一作の猿と人間を全く逆に置く感じは上手い。時代逆行案はちょっと強引だったけど、仕方なしか。ジーラの自分を囮にしてまで子供を守ろうとする母性は泣かせる。大オチの入れ替えネタも十分楽しめるし、ラストの、ママアの連呼の余韻が有った。良作だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-10 13:08:04) 267. 続・猿の惑星 《ネタバレ》 ああ、地球なくなっちゃった。一気にストーリー進めちゃったなあ。今後続編がどんどんでてくると分かっていたのなら、いきなり終末にすることはせずにじっくりストーリー膨らませたんだろうけどね。で、しょぼい結末。核兵器を神と崇める、ここには風刺はあったんだろうけど、社会風刺をしたいばかりに無理やり核に結び付けちゃったのでトンデモ結末にしちゃった。ミュータントも全く強引だし。時代だったのかなあ。[DVD(字幕)] 4点(2014-09-09 12:29:45) 268. アメイジング・スパイダーマン 前のシリーズよりもスタイリッシュにまとめられている。気恥ずかしいアメリカ青春モノのテイストも薄められているし。バタ臭さが少なくなることはアクの少なさとも言え人によって評価も分かれるだろう。配役はこっちが好み。メインシーンは前作が好み。[地上波(吹替)] 7点(2014-09-06 20:50:11) 269. パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 《ネタバレ》 なんとなく設定が掴みづらい。冒頭から本題に入るまでが少し冗長。ジョニーデップのはまり役なんだけどそのキャラに頼り切りになってる。見ててインディジョーンズの最後の聖戦そのままだなあと感じちゃった。そう感じる人がいること自体でまずいんじゃないかなあ。もうちょっと脚本頑張ればいいものできそうなんだけど、それをしない。ある意味謎。[地上波(吹替)] 5点(2014-09-06 17:51:55) 270. 藁の楯 《ネタバレ》 設定自体はユニークだけど、現実10億で日本人が殺人まで動くかというと少し考えづらいのが難。どことなくコメディなんだよね。最後のオチがもう一ひねりあるとスッキリしたかもしれないんだけど、意外とあっさり終わった。なんか犯人にからんだ人が皆不幸になる展開に哀愁があった。とっぱじめの山崎努は十分つかめた。すんなり映画に入れたしさすが。私刑あだ討ちの件とか多少は考えさせられはしたが。結論的には日本人向きではなかったかな。むしろアメリカ向き。ハリウッドに持ってけばもっと上手く料理してくれるかも。というか、似たようなのもうあるか。[地上波(邦画)] 6点(2014-08-28 15:14:42) 271. メン・イン・ブラック 面白いね。気軽さとテンポの良さが光る。難しいこと考える必要なく、だらぁと見てても置いてきぼりくわない判りやすさは万人向き。ウィルスミスにぴったりの配役だとは思った。 宇宙には小さいのもあれば、最後のたくさんあるというのは示唆深い。[地上波(吹替)] 7点(2014-08-24 13:28:32) 272. ツーリスト 《ネタバレ》 ストーリーにはなにも残るものない。ただただ、ベネチアの美しさとアンジーの存在感だけを楽しむ映画。ジョニーデップは上手く使うことできなかったけど、ポールベタニーは上手く使った。オチは自分がだいたい想像していたとおり。こ洒落た感じは逆に古くさい。[地上波(吹替)] 5点(2014-08-23 13:05:40) 273. ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 ただのゾンビ映画でした。オチだけが目新しさ。ブラピじゃなければみるんじゃなかった作品。どうしてブラピはこの作品を?映像にはそしてやっぱりブラピの演技存在感には素晴らしいものがあったが。米人はゾンビモノが大好きなのかなあ。どことなくウィルスミスのアイアムレジェンドを思い出した。狂犬病ものパンデミックもので押した方が良かった気も。飛行機の中のチワワ絶対伏線だと確信したのに肩すかし。死なないゾンビだと分かった瞬間にこっちは猛烈にテンションダウン。ゾンビは知能がないんだし、ガンダムみたいな鋼鉄製のモビルスーツ着ればなんも怖くないのにと鑑賞中ずっと考えていた。また落とし穴みたいなの作るとかね。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-07-07 11:27:53) 274. ウルヴァリン:SAMURAI X-MENシリーズのファンだけにそれだけで楽しめたけど、ストーリー的には単純でコクというのもがなかった。内容より、アメリカ人が考える日本的な美というものに大いに関心がいった。普通の日本人には違和感がある日本の描き方だったけど、彼らにはこう見えているんだと。時代考証ならぬ地域考証も必要じゃないかとは思ったくらいの違和感だったけど、彼らなりに欧米人の観客層のレベルに合わせて演出したんだろう。矢志田家の家屋の素晴らしさは日本の美と欧米の美の融合。日本家屋、障子、庭園、サムライ、刀、忍者、日本の価値観にはまだまだ可能性がある。あとは日本では無名だった福島リラの大抜擢がとても目に付く。彼女は十分期待に応えたといっていい。アメリカはチャンスの国だ。この作品はジャポニズムこそということもあるけど、彼女もまたジャポニズム。なにゆえX-MENにサムライがテーマになったのか不思議だけど、この作品の欧米での評価が気になる。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-07-02 08:15:11) 275. わが母の記 《ネタバレ》 内容は日々の生活を描いただけのもので過剰のエンターテイメントはなされていない。なのにこの感動を与えてくれたのは、画の良さもあるけど、なんといっても樹木希林と役所広司の演技。特に樹木希林。当然のように日本アカデミー最優秀主演女優賞を受賞していた。現在過去たくさんの女優がおばあさん役を演じてきただろうけど、樹木希林の前に人無し、後に人無し。もはや人間国宝に値するともいえる。もう鬼気迫る域にきてるともいっても過言じゃない気もする。宮崎あおいの可憐な演技も華を添えてた。秀作です。[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-05-17 14:47:09) 276. デンジャラス・ビューティー2 《ネタバレ》 2モノの典型。コスプレで遊んだり、アメリカンジョークがどんと盛られて。主役のキャラクターをゴリ押し。内容もスカスカだったけど、気楽にみることができた。1が奇跡的に成功したんだなあ。1の成功のご褒美。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-05-17 14:32:41) 277. Kids Return キッズ・リターン なんとも余韻が残る作品で、観客のあらゆる年代層によって違ったいろんな思いが残りそうな作品。自分の人生に思いをはせて、かなわなかった夢を持つ人にとってはなんともせつない映画だった。少し客に受けようを媚びた感がしないでもないが、高評価を受けて当然の作品。[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-05-06 16:48:10) 278. ミクロの決死圏 《ネタバレ》 時代がめちゃくちゃ違うので率直なツッコミは野暮。人体という小宇宙を表現しただけでも偉業。白血球が食べるとか抗体、脳の電気信号など子供の頃読んだ科学雑誌の表現をそのまま映像化が嬉しい。現代でも21世紀の医学とCGで挑戦して欲しいテーマでもある。やっぱ気になったのは脳に残った潜水艇。でかくなるんじゃないのかなあ。 それをラクエルウェルチの体ジャストフィットのボディスーツ!サービス精神が満点。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-03 11:12:09)(良:1票) 279. 白い巨塔 唐沢版のリメイクを何度もみてるので、ストーリはあらかじめ把握。演技と演出を見ることになるが、今でも十分鑑賞に耐え得るほどむしろ現代の俳優以上の演技をいにしえの名優はみせてくれている。田宮二郎はもはや財前。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-01-04 00:05:59) 280. スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 音楽モノは最後に判り易い山場が作れるので、これもちゃんと定番のルーティンに乗って脚本が作られてる。運びや設定も教科書通り。子役もかませてあるので面白いものができるのは鉄板。あとは演出次第となる。この作品はほぼジャックブラックの1人芝居みたいなものだけど、それを完璧にものにしている。あの高いテンションで最後まで押し切ったのは見事。馬鹿げていたかもしれないけど、立派に教育してたんだよね。意味ない年号覚えるよりずっと大事なモノを。ちと恥ずかしいけどなんか校長先生に意外なエロスを感じてしまった。バンドを成功させたストーリーというより立派に先生をしたということに1点おまけした。[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-12-10 18:06:20)
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